(テキスト)先物取引の概要 Flashcards

1
Q

先物取引とは?

A
  • ある商品を
  • 将来のあらかじめ定められた受渡日(期限日)に
  • 現時点で定めた価格(約定価格)で

売買することを契約する取引。

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2
Q

先物取引の買い方の義務は?

A

売り方から期限日に対象商品を約定価格を購入する義務

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3
Q

先物取引の売り方の義務は?

A

買い方から期限日に対象商品を約定価格で売却する義務

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4
Q

対象商品および期限日の決済方法の違いにおける先物取引の種類(二つ)とは?

A
  • 有価証券先物取引
  • 有価証券指数等先物取引
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5
Q

有価証券先物取引とは?

A

対象商品が現物である先物取引で、期限日には対象商品の現物受渡しが行われる。

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6
Q

有価証券指数等先物取引とは?

A

株価指数などの抽象的な指数を対象商品としたもので、現物受渡しできないため、期限日には契約時の約定価格と最終決済価格の差額のみを受払いする差金決済が行われる。

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7
Q

先物取引の特徴は?(取引所だからこそ)

A

商品の種類、取引単位、満期、決済方法等の諸条件がすべて取引所において標準化、定型化されている。

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8
Q

証拠金制度とは?

A

決済履行を保証し、取引の安全性を確保するための制度。 建玉を毎日の清算値で評価替えし、日々評価差損益の授受を行う値洗い制度を導入し、証拠金制度を補完。

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9
Q

現時点における先物価格と現物価格の差(ベーシス)は?

A

【現時点で現物を取得するために必要な資金×短期金利×期間】ー【現時点で現物を取得することで得られる収入(配当)】

この差分は現物を保有するために必要なコストで、キャリーコストと言われる。

先物価格=現物価格+キャリーコスト

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10
Q

ヘッジ取引とは?

A

先物市場において現物ポジションと反対のポジションをもつことで、現物株式の価格変動リスクを回避しようとする取引のこと

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11
Q

裁定取引(アービトラージ取引)とは?

A

あるものの価格関係において一時的に乖離が生じた場合に、割高な方を売って、同時に割安な方を買い、後にこのふたつが適正な価格に戻ったところでそれぞれ決済を行い、利益を得る取引のこと。

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12
Q

ベーシス取引とは?

A

裁定取引のうち、先物と現物との価格差を利用してサヤを取る取引のこと。

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13
Q

スプレッド取引とは?

A

裁定取引のうち、ふたつの先物の価格差(スプレッド)を利用した取引。

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14
Q

限月間スプレッド取引(カレンダー・スプレッド取引)とは?

A

限月の異なる先物の価格差が一定の水準付近で動くことを利用した取引で、スプレッドが拡大又は縮小したときにポジションをとり、予想とおりスプレッドが戻った時に決済を行い、利益を得る取引。

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15
Q

市場間スプレッド取引とは?

A

異なる市場間の先物の価格差を利用した取引で、乖離した価格差がやがて一定の価格差に戻ることを前提にしたもの。

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16
Q

スペキュレーション取引とは?

A

先物価格の変動をとらえて、利益を獲得することにのみに着目する取引。

先物が値上がりすると判断したら買い、値下がりすると判断したら売る。

現物取引でも行われているが、先物取引は小額の証拠金だけで多額の取引ができるレバレッジ効果がある。

17
Q

スペキュレーション取引における順張りとは?

A

相場が上昇しているときにそのまま上昇が継続すると見込んで買ったり、下落しているときにそのまま下落が継続すると見込んで売る方法

18
Q

スペキュレーション取引における逆張りとは?

A

現在は下落しているが、今後は上昇すると見込んで買ったり、あるいは上昇しているなか、下落すると見込んで売ったりする方法。

19
Q

スペキュレーション取引におけるファンダメンタル分析とは?

A

景気動向、金融・財政政策、国際収支、物価動向などの要素を分析して、相場の行方を判断すること。

20
Q

スペキュレーション取引におけるテクニカル分析とは?

A

価格や出来高などの過去の相場データを様々な方法で分析して、将来の相場の行方を予測すること。

21
Q

先物市場の参加者は?

A
  1. ヘッジャー(リスク回避手段)
  2. スペキュレーター(投機利益獲得機会)
  3. アービトラージャー(裁定利益獲得機会)

価格変動リスクは相互に逆方向のリスクをもつヘッジャー間でリスクが移転されあったり、ヘッジャーからスペキュレーターにリスクが転嫁されることで果たされる。

22
Q

国債先物取引は実際に発行されている債券ではなく、「標準物」と呼ばれるものを対象に取引されているが、その「標準物」とは?

A

利率と償還期限を常に一定とする架空の債券。

23
Q

標準物を対象とする方式のメリットは?

A
  1. 対象銘柄を変更する必要がない
  2. 個別銘柄の属性に影響されない
  3. 価格の継続性が維持される
24
Q

限月とは?

A

ある先物の期限が満了となる月

25
Q

3限月取引とは?

A

日本の国債先物取引の限月は3、6、9、12月となっていて、取引期間はそれぞれ最長9ヶ月で、常に3本の限月が上場されている。