完成①:細胞の構造と機能 Flashcards

0
Q

細胞外マトリックスとは細胞が合成•分泌し、
細胞外に蓄積された生体高分子の複雑な会合体で
( )組織で発達していて、
基質と線維とに分類できる。

A

結合組織

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1
Q

細胞外マトリックスにおいて。
基質(ground substance)は主に( )であり、
それは親水性であるので細胞外マトリックスに水分子を維持する働きがある。

A

グリコサミノグリカン(GAG)

*GAGは大別して
ヒアルロン酸
コンドロイチン硫酸
デルマタン硫酸
ヘパリン
へパラン硫酸
ケラタン硫酸がある。
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2
Q

細胞外マトリックスは基質と線維にわけられ、
主な基質はグリコサミノグリカン(GAG)で、
ヒアルロン酸以外のGAGは( )と呼ばれるポリペプチドと結合するすることがあり、
この複合体を( )という。

A

コアタンパク質
プロテオグリカン:コアタンパク質+ヒアルロン酸以外のGAG

*プロテオグリカンのコアタンパク質部分はヒアルロン酸に結合して大規模な網目状構造を作る。

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3
Q

グリコサミノグリカンとプロテオグリカンとを合わせて

何という?

A

ムコ多糖

*関節空に特に多く存在し、
円滑作用を発揮している。

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4
Q

細胞外マトリックスにおいて、

3種類の基質とは?

A

⒈ グリコサミノグリカン
⒉ プロテオグリカン
⒊ 機能性糖タンパク質

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5
Q

細胞外マトリックスにおいて、

3種類の線維とは?

A

⒈ 膠原線維(コウゲン)……コラーゲンの集合体
⒉ 細網線維(サイモウ)……Ⅲ型コラーゲンの集合体
⒊ 弾性線維……エラスチン+フィブリリン

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6
Q

合成されたコラーゲンは

どのようにして3重らせんの線維を作る?

A

合成されたコラーゲンはプロリン残基がヒドロキシ化されて、
このヒドロキシ基を介して頑丈な3重らせんの線維を作る。
プロリンのヒドロキシ化には補酵素としてビタミンCが必須。

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7
Q

ビタミンCの欠乏症は

なぜ( )になる?

A

壊血病

ビタミンCの欠乏症ではコラーゲンが
脆弱化(ゼイジャク)して結合組織がもろくなる。

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8
Q

赤血球の破裂を何という?

A

溶血

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9
Q

細胞骨格は細い順に
⒈ アクチン線維
⒉ 中間径線維
⒊ 微小管

それぞれの径は?

A

⒈ アクチン線維…8nm
⒉ 中間径線維……10nm
⒊ 微小管…………25nm

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10
Q

心筋は骨格筋とは違って単核の細胞だが、

心筋で発達している細胞接着装置は?(2つ)

A

デスモゾーム

ギャップジャンクション

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11
Q

上皮組織の結合を上から下への順に5つ。

A
⒈ 密着結合
⒉ 接着結合
⒊ デスモゾーム
⒋ ギャップジャンクション
⒌ ヘミデスモゾーム
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12
Q

密着結合(tight junction)を形成するタンパク質は?

2つ

A

クローディン

オクルーディン

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13
Q

密着結合の意義は?

A

密着結合で結合された細胞同士に、
密着結合を境界とした極性を持たせること。

*さらに、密着結合を超えて物質が透過することができないので、体の内外の環境を形成している。

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14
Q

接着結合(adherence junction)を形成するタンパク質は?

A

カドヘリン

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15
Q

接着結合の細胞膜の裏側に( )線維が密着し、

( )を介してアクチン線維が(カドヘリン)に結合している。

A

アクチン

カテニン

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16
Q

デスモゾームを形成するのはカドヘリンファミリータンパク質である( )である。

A

デスモグレイン

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17
Q

スポット状である細胞接着装置のデスモゾームを
形成するタンパク質はデスモグレインであるが、
それを固定しているのは( )線維の( )である。

A

中間径線維

ケラチンがデスモグレインを固定。

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18
Q

Z膜を構成している中間径線維は?

A

デスミン

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19
Q

線維芽細胞をでみられる中間径線維は?

A

ビメンチン

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20
Q

微小管を形成するタンパク質は?

A

α-チュブリン

β-チュブリン

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21
Q

細胞骨格で1番太く丈夫な微小管は
物質輸送の際のレールとしても活躍するが、
その上を走るモータータンパク質を2つ。
また、それぞれが行う輸送を何という?

A

ダイニン:逆行性輸送(+端→ー端)

キネシン:順行性輸送(ー端→+端)

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22
Q

細胞運動に関わる3大細胞骨格筋系とは?

A

⒈ アクチン−ミオシン系
⒉ チュブリン−ダイニン系
⒊ チュブリン−キネシン系

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23
Q

アミノ酸の吸収は2次能動輸送であり、

利用できるのは( )濃度勾配である。

A

Na+

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24
Q

等張液は
グルコース溶液:
塩化ナトリウム溶液:

A

グルコース溶液:5%

塩化ナトリウム溶液:0.9%

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25
Q

上皮細胞が細胞外マトリックスと結合する装置を何という?

A

ヘミデスモゾーム

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26
Q

ヘミデスモゾームについて。
細胞膜を貫通する( )、
( )型コラーゲンが中間径線維( )で裏打ちされて形成される。
細胞膜の外側では基底膜を介して( )型コラーゲンと結合する。

A

細胞膜を貫通する(インテグリン)、
(XII)型コラーゲンが中間径線維(ケラチン)で裏打ちされて形成される。
細胞膜の外側では基底膜を介して(IV)型コラーゲンと結合する。

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27
Q

神経細胞を構成する3つは?

A

細胞体
軸索
樹状突起

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28
Q

神経組織を構成するのは?

A

神経細胞(細胞体、軸索、樹状突起)

神経細胞膠細胞(コウ)

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29
Q

骨と筋肉を結ぶアキレス腱は何組織?

A

結合組織

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30
Q

動物細胞体の細胞質分裂で形成される収縮環を構成するのは何?

A

マイクロフィラメント

微小線維

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31
Q

ウイルスに共通する基本構造は?

A

カプシドというタンパク質に

ゲノム核酸が囲まれている。

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32
Q

細胞と細胞外マトリックスをつなぐ分子は?

A

インテグリン

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33
Q

大腸菌は分裂で増殖するので、
ヒトのように有性生殖は行わないが、
類似した(  )という現象がある。

A

接合

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34
Q

大腸菌を含めて原核生物のゲノム染色体は(  )であることが普通で、

真核生物の染色体は(  )であることが普通である。

A

原核生物:環状DNA

真核生物:線状DNA

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35
Q

大腸菌はアンモニウムを何に利用している?

A

窒素源としてアミノ酸やヌクレオチドの合成に利用している。

*アミノ酸やヌクレオチドは必ずNを含む。

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36
Q

大腸菌が空気の無い環境で増殖すると、

培地は(  )性になる。

A

酸素がないと種々の有機酸やエタノールを産生するため、培地は(酸)性になる。

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37
Q

空気中の窒素を利用できる生物を3つ

A

クロストリジウム
根粒菌
アゾトバクター

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38
Q

窒素がクロストリジウムなどによってアンモニウムイオンに変換され、自然界に放出されると、
(  )や(  )という細菌よってに酸化されて、
亜硝酸イオンや硝酸イオンになる。

A

亜硝酸菌

硝酸菌

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39
Q

硝酸イオンは(  )が吸収し、

植物は硝酸イオンをNのソースとしている。

A

植物

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40
Q

向き窒素化合物を窒素に戻す作用を何という?

A

脱窒作用

だっちつ

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41
Q

空気中に存在する二酸化炭素を取り込んで、

その炭素原子をブドウ糖など有機化合物の合成原料として使用できる生物を何という?

A

独立栄養生物

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42
Q

二酸化炭素を有機化合物合成の原料として使用することを何という?

A

炭素固定

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43
Q

従属栄養とは?

A

独立栄養生物の合成した有機化合物を接種して炭素源とする栄養形式。

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44
Q

緑色植物とは異なった光合成を行う生物を何という?

A

イオウ細菌

紅色イオウ細菌、緑色イオウ細菌

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45
Q

大気中の窒素を取り込んでアンモニアに変える反応を何とう?

A

化学合成

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46
Q

化学反応を行う例として、
亜硝酸菌:( )→( )
硝酸菌:( )→( )   

A

亜硝酸菌:(アンモニア)→(亜硝酸イオン)

硝酸菌:(亜硝酸イオン)→(硝酸イオン)   

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47
Q

皮膚の表皮細胞の中間径線維は(  )というタンパク質から成り、
細胞間の接着にも関与しているが
この細胞間接着装置を何という?

A

デスモゾーム

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48
Q

密着結合の構成タンパク質は?

A

クローディン

オクルーディン

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49
Q

接着結合の構成タンパク質は?

A

カドヘリン

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50
Q

ギャップ結合の構成タンパク質は?

A

コネキシン

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51
Q

大脳では表層にニュ0論の細胞体が存在する。
大脳皮質は内部に向かって陥入し、
(  )を形成している。

A

脳溝

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52
Q

デスモゾームの構成タンパク質は?

A

デスモグレイン

カドヘリンファミリー

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53
Q

大脳皮質が脳溝を形成している意義は、
限られた容積の中で皮質の表面積を増やし、
皮質の多くの(  )を配置することである。

A

ニューロン

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54
Q

動物における血液凝固は、
タンパク質である(  )がトロンビンの作用によって
線維状の(  )に変化することによって生じる。

A

フィブリノーゲン

フィブリン

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55
Q

1つのアミノ酸の中に陽イオンの部分と陰イオンの部分とが存在するものを何という?

A

双性イオン

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56
Q

アラニンの中性水溶液中での賞味の電荷は?

A

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57
Q

アスパラギン酸の中性水溶液中での賞味の電荷は?

A

−1

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58
Q

リシンの中性水溶液中での賞味の電荷は?

A

+1

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59
Q

細胞内で酸化還元反応の触媒となるシトクロムcは104個のアミノ酸から構成され、

(  )を多く含む塩基性タンパク質である。

A

リシン

*中性では正の電荷を持つ

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60
Q

正の電荷を持つサンプルで電気泳動を行うと

( )極側に移動する。

A

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61
Q

RNAワールド説を指示する最大の根拠とは?

A

現在でも触媒活性を持つRNAが存在する。

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62
Q

なぜ遺伝子としての機能はRNAよりもDNAが担うようになったのか?

A

RNAはDNAに比較してはるかに不安定な物質であるから。

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63
Q

生命の単一起源説を支持する事実を4つ。

A
すべての細胞は....
①20種類のL-アミノ酸を使用
②膜としてリン脂質二重層を使用
③遺伝子は2本鎖DNA
④エネルギー源としてATPを利用
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64
Q

好気性細胞が登場する前に産生された酸素は何由来?

A

原始的シアノバクテリアの光合成

*これが真核細胞の祖先に共生し、葉緑体になった。

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65
Q

土壌中のアンモニウムイオン(NH4+)は(  )により(  )イオン、続いて(  )により(  )イオンに酸化される。

A

亜硝酸菌
亜硝酸
硝酸菌
硝酸

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66
Q

植物は(  )イオンを根から吸収し,

細胞内で(  )と(  )のはたらきでNH4+にする。

A

硝酸
亜硝酸還元酵素
硝酸還元酵素

67
Q

NH4+はアミノ酸の一種のグルタミン酸と結合して(  )となり,

つい で, それと有機酸の一種の(  )から2分子のグルタミン酸が合成される。

A

グルタミン

α-ケトグルタル酸

68
Q

このグルタミン酸から(  )のはたらきで,
植物体内にあるいろいろな(  )にアミノ基がわたされて,各種のアミノ酸がつくり出される。
アミノ酸は多数結合して(  )になり,核酸やクロロフイルの材料とな る。

A

アミノ基転移酵素
有機酸
タンパク質

69
Q

ゴジラのような超巨大な陸上動物が存在不可能である理由を3つ。

A
①質量 vs. 脊柱や下肢骨の断面積比(↓)
小さくて体重を支えられない。
②組織総量 vs. 表面積(↓)
熱放散は皮膚で行われるが、熱の放散ができない。
(熱産生は肝臓)
③組織総量 vs. 血管断面積比(↓)
組織に血液を十分に循環させることができない。
70
Q

土壌中のアンモニウムイオン(NH4+)は(  )により(  )イオン、続いて(  )により(  )イオンに酸化される。

A

亜硝酸菌
亜硝酸
硝酸菌
硝酸

71
Q

植物は(  )イオンを根から吸収し,

細胞内で(  )と(  )のはたらきでNH4+にする。

A

硝酸
亜硝酸還元酵素
硝酸還元酵素

72
Q

NH4+はアミノ酸の一種のグルタミン酸と結合して(  )となり,

つい で, それと有機酸の一種の(  )から2分子のグルタミン酸が合成される。

A

グルタミン

α-ケトグルタル酸

73
Q

このグルタミン酸から(  )のはたらきで,
植物体内にあるいろいろな(  )にアミノ基がわたされて,各種のアミノ酸がつくり出される。
アミノ酸は多数結合して(  )になり,核酸やクロロフイルの材料とな る。

A

アミノ基転移酵素
有機酸
タンパク質

74
Q

ゴジラのような超巨大な陸上動物が存在不可能である理由を3つ。

A
①質量 vs. 脊柱や下肢骨の断面積比(↓)
小さくて体重を支えられない。
②組織総量 vs. 表面積(↓)
熱放散は皮膚で行われるが、熱の放散ができない。
(熱産生は肝臓)
③組織総量 vs. 血管断面積比(↓)
組織に血液を十分に循環させることができない。
75
Q

真核細胞に存在するが原核細胞には存在しない細胞小器官を3つ。

A
核
小胞体
ゴルジ体
葉緑体
リソソーム
76
Q

ヒトゲノムは3.010^9bpの長さを持つ。

ヒト体細胞1個の核に含まれるヌクレオチドの総数は?

A

1.2x10^10bp

*含まれるヌクレオチドは与えられたヒトゲノムの長さの2倍
*さらに、体細胞は2倍体

77
Q

ヒトの配偶子の形成を考える。
減数第一分裂が終了した段階で、それぞれの娘細胞1個の核に含まれるヌクレオチドの総数は?
(ヒト体細胞1個の核に含まれるヌクレオチドの総数をNとする)

A

N

*DNAが複製されて(ヌクレオチド数は2Nになる)、分裂したのだからNになる。

78
Q

よく「減数第一分裂で染色体が半減する」と説明されるが、これはどのような意味か。

A

減数第一分裂後の娘細胞には、相同染色体のうち父方か母方の一方しか含んでいないという意味である。

79
Q

染色体数が47本である類猿人が配偶子を形成できない理由は?

A

減数分裂の際に対合できない染色体が1本あるから。

80
Q

酸素利用に伴うリスクを最小限に抑える仕組みとは?

A

酸素の利用は必ず活性酸素種の発生を伴う。

細胞は活性酸素種を除去するカタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼなどのさまざまな酵素系を備えている。

81
Q

真核細胞質内には膜で包まれた多種類のオルガネラが存在している。

最大のオルガネラは(  )で、大きさは直径(  )とほぼ一定である。

A

10μm

82
Q

動物の悪性腫瘍は上皮組織から発生することが圧倒的に多い。

理由は?

A

一般に、上皮細胞は絶えず入れ替わっており、

上皮組織を構成する細胞には不断に増殖シグナルが送られているから。

83
Q

炎症は病原微生物の侵入の際に起こることが普通であるが、
なぜ炎症部位の血管内皮細胞では、
I-CAMやE-セレクチンの発現が増強する?

A

病原微生物を排除するために白血球が炎症局所に集結する必要がある。

そこで、炎症部位の血管内皮細胞が白血球を接着する分子としてI-CAMやE-セレクチンを発現する。

84
Q

創傷が治癒するために必要な現象とは?

A

創傷部位に遷移が細胞が集結する必要があり、

フィブロネクチンが遷移が細胞を接着させやすくする必要がある。

85
Q

細胞膜の基本構造は(  )の 2重層であり、

その他に若干の(  )と(  )を含む。そこにタンパク質が埋め込まれている。

A

グリセロリン脂質
コレステロール
スフィンゴ脂質 (スフィンゴリン脂質とスフィンゴ糖脂質)

86
Q

グリセロリン脂質は疎水性の脂質部分と親水性のリン酸基を持ち、
リン酸基には親水性の原子団が結合している。
膜においてリン脂質は、炭化水素鎖部分が内側に、
リン酸基•親水性原子団が外側に向いた構造をとっている。

A

疎水性(内側):脂質(炭化水素鎖)
親水性(外側):リン酸基

*リン脂質が両親媒性であることが膜を構成する上で重要である。

87
Q

2重層において、内層のリン脂質が外層に、あるいはその逆に移動する現象は滅多に起きない。

このような現象のことを何という?

A

フリップフロップ

88
Q
フリップフロップをあまり起こさないため、
リン脂質 2重層を構成する脂質の組成は、
外層と内層 (細胞質側)とでは大きく異なる。
一般に、外側には(  )が多く、
内側には(  )や (  )が多い。
糖脂質は外側に存在する。
A

内側:ホスファチジルコリン

外側:ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン

89
Q

細胞膜には、
スフィンゴ糖脂質とコレステロールが集中した領域があるが、これを何という?
この領域に多い脂質は?

A

ラフト
スフィンゴミエリン

*細胞膜の中では流動しにくい領域である。従ってラフトに含まれるタンパク質は膜の特定の位置に固定される傾向がある。

90
Q

ペルオキシソームの機能について。
内部に過酸化水素を発生する(  )と分解する(  ) を有する、一重膜構造物である。
過酸化水素は生体では強力な酸化剤であって、
ペルオキシソームは長鎖脂肪酸の (  )などの酸化反応を行う。

A

過酸化水素発生:オキシダーゼ
過酸化水素分解:カタラーゼ
β酸化

91
Q

ペルオキシソームでは、

(  )が、タンパク質、DNA、 脂質を酸化して傷害することもあるので、カタラーゼで速やあに分解されるようになっている。

A

活性酸素種

*またコレステロールや胆汁酸の合成、プリン代謝に関与する。
ペルオキシソームは細胞内膜系とは物質交換を行わない。また、細胞質から直接タンパク質を取り込んで成長し、分裂して増殖すると考えられている。

92
Q

ADPのリボースをタンパク質に付加する反応を何という?

A

ADPリボシル化

*付加されたタンパク質は立体構造が大きく変わり、普通は機能を失う。

93
Q

翻訳の際にはペプチド鎖が延長されるわけであるが、
これにはrRNA以外に、
(  )と呼ばれるタンパク質も関与する。

A

伸長因子

*伸長因子の1つであるE2FをADPリボシル化して不活性かする。

94
Q

接着結合に結合する細胞骨格の名称は?

A

アクチン線維

95
Q

デスモゾームに結合する細胞骨格の名称は?

A

中間径線維

96
Q

イオンの周囲に水分子が配向する減少をイオンの(  )という。

A

水和

97
Q

皮膚科で死に至るとされる天疱瘡はどのような細胞接着装置の変異がある?

A

デスモゾームを構成するタンパク質のデスモグレインはカドヘリンファミリーだが、

カドヘリンに対する抗体ができてしまって細胞接着ができなくなる。

98
Q
ウイルスの分類について。
ゲノム:DNA or RNA
構造:1本鎖 or 2本鎖
1本鎖 RNAウイルスはさらに分類される。
(  ):ゲノムRNAがそのままmRNAとして働くタイプ(  ):mRNAの相補鎖である
A

+鎖ウイルス:そのままmRNA

ー鎖ウイルス:mRNAの相補鎖

99
Q

レトロウイルスとは?

A

特殊な1本鎖RNAウイルスで、

自分のゲノムRNAを2本鎖DNAに変換して宿主細胞のゲノムに組み込んでしまう。

100
Q

宿主細胞のゲノムにレトロウイルスのゲノムが組み込まれた状態を何という?

A

プロウイルス

101
Q

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は
ヒトと高等霊長類の一部にしか感染せず、
その中でも(  )と(  )にしか感染しない。

A

CD4陽性T細胞

マクロファージ

102
Q

ヒトに病原性を発揮するレトロウイルスは?(2つ)

A

①ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

②成人T細胞白血病ウイルス(HTLV)

103
Q

ウイルス感染症の治療における問題点は何?

A

ウイルスは、宿主細胞のDNA複製装置・タンパク質合成装置をそのまま使用しているから、

ウイルスの増殖を特異的・選択的に阻害する薬剤を開発することは非常に困難である。

104
Q

リン脂質 2重層を構成する脂質の組成は、
一般に、外側には(  )が多く、
内側には(  )、(  )が多い。
糖脂質は外側に存在する。

A

外側:ホスファチジルコリン

内側:ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン

105
Q

細胞膜のスフィンゴ糖脂質、コレステロール、スフィンゴミエリンが集中した領域(  )という。

細胞膜の中では流動しにくい領域である。

A

ラフト

*ラフトに含まれるタンパク質は膜の特定の一にに固定される。
例)シグナル伝達に関与するタンパク質

106
Q

マクロファージが貪食する際に認識していることの1つに、
普通ならば細胞膜外側に存在しない脂質を認識するという機構があるが、
具体的には何という脂質を認識する?

A

ホスファチジルセリン

*アポトーシスを起こした細胞は、ホスファチジルセリンを外側に提示している。(Eat‐Me signal)

107
Q

細胞膜の流動性を調節する4つの因子とは?

A

①温度
②リン脂質を構成する脂肪酸の鎖長
③リン脂質を構成する脂肪酸鎖の不飽和度
④コレステロールの比率

108
Q
細胞膜の流動性は次の4つの因子で調節される。
①温度:高温では流動性( )。
②リン脂質を構成する脂肪酸の鎖長:長いほど流動性( )。
③リン脂質を構成する脂肪酸鎖の不飽和度:不飽和度が高い(cis-二重結合が多い)ほど流動性( )。
④コレステロールの比率:高いほど流動性( )。
A

①高温では流動性(↑)
②長い(分子間力↑)ほど流動性(↓)
③不飽和度が高い(分子間力↓)ほど流動性(↑)
④高いほど流動性(↓)。

109
Q

細胞膜を構成するリン脂質には、そのものがシグナル伝達に関与するものがある。

その例としてリン酸基に(  )という糖を結合している(  )がある。

A

リン酸基+イノシトールビスリン酸(IP2)=ホスファチジルイノシトールビスリン酸(PIP2)

110
Q

PIP2→(  )+(  )

by(  )による加水分解

A

PIP2→(イノシトール三リン酸:IP3)+(ジアシルグリセロール:DG)

by(ホスホリパーゼC)による加水分解

111
Q
ホスホリパーゼCによってPIP2が分解されてIP3とDGが生成される。
IP3:(  )を促進
DG:(  )を活性化
PIP2が分解されずに、さらにリン酸化されるとPIP3になる。
PIP3:増殖シグナルに重要な膜脂質
A

小胞体からCa2+放出

プロテインキナーゼC

112
Q

接着結合の細胞膜の裏側に(  )が密集し、

(  )を介してそれがカドヘリンに結合している。

A

アクチン線維

カテニン

113
Q

隣接する細胞膜同士が比較的広い問隙で接し、

相互に接着することで形成されるスポット状に散在している細胞接着は?

A

デスモゾーム

*デスモグレイン(カドヘリンファミリー)で接着される。

114
Q

接着接合について。
細胞間隙の中央には細胞膜に平行して走る板状構造物 が見える。
ここに中間径線維が密に結合している。
中間径線維は(  )を介してデスモグレインに結合する。

A

デスモプラキン

115
Q

ギャップ結合において、

コネキ シンが形成するトンネルを何という?

A

コネクソン

*ギャップ結合を強有す売る細胞集団は、機能的に密に関連して働くので、機能的合胞体を形成するともいう。

116
Q

ギャップ結合が唯一見られない細胞とは?

A

骨格筋

*心筋では心臓の拍動がすべての細胞で同調するようにギャップ結合が発達している。
*消化管の平滑筋もギャップ結合が発達している。

117
Q

(  )線維の急激な重合で起きる形態変化の例といて
精子が卵子に接触すると突起が伸びることがあるが、
これを何という?

A

アクチン

先体反応

118
Q
中間径線維について。
①上皮細胞:(  )
②線維芽細胞、自血球、その他:(  )
③筋細胞:(  )
④グリア細胞:(  )
⑤ニューロン:(  )
⑥核:(  )
A
①ケラチン
②ビメンチン
③デスミン
④GFAP(グリア線維酸性タンパク)
⑤ニューロフィラメント
⑥ラミン
119
Q

細胞内には一重の膜で囲まれた小器官が多量に存在し、これらを(  )と総称する。

A

細胞内膜系

*小胞体、ゴルジ体、エンドソーム、リソソームが含まれ、これらは相互に融合•分離し、細胞内または細胞内外の物質の輸送や処理に重要な役割を果たす。

120
Q

SERの機能は細胞によって異なる。
筋細胞では(  )、
肝細胞では(  )を行っている。

A

筋細胞:Ca2+イオンの貯蔵

肝細胞:薬物代謝、解毒

121
Q
ゴルジ体は断面では弓状に彎曲している。
極性があり、
(  )をERに向け、
(  )は分泌顆粒に連なり、
複雑な物質輸送経路を形成している。
これを(  )という。
A

弓の凸面(シス面):ER側
凹面(トランス面):分泌顆粒に連なる
トランスゴルジネットワー ク(TGN)

122
Q

リソソームの内部を酸性に保つには、
膜に組み込まれた(  )の能動輸送が必要である。
リソソームでの分解産物は再利用されることが多い。

A

プロトンポンプ(VーATPase)

123
Q

ペルオキシソームは、
内部に過酸化水素を発生する(  )と分解する(  )を有する、一重膜構造物である。
過酸化水素は生体では強力な酸化剤であって、
ペルオキシソームは長鎖脂肪酸のβ酸化などの酸化反応を行う。

A

オキシダーゼ
カタラーゼ

*活性酸素種は、タンパク質、DNA、 脂質を酸化して傷害することもあるので、カタラーゼで速やかに分解されるようになっている。
*細胞内膜系との物質交換は行わない。

124
Q

細胞が侵襲を受けるとミトコンドリアは(  )を放出し、アポトー シスの引き金を引く。

A

シトクロムc

*プ ロトン 電 気 化 学的勾配を維持できなくなったミトコンドリアはオートファジーで処理される。

125
Q

ミトコンドリアがATPを合成するためには、

マトリックスと膜間腔との間で十分な(  )を形成している必要がある。

A

電気化学的勾配

*勾配を維持できなくなつたミトコンドリアは活性酸素種を生成するだけの有害な存在になる。

126
Q
細胞内膜系に属する細胞小器官は、
同じリン脂質二重層から成る構造であるから、
相互の膜は融合することができる。
この性質を利用して細胞小器官同士は物質のやりとりをできる。
このような生体膜を介した物質輸送を何という?
A

メンブレン トラフィック

例)ERで合成されたタンパク質が、 それが機能する場所に送り届けられる。

127
Q

オートファゴソームの径は約(  )と大きく、

タンパク質だけでなくミトコンドリアなどの細胞小器官も取り込む。

A

1μm

*オートファゴソームは速やかにリソソームと融合し、内部のタンパク質や細胞小器官は分解される。

128
Q

分化の概念。
体細胞は、(  )で異なった形態•機能を有する細胞になることができる。
これを細胞の分化(differentiation)という。

A

遺伝子の発現パターンを変えること

129
Q

どんな細胞でも発現しているような遺伝子を何という?

A

ハウスキーピング遺伝子

例)エネルギー産生、中間代謝に関わる酵素、核酸やタンパク質合成に関わる酵素の遺伝子。

130
Q

成熟した(  )と(  )を除けば、
すべての体細胞の遺伝子構成は同一である。
従って、遺伝子の発現様式を細胞ごとに変化させるメカニズムは、遺伝子の塩基配列外の情報で決定されている。
つまり細胞の分化は(  )な現象である。

A

T細胞
B細胞
エピジェネティック

131
Q

上皮組織で分泌作用を行う細胞集団を、

特に腺といい、内分泌腺と外分泌腺があるがそれらの違いあは?

A

内分泌腺:毛細血管に接している。

外分泌腺:体外に通じている。

132
Q

神経組織は、情報伝達に特化した特殊な上皮組織である。
ニューロンと、その機能を支える細胞から成る。
中枢神経系:(  )
末梢神経系:(  )

A

中枢神経系:グリア細胞
末梢神経系:シュワン細胞

*ニューロンの形態は多様であり、機能に応じた形態をとっている。
例)小脳のプルキンエ細胞というニューロンは多数の入力を受けるために樹状突起が非常に発達している。

133
Q

異種の組織が集まって一定の機能を有する集団を形成したときそれを何という?

A

器官

*機能的に関連する器官は 1つのシステムを形成する。これを器官系という。例えば消化管、肝、胆、膵から成るシステムは消化器官系である。

134
Q

小腸上皮細胞では、まず最も管腔側に(  )結合が存在し、
細胞間を物質が通過しないようにブロックすると共に、
管腔側と基底側の細胞膜が融合しないようになっている。
これで細胞に(  )を持たせることができる。

A

密着

極性

135
Q
腸管上皮細胞の最も管腔側が密着結合で、
そのすぐ基底側には(  )結合が発達し、上皮構造を維持する。
さらに、接着結合によって細胞の形態変化を可能にしている。
接着結合のすぐ裏側には(  )線維が発達しているから、これによって組織の基本構造を崩す事無く形態を補強する。
最も基底側には(  )結合が存在し、細胞集団の機能を同調させるのに役立っている。
A

接着
アクチン
ギャップ

136
Q

皮膚の表面は表皮であるが、
表皮の主要部分は(  )で相互に密着している。
この部分を有棘層といい、表皮の強度を維持するのに役立っている。

A

デスモゾーム

*異常性天疱瘡では、抗デスモゾーム抗体が産生される疾患である。

137
Q

特殊な細胞を別にすると、

細胞の平均的な大きさはおよそ(  )前後である。

A

20μm

138
Q

上皮細胞のもととなる幹細胞は何という部位に存在する?

A

陰窩(インカ)

*腸管は内腔に突起があり、突起の底の部分を陰窩という。
*陰窩は粘液で覆われており、化学物質やウイルスが到達できなくなっている。

139
Q

小腸上皮細胞における、

ギャップ結合の意義は?

A

ギャップ結合を介して細胞質間で物質輸送が行われ、

細胞集団が機能的に一体化できるようになっている。

140
Q

細胞壁の主要構成成分は、

グラム陽性菌と陰性菌とに共通して(  )とよばれる巨大網状分子である。

A

ペプチドグリカン

*生化学的には、ペプチドグリカンは複合糖質の鎖がペプチド鎖で網目状に連結した抗分子化合物である。

141
Q

ウイルス核酸を包むタンパク質の殻を(  )、

核酸と殻を合わせて(  )という。

A

カプシド

ヌクレオカプシド

142
Q

カプシドを構成する構成単位となるタンパク質を何という?

A

カプソメア

*カプシドの基本構造は2通り。
①中心軸を囲んで核酸とカプソメアがらせん状に配列してヌクレオカプシドを構成するらせん対象構造。(例:インフルエンザ)
②カプソメアが正20面体を形成してカプシドを構成する立方対象構造。(例:HIV)

143
Q

細胞壁合成酵素の阻害薬が有用な抗菌薬である理由は?

A

細胞壁の合成を阻害しても細菌は分裂するが、

細胞壁が合成されないので細胞壁の内側で傍証して破裂してしまう。

144
Q

ウイルス感染において。

エンベロープの意義は?

A

エンベロープはリン脂質であるから細胞膜と融合することができる。

融合の結果、ウイルス核酸が細胞質に送り込まれる。

145
Q

ウイルス感染において。

エンベロープタンパク質の意義は?

A

エンベロープタンパク質は

ウイルス粒子が標的細胞と結合する役割を果たしている。

146
Q

ガングリオシドとは何?

A

シアル酸を含むスフィンゴ糖脂質の総称。

147
Q

コレラは胃切除を受けた患者は重症化しやすいとされているが、

その理由は?

A

コレラ菌が胃酸で死なないので、

腸管に放出される毒素の量が多くなる。

148
Q

コレラ毒素は、細胞表層に存在するガングリオシドの1種であるGm1に結合し、

(  )の機構で細胞に取り込まれる。

A

エンドサイトーシス

*細胞に侵入したコレラ毒素は山稜隊GTP結合タンパク質に対して作用することがわかっている。

149
Q

NADの正式名、機能

A

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド

酸化還元反応の補酵素として働き、基質の酸化に際して水素受容体として働く。

150
Q

小腸上皮細胞は、
腸管管腔側に水、塩化物イオン、炭酸水素イオンなどからなる腸液を分泌している。
腸液の分泌は(  )系を介したシグナル伝達で調節されている。

A

Gタンパク質-アデニル酸シクラーゼ

151
Q

コレラではGタンパク質が持続的に活性化され、
この系のセカンドメッセンジャーである(  )濃度が持続的に高くなる。
そのため、腸液の分泌が持続し、下痢をきたす。

A

cAMP

152
Q
コレラ毒素と百日咳毒素の標的と成るα-サブユニットが異なる。
コレラ毒素の標的となるGタンパク質は(  )といい、
活性化されるとアデニル酸シクラーゼ活性を促進する。
他方、百日咳毒素の標的となるGタンパク質は(  )といい、
活性化されるとアデニルさんシクラーゼ活性を抑制する。
A

Gs

Gi

153
Q

シグナル伝達系は、最終的には標的遺伝子の転写を制御する事で作用を現す。
cAMPを介するシグナル伝達系において、
cAMPで転写が促進される遺伝子郡の転写制御配列:(  )
そこに結合する因子:(  )

A

塩基配列:(CRE)

転写因子:(CREB)

154
Q

核膜の分散に関連する重要なタンパク質は?(1つ)

A

ラミン

155
Q

紡錘体の形成に関連する重要なタンパク質は?(1つ)

A

チュブリン

156
Q

チェックポイントコントロールに関連する重要なタンパク質は?(3つ)

A

サイクリン
サイクリン依存性キナーゼ
ユビキチン

157
Q

体細胞分裂に際して、
ゲノムDNAの塩基配列は正確に娘細胞に継承され必要がある。
この正確さを担保する機構を2つ。

A

①DNAポリメラーゼはそれ自身が校正機能をもつ。

②DNAポリメラーゼの校正機能をすり抜けて誤った塩基対が残った場合にはDNA修復機構が作動して正しい塩基配列を再現する。

158
Q

体細胞分裂の際に娘細胞に継承されるDNA塩基配列以外の遺伝情報を3つ。

A

①ヒストンの修飾パターン
②DNAのメチル化パターン
③非コードRNAの発現パターン

159
Q

真核単細胞生物の例を1つ

A

酵母

160
Q

アポトーシスでみられる特徴を3つ

A

①DNA、細胞の断片化
②細胞の縮小
③核の濃縮
④クロマチンの凝集

*アポトーシス小体が形成され、やがてこれはマクロファージに貪食される。

161
Q

アポトーシスではなぜDNAの断片化はが見られる?

A

核内ヒストンのリンカーDNA部分が酵素で切断されrてヒストン単位の断片化となるから。

*アポトーシスを起こしている細胞•組織からDNAを抽出して電気泳動を行うと、規則正しいラダー構造が観察される。

162
Q

アポトーシスは(  )などをレセプターとして誘導される。

A

Fas(TNF受容体)

163
Q

GF受容体からのシグナルは(  )を介して

アポトーシスを制御することが知られている。

A

Bcl-2

164
Q

内因性に修復不能なDNAの損傷が起こった場合、

(  )の活性化を介してアポトーシスが誘導される。

A

p53

*p53は四量体で機能するが、変異サブユニットと正常サブユニットとの会合体は不活性であることから、変異p53が1コピー存在するとその機能は大きく低下し、表現系は変異型、つまり抗発癌性になる。”Dominant Negative”=(1/2)^4

165
Q

アポトーシスの実行は、
(  )郡によるカスケード、
および(  )によって定型的に行われ、
最終的に(  )により細胞内タンパク質が切断されて遂行される。

A

カスパーゼ
DNase
カスパーゼ3

166
Q

アポトーシスの不全が免疫系に起こると、

どのような病的状態が誘導される?

A

自己反応性T細胞は胸腺においてアポトーシスで除去されるので、

この不全で自己免疫疾患が惹起される。