10. 内分泌系 Flashcards
Gタンパク共役型受容体のホルモン9個
CRH, GHRH, ACTH, LH, FSH, TSH, glucagon, dopamine, noradrenaline
酵素共役型受容体のホルモン
チロシンキナーゼ:インスリン、IGF-1
グアニル酸シクラーゼ:ANP
細胞内受容体のホルモン
ステロイドホルモン、ビタミンD3、甲状腺ホルモン
ペプチドホルモン合成する場所4個
視床下部、下垂体、上皮小体、ランゲルハンス島
TSH、LH、FSH、hCGのサブユニット
αだけ共通、βは違う
下垂体隆起部が含まれるのは?
腺性下垂体
下垂体漏斗が含まれるのは?
神経性下垂体
GHの作用5個
抗インスリン作用、脂肪分解、電解質の再吸収促進、骨端軟骨形成促進、タンパク質合成促進
PRLの作用3個
乳腺発育促進、乳汁産生・分泌促進、性腺機能抑制
オキシトシンとバソプレシン産生細胞がある場所
室傍核、視索上核
尿崩症の種類
中枢性:バソプレシンの産生・分泌低下
腎性:バソプレシン受容体変異、アクアポリン変異、うつ治療によるアクアポリン阻害など
プロラクチン分泌を抑制する分子
視床下部のドーパミン
高プロラクチン血症の症状
無月経、乳汁分泌症候群
下垂体前葉酸性細胞
GH、PRL
下垂体前葉塩基性細胞
TSH、ACTH、FSH、LH
ACTH産生細胞の呼び方
コルチトローフ
パラトルモン産生細胞
副甲状腺主細胞
パラトルモンの標的
骨芽細胞
カルシトニン産生細胞
甲状腺傍濾胞細胞
カルシトニンの標的
破骨細胞と腎臓
活性型ビタミンD3の作用
小腸でのCa吸収、腎臓での再吸収促進
アミノホルモン合成臓器
甲状腺、副腎髄質、松果体
甲状腺機能亢進病
バセドウ病
TSH受容体に対する自己免疫疾患
甲状腺機能低下症
クレチン病、橋本病(甲状腺破壊する自己免疫疾患)
副腎髄質の発生
交感神経幹と同様に神経堤由来
副腎髄質の支配神経
T5~9の節前線維
副腎髄質機能亢進症
褐色細胞腫
メラトニンの作用
概日リズム、抗酸化作用、性腺刺激ホルモン・成長ホルモン分泌抑制
メラトニン合成過程
トリプトファン→セロトニン→メラトニン
消化管全体のホルモン
Serotonin, somatostatin
胃のホルモン
Gastrin, ghrelin
十二指腸、空腸のホルモン
CCK, secretin, motilin, incretin
セロトニンの作用
腸液分泌促進、蠕動運動促進
ソマトスタチンの作用
様々なホルモンの抑制
ガストリンの作用
胃酸分泌促進
グレリンの作用
下垂体の成長ホルモン分泌促進
CCKの作用
膵液分泌促進、胆汁分泌促進
セクレチンの作用
胃酸分泌抑制、膵臓からの重炭酸塩外分泌促進
インクレチンの作用
インスリン分泌増強
腸管のK細胞とL細胞がグルコースを認識する→グルコースの経口投与と静脈投与ではインスリン分泌量が違う
ステロイドホルモン合成臓器
精巣、卵巣、副腎
卵胞期の卵巣
GnRH→LH→内卵胞膜細胞→テストステロン→顆粒膜細胞でFSH存在下でアロマターゼによりエストロゲンに変換
黄体期の卵巣
GnRH→LH→顆粒膜細胞→プロゲステロン
副腎皮質の発生
内胚葉由来
副腎皮質球状帯
電解質コルチコイド(アルドステロン)
副腎皮質束状帯
糖質コルチコイド
副腎皮質網状帯
性コルチコイド(アンドロゲン)
ステロイドホルモン合成の律速段階
プログレノロンへの変換
アルドステロン過剰、低アルドステロン
過剰:低カリウムに伴うアルカローシス
低:高カリウムのアシドーシス
コルチゾールの血液中の状態
90%が血漿タンパク質と結合、残りが生理活性を持つ
CRHが亢進するとき
午前6時から8時
副腎機能低下
アジソン病(易疲労感、全身検体、体重減少、低血圧、低血糖、皮膚や口腔粘膜のメラニン沈着)
副腎機能亢進の名称と症状
クッシング症候群(高血圧、糖尿病、満月様顔貌、中心性肥満、皮膚線条)
Dexamethasone抑制試験
下垂体腺腫によるクッシング症候群ではACTHやコルチゾールが抑制されるが、異所性のものや副腎腫瘍の場合は抑制されない
Prop-1異常症
TSH、GH、PRL、Gn、ACTH複合欠損
Pit-1異常症
TSH、GH、PRL複合欠損
GHの分泌動態
睡眠開始後にピーク
絶食すると日中も分泌量高くなる
GHの分泌促進するもの
低血糖、飢餓、ストレス、インスリン、グルカゴン、アルギニン、ドーパミン作動薬
GHの分泌抑制するもの
ブドウ糖、ドーパミン受容体遮断薬、ソマトスタチン、血中IGF-1
GH受容体
1回膜貫通型
サイトカインスーパーファミリー
過剰なGH作用を抑制する薬剤
PEGVISOMANT
GHの2相性作用
1) インスリン様作用
2) 抗インスリン様作用
GH分泌不全症(血糖、体脂肪、LDL・HDL、骨塩量、心収縮力、腎機能、発汗量)
子供:低血糖、成人:インスリン抵抗性増加(子供と成人で作用が逆) 体脂肪増加 LDL増加、HDL低下 骨塩量低下 心収縮力低下 腎機能低下 発汗量低下
GH過剰
先端巨大症(成長期だと巨人症)
低血糖のはひふへほ
はらが減り ひや汗 ふるえ へんにドキドキ ほうちで昏睡
低血糖の前駆症状
カテコラミンによる交感神経症状
プロインスリン
B鎖、C鎖、A鎖
Cが切られる
ランゲルハンス島B細胞にグルコースが取り込まれる輸送体
GLUT1
グルコースセンサー
グルコキナーゼ
スルホニル尿素受容体
ランゲルハンス島B細胞のATP感受性カリウムチャネルはスルホニル尿素受容体とカリウムチャネルの複合体
グリコーゲン合成促進
グルコキナーゼ翻訳促進
グリコーゲン合成酵素活性化
グリコーゲン分解促進
グルコース6リン酸の脱リン酸化酵素不活性化
グリコーゲンホスホリラーゼ阻害
解糖系を進める酵素
Glucokinase, phosphofructokinase, pyruvate kinase
インスリンの骨格筋での作用
GLUT4細胞膜へ輸送
グリコーゲン合成促進
解糖系促進
タンパク質合成促進
インスリンの脂肪細胞での作用
GLUT4細胞膜へ輸送
グリコーゲン合成促進
中性脂肪の合成・貯蔵促進
LPL合成促進
グルカゴン受容体
Gs(cAMP)とGq(IP3)
概日リズムのホルモン
GH、コルチゾール
トリヨードチロニンとチロキシンの差
トリヨードチロニンが10倍の活性を持つが、半減期が短い
甲状腺濾胞の中で起こる反応
ヨウ素イオンの酸化
チロシンヨウ素化
チロシン縮合
甲状腺ホルモンの作用
代謝率上昇
熱産生
成長促進
心機能亢進
甲状腺ホルモン生合成阻害
チオアミド類(メチマゾールなど)
ウォルフチャイコフ効果
ヨウ素の多量摂取でヨウ素の有機化が抑制され、甲状腺ホルモン生合成低下が起こる
パラトルモンの作用
骨芽細胞に作用して破骨細胞を活性化
遠位尿細管のカルシウム再吸収促進
活性化ビタミンD3産生促進
副甲状腺ホルモン受容体サブタイプのその特徴
PTH1受容体:組織特異性は低い
PTH2受容体:膵臓や中枢に発現
活性型ビタミンD3の標的4つとそれぞれでの作用
腸(カルシウム吸収促進)
遠位尿細管(カルシウム再吸収促進)
副甲状腺(パラトルモン合成促進)
骨(骨吸収の促進、骨細胞と骨芽細胞に発現)
ランゲルハンス島での血糖値センサー
GLUT1、グルコキナーゼ
甲状腺ホルモンの臨床での使用
腫瘍マーカー(甲状腺がん、肺がんで高値)
糖質コルチコイドの作用
糖新生、脂肪分解、タンパク合成促進→血圧上昇、筋収縮力低下
チロシンから合成されるホルモン
ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン
ランゲルハンス島が多い部位
膵臓体尾部
GIP, GLP-1の作用の機序
膵臓β細胞に働いてCAMP↑し、インスリン分泌促進
腺性下垂体は何由来?
口窩外胚葉(ラトケ嚢)
CRHが作用する場所
青斑核→ノルアドレナリン放出
Laron症候群
GH受容体障害
Primary GH insensitivity syndrome
GH受容体障害、GH情報伝達異常、IGF-I産生・作用異常
Secondary GH insensitivity syndrome
GH作用を阻害する抗ヒトGH抗体、抗ヒトGH受容体抗体、栄養不良、肝疾患、コントロール不良の糖尿病
GHと電解質
リン再吸収、ナトリウム再吸収、GFR上昇、活性化ビタミンD3産生促進、カルシウム排泄増大
免疫チェックポイント阻害薬
腫瘍に対する免疫反応を行進させることで、抗腫瘍効果を示すが、下垂体に自己免疫疾患様の障害が生じることがある→GH分泌不全
カルシトニン受容体
膜7回貫通型(Gs供役型)
副甲状腺ホルモン(PTH)受容体
膜7回貫通型 GPCR型(Gs)