言い回し 11 Flashcards
純情
じゅん じょう[純情](名・形動ダ)
相手を信じてうたがわない〈気持ち/ようす〉。
「━を ふみにじる・━かれん(可憐)な おとめ」
派生純情さ。
━な乙女。━でいちずな男。━可憐(かれん) ○邪心のないこと。その心 〔常
活眼
かつ がん[活眼](名)〔=生きている目〕
〔文〕本質を見ぬく、するどい目。
「━をひらく」
━の士。━を開いて大勢を見る ○道理を見通す眼力 〔文章
泥沼
どろ ぬま[泥沼](名)
①どろぶかい沼。
②ぬけようとしても ぬけられない、(悪い)環境や状態。
「━に はまる」
━にはまり込む。━のような政界 ○泥深い沼 〔常〕
━に入り込む。━から足を洗う[はい上がる] ○一度入るとなかなか抜けられない悪い境遇 〔常〕 ⇒湖沼 03
椀
←わん[(×椀)] 一(名) ①食べ物をもる、木で作った入れもの。表記陶磁器は「×碗」、金属は「×鋺」と書く。→:わん(碗)。 ②わんにもって出す料理。わんもり。わんもの。 ③すいもの。 ▽おわん。 二(接尾) 「わん(椀)一」をかぞえることば。
漆器
しっ き[漆器](名)
うるし塗り(の うつわ)。
ここかしこ(此処彼処)
ここ かしこ[(×此▽処▽彼▽処)](代)
あちこち。ほうぼう。
「━と さがし歩く」
賛美
さん び[賛美・×讃美](名・他サ)
ほめたたえること。
・━か[賛美歌](名)
〘宗〙〔キリスト教で〕神・キリストの徳を ほめたたえる歌。
無我
む が[無我](名) 〔文〕 ①我意・我欲が ないこと。 「━(の)愛」 ②〔何かに心が集中して〕われを忘れること。 「━の境地」
瞑想
めい そう[(×瞑)想](名・自サ)
目をとじて、深く考えること。黙想。
「━に ふける」
━にふける。━的な音楽 ○目を閉じて静かに考えること 〔常〕
瞬く
またた・く[瞬く](自五) ①ひらいたまぶたを とじて、すぐあける。まばたく。他動瞬かせる(下一)。「目を━」 ②〔光が〕見えたり見えなくなったりする。 「星(の光)が━」 名瞬き。 ・瞬く間句 ほんのわずかの時間。またたく うち。またたくあいだ。 「━に出来た」
寓意
ぐう い[×寓意](名・他サ)
〔文〕ほかのことに かこつけて ほのめかす〈考え/こと〉。
「━を こめた話」
門外
もん がい[門外](名) 〔文〕 ①門の そと。(↔門内) ②専門の そと。局外。 ・☆☆━かん[門外漢](名) ①その専門について知識のない人。 「法律については━だ」 ②そのものごとに直接に関係のない人。 ・━ふしゅつ[門外不出](名) 〔文〕〈門/家〉のそとに出さない(ほど たいせつにする)こと。 「━の名刀」
気候
←き こう[気候](名)
(その地方の)一年間を通してみた、天気の状態。
「温和な━・━不順」
座敷
ざ しき[座敷](名) ①たたみを敷いた〈客間/居間〉。 ②接待や酒宴の〈席/時間〉。 「(お)━が長い」 ③芸人・芸者が客席に招かれること。 →:お座敷。 ・━ろう[座敷×牢](名) 昔、屋敷の一部を仕切って、人をとじこめておいた部屋。 ・━わらし[座敷(▽童)](名) 〔東北地方で〕家の繁栄を守るという、子どもの姿をした精霊。
貴ぶ
→たっと・ぶ[貴ぶ](他五)
価値をみとめて、それをよいこととする。とうとぶ。
「拙速を━」
拙速[少数意見]を━ ○尊重する。「たっとぶ」とも 〔常〕
〔注〕 「とうとぶ」(たっとぶ)という言葉には、「尊」と「貴」とが当てられるが、尊は卑の対で、大切にすべきものとして特別の気持ちを持つこと。貴は賤の対で、それ自身の持っている価値を他より上であると考えることである。
われらは一つの軸を掛けるにも、その軸物とその床の間の壁との調和を第一に貴ぶ。
軸
じく[軸] 一(名) ①車の心棒。 ②〈まるい/巻いた/回転する〉ものの中心の棒(状のもの)。 「こまの━・地球の自転━」 ③巻物。 ④かけじく。かけじ。 ⑤くき。また、くだもの・葉・はねなどの柄。 「マツタケの━」 ⑥キャベツの しんの、かたい柄のような部分。 ⑦〔筆の〕手に持つ部分。 ⑧マッチの、軸木。 ⑨中心となる〈ものごと/人〉。 「それを政治改革の━にすえる」 ⑩基準となるもの。 「対決━・評価━」 ⑪〘数〙座標の基準となる直線。 「x━」 二 (接尾)巻物をかぞえることば。本。 「巻物一━」
思うに
・━に[思うに](副)
おそらく。たしか。
「━、今後の苦労は たいへんなものがあろう」
思うに外国人の云う「東洋の神秘」とは、かくの如き暗がりが持つ無気味な静かさを指すのであろう。
春夏秋冬
しゅん か しゅう とう[春夏秋冬](名)
はる・なつ・あき・ふゆ。四季。
ーを通じて出回る野菜 ○四季 〔文章〕
諸君
しょ くん[諸君](名・代)
同等(以下)の人たちに対する尊敬語。みなさん。
「若い━」
満場の━。紳士淑女━ ○皆さん。目上の人には使わない 〔常〕
金属
きん ぞく[金属](名) 鉱物の一種。岩や石にまじってとれ、とかして いろいろの道具に作るもの。多くは、かたくて光る。かね。 「━製・━バット・━探知機・━性の声〔=かん高くて、頭にひびく感じの声〕」 ・━げんそ[金属元素](名) そのものだけで金属を作る元素。例、金・カリウム。 ・━ひろう[金属疲労](名) 金属材料が荷重をくりかえし受けて、劣化すること。
〜たびごと
たび ごと[(度▽毎)](連語)
…するたび、毎回。
「授業の━にプリントを配る・会う━、あいさつする」
会う━に催促される ○その時ごと。その都度 〔常
彼に会うたびごとに、彼の頭の良さに圧倒された。
この小説は読むたびごとに実におもしろいと思う。
見飽きる
みあきる
━ほど一日中海を見る。いくら見ても見飽きない絵 ○見るのに飽きる 〔常〕
私はテレビを見飽きている。
ゆえに
ゆえ に[(故に)]ユヱ– 〔文〕 一(接) (それ)だから。よって。 二(連語) …が理由で。…のために。 「きみ━なやみ多いこのごろ・知らなかったが━」
若さゆえに彼に対する告訴は取り下げられた。
我思う、故に我あり。
同胞
どう ほう[同胞](名) 〔文〕 ①きょうだい。 ②同じ国民。 ▽どうぼう。
世界の同胞諸君、アメリカ合衆国が諸君のために何をしてくれるかを求めず、人類の自由のためにともに何ができるかを求めよう。
地上のすべての人は同胞だ。
自主
じ しゅ[自主](名)
独立して、ほかから〈保護/さしず〉を受けないこと。
「━的・━規制〔=自主的におこなう規制〕・━性がない」
工夫
く ふう[(工夫)](名・他サ)
いい方法を見つけたり、いい結果を得ようとしたりして、いろいろ考えること。また、その方法。
「━を こらす」工夫を凝らす
やり方を━する。━を凝らす ○あれこれとよい方法を考えること
時分
じ ぶん[時分](名) ①ある時刻・日を中心とした、短い範囲の時間。 「昼━」 ②ころ。 「子どもの━から」 ・━どき[時分時](名) 食事の時刻。めしどき。 「━になる」
彼は若い時分に多くの苦難を味わった。
彼は若い時分にはバイオリンを弾いていた。
乳房
ち ぶさ[乳房](名)
〘生〙〈女性/めす〉の胸にある、乳を出す器官。にゅうぼう。〔哺乳動物の多くは、腹にもある〕
赤ん坊に━を含ませる。━にしこりがある 〔生
【乳房】にゅうぼう 形のよい━。癌(がん)で━を切除した。━炎 ○ちぶさ 〔文章〕
厳然
げん ぜん[厳然](形動タルト) ①すこしのすきも見せず、りっぱで重みのあるようす。 「━と かまえる」 ②〔事実として〕動かしがたいようす。 「━として存在する」
━たる態度で臨む ○威厳があって重々しい 〔文章
寡聞
☆☆か ぶん[寡聞](名・形動ダ)
〔文〕ものを すこししか〈きいていない/知らない〉ようす。〔多く、自分のことをけんそんして言う〕
「━にして知らない」
【寡聞】かぶん ━にしてそのことは知らない ○知識・見聞の狭いこと。自分の知識の謙称 〔文章〕
寡聞な私は、…
一事
いち じ[一事](名) 〔文〕一つのこと。 ・一事が万事句 なんでもそうだ。 ・━ふさいぎ[一事不再議](名) 〘法〙議会で、一度決めたことは その会期中にはもう審議できないこと。 ・━ふさいり[一事不再理](名) 〘法〙ある刑事事件の判決が確定したばあい、同じ事件については、二度と審理しないこと。
案ずる
あん・ずる[案ずる・×按ずる](他サ) 〔文〕→案じる。 ・案ずるより産むがやす(易)し句 あれこれ心配しないで、実際にやってみると、思ったより簡単にいくものだ。 ・━に[案ずるに・×按ずるに](副) 考えてみると。
…であろうか。案ずるに、…
進取
しん しゅ[進取](名)
〔文〕進んで新しいことに取り組む気持ちがあること。
「━的・━の気象に富む」
(↔退嬰)
その困難に打ち勝つには進取の精神が必要だ。
彼は進取の気性を持つ男だ。
(常に) …てやまない
やま・ない 【止▽まない】 ( 連語 ) (「…てやまない」の形で) ① 終わることがない。やまぬ。 「進歩して-・ない科学技術」 ② 心から願ったり望んだりする意を表す。やまぬ。 「成功を願って-・ない」 → やむ
然るに進取的な西洋人は、常により良き状態を願って已まない。
格段
かく だん[格段](名・副)
〔程度や段階が〕だんちがいに差があるようす。
「━のちがいだ・━に進化した」
それは以前に比べて格段に進歩した。
彼は周囲の人々より格段にすぐれているので、すぐには理解されないのである。
両者の間には格段の違いがある。
窓外
そう がい[窓外](名)
〔文〕まどの そと。
━の景色を眺める。━には雨がしきりと降っている ○窓の外 〔文章〕
点灯
点燈、てん とう[点灯](名・自サ)
〔文〕〈電灯/あかり〉をつけること。(↔消灯)
気の毒
き の どく[気の毒] 一(名・形動ダ) 他人の苦しみ・悲しみなどを見聞きして、心がいたむ感じ(を起こさせるようす)。 「━に思う・━な生活」 二(名・形動ダ・自サ) めいわくをかけて申しわけない〈ようす/気持ち〉。 「遠いところを お━でした・それは━したね」 派生気の毒がる。気の毒げ。気の毒さ。
「ポールは今日は病気で寝ています」「それは気のどくだ」
そのニュースを聞いて気の毒に思う。
同感
どう かん[同感](名・自サ)
同じように感じて賛成であること。
「ぼくも━だ」
〜人は、私のこの話に同感してくれないだろうか。
重宝
ちょう ほう[重宝・調法] 一 (形動ダ)〔それがあることによって〕役に立ち、ありがたいようす。便利。 「漢字を調べるのに━な辞書」 派生重宝がる。重宝さ。 二 (名・他サ)役に立つので、喜んで〈いる/使う〉こと。 「もらった品を━している」
廃れる
すた・れる[廃れる](自下一) ①いらなくなる。おこなわれなくなる。 ②おとろえる。 「公徳心が━」 ③はやらなくなる。 「ミニ スカートが━」 (↔はやる) ▽すたる。
御中元や御歳暮の習慣はなかなかすたれない。
その昔からの伝統はすたれてしまった。
別して
べっし て[別して](副)
〔文〕とりわけ。特に。
「今年は━寒い」
伝授
でん じゅ[伝授](名・他サ)
〔秘伝などを〕つたえ さずけること。
吉野へ遊びに行った友人があまり旨いので作り方を教わって来て伝授してくれたのだ。
試しに
・ためしに[試しに](副)
ためす気持ちでするようす。
「━やってみよう
私は何度もパソコンを試しに使ってみた。
彼は試しに遠山に登ってみた。
わかった、試しにやってみよう。
彼は試しに短い物語を書いてみた。
荷姿
に すがた[荷姿](名)
ものを運ぶときの、荷造りのしかた。
「━は封筒でも箱でもよい」
口コミ
☆☆くち コミ[口コミ](名)
マスコミによらず、個人の口から口へと つたわる〈こと/情報〉。
「━で広がる」
同年
どう ねん[同年](名) 〔文〕 ①同じとし。 ②そのとし。 ③同じ年齢。おないどし。
ウエスト教授は私の父とほとんど同年です。
歴と
れっきと
━した家柄の出 ○身分・家柄などが高くりっぱなさま。「れっきとした」の形で使われることが多い。出所がはっきりしているさま 〔常〕
〔注〕 「れっきと」は「歴(れき)とした」の音便形。紛れもないちゃんとした事実の意にも使われる。「れっきとした証拠が残っている」
新聞に書かれていることはれっきとした事実である。
しごく
し ごく 一[(至極)](副) このうえもなく。 「━おもしろい」 二[至極](造語)〔─至極〕 これ以上はないと思うようす。 「残念━だ」
彼は至極冷静だった。
奥さんが来れなかったなんて至極残念です。
加減
か げん 一[加減](名・他サ) ①くわえることと へらすこと。 ②ちょうどいいぐあいにすること。調節。 「ねじのしめ方を━する」 ③手加減。程度の上下。ぐあいのよしあし。 「ふろの━」 二[加減](名) ①からだ・病気の ぐあい。調子。 「お━いかがですか・━が悪い」 ②〘数〙足し算と引き算。 「━乗除」 三[(加減)](造語)〔─加減〕 ①ぐあいのよしあし。程度の上下。 「糸の張り━で・ばかさ━」 ②ちょうどいいぐあい。 「飲み━の お茶」 ③…の〈気味/様子〉。そのほうにかたむいた様子。 「うつむき━に歩く」 ・━ず[加減酢](名) その料理の味にあうように、砂糖・塩などを調合した酢。
煮え加減がちょうどよい。
お肉の焼き加減は、いかがなさいますか?
悪口
わる ぐち[悪口](名)
人のことを悪く言う〈こと/ことば〉。あっこう。
陰で━を言う ○人を悪く言うこと。その言葉。「わるぐち」とも 〔常
彼のいないところで彼の悪口を言うな。
彼をしっている人で彼の悪口を言う人はいない。
他界
☆☆た かい[他界](名・自サ)
〔文〕
①この世でない、よその世界。
②死ぬこと。
彼女の4人の姉妹のうち1人は他界したが、ほかは健在だ。
祖父は5年前に他界した。
自負
じ ふ[自負](名・自他サ)
自分の能力に自信を持つこと。
「才能を━する・━心」
一流の作家だと━している男。━心がある ○自分の能力や仕事などに自信を持って誇ること 〔文章
彼は経済にかけては誰にも負けないと自負している。
彼女は料理の腕を自負している。
よくしたもの
良くしたもの、良くした物、
「人生とは―だ」
よくしたもので貧乏がかえって幸せなこともある. it.
おぬい婆さんはさき子を眼の仇にしたが、よくしたものでさき子の方でもまたおぬい婆さんを嫌っていた。
目当て
め あて[目当て](名) ①ねらい。目標。 「学習の━」 ②よりどころになる標準。目じるし。 「駅を━にして行く」 ③ほんとうの ねらい。お目当て。 「お年玉(を)━に孫が たずねて来た」 ④〔ほかにも いろいろある中で〕特に もとめる〈もの/人〉。お目当て。 「━の歌手」
金を━に結婚する。━もなく東京に出る。お━の品 ○目ざすところ 〔常
彼女の求婚者は皆彼女の金が目当てだった。
教鞭
きょう べん[教×鞭](名)
〔文〕授業のときに持つ むち。
・教鞭を執る句
教師となって教える。
━で図表を示す。━を執る(教職にある) ○教師が授業の時に持つむち
正真正銘
しょう しん[正真](名)
ほんとう。まこと。
・━しょうめい[正真正銘](名)
本物にまちがいがないこと。
これは正真正銘の九谷焼です。私が保証いたします。
勘定
かん じょう[勘定](名・他サ)〔=考えさだめること〕 ①おかねの計算(をすること)。 ②計算をして、代金をしはらうこと。また、しはらう代金。会計。 ・━がき[勘定書き](名) 請求する代金を書いた紙。 ・━かもく[勘定科目](名) 帳簿で、現金・預金・前渡し金・立て替え金などに分かれた、それぞれの科目。 ・━ずく[勘定(▽尽く)]–ヅク(名) かねずく。そろばんずく。 ・━だか・い[勘定高い](形) おかねの上の損得を、すぐ考える性質だ。そろばんだかい。 派生勘定高さ。
お勘定、お勘定よろしく!
極力
きょく りょく[極力](副)
力を つくして。
間に合うよう━努力します。━その話は避ける ○力の限りそうするさま。できる限り努力するさま 〔文章〕
我々はあの悪い状況を極力生かした。
取り得
とり え[(取り柄)・(取り得)](名)
取るべき点。すぐれた点。長所。とりどころ。
「━がない」
早く取れば━になる ○取っただけでもうけになること 〔常〕
もし親切でなかったら、彼に取り柄がなくなる。
公平に言えば、彼にも取りえがないわけではない。
手本
て ほん[手本](名)
①それを見て手習いをする文字を書いた本。
②見習うべき、すぐれたもの。
「話し方の お━」
彼女の優しさは私にとって良い手本だ。
彼を手本にしなさい。
朝礼
ちょう れい[朝礼](名)
仕事や授業を始める前におこなう、朝の簡単な会。
支流
し りゅう[支流](名)
①本流〈に流れ入る/から分かれる〉川。えだがわ。(↔本流)
②〔本家・家元などからの〕わかれ。分派。
日参
にっ さん[日参](名・自サ)
①毎日の参拝。
②毎日、目的をもって、ある決まった場所へ出かけて行くこと。
「補償金をもらうため、役所へ━した」
〜に毎日のように日参した。
見本
み ほん[見本](名) 全体を わかってもらうために見せる、その商品の一部や例。 「内容━」 ・━いち[見本市](名) 企業が集まって、商品の見本を ならべて宣伝しながら取引をする もよおし。
やたら
やたら[(:矢鱈)](副・形動ダ) むやみに するようす。 「━(と)大声を出すんじゃない・うれしがって、そのへんを━に走り回る・━めったら〔=『やたら』を強めた言い方〕」 ・━づけ[(:矢鱈)漬け](名) いろいろの野菜をきざんで軽く つけた、塩づけ。
彼はやたらに故事来歴に詳しいけれど、それが人生の役に立っているのかはなはだ疑問だね。
彼女はやたらと靴を買う。
支度
し たく[支度・仕度](名・自サ) ①準備。用意。 「食事の━・冬━」 ②外出の服装をすること。身じたく。 「旅━」 ③食事の用意。 「今、何か━しますから」 ・━きん[支度金](名) 就職や結婚、開業などの準備に必要な費用。 ・━べや[支度部屋](名) 〔すもうで〕力士が取組の前後に過ごす、広い ひかえ室。東西二つある。
すぐに旅の支度をしなさい。
母は夕食の支度をしています。
義理
ぎ り[義理](名) ①相手とつきあっていく際に、いやでも守るべき、世の中のおきて。 「━人情・━を かく・━が悪い〔=義理の点から言って、相手に悪い〕・そんなことが言えた━か〔=義理の点から言って、そんなことが言えるのか〕」 ②つきあい。交際。 「━で顔を出す・━チョコ〔=バレンタインデーに義理でわたすチョコ〕」 →:お義理。 ③血族と同じような関係を結ぶこと。 「━の兄」 (↔実)
義理だけの拍手をもらう。
浮世の義理というもんだでの。
心境
しん きょう[心境](名)
(そのときの)気持ち。
「━の変化」
いやあ面目ない。穴があったら入りたい心境だよ。
できることはすべてやったよ。後は、果報は寝て待て、の心境だね。
溺れる
おぼ・れる[溺れる](自下一) ①〔海・川・プールなどで〕およげないために、水に しずんで自由に動けなくなる。 「海で溺れ(て死にそうにな)る・溺れ死ぬ」 ②そのことばかりして、ほかのことに注意が向かなくなる。むちゅうになる。 「酒に━」 他動溺らせる(下一)・溺らす(五)〔古風〕。「おのれを━」 ・溺れる者は わら(藁)をも つかむ句 自分があぶなくなったときは、どんな小さな手段にも たよって助かろうとする。
代用
だい よう[代用](名・他サ) 代わりに使う〈こと/もの〉。 「━品」 ・━かんごく[代用監獄](名) 〘法〙「代用刑事施設」の旧称。拘置所〔=監獄〕の代用として逮捕した容疑者をとどめておく、警察の留置場。 ・━かんじ[代用漢字](名) ある漢字が、当用漢字・常用漢字などの表にないため、代わりに使う、同音の漢字。代用字。例、交差(叉)・日食(蝕)。〔()の中は、もとの漢字〕 ・━きょういん[代用教員](名) 〔昔の小学校で〕教員免許状をもたない臨時の教員。
いざとなったら、傘が武器の代用になる。
羨望
☆☆せん ぼう[羨望](名・他サ)
〔文〕うらやむこと。
「━の的」せんぼうのまと
アンは友人みんなの羨望の的である。
彼は友人たちの羨望の的であった。
木製
もく せい[木製](名)
木で作〈ること/ったもの〉。木づくり。
このテーブルは木製である。
私は、ポーチに敷く木製のデッキパネルを購入したいと思います。
固辞
☆☆こ じ[固辞](名・他サ)
かたく辞退すること。
「さそいを━する」
彼は総理のたっての要請を固辞した。
休養
きゅう よう[休養](名・自サ)
休息して体力を つけること。
数日ゆっくり━をとる。田舎で━する ○体を休めて活力を養うこと 〔常〕
〔注〕 「静養」は病気が完治していないのでじっとしていること、「保養」は気晴らしのためにどこかへ遠出して心身を休めること、「休養」は単に体を休めることといった語感がある。
睨む
にら・む[(×睨む)](他五) ①目に力を入れ、おどすように強く見る。にらめる。 「こわい目で━」 ②精神を集中して、じっと見る。 「試験問題を━」 ③見当をつける。 「にらんだとおりだった・あやしいと━」 ④監視するような目で見る。 「警察から にらまれる」 ⑤〔そのことも〕計算に入れる。 「総選挙をにらんだ発言」
無我夢中
☆☆むが むちゅう[無我夢中](名)
心を うばわれ、われを忘れること。夢中。
「━で はい出す」
━で逃げる ○われを忘れて行動するさま 〔常
彼はジャズのことになると無我夢中になる。
私は無我夢中で部屋を飛び出した。
めった
めった[(:滅多)] 一 (形動ダ)やたら。むやみ。めちゃくちゃ。 「━なことを言うものでは ない」 二 (副)〔俗〕めったに。 三 (造語)〔めった─〕めちゃくちゃにするようす。 「━切り・━突き」 ・━うち[(:滅多)打ち](名) ①めちゃくちゃに たたくこと。 「なたで━にする」 ②〔野球で〕相手の投手を、めちゃくちゃに打ちこむこと。 「エースを━にする」 ・━に[(:滅多に)](副) ①簡単に。 「━気が許せない」 ②ほとんど。 「━客が来ない」 ・━めた[(:滅多めた)](形動ダ・副) 〔俗〕→めためた。 ・━やたら[(:滅多矢鱈)](形動ダ) めちゃくちゃ。むやみやたら。
遠縁
とお えん[遠縁]トホ–(名)
遠い血縁。
━の娘。彼は私の━に当たる ○遠い血縁 〔常〕
不機嫌
ふ きげん[不機嫌](名・形動ダ)
悪い きげん。きげんが悪いようす。
派生不機嫌さ。
意見すると見る見る━な顔になった。いやみを言われて━になる 〔常
ここ数日間、ジェーンは口も利かず不機嫌だ。
トムは疲れていて不機嫌だった。
見聞き
み きき[見聞き](名・他サ)
見たり聞いたりすること。見聞。
「ふだん━すること」
各所を━して回る ○見たり聞いたりすること 〔常〕
おぬい婆さんは、次から次へと豊橋の町で見聞きして来たことを話した。
初対面
しょ たいめん[初対面](名)
はじめての対面。
━のあいさつを交わす ○初めて面会すること 〔常
初対面の時、彼は偉そうな態度を取っていると思った。
彼とは初対面です。
初対面の人に対するようなことを言う…
恨めしい
うらめし・い[恨めしい・▽怨めしい](形) ①〔相手のやり方や、まわりの事情などに対して〕うらみたくなる気持ちだ。 「恨めしや〔幽霊のせりふ〕」 ②残念だ。 「恨めしそうな顔」 派生恨めしがる。恨めしげ。恨めしさ。
自分の無能さが━ ○残念で情けなく思う 〔常〕 ⇒好き嫌い 698b
体位
たい い[体位](名) ①体格・健康・運動能力などをまとめて言うことば。 「━の向上」 ②からだの位置・姿勢。 「〔介護を受ける人の〕━変換」
父兄
ふ けい[父兄](名)
①父や兄。
②〔学校で〕児童・生徒の保護者。
━と懇談する。━会 ○父や兄。児童・生徒の保護者 〔常〕 ⇔子弟
平生
へい ぜい[平生](名)
ふだん。いつも。
「━の おこない・━おとなしい人間ほど、いざとなると…」
━の心がけがよくない。地震に対して━から準備しておく ○何でもないふだん。いつも 〔文章〕
〔注〕 「日ごろ」は毎日続いたことを表し、「ふだん」「平生」は特別のことがない時を表す。
頂戴
ちょう だい 一 [頂戴](名・他サ)〈もらう/飲食する〉ことの謙譲語。いただくこと。 「ありがたく━する・おいしく━しました」 二[ちょうだい] 〔女/児〕〔文末で、動詞や補助動詞の命令形のように使って〕ください。 「これを━・取って━」 ・━もの[頂戴物](名) 他人からいただいたもの。いただきもの。到来物。 「━をする」
お使いに行って来てちょうだい。
お願いだからラジオの音を小さくしてちょうだい。
部屋の中を走り回らないでちょうだい。
略奪
☆☆りゃく だつ[略奪・×掠奪](名・他サ)
むりに、うばいとること。奪略。
「所持品を━する」
宝石を━する。━結婚 ○暴力で無理に奪い取ること〈掠奪〉 〔常〕
略奪者
祝言
しゅう げん[祝言](名)
〔文〕婚礼。嫁入り。
まだ━をしていない。━を挙げる。仮━ ○結婚式 〔常〕
正月が来ると、すぐさき子は祝言をして、中川基と二人でこの村を出て行ってしまうのだ。
一隅
いち ぐう[一隅](名)
かたすみ。
「庭の━」
庭の━に松の大木がある。卓の━に寄る ○一方のすみ 〔文章
子供たちは、授業が終わると、校庭の一隅に集まり、すぐ遠い競馬場へ向けて駆け出して行った。
偵察
てい さつ[偵察](名・他サ)
〔これからの行動に利用するために〕〈敵/相手〉の様子をさぐること。
敵情を━する。━機 ○敵の様子をこっそり探ること 〔常〕
さして
さ して(副)(然して)
たいして。それほど。
「━大きくない」
辞任劇は来るべき徴兵事務にはさして影響はないであろう。
さして怖いことはなかった。
矢も盾もたまらない
やもたてもたまらない
思い詰めて、こらえることができない。気がせいて、じっとしていられない。「母親の病状が心配で―◦ない」
ある事をしたいという気持ちを抑えとどめることができない。
不気味
ぶ きみ[不気味・無気味](形動ダ)
気味が悪いようす。
「━な声・━な笑い」
派生不気味がる。不気味さ。
日本文化の文脈の中では当然と思われる微笑みも、外国人の間では、不気味な笑いとして多くの混乱を生み、また悪評が高い。
急に笑い出さないでよ。不気味だから。
好感
こう かん[好感] 一 (名)〔相手に対する〕好ましいと思う気持ち。いい感じ。 「━を あたえる・━の持てる相手」 二 (名・他サ)〘経〙相場の先行きが よくなると感じること。 「政権交代を━してユーロが上昇する・━材料」 (↔嫌気)
その経験で彼女は民主党に対して好感を抱くようになった。
彼は勤勉なのでいっそう好感が持てる。
おぬい婆さんは、さき子の生んだ嬰児に好感を持っていなかった。
神隠し
かみ かくし[神隠し](名)
〔子どもなどが〕急にゆくえが わからなくなること。かみがくし。
人間がある日忽然と消え失せる現象。神域である山や森で、人が行方不明になったり、街や里からなんの前触れも無く失踪することを、神の仕業としてとらえた概念。古来用いられていたが、現代でも唐突な失踪のことをこの名称で呼ぶことがある。天狗隠しとも言う。本項で記述。
痴呆
ち ほう[痴(×呆)](名)
〔文〕知的能力が、後天的に低下した状態。
・━しょう[痴(×呆)症](名)
→認知症。
何程
なにほど
1 どれほど。どのくらい。数量・程度についての疑問を表す。「資金は何程必要ですか」
2 どんなに。いかに。程度の不定を表すことにより、その甚だしさを示す。「会うことを何程楽しみにしていたことか」
皆で━ですか。利益は━でもない ○どれだけ(少ない場合にいう)
━のことがあろう。━努力しても見込みはない ○どのくらい。どれだけ
毎年世界でどれほどの人が餓死しているか知っていますか。
休学
きゅう がく[休学](名・自サ)
病気や留学などで、学期・学年を単位として学校を休むこと。(↔復学)
〜なぞ、ーなんぞ
なぞ(副助) 〔古風〕 ①ぼかして言う。 「ひるね━しておりましたら」 ②けんそんしたり、かろんじたりする気持ちをあらわす。 「私━まだまだです・言いわけ━聞きたくもない」 ③否定の意味を強める。 「とちゅうで帰ったり━するものか」 ▽など。なんぞ。
心地
ここ ち[心地] 一(名) ①〔快・不快などの〕心や からだで感じる気分。 「天にも のぼる━・生きた━がしない」 ②〔古風〕(…だという)気持ち。 「悲しき━して」 二(造語)〔─心地〕 それが からだにあたえる、気分のよさ。 「乗り━・住み━・使い━」 ・━よ・い[心地(良い)](形) 心や からだに受ける感じがよい。〔会話で〕心地いい。 「━そよ風」
皆目
かい もく[(皆目)](副)
〔下に打ち消しのことばが来る〕まったく。全然。
「━わからない」
それがどんなものやら皆目見当がつかない。
皆目見当がつきません。
音痴
おん ち[音痴](名・形動ダ)
①おと の高さを正しく出せない〈こと/人〉。調子っぱずれ。
②その方面についての感覚がにぶい〈こと/人〉。
「味━・方向━」
彼は━だ ○歌を正しい音程で歌えないこと。その人 〔
立ち居振る舞い
たち い[立ち居・▽起ち居]–ヰ(名) 立つことと すわること。動作。 ・☆☆━ふるまい[立ち居(振る舞い)]–フルマヒ(名) 日常の、いちいちの動作。起居動作。 「上品な━」
茶道を心得ているだけあって━が上品だ ○日常の一つ一つの動作〈起ち居振る舞い〉
憎悪
ぞう お[憎悪](名・他サ)
にくむこと。
「━の念」
戦争を━する。卑怯(ひきょう)な人に━を感じる ○憎み嫌うこと。憎いと思う気持ち 〔常〕
ませる
ま・せる(自下一)
年の割に おとなびる。
「ませた子ども」
老成る
ませた子供たち。こんな環境だと子供が━ ○年齢の割に大人びる。早熟だ 〔常
わがまま
わが まま[(我が×儘)](名・形動ダ) ①自分のしたいように、ふるまうこと。気まま。 「━勝手・━を言う」 ②〔俗〕強い希望や こだわり(を持つようす)。 「あなたの━に おこたえします・━お部屋探し」
子供を━に育てる。━は許されない ○周囲の事情は無視して自分の思い通りにするさま 〔常〕
会釈
☆☆え しゃく[会釈](名・自サ)
①〔あいさつの しるしに〕軽く頭を下げて礼をすること。
②相手の気持ちをくみとること。
「遠慮━もなく〔→:「遠慮」の句〕」
人の前を通る時に━する ○あいさつとして軽く頭を下げること 〔常
不条理
☆☆ふ じょうり[不条理](名・形動ダ)
〔文〕ことがらのすじが通らないこと。
「━な話」
派生不条理さ。
━なことを言い付ける ○物事の筋道が通らないこと 〔文章
人ごと
☆☆ひと ごと[人(事)・(:他人=事)](名)
自分には関係のない、他人のこと。
「━では ない」
→:他人事。
まるで━のように言う。━ではない ○自分に関係のないこと。他人に関すること 〔常〕
君はまるで人ごとみたいな顔をしているね。
留守番
るす ばん[留守番](名・自サ)
「留守①」をする〈こと/人〉。留守居。
・━でんわ[留守番電話](名)
「留守②」のとき、用件を言ってもらって録音しておく方式の電話。留守電。
家[店]の━をする。━を置く。━に言付ける ○留守中の番をすること。その人 〔常〕
その子は留守番をしなければならないと言って怒っていた。
風体
ふう てい[風体・風▽態](名)
身なり。ふうたい。
「あやしい━・人相━が よくない」
人らしい━ ○身分・職業などをうかがわせる身なりや態度。「ふうたい」とも
合唱
がっ しょう[合唱](名・他サ) ①多くの人が声をそろえて歌うこと。 「━団」 ②〘音〙ふたり以上の人が、それぞれちがう高さの音域に分かれて、いっしょに歌うこと。 「三部━」 (↔独唱・斉唱) ③多くの人が声をそろえて となえること。 「『異議なし』という━が起こる」 →:大合唱。
全員で歌を合唱した。
私たちは合唱コンクールで一等賞をとるために一生懸命がんばった。
山々
やま やま 一[山々](名) 多くの山。 「伊豆の━」 二[やまやま](副) ①たくさん。 「積もる話は━ある」 ②〔実際には そうはいかないが〕ぜひそうしたいと思うようす。 「したいのは━だが」
広大な森林が山々を覆っている。
行きたいことはやまやまですが、あいにく忙し過ぎるのではないかと思います。
濡れ鼠
ぬれ ねずみ[(×濡れ×鼠)](名)〔=水にぬれたネズミ〕
衣服を着たまま、全身が びしょぬれになること。
鉢
はち[鉢](名) ①〘仏〙僧が使う食器。 ②皿より深くて、上が大きく ひらいた食器。 ③〔日本料理で〕焼き物。 ④←植木ばち。 「━植え」 ⑤頭蓋骨。 「━の ひらいた〔=上がわの大きい〕頭」 →:おはち。
暴風雨
ぼう ふう[暴風](名) 〘天〙大きな被害をあたえる、はげしい風。 「━警報〔=おおむね風速二〇メートル以上が予想されるときの警報〕」 ・━う[暴風雨](名) 〘天〙風雨が ひじょうに強くて、天気の悪い状態。あらし。 ・━けん[暴風圏](名) 〘天〙台風にともなって移動する、暴風のふいている範囲。 ・━せつ[暴風雪](名) 〘天〙おおむね風速二〇メートル以上の風を ともなった吹雪。
ご苦労
ご くろう[(御)苦労] 一(名・形動ダ) ①「相手の苦労」の尊敬語。 「なかなか━が絶えませんね」 ②相手の努力などを皮肉って言うことば。 「まったく、━なこった」 派生御苦労さ。 二(感) 〔話〕「ご苦労さま」の ぞんざいな言い方。〔目下に使う〕 「やあ、━」 ・☆☆━さま[(御)苦労(様)](感) 労をねぎらう、あいさつのことば。ご苦労さん。〔現代では、おもに同等・目下の人に言う。警察官など、公的な仕事をする人に「━で(ございま)す」などとも言う〕 →:お疲れさま。
雷鳴
らい めい[雷鳴](名)
〔文〕かみなりの音。
旅情
りょ じょう[旅情](名)
旅に出て感じる、いつもとちがう気持ち。
「━をかきたてる・━にひたる」
━を慰める風景。━を歌に託する。千曲(ちくま)川━の歌(藤村) ○旅人の心情 〔文章〕
措定
そ てい[措定](名・他サ) ①〘哲〙テーゼ(を立てること)。定立。 「反━〔=アンチテーゼ〕」 ②〔文〕〔証明はされていないが〕みとめること。想定。また、そのことがら。 「国家の存在を━する」
厄介
やっ かい[(厄介)](名・形動ダ) ①手数が かかって、めんどうな〈こと/ようす〉。 「━な話を持ちこむ・━をかける・━者」 ②めんどうな せわ。 「親せきの━になる」 派生厄介さ。 ・━ばらい[(厄介)払い]–バラヒ(名・他サ) やっかいを かけているものを おいはらうこと。 「━をして せいせいした」
水溜り
みずたまり
雨で道に━ができる ○地面のくぼみに水のたまった所
雨が岩場の窪んだところにいくつもの水溜まりを作っていた。
水たまりに映った影が見えた。
拒否
きょ ひ[拒否](名・他サ)
いやだと言って承諾しないこと。
「申し入れを━する」
上流
じょう りゅう[上流](名) ①川の流れの、みなもとに近い〈ほう/地域〉。川上。 ②社会の上位にある、ゆとりのある階級。 「━の家庭に育つ」 ▽(↔中流・下流)
川の━に村落がある。━へさかのぼる ○源近くの川の流れ 〔常〕 ⇔下流
小走り
こ ばしり[小走り](名・自サ)
〔あまり長くない距離を〕こまたで足早に歩くこと。
ーに歩く。子供が━にやって来る ○小またで急いで歩くこと 〔常
小走りに追いかけて来る。
歩調
ほ ちょう[歩調](名)
足なみ(を そろえて、いっしょに歩くときの調子)。
「━を あわせる」
彼は仲間に歩調に合わせた。
彼は着実な歩調で丘を登っていた。
放課
ほう か[放課](名) ①学校などで、その日の課業を終えること。 「━後」 ②〔愛知などの方言〕学校の休み時間。 「昼━」
放課後だったので、運動場にはほんのわずかな生徒しかいなかった。
放課後私達は級友と野球をする。
感銘
かん めい[感銘・肝銘](名・自サ)
忘れられない強い印象(を受けること)。
「━を受ける」
私達はかれの新しい本にとても感銘を受けた。
私は彼の音楽に深い感銘を受けた。
散々
さん ざん[(散々)] 一 (形動ダ)ひどい目にあうようす。 二 (副)ひどく。思いきり。 「━待たされた」
━こき使う。━不平を言う。━に当たり散らす ○ひどく 〔常
雨でピクニックはさんざんだった。
嫌味
いや み[嫌(味)・×厭(味)](名・形動ダ) 相手に いやな感じを起こさせる〈ことばや態度/こと〉。 「━を言う」 ・━ったらし・い[嫌(味)ったらしい](形) 〔ことばや ふるまいに〕いやみが こもっているようすだ。いやみ(た)らしい。 「嫌みったらしく言う」 派生嫌味ったらしさ。
しきり
しきり[(▽頻り)] 一(名) 〔文〕〔…が〕切れ目がないこと。また、くり返すこと。 「反省すること━(だ)」 二(副) 〔雅〕しきりに。 「青あらし━吹く日の」 ・━に[(▽頻りに)](副) ①切れ目なしに、または、くり返し続くようす。 「ベルが━鳴っている」 ②〈熱心に/何度も〉くり返すようす。 「━入会をすすめる」 ▽しきりと。
月とすっぽん
・月と すっぽん句
つきとすっぽん
月と鼈
〔二つのものをくらべたとき〕あまりにも ちがいすぎることの たとえ
執拗
☆☆しつ よう[執×拗](形動ダ)
しつこいようす。
「━に つきまとう」
派生執拗さ。
彼女は彼の執拗さにうんざりしていた。
先頭
→せん とう[先頭](名)
まっさき。
「━に立つ・━を切る・━集団」
国旗を━にして進む。列の━に立って歩く。━を切る ○集団の一番前 〔常〕
狂人
きょう じん[狂人](名)
〔文〕発狂した人。狂者。
━になるような心境。━をよそおう。━日記(ゴーゴリ) 〔文章
その囚人達はまるで狂人のように互いに争った。
天才と狂人の差は紙一重。
褒美
ほう び[褒美](名)
ほめてあたえる おかねや品物。
「ご━」
彼女は彼を責めるどころか、彼に褒美をあげた。
この動物は単にほうびが欲しいから、活動しているのにすぎないのだ。
無鉄砲
☆☆む てっぽう[(無鉄砲)](名・形動ダ)〔=無手法〕
前後を よく考えないで、むちゃなことをするようす。むこうみず。
「━な男」
派生無鉄砲さ。
みすぼらしい
み すぼらし・い[(見×窄らしい)](形)
〔見たところ〕貧弱で、びんぼうくさい感じだ。
「━身なり」
派生見窄らしげ。見窄らしさ。
粗末な衣服の━姿 ○貧弱で見苦しい 〔常〕
小さいおうちはみすぼらしく見えるようになってしまいました・・・まだまだもとの通りしっかりとしているのに。
そのみすぼらしいアパートは空き家のようだ。
殺到
さっ とう[殺到](名・自サ)
(大ぜいが)ものすごい勢いで おしよせること。
「注文━」
志願者が━する。問い合わせの手紙が━する ○多数が一度に押し寄せること
「君の仕事についてはお客さんから不満が殺到している。すぐに辞めてもらおう」「ふん、くそったれめ。こんな所はじめから勤めたくなかったんだ。」
その教師には質問が殺到した。
なおも
なお も[(▽尚も)]ナホ–(副)
もっと(つけくわえて)。
「━言いつのる」
雨は━降りしきっている。━泣き叫ぶ赤子 ○まだ。依然として 〔文
とてつもない
とてつも な・い[(途×轍もない)](形)〔途轍=すじみち。道理〕
ふつうでは考えられない。常識はずれの。
「━計画」
派生途轍もなさ。
━行い[意見] ○並外れた。非常識な。「途轍」は筋道・道理の意
その地震はとてつもなく大きな津波を引き起こした。
とてつもない間違いをしたものだ。
時間とお金の浪費はとてつもない。
一人残らず
ひとりのこらず
彼等はこの陳述が真実であると一人残らず認めた。
オーナーたちは組合のシンパを一人残らず解雇するために首切り役を投入した。
懐疑
☆☆かい ぎ[懐疑](名・自サ)
ことがらについて、うたがいを持つこと。
「━的な見方・━論」
人生の意義について━を抱く。━的になる。━論者 〔文章〕
〔注〕 真と偽の判断がつきかねる状態が「懐疑」である。すべて疑わしいものを虚偽としてしりぞけ、最後に意識する主体である自分だけは疑い得ないとしたのがデカルトである。
口論
こう ろん[口論](名・自サ)
口で言い争うこと。言いあい。
「━が たえない」
マイクとデイビッドはいつもつまらないことで口論している。
ばったり
ばったり(副) ①重いものがたおれるようす。 「大木が━(と)たおれる」 ②思いがけなく出あうようす。 「旧友に━あう」 ③急にとだえるようす。 「客足が━絶えた」
店で━先生に会った ○不意に出くわすさま 〔常〕
謬説
びゅう せつ[×謬説](名)
〔文〕まちがった考えの説。
是が非でも
ぜが ひでも[(是が非でも)](副)
ぜひとも。
「━やる」
これは、お前の体躯、護衛能力を考慮した上でのプランなのだ。是が非でもやってもらう。
落第
らく だい[落第](名・自サ) ①試験に合格しないこと。不合格。 「━点」 ②進級できず、原級に とどまること。 「━生」 ③不適当。不適格。 「衛生管理の面で━だ」 ▽(↔及第)
成績が悪くて━する ○試験に合格できないこと。原級にとどまること 〔常〕 ⇔及第
落第しないように一生懸命勉強しなさい。
遠慮
えん りょ[遠慮](名・他サ) ①ひかえ(めに す)ること。つつしみ。 「━なく発言する・━がち・━は無用」 ②「ことわる」 「さしひかえる」の遠まわしな言い方。 「今回は━するよ・入場ご━ください〔=入場しないでください〕」 ③〔文〕遠い先までを見通した考え。 「深謀━」 派生遠慮げ
遠慮なく
ご遠慮なくケーキをお取りください。
どうぞ遠慮なくクッキーを召し上がってください。
遠慮なく私に質問して下さい。
お待ち遠さま
お まちどお(さま)[お(待ち遠(様))]–マチドホ(–)(感)
〔話〕相手を待たせたときの あいさつに言うことば。〔「お待ち遠(様)でございました」は ていねいな言い方。「(へい、)お待ち」は、ぞんざいな言い方〕
ちらっと
ちらっ と(副)
ちょっと。〔「ちらりと」より時間が短い感じ〕
彼は通りすがりの人たちにちらっと目をやった。
私は新しく隣に越してきた人と話をしたことはない。ただ、ちらっと顔を見ただけだ。
彼女は私をちらっとさえ見なかった。
一同
いち どう[一同](名)
そこにいる人・なかまのすべて。
「━無事・親族━を代表して・御━様」
司祭は会衆一同を祝福した。
家族一同元気です。
一同を代表して、あなたを歓迎します。
痛手
いた で[痛手](名) ①〔おもに、刀による〕ひどい きず。重傷。 「━を負う・心の━」 ②(ひどい)損害。 「━をこうむる・大━だ」
彼の死は我が社にとって大きな痛手であった。
克己
こっ き[克己](名・自サ)
〔文〕自分の欲や悪い考えをおさえること。
「━心」
➖の精神。━を行う。━心 ○自分の欲望・邪念にかつこと 〔文章
にこり
にこり(副)
うれしそうに笑いかけるようす。にっこり。
「━とも しない」
思わず━とする。━ともしない ○うれしそうにちょっと笑うさま
彼女はにっこり笑ってそういった。
スージーはにっこりするととても素敵なの。
恨み
←うらみ[恨み・▽怨み](名) うらむ〈こと/心〉。 「━をこめる・━を晴らす・━死に」 ・☆☆恨み骨髄に徹する句 人を強くうらむ気持ちが、からだの奥まで しみとおる。 ・恨みをの(吞)む句 うらみを晴らさずに終わる。 ・━がまし・い[恨みがましい](形) いかにも うらんでいるような ようすだ。 派生恨みがましさ。 ・━ごと[恨み言](名) うらみを述べることば。 「相手に━を並べ(たて)る」 ・━っこ[恨みっこ](名) おたがいにうらむこと。 「━なし」 ・━っぽ・い[恨みっぽい](形) うらみをこめたようすだ。 「━目で見つめる」 ・━つらみ[恨み(▽辛み)](名)〔つらみ=つらい うらみ。調子をよくするために そえたことば〕 うらみのかずかず。 「━を述べたてる」 ・━ぶし[恨み節](名) ①うらみを歌った歌。 ②うらんで、ぼやく ことば。 「業者からは こんな━も聞こえる」
内緒
ない しょ[(内緒)・(内▽証)](名) ①ひみつ。ないみつ。 「━事・━の話」 ②勝手向き。財政。 「━が苦しい」 ▽ないしょう。
夫に━で金を借りる。━話 ○表向きにせず内々にとどめておくこと。「ないしょう」とも〈内証〉
ひかれる
ひか れる[引かれる・×惹かれる・▽魅かれる](連語)
〔心が〕引きつけられる。
「おもしろさに━・子どもに━」
心惹かれる : こころひかれる
誘拐
ゆう かい[誘拐](名・他サ)
人をだまして つれ去ること。かどわかし。
→:略取。
子供を━する。━事件 ○人をだまして誘い出すこと
幼児を━する。━魔 ○人をだまして誘い出し、連れ去ること。かどわかす
辞する
じ・する[辞する] 〔文〕 一(他サ) ①〔下に打ち消しのことばが来る〕ことわる。 「死をも辞せず〔=万一、死ぬことがあってもかまわない〕」 →:辞さない。 ②〔職を〕やめる。 「職を━」 二(自サ) いとまごいをする。 「世を━〔=死ぬ〕」 ▽辞す。
私はその職を辞するよう彼を説得した。
真門の家を辞すと、沼津へ通っている電車の停留所まで蘭子を送り、そこで蘭子と別れた。
神経衰弱
━すいじゃく[神経衰弱](名)
①〘医〙心身の はたらきが弱り、刺激に対して ひじょうに感じやすくなる症状。
②トランプ遊びの一つ。カードを裏返してならべ、二枚めくって同じ数のカードを当てて自分のものとし、その枚数をきそう。
兼子は新しい仕事で非常に緊張して、神経衰弱にかかってしまった。
彼は神経衰弱になっていた。
き印
き じるし[キ印](名)
〔俗〕きちがい。〔差別的なことば〕
根掘り葉掘り
ね ほり[根掘り] 一 (名)草の根を ほり取る道具。 二 (副)ねほりはほり。 ・☆☆━はほり[根掘り葉掘り](副・他サ) 全体にわたって残りなく、聞くこと。ことこまかに。 「━問いただす」
村人は彼に根掘り葉掘り訊いた。
憂い
う・い[憂い](形)
〔文〕思うままにならなくて、悲しい。
「旅は━もの、つらいもの」
→:憂さ。
憂き
全快
ぜん かい[全快](名・自サ)
病気が なおって健康な状態になること。
「━祝い」
今のところ━の見通しがない。━祝い ○完全によくなること
彼は全快したのでもう働ける。
辞去
じ きょ[辞去](名・自サ)
〔文〕(あいさつをして)相手の所を去ること。
「途中で━する」
また辞去する際に決して忘れないようにすること。
用談を終えて━する。倉皇(そうこう)として━した 〔文章
異邦人
いほうじん
➖の風俗をまねる。━扱いする ○よその国の人。外国人
変哲
☆☆へん てつ[変哲](名)
変わった〈こと/ところ〉。
「何の━もない話だが」
変哲も無い
何の━話 ○取り立てて変わったこともない 〔常〕
侘しい
わびし・い[(×侘びしい)](形) ①なぐさめてくれるものがなくて、心がしずむようだ。 「わびしく暮らす」 ②ものさびしい。 「人けのない━風景」 ③まずしくて、さむざむとした感じだ。 「━食事」 派生侘びしげ。侘びしさ。
あなたがいなくなったら、この世は本当に侘びしくなるわ。
なるべく考えまいとは思っていたのだが、自覚をしてしまうと途端に侘しいような気持ちにもなってくる。
盗み見
むすみみ
相手に気づかれないように、(ちらりと)見ること。
動盗み見る(他上一)
宴会
えん かい[宴会](名)
さかもり。
━を催す。新年━ ○酒食を出し、集まって楽しむ会 〔常〕
宴会の世話役は、ぶどう酒になったその水を味わってみた。
彼は宴会の事について触れた。
花柳
か りゅう[花柳](名) 芸者の世界。もと、遊郭を指した。 「━の ちまた(巷)〔=遊郭〕・━界」 ・━びょう[花柳病](名) 性病。
譲る
ゆず・る[譲る]ユヅル(他五) ①自分のものを ほかの人にあたえる。 「財産を━」 ②〔自分をあとにして〕ほかの人を先にする。 「道を━」 ③〔自分をおさえて〕ほかの人の意見や主張に近づく。歩みよる。 「主張して譲らない」 ④先へのばす。 「来週に━」 ⑤「売る」の遠まわしな言い方。わける。 「安く譲ってもらった」
財産を子供に━。席[権利]を━ ○自分の所有だったものを他の人に与えてすっかり任せる
叔父は私に車を譲ってくれた。
屈辱
くつ じょく[屈辱](名)
人におさえつけられて はじを受けること。
「━感・━的な待遇」
━を受ける。━的外交交渉 ○屈伏させられて恥をかくこと
彼は甘んじて屈辱に耐えた。
太郎は屈辱を忍んで謝罪し辞職した。
徒労
☆☆と ろう[徒労](名)
〔文〕むだな骨折り。
「━に終わる」
折角の努力も━に終わる[帰する]。苦労が━になる 〔文章〕
愛でる
め・でる[(▽愛でる)](自他下一) 〔文〕 ①かわいがる。 ②美しさを ほめる。 「月を━」 ③〔「…にめでて」の形で〕その点を特に考えてやって。 「忠勤にめでて」
稽古
けい こ[稽古](名・他サ) 武術・芸能などを習うこと。練習。 「━をつける・寒━・ピアノのお━」 ・━ごと[稽古事](名) 技術や作法を身につけるために習うもの。生け花・ピアノなど。習い事。 ・━だい[稽古台](名) 練習の相手。 「━になる」
彼女は稽古を休んだ。
彼女は六歳でピアノのけいこを始めた。
敬虔
☆☆けい けん[敬×虔](形動ダ) ①尊敬し、つつしむようす。 ②神や仏に誠意をもって帰依するようす。 「━な信者」 派生敬虔さ。
その敬虔なキリスト教徒は自分の信念を断固として貫く。
人肌
ひと はだ[人肌](名)
〔温かみを持った〕人間のはだ(ぐらいの温度)。
「〔酒を〕━に温める」
━に触れる。━恋しい。お燗(かん)は━に温める ○人の肌。肌のぬくもり 〔常〕
狼狽
☆☆ろう ばい[(×狼×狽)](名・自サ)
あわてること。
「周章━」
彼はひどく狼狽していたので善悪の区別が出来なかった。
そのニュースに私はろうばいした。
うろた・える[(:狼狽える)]ウロタヘル(自下一)
あわてて とりみだす。
悪事がばれて━。急死の知らせに━ ○慌て迷う 〔常
彼は非常にうろたえていたので彼の答えは全然意味をなさなかった。
いい加減
いい かげん[いい(加減)] 一(名・形動ダ) ①ほどよい ところ。 「━で やめておけ」 ②すじみちが とおらず、でたらめなようす。 「━な男・━な会社」 ③徹底しないようす。 「━なトレーニング・宿題を━にやる」 派生いい加減さ。 二(副) ①程度が、ちょうどいい限度をこえるようす。いくらなんでも。さすがに。 「━頭に来た・もう━楽しんだだろう」 ②〔それほどでないように言われるが〕かなり。 「この本も━むずかしい」 ③これ以上、ぐずぐずせずに。 「━元気出しなさい」 ・いい加減にしろ句 〔男〕がまんの限度をこえたとき、相手に言うことば。いい加減にしてくれ。 「━、うるさくて ねられないぞ!」 〔「いい加減に〈して/しなさい〉」は、女性も使う〕
無造作
む ぞうさ[(無造作)](名・形動ダ) ①ぞうさないようす。たやすいようす。 「━に取りおさえる」 ②むずかしく考えないで、気軽に するようす。 「━に引き受ける」 派生無造作さ。
➖にやってのける ○手間をかけないこと。たやすいこと 〔常
彼女は髪を無造作に束ねている。
糸口
いと ぐち[糸口・▽緒](名)
①糸の はし。
②てがかり。はじまり。
「話の━・解決の━」
話の━を見付ける。出世の━ともなる ○巻いた糸の先。手始め〈緒〉 〔常
相棒
あい ぼう[相棒]アヒ–(名)〔=かご(駕籠)を いっしょにかつぐ相手〕
いっしょに仕事をする相手。
人は━だ。━を捜す。いい━に巡り会う ○仕事を一緒にする仲間
こいつ、さっきまで俺の相棒だったのに、もう寝返りやがった。
川岸
かわ ぎし[川岸]カハ–(名)
川の両がわに接した土地。河岸。
川岸で数人の男が糸を垂れている。
遠雷
えん らい[遠雷](名)
〔文〕遠くで鳴る かみなり。
雨が明けるのか━が聞こえる。━のごとき砲声 ○遠くで鳴る雷
遠雷のようである。
餓死
が し[餓死](名・自サ)
うえじに(すること)。かつえじに。
「多くの━者が出る」
食糧不足で━する。━者が出る ○飢えて死ぬこと。うえじに 〔常〕
毎年世界でどれほどの人が餓死しているか知っていますか。
昼寝
ひる ね[昼寝](名・自サ)
ひるまに ねむること。午睡。
毎日何時間昼寝しますか。
そんな雑誌を読むくらいなら、昼寝をするほうがましだよ。
不人情
ふ にんじょう[不人情](名・形動ダ)
人情が〈ない/うすい〉こと。薄情。
親友を見殺しにするなんて━なまねはできない ○人情に欠けていること。人情が薄いこと
人間ほど不人情なものはない。
前後不覚
・━ふかく[前後不覚](名)
正体の ないこと。
「━に ねむる
前後も知らずに
調子に乗って飲み過ぎて、前後不覚になってしまった。自分で何をしたのかまるで覚えていないんだ。
知己
☆☆ち き[知己](名) 〔文〕 ①自分をよく知って、よくつきあってくれる人。 「━の言」 ②知りあい。 「百年の〔=百年前からの〕━のごとく つきあう」
吾輩は車屋の黒と知己になったのはこれからである。
邂逅
かい こう[×邂×逅](名・自サ)
〔文〕思いがけず出あうこと。めぐりあい。
「三年ぶりで━した」
旧友と━する。二人の━を喜ぶ ○久しく会わない人に思いがけなく会うこと 〔文章〕
通人
つうじん
財界でも━で通っている ○芸能・趣味・道楽などに関する事情に通じている人 〔常
滑稽
こっ けい[滑稽](名・形動ダ) ①(ふざけていて)おかしい〈こと/ようす〉。おどけ。 ②ばかばかしくて、笑うべきようす。 ③常識をはずれて、おかしいようす。 「━な かっこうだ」 派生滑稽さ。
彼の気取った話し方がとても滑稽におもえた。
おもしろい話しのほとんどがこっけいな場面を基にしている。
いわんや
いわん や[(▽況や)]イハンヤ(副)
言うまでもなく。まして。なおさら。
「おとなでも むずかしい。━子どもには とうてい できない」
→:おいて をや。
達観
☆☆たっ かん[達観](名・他サ)
①広く、全体の情勢を見わたすこと。
②目の前の小さいことにとらわれず、たいせつな点を さとること。
「人生を━する」
彼は降格されたことを達観している。
だれにも不満の種はある。だが、それを達観できるのは、ごく少数の人だけだ。
迂闊
う かつ[(×迂×闊)](形動ダ)
注意が足りないようす。うっかりしたようす。
「━にも判を押してしまった」
派生迂闊さ。
彼女はうかつの言葉を使ったために仕事を失った。
うかつにもそれを見逃してしまった。
メーカーの謳い文句を迂闊に信じてはいけない。
迂遠
う えん[×迂遠](形動ダ)
遠まわりなようす。すぐには役立たないようす。
「━な方法」
無闇
む やみ[(無闇)](形動ダ) ①よく考えないでするようす。無思慮。やたら。 「━に行動するな」 ②ふつうの程度を こえているようす。 「━に暑い」 ・━やたら[(無闇:矢鱈)](形動ダ) 「むやみ」を強めて言うことば。
と小言を言う。━に働く ○度を超すこと 〔常〕 ⇒慎重
むやみに自殺を否定しようとは思いませんが、親が子どもを道連れにするのはぜったいにやめてほしい、と思います。