完成⑬:神経と筋肉の生理学 Flashcards
網膜の一番内側にある細胞は?
視神経細胞
*網膜は内側から
視神経細胞→連絡神経細胞(水平細胞、アマクリン細胞、双極細胞)、視細胞(桿体細胞、錐体細胞)の順に配列している。
神経組織について。
( ):脊髄神経と脳神経
( ):脊髄と脳
(末梢):脊髄神経と脳神経
(中枢):脊髄と脳
神経組織は
神経細胞と( )からなる。
グリア細胞
神経系の機能的分類。
運動や感覚のような動物性機能、
特に意識的に働く神経系を( )と呼ぶ。
体性神経系
神経系の機能的分類。
循環のように不随意的、自律的、無意識的に働く神経系を( )と呼ぶ。
自律神経系
体性神経系の最終効果器は( )であり、
自律神経系の最終効果器は( )である。
体性神経系:骨格筋
自律神経系:平滑筋、心筋、腺、血管平滑筋、立毛筋
*神経系の効果器は筋と腺である。
随意運動の開始と遂行のために最も重要な経路は( )と呼ばれる経路である。
錐体路
錐体路(皮質脊髄路)の起始ニューロンは
大脳の( )に存在する( )である。
運動野
錐体細胞
錐体路(皮質脊髄路)の大部分は脊髄前角に関わり、
ここで( )にシナプス結合する。
前角細胞
前角細胞とこれに支配される骨格筋線維からなる単位を( )という。
運動単位
筋シナプス後膜の( )が閾値を越すと、
筋線維が収縮を起こす。
膜電位
筋原線維は円柱状で長さは筋繊維と同じであるが、
その直径は( )とかなり細い。
1-2μm
*1本の筋線維は数百から数千の筋原線維の集まりである。
運動神経や副交感神経の末端からは( )、
交感神経の末端からは( )が放出される。
アセチルコリン
ノルアドレナリン
筋細胞の活動電位はT管を伝わり、
( )受容体を介して
筋小胞体膜の( )受容体を開き、
細胞質にCa2+が放出される。
ジヒドロピリミジン受容体
リアノジン受容体
筋肉を引き延ばしたときに発生する張力とは?
静止張力
*自然長より引き延ばした時に発生する。
骨格筋が能動的に発生させた張力とは?
発生張力
*電気刺激を加えて張力を発生させたとき。
自然長より長いときに発生する張力とは?
強縮張力
*全張力=強縮張力=静止張力+発生張力
ミオシン頭部の働きは?
ATPase活性によって、
ATPは加水分解される。
その際に生じるエネルギーを利用して
ミオシンの間にアクチンが滑り込んで筋収縮となる。
運動神経からの刺激がなくなるとなると、
Ca2+は( )によって筋小胞体に回収される。
Ca2+ポンプ
*能動輸送
*やがてトロポニンCからCa2+が解離して、
ミオシンとアクチンが接触不可能になるため筋肉は弛緩する。
抑制性の神経伝達物質はを2つ
GABA (γ-アミノ酪酸)
Gly
*Cl-チャネル
作用(ー)でてんかん発作
GABAの作用がない病気は?
Huntington’s Disease
*立ち座り繰り返した患者
運動の学習の中心となるのは
( )脳にある( )細胞で、
失敗したときに働いていた経路を( )で抑制する。
小脳
プルキンエ細胞(樹状突起が無数ある)
GABA
抑制性ニューロンを発見した大脳生理学者は?
Eccles
IPSPが発生するためのKの細胞内外濃度と
Clの細胞内外濃度とは?
(RT/F) ln ([K]o/[K]i) > (RT/F) ln ([Cl]i/[Cl]o)
*この条件を満たすためにニューロンは
能動輸送でCl-を細胞外に送り出す必要がある。
四肢の運動は屈曲運動に働く( )と、
伸展運動に働く( )との協同で行われている。
屈筋
伸筋
上肢の方は( )が多い。
屈筋
*下肢は伸筋
骨格筋のなかにあって,その伸縮状態を感知する受容器のことを何という?
筋紡錘
筋紡錘を支配している感覚ニューロンの細胞体は( )の神経節に位置する。
このニューロンを( )という。
後根
Ia郡感覚ニューロン
上腕二頭筋の( )を支配するIa郡感覚ニューロンは( )を経て脊髄に入り、
( )に存在する上腕二頭筋の支配ニューロン( )に直接シナプスを形成している。
上腕二頭筋の(筋紡錘)を支配するIa郡感覚ニューロンは(背根)を経て脊髄に入り、
(前角)に存在する上腕二頭筋の支配ニューロン(α運動ニューロン)に直接シナプスを形成している。
筋肉の中の筋紡錘の両端にある錘内筋線維というものに結合し筋紡錘の張力を調節しているニューロンとは?
γ-運動ニューロン
線維
α運動ニューロンとγ運動ニューロンが関連して動作することを何という?
α-γ連関
上腕二頭筋の筋紡錘を支配するIa郡感覚ニューロンの軸索は、
枝分かれし( )にシナプスを形成している。
介在ニューロン
*介在ニューロンは抑制性•興奮性のものも存在する。
皮膚に存在する痛みなどを感じる特殊な受容器を何という?
侵害受容器
Z線は( )で出来た円盤状のもの。
デスミン
筋収縮とは( )で放出されるエネルギーを収縮という力学的仕事に変換する過程であるとも言える。
ATPの加水分解
白筋はどのようにしてATPを得ている?
解糖
グルコース→ピルビン酸→乳酸の反応
赤筋の収縮は比較的緩やかな過程であるから
( )によってATPを補給する経路も発達している。
酸素呼吸
筋肉は( )からリン酸を補給してATPを合成することもできる。
クレアチンリン酸
*ADP+クレアチンリン酸→ATP+クレアチン
血流を停止させて筋肉を収縮させた場合、
正常な血流の時と比べてATP量が大きく減少する理由は?
血流の停止によって、
酸素の供給が不十分になり、
解糖しか進行しなくなるため、
解糖のATP産生効率は酸素呼吸に比較すると生井ので、ATPの再生も少なくなる。
筋肉が強縮したとき、pHが低下する理由は?
強縮の過程に必要なATPは解糖から供給されるが、
解糖の最終産物は乳酸だからpHが低下する。
血流を停止させて強縮させたときのpHの低下が
血流を正常に保ったときのpHの低下よりも
大きい理由は?
血流停止下では解糖しか起こらないので
乳酸の産生量が血流のある条件に比べて増加する。
さらに、産生された乳酸が血流で運びさられることがなく、乳酸は筋肉に蓄積し、酸性が強くなる。
嫌気呼吸の過程において、
赤血球や筋肉でグルコースから乳酸を作り、
肝臓で乳酸からグルコースに戻すまでの経路のことを何という?
コリ回路
Cori cycle
↓/↑で答えろ。 血流停止時には、 解糖(+)、乳酸( ) 酸素呼吸(ー)、ATP( ) コリ回路(ー)、pH( )
解糖(+)、乳酸↑↑
酸素呼吸(ー)、ATP↓↓
コリ回路(ー)、pH↓↓(より酸性になる)
強縮に伴って著しく減少する有機リン酸は?
クレアチンリン酸
*急速な強縮に伴ってADPにリン酸基を供給している。