完成⑨:細胞の物質輸送 Flashcards
ヘテロクロマチンが含む3つの重要な領域とは?
①複製開始点
②テロメア
③セントロメア
複製開始点とは?
DNA複製の機転となる塩基配列
テロメアとは?
染色体末端を保護する塩基配列
セントロメアとは?
微小管結合領域を含む塩基配列
ミトコンドリアのDNAの特徴を2つ
①環状
②イントロンがない
光学顕微鏡でヒトの染色体を観察した場合、
見えるのは( )期の染色体?
M期
*つまり複製後の相同染色体が
2本ずつ結合さてているものが見える。
細胞膜が陥入してちぎれ、
小胞形成するのを利用して
細胞外の物質を取り込む過程を何という?
エンドサイトーシス
エンドサイトーシスを
大きく2種類に分けると?
①ファゴサイトーシス(大粒子を食)
②ピノサイトーシス(物質を飲)
ピノサイトーシスで、
無差別に取り込むものをなんという?
液相エンドサイトーシス
ピノサイトーシスのうち、
細胞膜受容体にリガンドが結合する過程を経るものをなんという?
受容体仲介型エンドサイトーシス
親水性、高分子の物質は膜を通過しないため、
物質輸送を行う機構が関与するが
それらを3種類
①チャネル
②ポンプ
③トランスポーター
トランスポーターを3種類
①単一輸送 (Uniport)
②共輸送 (Symport)
③対向輸送 (Antiport)
二酸化炭素は血液中をどのようなかたちで運ばれる?
HCO3^-(炭酸水素イオン)
*赤血球内に移動するHCO3^-のΔG<0のエネルギーを利用していた。
SymportとAntiportは、濃度勾配に逆らった輸送であるが
能動輸送を行うポンプの作用と共に働くことによって物質を輸送しているが、
このような能動輸送をなんという?
SymportとAntiport:二次能動輸送
*ポンプ:一次能動輸送
開口しているK+チャネルの量は一般に他のイオンチャネルよりも多いが、
これを調節できる細胞は?(2つ)
神経細胞
筋肉細胞
電位を測定する場合は( )をゼロとする。
細胞外
細胞内Ca2+濃度を低く維持するために、
Ca2+は能動輸送によってどこに輸送される?
細胞外
小胞体
Ca2+を細胞外や小胞体に輸送するタンパク質を何という?
Ca2+ PUMP ATPase
分泌タンパク質が合成されたばかりの段階では、
N末端に疎水性のアミノ酸が多数並んでいるが
このペプチドを何という?
シグナルペプチド
分泌タンパク質は 最初は細胞質の遊離リボソームで翻訳されているが、 翻訳がある程度進むと、 シグナルペプチドを認識する粒子( )が結合、翻訳を一時停止され、 rERにリボソーム、mRNA複合体を運ぶ。
SRP: Signal Recognition Particle
シグナルペプチドはrER膜に存在する酵素の働きで分解されるが
その酵素とは?
シグナルペプチターゼ
合成されたペプチド鎖は、
( )の助けをかりて正しい立体構造をとる。
シャペロン
小胞体内腔では糖鎖が付加されるが
それらの名称は?(2つ)
①N-結合型糖鎖
②O-結合型糖鎖
N-結合型糖鎖とは、
( )に結合するタイプの糖鎖である。
アスパラギン残基のアミド基
O-結合型糖鎖とは、
( )に結合するタイプの糖鎖である。
セリンやスレオニンのヒドロキシ基
小胞体にあるタンパク質で
( )がリン酸化されるとリソソームへ運ばれる。
マンノース
粗面小胞体で合成されるタンパク質を3種類
分泌タンパク質
膜タンパク質
リソソーム酵素
粗面小胞体で合成されるタンパク質は、
( )でシグナルペプチドの切断を受け、
( )と( )で糖鎖の付加を受ける。
シグナルペプチド切断: @粗面小胞体
糖鎖の付加: @粗面小胞体 @ゴルジ装置
核に局在するタンパク質は、
( )というアミノ酸配列を持っている。
核移行シグナル
(NLS: Nuclear Localization Signal)
*核移行シグナルは塩基性アミノ酸に富む
核移行シグナルが目印になり、
核タンパク質は( )という輸送タンパク質が結合し、
核膜孔を通過して核内に運ばれる。
インポーチン
importin
核の中で機能するタンパク質は、
( )で合成され、
合成の場である細胞質から核膜孔を通過して核の中に移動する。
例を5つ挙げろ。
リボソーム
①DNA polymerase ②RNA polymerase ③転写因子 ④ヒストン ⑤ラミン
膜タンパク質は( )シグナルを介して小胞体膜に結合し、
そのまま細胞膜に結合する。
輸送停止シグナル
核内のタンパク質で細胞質に運ばれる必要のあるものには( )シグナルがあり、
( )と結合して核膜を通過する。
核外輸送シグナル
エクスポーチンと結合して核膜を通過する
exportin
ミトコンドリアに輸送されるタンパク質には、
( )末端に( )シグナルがあり、
ミトコンドリア該膜にある受容体に結合してミトコンドリア内に入る。
N末端のミトコンドリア輸送シグナル
*ミトコンドリアないで輸送シグナルは分解される。
ペルオキシソームに存在するタンパク質は
( )末端に輸送シグナルを持つ。
C末端
低分子量GTPaseは5つのファミリーに分類されるがその5つとは?
①Ras ②Rho ③Rab ④Arf ⑤Ran
低分子量GTPaseは5つのファミリーのうち、
細胞増殖に関与するのは?(1つ)
Ras
低分子量GTPaseは5つのファミリーのうち、
細胞骨格の制御に関与するのは?(1つ)
Rho
低分子量GTPaseは5つのファミリーのうち、
小胞輸送に関与するのは?(2つ)
Rab
Arf
低分子量GTPaseは5つのファミリーのうち、
核と細胞質との間の物質輸送に関与するのは?(1つ)
Ran
平衡状態における電位差をその異音の平衡電位と呼ぶ。
平衡電位と濃度の間には( )の式が成り立つ。
Nernst
V=(RT/zF)*ln([X]o/[X]i)
フグ毒である( )は
( )チャネルを得意的に阻害するので、
骨格筋細胞に活動電位が発生できなくなる。
テトロドキシン
Na+
*その結果、呼吸筋が麻痺して死ぬ。
小胞体のみがカルシウム供給源で活動電位が発生するのは?
骨格筋
細胞外と小胞体のどちらもがカルシウム供給源になるのは?
心筋
平滑筋
バソプレシンは腎尿細管(集合管)の水透過性を亢進させることで
抗利尿作用を発揮するが、
尿細管における水野投下は( )が行っているから、それに変異がある場合はバソプレシンの効果は現れない。
水チャネル
バソプレシンは尿細管で水の再吸収に関わるホルモンであるが、 尿細管でイオンの左右吸収や分泌に関わる最も主要なホルモンは? 名称: 産生臓器: 作用:
名称:アルドステロン 産生臓器:副腎皮質 作用:ステロイドホルモンで、受容体は細胞質に存在する。 細胞膜を通過したアルドステロンは受容体と結合し、 複合体(ホルモン&受容体)は核内に移行して アルドステロンの標的遺伝子の転写を活性化する。
標的分子をリン酸化する酵素を何という?
キナーゼ
標的分子を脱リン酸化する酵素を何という?
ホスファターゼ
タンパク質がリン酸化を受けるアミノ酸は決まっていて、
( )または( )をリン酸化するものと、
( )をリン酸化するものと2つに大別される。
セリン、スレオニン
チロシン
受容体に増殖因子が結合すると、
引き続いて細胞内で( )残基のリン酸化が起こり、
増殖シグナルのデンタルが開始する。
チロシン
増殖シグナルは途中で( )と呼ばれるタンパク質の活性化を引き起こす。
それは、( )または( )を結合するタンパク質であり、( )結合型が活性を持つ。
Rasは
(GDP)または(GTP)を結合するタンパク質であり、(GTP)結合型が活性を持つ。
Rasが増殖シグナルを増幅する機能を持つ例えとして、
DNAポリメラーゼ遺伝子の転写が活性化されて、
細胞周期は( )期に進行することになる。
S
*Rasは増殖シグナルを増幅する機能を持ち、
増殖シグナルはさらに伝達されて最終的には核に到達し、細胞の増殖を引き起こす。
遺伝子ファミリーとは?
塩基配列に相同性のある遺伝子群
遺伝子ファミリーはどうのように形成されたのか?
共通の祖先遺伝子が重複を起こして形成された。
代表的な点突然変異の名称を3つ
①同義変異(シノニマス)
②ミスセンス変異
③ナンセンス変異
リボソームで合成されたタンパク質は、小胞体膜の膜貫通タンパク質である( )から小胞体内に輸送される。
トランスロコン
透過装置
インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンである。
β細胞においては、インスリン遺伝子は( )領域に存在し、
転写が可能になっている。
ユークロマチン
インスリン遺伝子の転写産物は、
5’への( )の付加、
( )の除去、
3’への( )の付加どのプロセッシングを受けて成熟mRNAとなり、細胞質に送られる。
5’への(キャップ)の付加
(イントロン)の除去
3’への(ポリA)の付加
細胞質では、mRNAに( )が結合して翻訳が開始する。
翻訳されたペプチド鎖の( )末端には疎水性アミノ酸が豊富なシグナルペプチドがある。
リボソーム
N
シグナルペプチドが認識されて、
mRNAとリボソームとは( )膜上に送られる。
そこで翻訳が続行され、完成したポリペプチド鎖からはシグナルペプチドが切断されて除去される。
小胞体
小胞体内に存在するシャペロンの作用によって正しくフォールディングされる。
次いで、小胞体内で側鎖の( )に糖鎖が付加される。
アスパラギン(D)
小胞体での合成を完了したインスリン前駆体は、
次いで( )に送られてさらに加工される。
具体的には、側鎖の( )と( )に糖鎖が付加される。
ゴルジ体
セリン
トレオニン
ポリペプチド鎖の一部が切断されてCペプチドとなり、
残った部分が成熟インスリンとなる。
Cペプチドと成熟インスリンとは細胞膜に送られ、
輸送小胞の膜が細胞膜と融合する( )の機構によって細胞外を測定することが行われる。
エキソトーシス