言い回し 10 Flashcards
渋味
しぶ み[渋(味)](名)
①しぶい あじ。
②くすんだ おもむき。
この柿(かき)は━が少ない。さわして━を抜く ○渋い味。渋い程度 〔常〕
この文章には━がある。━のある演技 ○落ち着いて深見のある趣
派手
はで[(:派手)](形動ダ) ①はなやかで、人目に つくようす。 「━なネクタイ」 (↔地味) ②大げさ。 「━に泣き出す」 派生派手さ。
━な柄。生活が━だ。━好み ○華やかで目立つさま 〔常〕 ⇔地味
いぶん━な金遣いをする。生活が━である ○金遣いなどが人目を引くこと
しかるに
━に[(▽然るに)](接)
〔文〕それなのに。ところが。
「━何ぞや」
〔「而るに」と書くのは あやまり〕
彼は非常に尊敬されていた、しかるに彼の息子は非常に軽蔑されていた。
彼は非常に誉められたがしかるに私は非常にしかられた。
裏書き
うら がき[裏書き](名・自サ) ①うらに〈文字/文句〉を書くこと。 ②〘経〙〔小切手などをゆずりわたすとき〕小切手などの うらに自分の住所・氏名などを書くこと。 「━人」 ③〔航空会社が〕同じ路線の他社の便へふりかえをみとめること。 「━不可」 ④〔確かであるという〕証明。 「行動が犯行を━している」
この小切手を裏書きしてください。
それらがこの対立関係を裏書する。
一心同体
・━どうたい[一心同体](名)
〔ふたり以上の人が〕心もからだも一つになって気持ちよく動くようす
一人の人間と長く一緒にいて、その言葉に従っていると、ある意味では一心同体のようになってしまうのです。
握り
にぎり[握り](名) ①にぎること。 ②にぎる長さ・太さ、または量。 「ひと━」 ③にぎって持つ所。 「ステッキの━」 ④←握りずし。 ⑤〔碁で〕先番を決めるために、碁石をいくつか つかむこと。つかみ。 →:おにぎり。 ・━ぎんたま[握り金玉](名) 〔俗〕何もしないで手持ちぶさたでいること。 ・━こぶし[握り拳](名) こぶし。 ・━し・める[握り締める](他下一) 〈手/もの〉を かたくにぎる。 ・━ずし[握り(:寿司)](名) 〘料〙酢をまぜた めしを手のひらに取り、さかなや なまの貝などをのせた上から指でおさえて形を整えたすし。にぎり。 ・━つぶ・す[握り潰す](他五) ①強くにぎって つぶす。 ②手もとに置いて、わざと そのままにしておく。 「陳情を━」 名握り潰し。 ・━ばし[握り箸](名) 二本の はしをいっしょに にぎるようにして持つこと。 ・━ぶと[握り太](名) にぎって太いと感じる〈こと/もの〉。 「━のステッキ」 ・━めし[握り飯](名) めしを手ごろの大きさに にぎって かためたもの。おにぎり。(お)むすび。 ・━や[握り屋](名) 〔俗〕けちんぼう。
聡明
そう めい[×聡明](形動ダ)
理解が早く、判断力が するどいようす。かしこい。英明。
「━な人」
派生聡明さ。
打ち明ける
うち あ・ける[打ち明ける](他下一)
かくさずに話す。
「打ち明け話」
秘密を残らず打ち明けなさい。
彼女は彼女の心の中を友人たちに打ち明けた。
実を言うと私には、これまで誰にも打ち明けられなかった秘密があるの。
下品
げ ひん[下品](形動ダ) 品が悪いようす。行動・態度や好みなどが、いやしいようす。 「━な話・笑い方が━だ」 (↔上品) 派生下品さ。
さらば
さら ば[(▽然らば)] 〔文〕 一 (接)それなら。しからば。 二 (感)人と別れるときの あいさつ。 「━、友よ」
求めよ、さらば与えられん。
探せ、さらば見いだすであろう。
暴力団
ぼう りょく[暴力](名)
➖だん[暴力団](名)
暴力を見せつけて悪いことをする、無法者の集まり。やくざ。
空中
くう ちゅう[空中](名) 地上をはなれた(目よりも高い)ところ。そら。 「━高く とび上がる」 ・━せん[空中戦](名) ①〘軍〙航空機どうしの空中での戦い。空戦。航空戦。 ②〔サッカーで〕ヘディングの争い。 ③役所の間での予算のとりあい。 「財源をめぐり━」 ④街頭演説や選挙カーでの連呼など、不特定多数へ呼びかける選挙戦術。〔支持者への あいさつ回りをする「地上戦」に対して言う〕 ・━ぶらんこ[空中(:鞦韆)](名) 〔サーカスで〕高いところにつるしたぶらんこを使って おこなう曲芸。 ・━ぶんかい[空中分解](名・自サ) ①製造上の欠陥や点検の不十分などのために、飛行中の航空機が、とつぜん ばらばらに こわれること。 ②問題が生じて、ものごとが一気にだめになること。 「協議が━する」 ・━ろうかく[空中楼閣](名) 〔文〕空中に きずいた楼閣のように、根拠のない ものごと。
白日夢
はくじつむ
・━む[白日夢](名)
〔文〕白昼夢。
白昼夢:はくちゅうむ
━む[白昼夢](名)
〔文〕まひるに見る ゆめ(のような空想)。白日夢。
実物
じつ ぶつ[実物](名) ①実際の〈もの/物体〉。 「━大の模型」 ②〘経〙現物。 「━取引」
ミミズ
みみず[(:蚯蚓)](名) 〘動〙まるいひものような形の動物。よくのびちぢみするからだは うす赤く、土の中にすむ。 ・みみずの のたくったよう句 へたで読みにくい字のたとえ。みみずが は(這)った跡のよう。 「━な字」 ・━ばれ[(:蚯蚓)腫れ](名) からだの一部分が細長く赤く はれ上が〈ること/ったもの〉。
人間は己の肉体なり心の病気の餌食であり、死んだ後では地虫の餌食となる。
阻止(する)
☆☆そ し[阻止](名・他サ)
おさえて とめること。
「優勝を━する」
自然環境の悪化を阻止しましょう。
警察は街頭デモを阻止しようとした。
軽んじる
かろん・じる[軽んじる](他上一)
軽くあつかう。軽んずる。
「命を━」
(↔重んじる)
腹を立てる
はらをたてる
いたずらされて━ ○怒りで心の平静が保たれなくなる 〔常〕
目つきで、あなたが、腹を立てたということがわかる。
私たちは彼の言葉に腹を立てた。
鎖
くさり[鎖](名) ①金属で作った輪を つなぎあわせて ひものようにしたもの。 ②つなぎ。きずな。 ③段落。くぎり。きり。 「一━」 ・━がま[鎖鎌](名) 鎌に長い鎖をつけ、そのはしに鉄のたまを つけたもの。昔、武器として使われた。 ・━じょう[鎖錠](名) →チェーン ロック。 ・━ど[鎖戸](名) 閉店後、ショーウインドーなどの前におろす格子状のシャッター。
不器量
ぶ きりょう[不器量・無器量](名・形動ダ)
きりょうの悪いようす。ふきりょう。
派生不器量さ。
彼女を公平に評価すれば、彼女は不器量ではない。
不器量な女の厚化粧が野暮である。
筋道
みち すじ[道筋]–スヂ(名) ①道路の筋。 ②ものが動いて えがく線。 「衛星が通る━」 ③実現に向けての〈方向性/おぜん立て〉。 「━をつける」 ④ものの道理。 「━が立たない」
━の立たないことを言う。━を通す ○物事の道理・筋道 〔常〕
貴様
き さま[貴様](代)
同等(以下)の者(を けいべつして呼ぶとき)に使う呼び方。おまえ。
何だ、貴様は。庇い立てする気か。
暗黒
あん こく[暗黒](名・形動ダ) ①まっくら。くらやみ。 ②文化が〈おとろえる/ひらけない〉こと。 「━時代・━大陸〔=もと、アフリカ大陸のこと〕」 ③〔社会について〕犯罪などの多い状態。 「━面・━街」 派生暗黒さ。 ・━ぶっしつ[暗黒物質](名) 〘天〙質量はあるが、光などの電磁波を出さない物質。宇宙空間にあるとされる。ダーク マター。
十中八九
じっちゅう はっく[十中八九](副)
十のうち八か九か。おおかた。たいてい。じゅうちゅう はっく。じゅっちゅう はっく。
「━成功する」
の谷へ落ちては━助かるまい ○十のうち八か九まで。おおかた
同然
→どう ぜん[同然](名)
同じであること。
「紙くず━・ただ━で売る」
浮浪者━の姿。勝負はついたも━だ。反故(ほご)━の約束 ○いかにも同じといえるようなさま。よく似ているさま 〔常)
白痴のおしゃべり同然、がやがやわやわや、すさまじいばかり、何のとりとめもありわせぬ。
渋滞
じゅう たい[渋滞](名・自サ)
はかどらないで とどこおること。とどこおり。
「事務が━する・交通━〔=自動車がつかえること〕・一キロの━」
邦題
ほう だい[邦題](名)
〔文〕〔外国の作品に〕日本でつけた題。
目には目を
目には目をあるいは目には目を歯には歯をとは、報復律である。人が誰かを傷つけた場合、その罰は同程度のものでなければならない、もしくは相当の代価を受け取ることでこれに代えることもできる、という意味である[1]。ラテン語で lex talionis (レクス・タリオニス、同害復讐法) とも表わされる。ラテン語「 talio 」[2](タリオ)は「同じ」を意味する「 talis 」を語源とし、法で認可された報復を意味する。その場合、報復の仕方やその程度は、受けた被害と同じくらいでなければならない。
たる
たる〔「たり一」の連体形〕
〔文〕である。
「友人━〔=であること〕に値しない」
学生たるものはいかがわしい場所にちかづかない方がよい。
彼には教師たる才能がない。
アメリカ人たる私は、リンカーンがすばらしい人だと思う。
→:何たる。 何たる: ①なんという。 「━ことだ」 ②なんである。 「政治の━かも知らない男
そういえば…
そういえば、確かに太郎を見かけました。
そう言えば小さすぎるわよ、その指輪。
そう言えばそうだ。
蜂蜜
はち みつ[蜂蜜](名)
ミツバチの巣に たくわえてある蜜。食用。蜜。ハニー。
要するに、花がはちみつを作るのだ。
私は朝、トーストに蜂蜜を塗るのが好きです。
しょせん
しょ せん[(所詮)](副)
〔なんのかんの言っても〕結局。
「━むりだ」
時間はあなたの好きなように過ごせばいい。所詮、あなたの時間なのだから。
地域参加を呼びかけてもしょせんは美辞麗句、どのみち市役所はやりたいことを勝手にやるに決まっている。
コンピューターのマニュアルを読むだけでは所詮畳の上の水練だ。
不運
ふ うん[不運](名・形動ダ) 幸運にめぐまれないこと。ふしあわせ。 「身の━」 (↔幸運) 派生不運さ。
➖な人。何事も━とあきらめる。身の━を嘆く 〔常〕 ⇔幸運
険しい
けわし・い[険しい]ケハシイ(形) ①地勢が急な傾斜をしている。のぼるのに むずかしい。 「━山道」 ②きつい感じを あたえるようすだ。 「━顔つき」 ③困難で、安心できないようすだ。 「病状が━・前途は━」 派生険しさ。
短編
たん ぺん[短編・短×篇](名)
短い文章・作品。
「━映画・━小説」
(↔長編)
気の毒
き の どく[気の毒] 一(名・形動ダ) 他人の苦しみ・悲しみなどを見聞きして、心がいたむ感じ(を起こさせるようす)。 「━に思う・━な生活」 二(名・形動ダ・自サ) めいわくをかけて申しわけない〈ようす/気持ち〉。 「遠いところを お━でした・それは━したね」 派生気の毒がる。気の毒げ。気の毒さ。
彗星
すい せい[(×彗)星](名)
〘天〙突然あらわれ、長くて白い ほうきのような尾を引きながら、太陽のまわりを回る星。ほうきぼし。例、ハレーすい(彗)星。〔昔は、この星があらわれると、不吉なことが起こるとされた〕
・すい(彗)星のごとく句
有望な新人が、突然はなやかに あらわれるようす。
彗星は運行しながら後ろに光の尾を引く。
彼は新しい彗星を発見したと主張した。
馬が合う
うまがあう
あの人とは━ ○人と人との気が合う。馬が乗り手と一体となることから
あの2人はとてもうまが合います。
染み
しみ[染み](名)
①しみて よごれた あと。
「━がつく・油の━・━ぬき」
②ホルモンの作用や老化によって皮膚の表面にあらわれる、茶色のまだら。
血液のしみはたいてい落ちない。
彼はシャツをインクのしみで汚した。
鯨
くじら[鯨]クヂラ(名)
①〘動〙シロナガスクジラ・マッコウクジラなど、地球上で いちばん大きい動物。海にすみ、さかなに似るが、子を乳で育てる。
②←鯨尺。(↔かね)
・━じゃく[鯨尺](名)
もと、布をはかるときに使った ものさし。鯨尺の一尺は、かねじゃくの一・二五尺〔=約三七・九センチ〕。くじらざし。(↔かねじゃく)
・━まく[鯨幕](名)
黒と白の布を一枚おきに ぬいあわせた幕。葬式などに使う。
鯨は一種のほ乳動物である。
鯨は最大の哺乳動物であることはよく知られている。
似合う
に あ・う[似合う]–アフ(自五)
組み合わせが、〈よく/自然に〉感じられる。
「ゆかたの━人・彼にも似合わない失策」
名似合い。「━のカップル」
あの赤いドレスは彼女によく似合う。
全然部屋に似合わないけど、貰ったから良し!
摩訶不思議
まか ふしぎ[(摩×訶)不思議](形動ダ)〔摩訶=梵語で「大」の意味〕
ひじょうに不思議なようす。
派生摩訶不思議さ。
これは━な ○どう考えても非常に不思議なこと。「摩訶(まか)」は大の意 〔常〕
展望
てん ぼう[展望](名・他サ) 〈遠くのほうまで/社会や文化の動き、学術の進歩などについて〉広く見わたすこと。 「━台〔=見晴らし台〕・回顧と━」 ・展望がない句 明るい見通しがない。
会社での彼の今後の展望はあまり明るくない。
両方の展望にはある共通のテーマがある。
ひとまず
ひと まず[(一▽先ず)]–マヅ(副)
いちおう。とにかく。
「━中止する・━帰る」
ーこれで終わりにする。━引き上げるとしよう ○(終わりではないが)区切りとして。後のことはともかく 〔常〕
〔注〕 「差し当たり」は時間的関係を表し、「とりあえず」「ひとまず」は動作についての表現に使われる
光速
こう そく[光速](名)
〘理〙真空の中を〈光が進む/電磁波がつたわる〉はやさ。一秒間におよそ三〇万キロメートル。光速度。
早回し
はや まわし[早回し]–マハシ(名・他サ) ①早く回すこと。早送り再生。 「アニメを━で見る」 ②いそがしくて落ち着かないこと。 「━の生活」
早回しの映画見ているみたいで、どうも妙な心もちだ。
微笑む
ほほ え・む[(▽微笑む)]–ヱム(自五) ①〔声を出さないで〕顔つきで、うれしさや好意をあらわす。 「ほほえみ かける」 ②〔文〕〔花が〕すこし ひらく。 ▽ほおえむ。 名微笑み。「━を浮かべる」
彼女の微笑みで私は彼女の私への信頼を確信した。
ジュディーさんは私に微笑んだ。
顔面
がん めん[顔面](名)
かお(の表面)。
「━神経・━そうはく(蒼白)」
地道
じ みち[(地道)](形動ダ)
目立つことなく、手がたいようす。着実。
「━な研究」
派生地道さ。
地道な者はいつか勝つ。
悪銭身につかず、というじゃない。結局は地道に稼ぐしかないと思うよ。
好評
←こう ひょう[好評](名) いい評判。 「━を博する」 (↔悪評・不評) 派生好評さ。
出品は━を博した。━裏に終了する ○よい評判 〔常〕 ⇔悪評・不評
絶好
ぜっ こう[絶好](名)
この上もなく いいこと。
「━球・━のチャンス」
━の返球が来た。━のチャンスが到来する ○物事をするのに非常によいこと
今が彼女と結ばれる絶好の機会だった。
愛弟子
まな でし[(▽愛)弟子](名)
特にかわいがっている弟子。
「教授の━」
早朝
そう ちょう[早朝](名)
朝の はやいうち。
青天
←せい てん[青天](名) 〔文〕はれた日の空。青空。 ・☆☆青天の へきれき(霹靂)句 〔文〕青空に鳴る、とつぜんの かみなり〔=思いがけないできごと〕。 ・━はくじつ[青天白日](名) 〔文〕 ①よく はれわたった ひより。 ②うしろぐらいところがなく、世間に えんりょする必要のないこと。 ③無罪が明らかになること。 「━の身」
猫舌
ねこ じた[猫舌](名)
熱いものを飲み食い できない舌(の人)。
略式
りゃく しき[略式](名・形動ダ) 本来よりも簡単な〈形式/やり方〉。略儀。(↔正式・本式) ・━きそ[略式起訴](名・他サ) 〘法〙公判を開かずに書面審理をおこなうための、簡易裁判所への起訴手続き。 ・━めいれい[略式命令](名) 〘法〙簡易裁判所が、公判の手続きをはぶいて、罰金・科料の金額を決めること。
所以
☆☆ゆえん[(:所以)]ユヱン(名)〔「ゆえに」の変化〕 〔文〕 ①わけ。 「その名がある━だ〔=そういう わけで、その名前がついた〕」 ②特別の〈理由/根拠〉。 「人の人たる━は」 ③〔…ための〕やり方。 「友につくす━」
人の人たる━は何ぞや。これが推薦した━である ○わけ
さらば
さら ば[(▽然らば)] 〔文〕 一 (接)それなら。しからば。 二 (感)人と別れるときの あいさつ。 「━、友よ」
求めよ、さらば与えられん。
求めよ、さらば与えられん。
一矢
いっ し[一矢](名)
〔文〕一本の矢。
・一矢を報いる句
やりかえす。反撃する。
およそ
およそ[(▽凡そ)](副) ①たいてい。〔正確ではないが〕だいたいのところ。おおよそ。 「━(の)見当がつく」 ②そもそも。 「ものごとには━順序がある」 ③〔俗〕まったく。全然。 「━つまらない」
平衡
☆☆へい こう[平衡](名) 〔文〕つりあい。 「━を保つ」 ・━かんかく[平衡感覚](名) ①〘医〙からだのかたむきぐあいや、速度の増加・減少などを感じる感覚。 ②ものごとを、バランスをとって〈見る/判断する〉能力。 「━の すぐれた人」
彼は平衡を失ってはしごから落ちた。
純粋
じゅん すい[純粋](名・形動ダ) ①ほかのものが、すこしも まじっていないようす。 「━培養」 ②欲や かけひきのないようす。 「━な人・━な気持ち」 派生純粋さ。
一義
いち ぎ[一義](名) 〔文〕 ①一つの意味。 ②→第一義。 ・━てき[一義的](形動ダ) ①一つの意味にだけ解釈できるようす。 ②→第一義的。
託す
たく・す[託す・×托す](他五) ①たのむ。あずける。 「人に━・のぞみを━・将来を━〔=まかせる〕」 ②かこつける。 「多忙に託してことわる」 ▽託する。
換言
かん げん[換言](名・自他サ)
〔文〕言いかえること。
「━すれば」
━するとこういうことになる ○他の言葉に言い換えること
諸種
しょ しゅ[諸種](名)
〔文〕いろいろの種類。
「━の問題」
蛇足
☆☆だ そく[蛇足](名)
〔文〕〔本体を台なしにするような〕よけいなもの。
「━を加える・━ながら」
これから先は━だ ○不必要な付けたし。なくてもよいむだなもの 〔文章〕
〔注〕 「蛇足」は、昔中国で蛇の絵を描いて無用な足まで添えたという故事から、「余計な付けたし」をいう。
密接
みっ せつ[密接] 一(名・自サ) 〔文〕ぴったりと くっつくこと。深く関係すること。 二(名・形動ダ) 〔関係が〕ひじょうに深いようす。 「━不離」 派生密接さ。
私の将来は会社の経済状態と密接に関係している。
ユーモアを解する心は、国民性と密接に結びついているが、その結びつき方は不思議である。
力説
りき せつ[力説](名・他サ)
力を こめて〈説明/主張〉すること。
「くり返し━する」
教師は生徒達が勇気を持つべきだとしばしば力説する。
私はこの点を力説したい。
ともに
とも に[(共に)](副) ①〔文〕一つになって。いっしょに。 「━泣く・親子━元気だ」 ②〔「…と─」の形で〕二つのうち、どちらも あてはまることをあらわす。…と同時に また。 「喜びであると━名誉でもある」 →:とも(共)。 ・ともに天をいただ(戴)かず句 →ふぐたいてん(不俱戴天)。
適切な食事と運動はともに健康にとって重要だ。
適度な運動をすれば、心身共に爽やかになれますよ。
かかる
かかる[(×斯かる)](連体)〔←かくある〕
〔文〕こういう。こんな。
「━ありさまでは」
しかる
しかる[(▽然る)] 〔文〕「しかり」の連体形。 「はたして━か〔=そうで あるか〕」 ・━が ゆえに[(▽然るが故に)]–ユヱニ(接) 〔文〕そうであるから。それだから。 ・━に[(▽然るに)](接) 〔文〕それなのに。ところが。 「━何ぞや」 〔「而るに」と書くのは あやまり〕 ・☆☆━べき[(▽然るべき)](連語)〔=そうあるべき〕 〔文〕それ相当な。当然な。 「━対策・一言あって━〔=あってもよさそう〕だね」 ・━べく[(▽然るべく)](連語) 〔文〕適当に。いいように。 「━取りはからわれたく」 ・━べし[(▽然るべし)](連語) 〔文〕当然だ。 「辞退して━」
ごとき
ごとき[(▽如き)]〔「ごとし」の連体形〕
〔文〕…のような(もの)。
「今回の事件の━は まことに困ったもので・わたし━が〔=わたしなんかが〕」
ごとく
ごとく[(▽如く)]〔「ごとし」の連用形〕 〔文〕…のように。…のようで。 「眠る(が)━死んだ・次の━〔=とおり〕決定した・風の━(に)現れる・泣くが━うらむが━・今さらの━・シェークスピアの━〔例示〕・おどっているかの━に見えた・泣けと━に・その特色は次の━である・未来を暗示するが━でした」 ・━ん ば[(▽如くんば)](連語) 〔文〕…の とおりならば。 「はたして言うが━」
やむを得ない
☆☆やむを えな・い[(×已むを得ない)](形)
しかたがない。どうにも ならない。やむをえぬ。
「辞任(すること)も━」
〔「やむをえず」の形で、動詞などに続いたり、中止したりする。「やむをえず調査を打ち切った」〕
━事情で欠席する。いやなら━ ○やめようとしてもやめられない。どうにもならない 〔常〕
悟性
ご せい[悟性](名)
〘哲〙経験にもとづき、合理的に考えて判断する、心のはたらき。
介意
かいい
多少の出費は━しない ○意に介すること。気にかけること。
如し
ごとし[(▽如し)](助動・形ク型) 〔文〕 ①…に似ている。ちょうど…のようだ。 「白きこと雪の━」 ②…と推測される。ようだ。 「大差なきものの━」 →:ごとき・ごとく。
多義
た ぎ[多義](名)
〔文〕多くの意味(を もつこと)。
たぎ ご[多義語](名)
〔一つのことばで〕いくつもの意味を持つことば。
「和語には━が多い」
念のため
ねんのため
念のため
まちがいないと思うが、いっそう注意するため。
「━申し上げます・━〔=万一のときのため〕傘を持っていこう」
コンパ
コンパ(名)〔←コンパニー〕
〔学〕(酒が出される)懇親会。
「新人歓迎━・追い出し━」
あらわ
あらわ[(▽露わ)・(▽顕わ)]アラハ(形動ダ) ①かくれていたもの〈をあらわす/が あらわれる〉ようす。 「いかりを━にする・問題点が━になる」 ②かくさないようす。 「はだも━なドレス」 ③公然。露骨。 「━に言う・━に反対する」
近道
ちか みち[近道・近▽路](名・自サ) ①距離の短い道(を行くこと)。(↔遠道) ②ぬけみち。 ③はやくするための手段。はやみち。 「成功への━」 ▽(↔回り道)
プレインイングリッシュは語学習得の近道です。
総じて
そうじ て[総じて](副)
おおよそ。いったい。一般に。
「━日本人は勤勉だ」
意味のある変革がなされるならば、私は政治改革に総じて賛成だ。
解答
→かい とう[解答](名・自サ)
テストなどで、問いや質問に こたえること。また、その こたえ。
「模範━」
それは快刀乱麻を断つような解答でした。
君の解答は完璧からは程遠い。
意外
い がい[意外](形動ダ) 思ってもいなかった〈ようす/という気持ち〉。思いのほか。案外。意想外。 「選挙の結果は━だった・━に〔会話で『━と』とも〕大きい」 派生意外さ。 ・━せい[意外性](名) 意外だと感じられる性質。 「━のある人選」
この歌はきっとヒットにするだろうと思っていたが、意外にも人気が出なかった。
たらしめる
たら しめる(連語)
〔文〕…として あるようにする。
「人間をして人間━条件」
→:たり一①。
…また動く「もの」を「動く」ものたらしめる「こと」にほかならぬのである。
たり
たり 一(助動・ラ型)〔文〕 ①〔名詞について「として存在する」の意味〕だ。である。 「人たるもの・リーダー━得る能力」 →:たらしめる。 ②〔動詞について〕…た(ぞ/なあ)。 「Aチーム、敗れ━!・書きも書い━〔=よくそんなに書いたものだ〕七十冊」 ③〔動詞について〕命令をあらわす。 「どい━、どい━」 二(接助) ならべて のべるときに使う。 「煮━焼い━して食べる」 三(副助)〔「─する」の形で〕 ①例として あげることをあらわす。 「テレビを見━して過ごす」 ②そういう場合があることをあらわす。 「週末は道路が こんでい━する」 ③そういうことは いけない、という気持ちをあらわす。 「なぜ うそをつい━したの?」 ④〔話〕えんりょがちに言う気持ちをあらわす。 「きょう、ひまだっ━します?・わたし、じつは成績がよかっ━するんです」 ▽〔一②③と二三は、ガ行・ナ行・バ行・マ行の五段活用の動詞の後では「だり」になる。「さわいだり〘←さわぐ〙」〕 →:だったり・たりして。
物知り
もの しり[物知り・物▽識り](名)
知識の広いこと。なんでも知っている人。
「━顔にしゃべる」
私は若い頃にたくさん本を読んだので、それなりに物知りだ。
君は確かに物知りだが、それを教えるのはうまくない。
志向
←し こう[志向](名・他サ)
(それにあこがれて)めざすこと。
「革命を━する・権力━・ブランド━」
文学は人間性の探究を━する ○心が目ざし向かうこと 〔文章
振る舞い
ふる まい[(振る舞い)]–マヒ(名) ①ふるまうこと。動作。 「優雅な━」 ②もてなし。 「━酒」 ③〘理〙〔その条件のもとでの〕動き。 「ガン細胞の━」
軽々しい━をする ○振るまうこと 〔常〕 ⇒行為
の━が気にくわない。勝手な━が多い ○(人目につく)行為 〔常〕 ⇒動作
彼の振る舞いは芝居じみていた。
彼女の振舞いに驚いてしまい、彼は一言もいえなかった。
風林火山
ふう りん か ざん[風林火山](名)
武田信玄 の戦術の精神を あらわすということば。「孫子」から引用した「疾きこと風のごとく、徐かなること林のごとし。侵掠すること火のごとく、動かざること山のごとし」。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」
地盤
じ ばん[地盤](名) ①建築・工事をするさいの土台となる土地・地面。 「━がやわらかい」 ②何かをおこなう根拠地。勢力範囲。 「━を かためる」 →:三ばん。 ・━ちんか[地盤沈下](名・自サ) ①地下水のくみ上げなどが原因で「地盤①」が下がること。 ②勢力が弱まること。
厳密
げん みつ[厳密](形動ダ)
こまかなところまで注意して、手を はぶかないようす。
「━性」
派生厳密さ。
組織培養の視点からは、この実験の環境はもっと厳密に規定されるべきである。
厳密な科学的観点からは、歴史は科学とはいえない。
ろくでもない
ろくでも な・い[(:碌でも無い)](形)
ねうちが ない。つまらない。
「━ことを しでかす」
有言実行
ゆう げん[有言](名) ・━じっこう[有言実行](名) 〔文〕言ったことは責任をもって実行すること。「不言実行」から作られたことば。 ・━ふじっこう[有言不実行](名) 〔文〕口先だけで、実行しないこと。
各々
おの おの[(各)・(各々)] 一 (名・副)めいめい。ひとりひとり。 「━一つずつ取る」 二 (代)〔古風〕諸君。きみたち。 「━がた」 表記「各〻」とも書いた。
都市がゆっくり発展してきたことや、各々の時代がその痕跡を残していることがわかる。
学生たちは各々その会合に出席しなければならない。
とりもなおさず
とりも なおさず[(取りも直さず)]–ナホサズ(副)
そのまま。つまり。言いかえると。
「だまっているということは━罪をみとめることになる」
幼虫
よう ちゅう[幼虫](名)
〘動〙〔昆虫・クモなどで〕たまごから かえったばかりで、まだ変態しない幼生。(↔成虫)
日本はまるで幼虫のような形をする。
辛苦
しん く[辛苦](名・自サ)
つらい思いをして、苦労すること。
「艱難━・粒々━」
長い辛苦の旅…
拷問
ごう もん[拷問](名・他サ)
むりやり白状させるために、(犯罪のうたがいのある者の)からだに苦痛をあたえること。
無風
む ふう[無風](名) 〔文〕 ①風が ないこと。 ②影響・波乱などが ないこと。 「━地帯・━選挙」
ぶ ふうりゅう[無風流・不風流](名・形動ダ)
風流な おもむきがわからないこと。
「━な男だ」
(↔風流)
老若
☆☆ろう にゃく[老若](名)
〔文〕年寄りと若者。ろうじゃく。
「━による差はない・━男女」
狡猾
こう かつ[×狡×猾](形動ダ)
〔文〕わるがしこい ようす。
「━な たくらみ」
派生狡猾さ。
囚人
しゅう じん[囚人](名)
刑務所に はいっている人。
━が脱走する。━を釈放する。━護送車 〔常
めしゅうど[(:囚人)]メシウド(名)
〔文〕とらわれの身の人。囚人。
厚意
→こう い[厚意](名)
思いやりのある心。親切。
「ご━に感謝します」
連想
れん そう[連想・×聯想](名・他サ)
〘心〙一つの考えに ともなって、それに関係のある ほかのことが頭にうかぶこと。
「発明というとエジソンを━する」
神田といえば学生[古本屋]を━する。━ゲーム ○関連のある事柄として思い浮かべること。心理学でいう観念連合 〔常〕
過日
か じつ[過日](名)
〔文〕すぎ去ったある日。先日。
弱虫
よわ むし[弱虫](名)
〔俗〕いくじの ない人。弱みそ。
没頭
☆☆ぼっ とう[没頭](名・自サ)
ほかのことは見向きもせず、一つのことに熱中すること。
「研究に━する」
実験[事業]に━する ○そのことだけに熱中すること 〔常〕
〔注〕 「熱中」「没頭」は、「専心」「専念」より短時間に心を集中させる場合に用いる
彼女は研究に没頭している。
蘇る
よみ がえ・る[(×蘇る)・(×甦る)]–ガヘル(自五) ①いったん死んで、生き返る。 ②弱りきったものが元気をとりもどす。 ③元どおりにあらわれる。 「記憶が━」 名蘇り。 可能蘇れる。
キリストは死後三日目に蘇った ○一度死んだ人が生き返る。「黄泉(よみ)の国」から帰る意〈甦る〉 〔常
平和[記憶]が━ ○失われたものが元に返る〈甦る〉 〔文章〕
踏み絵
ふみ え[踏み絵](名)
①〘歴〙絵踏み。また、絵踏みに使った板。
②その人の忠誠心などを たしかめるために使う材料。
「━をせまる・━を踏ませる」
━の図 ○江戸時代、禁制のキリシタンの有無を調べるために聖母像やキリストの絵や彫刻を踏ませること。またその絵 〔文〕
転禍為福
てんか いふく[転禍為福](名)
〔文〕→災いを転じて福となす〔「災い」の句〕。
・災いを転じて福となす句
悪いことに出あっても、それをきっかけに努力して うまくいくようにする。転禍為福
百姓
ひゃく しょう[百姓](名)
①農業をして生活する人。農民。
②農業。
「━をする」
田舎で━をする。本━。━一揆(いっき) ○農民 〔文
洗礼
せん れい[洗礼](名) ①〘宗〙キリスト教に入信する者〈の頭に水をそそぐ/を水に しずめたりする〉儀式。 「━を受ける」 ②(はじめて)きびしい経験をすること。 「爆撃の━を受ける」
消息
しょう そく[消息](名) ①どうして暮らしているかという連絡・通信。たより。 「━がない」 ②〔文〕手紙。 「━文」 ③現在どのような状態にあるか、その様子。 「━不明」 ・消息を絶つ句 連絡がなくて、どうしているか様子が わからなくなる。 ・━すじ[消息筋]–スヂ(名) 〔ニュースのたねを知らせてくれる〕その方面の事情を知っている人。 ・━つう[消息通](名) その方面、特に政界・外交界の情勢に くわしい人。事情通。
虱
しらみ[(×虱)](名)
〘動〙動物の はだや毛に くっついて血を吸う、小形の昆虫。
・━つぶし[(×虱)潰し](名)
かたっぱしから残らず〈調べる/やっつける〉こと。
大胆
だい たん[大胆](形動ダ) ①ものごとをおそれないようす。 「━におこなうべきだ」 (↔小胆) ②思い切ったことをするようす。 「━なデザイン」 派生大胆さ。 ・━ふてき[大胆不敵](形動ダ) 〔文〕ひじょうに大胆で すこしもおそれない ようす。 「━な行動」 派生大胆不敵さ。
果て
はて[果て](名) ①終わり。 「━知らぬ苦悩」 ②行きつくところ。 「旅路の━・地の━」 ③変化した結果。最後。 「なれの━・議論の━がけんかになる」 →:果ては。
宇宙の果てへの道を求める。
挙げ句の果てにクビになった。
口論のはて取っ組み合いを始めた。
臆病
おく びょう[臆病](名・形動ダ) こわがらなくてもいいことを こわがる〈ようす/性質〉。小心。 「━者」 派生臆病さ。 ・━かぜ[臆病風](名) ・臆病風を吹かす句 おじけづく。臆病風に吹かれる。
彼は極めて臆病だ。
ボブはとても臆病で女の子とおしゃべりすると赤面してしまう。
授ける
さず・ける[授ける]サヅケル(他下一) ①目上の人から目下の人に、あたえる。授与する。 「勲章を━」 ②つたえる。教える。 「知恵を━」 ③わたす。交付する。
言論の自由は社会に多くの利益を授ける。
私は水で洗礼を授けている。
牛馬
ぎゅう ば[牛馬](名)
ウシやウマ。
「━のようにこき使う」
遅かれ早かれ
おそかれ[遅かれ]〔文語形容詞「遅し」の命令形〕 ・遅かれ早かれ句 おそかれはやかれ どうせそのうちには。いつかは。 「━発覚する」
われわれは遅かれ早かれ死ぬだろう。
大部分の人々は遅かれ早かれ結婚する。
遅かれ早かれ彼は破滅する。
部落
ぶ らく[部落](名)
①民家の集まる所。集落。
②被差別部落。祖先の身分や職業、また、そこの出身であることなどを理由に、住民が不当な差別を受けている地区。同和地区。
「━解放運動」
できるだけ
できるだけ[(出来るだけ)](副) ①ぎりぎりまで がんばって。 「今のうちに━勉強しておけ」 ②無理のない範囲で。できれば。 「むずかしい本も━読むようにします」 ▽なるべく。できるかぎり
できるだけ早くに出発すべきだ。
辞書をできるだけ生かして使うようにしなさい。
私は役に立つ本をできるだけ多く読むようにしている。
街道
→かい どう[街道](名) ①交通上、重要な道路。 「日光━」 ②大きな目標へ つながる過程。 「出世━〔=出世につながるコース〕・全勝━まっしぐら」
街道は次の村で南へ向かう。
街道沿いに家が並んでいた。
毎夜
まい よ[毎夜](名)
よごと。毎晩。
━きまって夢を見る。━犬がほえる ○夜ごと。毎晩
毎夜毎夜…
熟知
じゅく ち[熟知](名・他サ)
〈よく/くわしく〉知っていること。
「内容を━する」
二人は互いに━の間柄だ。自分の長所や欠点を━する ○よく知っていること
怺える
こら・える[(▽堪える)・(×怺える)]コラヘル(他下一) ①〔つらいことを〕がまんする。忍耐する。 ②〔すもうで〕相手の攻めに たえる。もちこたえる。 ③〔西日本方言〕ゆるす。かんべんする。 「悪かった。こらえてくれ」
彼女はこらえきれず笑ってしまった。
彼女は涙をこらえることが出来なかった。
見物
み もの[見(物)](名) ①見る ねうちのあるもの。 「きょうの試合は━だ」 ②見て楽しむ芸能・芸術・放送など。 「━聞きもの」 ▽(↔聞きもの)
彼女がお化粧してないときは見ものだった。
彼がダンスをする様子は見物だった。
潮
うしお[(▽潮)]ウシホ(名) ①〔雅〕海水。しお。 ②〘料〙 ⓐ←うしおじる。 ⓑ←うしおに。 ・━じる[(▽潮)汁](名) 〘料〙塩だけで味をつけた、タイ・スズキ・ハマグリなどの すましじる。 ・━に[(▽潮)煮](名) 〘料〙骨つきの白身の さかなを塩味で煮たもの。しらに。
殉教
じゅん きょう[殉教](名・自サ)
〔文〕信じる宗教のために命をすてること。
殉教者
礎
☆☆いしずえ[礎]イシズヱ(名)
①建物の土台石。
②ものをささえる土台。
「国の━」
寺院の跡は━だけが残っている ○建物の土台石。礎石 〔常〕
百も承知
ひゃくもしょうち
じゅうぶん わかっていること。
「危険は━だ」
私だってもちろんそんなことは百も承知している。
さよう
さ よう[(:左=様)・(▽然様)] 一 (形動ダ)そのとおり。そのよう。〔ていねいな言い方〕 「━で ございます」 二 (感)〔古風〕そうだ。しかり。〔改まった言い方〕 ・さようしからば句 〔文〕それならば。 ・━なら[(:左=様なら)・(▽然様なら)]〔=それではね〕 一(感) 別れるときの あいさつ。さよなら。 「みなさん、━」 二(名・自サ) →さよなら二①。
安らか
やす らか[安らか](形動ダ)
心配することがなくて、おだやかなようす。
「━な寝顔・どうか━に ねむってください〔=弔辞によく使うことば〕・国が━におさまる」
派生安らかさ。
臭気
しゅう き[臭気](名)
いやな におい。くさみ。
魚の腐ったような臭気だった。
靠れる
もた・れる[(×凭れる)・(×靠れる)](自下一) ①からだをつけて、重みをあずけるようにする。 「いすに━」 ②食べたものが胃に とどまって、気持ち悪く感じる。 「胃が━」 名凭れ。
駱駝のように壁に靠れて眠りこけました。
蠅
はえ[(×蠅)]ハヘ(名)
〘動〙小形の昆虫。食べ物などにたかり、感染症を広げる。はい。
一寸先は闇
いっすんさきはやみ
・一寸先は闇
ちょっと先のことでも予知できない。
滑稽
こっ けい[滑稽](名・形動ダ) ①(ふざけていて)おかしい〈こと/ようす〉。おどけ。 ②ばかばかしくて、笑うべきようす。 ③常識をはずれて、おかしいようす。 「━な かっこうだ」 派生滑稽さ。
彼の気取った話し方がとても滑稽におもえた。
おもしろい話しのほとんどがこっけいな場面を基にしている。
道化師はこっけいな顔をした。
水泡
すい ほう[水泡](名)
〔文〕水の あわ。
・水泡に帰す句
むだに なる。
斯く
かく[(×斯く)](副) 〔文〕このように。こう。 「━も〔=こんなにも〕多数・━なる上は」 ・かく言う句 このように言う。今、話題になっている。 「━私がいたします」 →:かくのごとし・かくまで・かくや。
なぜか知らぬが
なぜかしらぬが
なぜか知らぬが、彼は、今「安息日」という言葉さえ思いだしていた。
安息日
あん そく[安息](名・自サ)
しずかに休むこと。
・━び[安息日](名)
〘宗〙仕事を休んで、おいのりなどをする日。キリスト教では、日曜日。ユダヤ教では、金曜日の日没から土曜日の日没まで。あんそくじつ。あんそくにち。
どげんかせんといかん
どげんかせんといかん単語
直訳すると「どうにかしないといけない」。 訳でもわかる通り宮崎では昔から使われていた言葉だが、元たけし軍団の県知事の発言により一気に全国に広まった。 しかし、この言葉は実際には鹿児島よりの鈍り(諸県弁)であり、宮崎市などでは「どんげかせんといかん」という場合も多い。
一同
いち どう[一同](名)
そこにいる人・なかまのすべて。
「━無事・親族━を代表して・御━様」
司祭は会衆一同を祝福した。
家族一同元気です。
一同を代表して、歓迎の意を表します。
たどたどしい
たどたど し・い[(×辿々しい)](形)
ことばや動作が、もたついて しっかりしていない。
「━話しぶり・━書き方」
派生辿々しげ。辿々しさ。
筆の跡も━。子供の━演奏 ○未熟でぎごちない 〔常〕
老人がたどたどしい足取りで歩いてきた。
たどたどしい発音だったが、それはともかくもポルトガル語にちがいなかった。
〜どの
─どの[殿](接尾)
〔古風〕〈他人/相手〉の氏名・職名を改まって呼ぶときに そえる尊敬語。
「足利━・〔軍隊で〕隊長━・〔ふざけて〕わが夫━が…」
〔今は、公的な限られた場合に使われる。例、手紙のあて名で「○○株式会社 人事課長━」。私的な手紙では「様」より敬意が低い〕
パードレ殿が…
欲求不満
よっきゅうふまん
・━ふまん[欲求不満](名)
〘心〙欲求が みたされないために、いらいらして楽しくない状態。フラストレーション。
「━のあらわれ」
君はその仕事に欲求不満を感じている。
彼の怒りは欲求不満から生じた。
人は欲求不満に対してほとんど同じように反応する。
放尿
ほう にょう[放尿](名・自サ)
〔文〕小便をすること。
雑木
ぞう き[雑木](名)
建築や家具以外に使う、ねうちの少ない木。炭や まき(薪)にする。
・━ばやし[雑木林](名)
いろいろな種類の木が混ざって生えている林。
茫然
→ぼう ぜん[(×茫然)](副・形動タルト) ①気がぬけたように ぼんやりするようす。呆然。 ②漠然。 ・━じしつ[×茫然自失](名・自サ) 気がぬけて ぼんやりして、どうしてよいかわからないこと。 「━の体」
茫然として、彼は老人を見つめた。
昨今
さっ こん[昨今](名・副)
〔文〕きょうこのごろ。
「━の情勢では」
━の病状はいかがですか ○近ごろ。「さくこん」とも 〔文章
黙認
☆☆もく にん[黙認](名・他サ) ①ことばには はっきり出さないが、承認すること。 「相手の主張を━する」 ②みのがすこと。みのがし。 「わがままを━する」
五分以内の遅刻は━する。公認でなく━の形になっている ○暗黙のうちに認めること 〔常〕
夕暮れ
ゆう ぐれ[夕暮れ]ユフ–(名)
日がおちて急に暗くなるころ(の時刻)。日暮れ。
動夕暮れる(自下一)。
夕暮れが谷間に迫っていた。
或る夕暮私はこの丘の上に立ったことがある。
小声
こ ごえ[小声]–ゴヱ(名)
小さな声。低い声。
彼女は小声で歌って子供を寝かしつけた。
彼は彼女に小声で言った。
常軌
じょう き[常軌](名)
〔文〕ふつうの考え方。常道。
・常軌を逸する句
常識から はずれる。
逸する: いっする
黙想
もく そう[黙想](名・自サ)
〔文〕だまって考えこむこと。
「━にふける」
独りで━する。━にふける ○黙って考え込むこと 〔文章〕
見殺し
み ごろし[見殺し](名) ①殺されるのを だまって見ていること。 ②苦しいのを、そばで見ていて助けてやらないこと。 「病人を━にする気か」 動見殺す(他五)。
彼は私を見殺しにした。
彼女は息子を見殺しにした。
夕陽
ゆう ひ[夕日・夕▽陽]ユフ–(名) 夕方の太陽。入り日。 「━を浴びながら帰る」 (↔朝日) ・━かげ[夕日影](名) 〔文〕夕日の光。(↔朝日影)
むごい
むご・い[(▽惨い)・(▽酷い)](形)
〈目も当てられない/心が いたくなる〉ような、ひどいようす。残酷だ。むごたらしい。
「━ことをする」
派生惨さ。
傷跡
きず あと[傷痕・傷跡・×疵痕](名) ①きずの〈ついた/なおった〉あと。瘢痕。 「━が残る」 ②戦争・大災害などが残した被害のあと。 「戦争の━が消えていない」
西欧
せい おう[西欧](名)
①西洋。
「━文化」
②西ヨーロッパ。欧州の西部。(↔東欧)
発注
はっ ちゅう[発注](名・他サ)
注文を出すこと。
「工場へ━する」
(↔受注)
彼は職場に着いたあと、電話で発注した。
電話でデパートにその本を発注した。
人気者
にんきもの
職場の中の━。動物園一の━パンダ ○人気のある存在
比類
ひ るい[比類](名)
〔文〕くらべるもの。たぐい。
「━(が)ない名作」
━のない腕前。世界に━を見ない ○比べるもの。同等のもの 〔文章
結晶
けっ しょう[結晶](名・自サ) ①活動した結果が、目に見える形を とって〈あらわれること/あらわれたもの〉。 「努力の━」 ②規則正しい平面でかこまれ、内部の原子の ならび方も規則正しい〈こと/もの〉。 「雪の━・方解石の━」
雪が━を作る。━して砂糖になる ○物質を作る原子の配列が一定で規則正しい形に固まること 〔常〕 ⇒生成 260
〔注〕 物理学では、原子またはイオンがある一定の規則に従い、周期的に配列して空間格子(こうし)を作っているものを「結晶」という。
当てはめる
あて は・める[当て(×嵌める)](他下一) ①その中に、ちょうど うまく入れる。 「ますに文字を━」 ②すでに わかっている事実をもとに、これこれの場合には どうなるかと、考えたり ためしたりする。引きあてる。適用する。 「動物実験の結果をヒトに━・海外の基準を日本に━」 名当て嵌め。
和らげる
やわら・げる[和らげる]ヤハラゲル(他下一) ①おだやかにする。 「痛みを━・怒りを━・声を━」 ②わかりやすくする。 「表現を━」
誤魔化す
ごまか・す[(:誤魔化す)](他五)
人目を まぎらす。あざむく。
名:誤魔化し。
手品師はごまかしを使う。
履修
り しゅう[履修](名・他サ)
規定の学科・課程などを おさめること。
「単位の━」
全科目を━する。━単位 ○学業の課程を修めること
蝙蝠
こうもり[(:蝙蝠)]カウモリ(名) ①〘動〙小形の けもの。からだはネズミに似ている。暗くなると前足を はねのように広げて とぶ。かわほり。 ②←こうもりがさ。 ・━がさ[(:蝙蝠)傘](名) 細い鉄の骨に(黒い)ぬのをはった、西洋ふうの かさ。こうもり。
覚え書き
おぼえがき
・━がき[覚え書き](名) ①記憶のために書いておく文章。メモ。おぼえ。 ②[覚書] ⓐ確認のために かわす文書。 ⓑ略式・非公式の外交文書。
〜に目がない
にめがない
アンはチョコレートに目がない。
君は食べ物に目がないね。
彼女は甘いものには目がない。
内定
☆☆ない てい[内定](名・自他サ)
内々きまること。内々きめること。
「採用━」
→:内内定。
後任は既に━している。就職は一応━している ○正式決定ではないが内々に決まっていること 〔常〕
作為
→☆☆さく い[作為](名・自サ) ①〈わざと/不自然に〉作ったこと。つくりごと。 「━の あとが見える」 (↔無作為) ②〘法〙積極的におこなうこと。積極的な行為。(↔不作為) ・━てき[作為的](形動ダ) 〈わざと/不自然に〉作ったようす。 「━な感がある」
━の跡が見える。━をし過ぎる ○わざと作ること。そうし向けること 〔文章〕 ⇔無作為・不作為
〔注〕 法律では、人の行為のうち積極的に何かを行うことを「作為」という。たとえば、金を払う・仕事をする・人を殺すなど
普請
ふ しん[普請](名・他サ)
家を建てたり なおしたりすること。
「安━」
━の悪い家。家を━中だ。安━ ○家などを建てたり直したりすること。共同で寺や道路を造ること 〔常
よんどころない
「しかたがない」「やむをえない」という意味の言葉です。
よんどころ‐な・い【拠所無い/拠無い】 そうするよりしかたがない。やむをえない。 ※ ※ 「よんどころ」は「よりどころ(=頼りにするもの)」が変化した言葉で、「よんどころない事情があって欠席する」のように用います。 (ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
よんどころない事情で、今年の夏は別荘で過ごせないんだ。
昔風
むかしふう
━の家に住んでいる ○現代風でないこと。昔ながらの様式 〔常〕 ⇔今風
毎 (ごと)
─ごと[(▽毎)](接尾) ①一つ一つが、みな そう〈なる/する〉ことを あらわす。 「夜━の雨・あう人━に」 ②それぞれに まとまってすること。 「グループ━に」
グループ━の研究。ビラを家━に配る ○それぞれ一つ一つに(どれにも) 〔常〕
分━に計る。会う━に言う ○その時間の経過のたびにいつも繰り返して 〔常
夜━の夢に現れる ○(名詞について)そのたびにいつも
便通
べん つう[便通](名)
大便が出ること。
漱石先生は毎朝便通に行かれることを一つの楽しみに数えられている。
清楚
せい そ[清×楚](形動ダ)
〔女性の服装・姿などが〕かざりけがなく さっぱりして、感じのいいようす。
「━な服装」
派生清楚さ。
制服を着た━な女学生 ○すっきりとして(飾らずに)清らかなさま 〔文章〕
厠
かわや[(×厠)]カハヤ(名)
〔古風〕便所。
必須
ひっ す[必須](名・形動ダ) ①ぬかすわけには いかないこと。ひっしゅ〔古風〕。 「━科目・━な条件」 ②「必至」の あやまり。 ・━アミノさん[必須アミノ酸](名) 〘理〙人間の体内で合成されず、健康のために食物の形で取り入れなければならないアミノ酸。
…必須の条件なのである。
少子化からの脱却には、非婚マザーの増大が必須なのに、日本の世論はなぜかこの議論を避けている。
月夜
つき よ[月夜](名) 月の照る よる。 ・月夜に釜を抜かれる句〔抜かれる=ぬすまれる〕 ひどく油断をすること のたとえ。 ・月夜にちょうちん(提灯)句 不必要であることのたとえ。 ・━がらす[月夜(×烏)](名) 月夜にうかれて鳴くカラス。
旺盛
おう せい[旺盛](形動ダ)
いきおいが さかんなようす。
「食欲━」
派生旺盛さ。
精力[食欲]━な人。━な読書力[好奇心]。選手一同元気━である 〔常
登山
と ざん[登山](名・自サ)
山に のぼること。やまのぼり。(↔下山)
私にはたくさん趣味がある。例えば魚釣り、登山です。
標榜
☆☆ひょう ぼう[標×榜](名・他サ)〔=看板〕
〔文〕意見・主張・主義を人の前にあらわすこと。
「正義を━する」
自由[正義]を━する ○主義などをはっきり示すこと。もとは人の善行をその家の門に掲げ、一般に明示すること 〔文章
断言
だん げん[断言](名・他サ)
きっぱりと言い切ること。
「きっとやる、と━した・それは━できない」
(名)スル
はっきりと言い切ること。明言すること。「犯人は彼ではないと―してもよい」
うだとは━できない。誤りだと━する ○確信をもって言い切ること 〔常〕
〔注〕 「断言」したかどうかは、話し手の側の問題であるが、「明言」したかどうかには、聞き手の評価・判断が入っている。
事足りる
こと た・りる[事足りる](自上一)
〔文〕用が足りる。不自由のない状態になる。
「事足りた生活」
【事足りる】ことたりる
忘年会はまず一人一万円もあれば━ ○何かをするのに不足しないで済む 〔文章〕 ⇔事欠く
費やす
ついや・す[費やす]ツヒヤス(他五) ①おかねを〈使う/使って なくす〉。 ②〔あることのために〕使う。 「精力を━」 ③むだに使う。 「時を━」 可能費やせる。
(動サ五[四])
① 金銭・時間・労力などを使う。また,使ってなくす。「三年を―・して完成」「この事業に全財産を―・した」
② 浪費する。「…に時間を空しく―・した」
③ 疲れ弱らせる。「今は程なき浮世に心を―・しても何かはせんなれば」〈平家物語•3〉〔「ついえる」に対する他動詞〕
衛生
えい せい[衛生](名) ①ほこり・細菌など、病気のもとになるものが ないようにすること。 「━をたもつ・━に気をつかう・━に悪い・━害虫〔=ハエ・カ・ゴキブリなど〕」 ②〔建築で〕便所。 「━工事・━陶器〔=便器〕」 ・━てき[衛生的](形動ダ) 衛生に かなうようす。(↔非衛生・不衛生)
清浄
せい じょう[清浄](名・形動ダ) ①けがれの ないこと。清らかな(感じがする)こと。 「━な空気」 ②〘農〙人ぷん(糞)などを肥料に使わず、寄生虫のたまごが ついていないこと。 「━野菜〔=下肥を使わず、化学肥料で作った野菜。無農薬野菜〕」 派生清浄さ。
毛筆
【毛筆】もうひつ
中国で作られた━。式次第を━で書く ○獣の毛を束ねた筆 〔常〕 ⇔硬筆
寓意
ぐう い[×寓意](名・他サ)
〔文〕ほかのことに かこつけて ほのめかす〈考え/こと〉。
「━を こめた話」
━を含んだ語。━的な物語 ○他のことにかこつけた意味。他の意味をほのめかすこと 〔文章〕
古めかしい
ふる めかし・い[古めかしい](形)
いかにも〈現代にあわない/古風な〉感じだ。
「━建物・━帽子」
派生古めかしさ。
━仏像を安置している。━いでたち ○いかにも古い。古風だ 〔常〕
〔注〕 「古臭い」は、たとえ新しいつもりでも客観的には古く感じられたり、そのものがつまらない感じが伴い、「古めかしい」は、古いものの価値をある程度認めている感じが伴う。
いつの間に
・いつの間に句
ある、気がつかないで過ぎた時間。
「━書いたのか・━か覚えた歌」
→:いつか・いつも。
いつのまにかボブは外へ出ていた。
歳月はいつのまにか過ぎ去っていった。
暗黙知
・あんもくち
━ち[暗黙知](名)
〘哲〙ことばで教わるのでなく、知らず知らず身につく知恵。勘。こつ。(↔明示知・形式知
そぞろ
そぞろ[(▽漫ろ)] 一(副) なんとなく(気持ちが進むようす)。すずろに。 「━(に)身に しむ」 二(形動ダ) なんとなく、そわそわすること。 「気も━、心も━」 ・━あるき[(▽漫ろ)歩き](名・自サ) 〔文〕気の向くままに、目的もなく外を歩き回ること。 動漫ろ歩く(自五)。 ・━さむ[(▽漫ろ)寒](名) 〔晩秋のころ〕なんとなく寒く感じること。 ・━さむ・い[(▽漫ろ)寒い](形) なんとなく身にしみ入るように寒い。 派生漫ろ寒さ。
これを見て━に悲しくなった。━故郷が懐かしい ○何となく心がそちらに動いて行くさま 〔文章