言い回し12 Flashcards
幸か不幸か
こうかふこうか
幸か不幸か 句
よいことか悪いことか判断できないが。〔おもに、よい結果のときに使う〕
「━バスがおくれたため、事故に巻きこまれなかった」
幸か不幸かだれもいない。
魔物
ま もの[魔物](名)
①悪魔。
②〔たとえとして〕こわいもの。
「金は━」
森に住む━を見たという話。━の性。女は━だ
無茶苦茶
むちゃ くちゃ[(:無茶苦茶)]
一(名・形動ダ)
→むちゃ。
「━な計画」
二(副)
〔俗〕ひじょうに。
「━おいしい」
▽めちゃくちゃ。
派生無茶苦茶さ。
━に勉強をする。━に暴れる。そんないい掛かりは━だ ○「無茶」の強調形 〔常〕
近辺
きん ぺん[近辺](名)
〔ある場所・地域の〕近く。
「東京━」
━の商店街。この━は閑静です。東京━にある行楽地 ○近くの辺り
美貌
び ぼう[美貌](名)
〔文〕美しい顔かたち。
「━の持ち主」
彼女は美貌という利点を持っている。
ベスは美貌を保っている。
美貌を自慢している。
莫大
ばく だい[×莫大](形動ダ)
この上もなく〈大きい/多い〉こと。多大。
「━な金額」
派生莫大さ。
・━も な・い[×莫大もない](形)
〔文〕莫大な。
「━金額」
彼は莫大な遺産を受け継いだ。
師匠
し しょう[師匠](名)
①学問・技術を教える人。先生。
②日本の おどり・長唄・生け花などを教える人(の尊敬語)。
「お━さん」
▽(↔弟子)
踊り[生け花」の━。━について落語を習う。お━さん
行きがかり
いき がかり[行き(掛かり)](名)
やりかけた勢い(で やめられないこと)。ゆきがかり。
「━上引き受けた」
行きがかり上しなけりゃならなかった。
趣向
しゅ こう[趣向](名)
①会や もよおしの やり方。おもむき。
「━を変える」
②おもしろく見せるための、くふう。興味をもり上げるための、くふう。
「━を こらす」
③おもしろいアイデア。
「これは━だ!」
④「嗜好」の あやまり。
「個人的━」
▽〔「趣好」と書くのは あやまり〕
しゅこうをこらす 【趣向を凝らす】
ごもっとも
ご‐もっとも【御×尤も】 の解説
[形動]相手が「もっとも」と思うのを敬っていう語。相手の言い分が道理であると肯定するさま。「ご尤もな質問です」「お説ご尤も」
ごもっとも」の使い方
「ごもっとも」が使われるのは、
目上の相手と対話している際に、
その相手の言動に対して
同意と敬意を示す表現です。
・「ごもっともなご意見を、本当にありがとうございます。」
・「さすがは先輩、言われることはごもっともです。」
・「経験とキャリアを積み上げた方の言われることはごもっともです。」
頓着
☆☆とん ちゃく[頓着](名・自サ)
気にかけること。気を使うこと。とんじゃく。
「人の気持ちに━なく〔=おかまいなく〕・━しない」
それにも頓着なく…
全く━しない。無━ ○心に掛けること。「とんじゃく」とも
空腹
くう ふく[空腹](名・形動ダ)
はらが すくこと。すきはら。
「━時」
(↔満腹)
昼飯の時刻が延びたのでたいへん空腹になって弱りました。
失礼ながら…
読み方:しつれいながら
失礼ではありますが。続いて述べる内容が、相手にとって失礼に当たるだろうが、それでも言うといった意味合いで文中に差し挟まれる表現。
失礼ながらうまくゆきますか?
警句
けい く[警句](名)
〔文〕短い形で、ものごとの真理をするどく表現したことば。アフォリズム。
「━を吐く」
現今
げん こん[現今](名)
〔文〕(ただ)いま。
現今知名な文学博士…
-の世界情勢を分析する ○現在(現在に近い過去を含めて) 〔文章〕
〔注〕 「現」は今目前にしている事態の意
未曾有
みぞう
━の大事件[旱魃(かんばつ)]。古今[前古]━である 〔文章〕
古今未曾有の…
さもなくば
さもなくば
そうそうでなければ。そうしなければ。さもなければ。「さもなければ」は「然もなければ」と書き、「さもなくば」も「然もなくば」と書く。
黙っていなさい。さもなくば何か聞く価値のあることを言いなさい。
私たちは兄弟として共に生きることを知らねばならない。さもなくば、愚か者として共に滅びるであろう。
小生
しょう せい[小生](代)
〔文・男〕自分を けんそんして言うことば。
(相手は: 大兄)
荷解き
にほどき
ひもでしばったり、包んだりしてある荷物をほどくこと。荷とき。
それに荷ほどきが順調に行って、日曜の午前までで終わったらの話だし。
「外でデートの待ち合わせをしましょう」「そんなヒマがあったら荷ほどき手伝いに来い!」
飛花落葉
ひか-らくよう【飛花落葉】
絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。
この一、二年来親しいひとびとが多く世を去り、漱石門下のお仲間も飛花落葉のありさまでつぎつぎに他界した。
潰す
つぶ・す[(潰す)](他五)
①おさえて形を こわす。
「段ボール箱を━」
②役に立たなくする。
「声を━・目を━・チャンスを━・くつを はき━」
③失う。なくす。
「財産を━」
④ほろぼす。
「会社を━」
⑤めんぼくを なくす。
「顔を━」
⑥とりのぞく。
「問題点を一つずつ━」
⑦金属を、とかす。鋳つぶす。
⑧〔時間を〕過ごす。
「ひまを━」
⑨ほかのことに使うために やめる。
「田を━」
⑩酒をたくさん飲ませ、酔って起き上がれない状態にする。
⑪〔食べるために〕家畜を殺す。
「ニワトリを━」
⑫すきまを、ふさぐ。
「穴を━」
可能潰せる。
時間をつぶすために…
所得
しょ とく[所得](名)
①収入。利益。
「━がへる」
②〘経〙収入から、必要経費を差し引いた金額。
・☆☆━ぜい[所得税](名)
〘法〙一か年の「所得②」に対して、個人にかける国税。(↔法人税)
半可通
☆☆はんか つう[半可通](名・形動ダ)
よく知らないのに、知っているふりをする〈こと/人〉。
━の知識しかない ○よく分かりもしないのに、分かったような振りをすること。その人 〔文章〕
紋切り形
☆☆もんきり がた[紋切り型](名)〔=紋の形を切りぬくための型紙〕
決まりきった様式(の文句)。決まり文句。もんきり。
「━の あいさつ・━は よしてくれ」
━の演説[口上] ○決まりきった様式 〔常〕