言い回し 9 Flashcards
なくして
無くして
困難なくして栄冠なし。
管理区域 — 許可なくして立ち入りを禁ず。
苦しみなくして利益なし。
私の許可なくして、君はそんなことすべきではなかったのだが。
ろうそく
蝋燭、蠟燭
〈糸/こより〉のまわりに ろうを棒のように かたまらせて、あかりに使うもの。ローソク。
「和━」
・━あし[(×蠟×燭)足](名)
〘経〙株価の動きをあらわす、ろうそく形の図。太い縦棒の上下が始め値または終わり値を、棒の上下から出た線が最高値・最安値をあらわす。陰陽足。
情緒
じょう ちょ[情緒](名)〔「じょうしょ」の慣用読み〕 ①感情の動きをさそうような、気分・ふんいき。 「━ゆたか・━たっぷり」 ②〘心〙→じょうどう(情動)。 「━不安定」 ③→じょうちょう(情調)。 ・━しょうがい[情緒障害](名) 児童が、おもに人間関係の ゆがみから、感情面に支障をきたした状態。登校拒否・自閉的傾向などが、その例。 「━教育」 ・━てき[情緒的](形動ダ) ①情緒に関するようす。 「━発達」 ②〔理屈ではなく〕気分や ふんいきに もとづくようす。 「━な歌詞・━な人」
妥当
だとう
〔条件などに〕よくあてはまっていること。ちょうどよいと みとめられること。
「━な意見・━性」
派生妥当さ。
まことに━な意見。方法は━と認める。━性 ○よく当てはまること 〔文章〕
〔注〕 「妥当」は、あらゆる場合に判断や処置が正しいと積極的に認められること、「穏当」はまず無難で、どこにも無理が生じないという消極的な評価を表す。
尊厳
☆☆そん げん[尊厳] 一(名) 神や神聖なものの持つ、威厳。 「━を おかす」 二(形動ダ) けだかくて、威厳があるようす。 派生尊厳さ。 ・━し[尊厳死](名) 〘医〙もう助かる見こみのない病人に対して、本人の意思に もとづいて、無意味な延命処置をせず、痛みをとめる治療をしながら、人間としての尊厳を維持して、安らかな死をむかえさせること。また、その死。 →:安楽死。
明瞭
めいりょう
〔形・輪郭などが〕はっきりしていること。
「発音━・━に言いあらわす」
(↔不明瞭)
派生明瞭さ。
氏名を━に書く。簡単━に答える。電文が━を欠いている
始末
し まつ[始末] 一(名・他サ) ①〔文〕はじめと おわり。はじめから おわりまで(の事情)。 「脱走グマ━記」 ②〔結果としての〕(悪い)ありさま。 「この━です」 ③かたづけること。処理すること。 「━をつける・火の━をする・布の端が ほつれないように━する・裏切り者を━する〔=殺す〕」 二(名・他サ・形動ダ) 〔古風〕倹約。 「━して使う・━な人・━が いい・━屋〔=しまりや〕」 ・始末が悪い句 あつかうのに困る状態だ。手にあまる状態だ。 ・始末に負えない句 その人の力では処理が できない。 ・━しょ[始末書](名) 〔事故・不始末をわびるため〕事情をくわしく書いた文書。
能動
のうどう
①〔文〕ほかへ はたらきかけること。 ②〘言〙ある動作を、その主語が おこなうこと。例、「打たれる」に対して「(わたしが)打つ」。 「━態」 ▽(↔受動) ・☆☆━てき[能動的](形動ダ) 〔文〕進んで はたらきかけるようす。(↔受動的)
主導
しゅどう
中心となって、ものごとを〈進める/みちびく〉こと。
「━権をにぎる・国連━・犯行を━する」
無常
むじょう
①〘仏〙ほろびたり移り変わったりして、いつまでも変わらないということは ないこと。
「諸行━・━迅速」
②はかないこと。
「ああ、世は━・━観〔=いっさいは無常であると観じる境地〕」
ごし
越し
垣根[窓]━に見る。壁━に聞く ○その物を越して何かをすること 〔常〕
彼は眼鏡越しに私をにらみつけた。
彼はテーブル越しに手を差し出し、私と握手をした。
窓越しに彼がやってくるのが見えた。
東奔西走
とうほんせいそう
〔文〕ほうぼうをかけ回(って、いそがしく活動す)ること。
「会社設立のため━する
【東奔西走】とうほんせいそう ━の活躍をする ○忙しくあちこちを駆け回ること 〔文章〕
対峙(する)
☆☆たい じ[対×峙](名・自サ) 〔文〕 ①〔山などが〕向かいあって高く立つこと。 ②じっと にらみあ〈う/って対立する〉こと。 「両雄相━する」
つの山が━する ○向かい合ってそびえること
警官隊とデモ隊が━する ○対立してにらみ合うこと
蜻蛉
とんぼ[(:蜻蛉)・(:蜻蜓)](名) ①〘動〙ムギワラトンボ・アカトンボなどの昆虫。目は大きく、二対の はねで軽快にとぶ。幼虫をヤゴという。 ②地面をならすための、T字形の道具。 ・とんぼを切る句 とんぼ返りを する。〔「とんぼを返る」が正しい〕 ・━がえり[(:蜻蛉)返り]–ガヘリ(名・自サ) ①地面に手をつかずに、空中で からだを一回転させること。宙がえり。 ②目的地へ行って用をたし、すぐ引き返すこと。 「着いた その日に━する」
超越
☆☆ちょう えつ[超越](名・自サ) ①はるかに〈すぐれ/こえ〉ていること。 「人知を━する」 ②それを乗りこえて問題にしないこと。 「苦しみを━する」
霞
かすみ
かすみ[(×霞)](名) ①かすむこと。 ②春に、白い帯のようなものが山の すそや野などに たなびいて、遠くが見えなくなる現象。霧・もやの一種。 ③目の くもり。 ④〔←かすみ網〕小鳥をつかまえる、目のこまかい網。 ・かすみを食う句 仙人のように、世の中の動きに関心を示さずに生活する。 ・━そう[(×霞草)](名) 〘植〙 ①観賞用の草花の名。葉は細く、夏ごろ五弁の白い小さな花を多数つける。切り花として多く用いる。 ②ホトケノザの別名。 ・━め[(×霞)目](名) つかれや病気のために、目がかすんで よく見えなくなった状態。
嫉妬
しっと
①自分よりも幸福な状態にある相手を にくむ気持ち(を持つこと)。
②愛する人の気持ちが別な相手に移っていくことを うらむ気持ち(を持つこと)。
「━心」
裸一貫
はだかいっかん
自分のからだのほかに何も持っていないこと。
「━で〔=自分だけの力で〕」
━からたたき上げる ○自分の体以外何も財産のないこと
留守
るす
る す[留守](名・自他サ) ①家の者、特に主人が〈外出/旅行〉している間に、その家の番をすること。留守番。 「━をたのむ・ひとりで━(を)する・━家族」 ②〈外出/旅行〉中で、家に いないこと。 「主人は━です・しばらく家を━(に)する・長く━(を)する・━宅」 ・留守になる句 〔ふつう「お─」の形で〕別のことに気をとられて、あることが いいかげんになる。なおざりになる。 「まわりに気をとられて、頭(や手元)が━」
異同
いどう
ちがっているか同じであるか、ということ。ちがい。
呼応
こおう
①たがいに同じ〈方向/考え〉の動き方をすること。
「両者が相━する」
②〘言〙前後の語句が決まった形で関係しあうこと。
「『おそらく』は推量の言い方と━する」
惣菜
そう ざい[総菜・×惣菜](名) おかず。副食。 「お━料理」 ・━パン[総菜パン](名) 総菜を〈はさんだ/のせた〉パン。例、焼きそばパン。 →:調理パン。
源泉
げん せん[源泉](名) ①水のわき出る みなもと。もと。 ②ことがらの もとになるもの。 「知識の━」 ③温泉の わき出る井戸。 ・☆☆━ちょうしゅう[源泉徴収](名) 〘法〙給与・利子などをわたす前に、前もって税金を差し引くこと。源泉課税。 「━票」
〜(で)あろう、〜(では)なかろう
これは早急に解明しなければならない問題であろう。
責任は私たちの側にもあったのではなかろうか。
これについてはさらに検討する必要はなかろう。
個人で国を相手に闘うのは限界があろう。