BEC _ note 1-2 (finance) Flashcards
【7.introduction to Finance】
financeとは
・資金調達と投資の2つの側面から、財務的な意思決定を支える概念。
・基本的に、企業に資金提供をする外部の投資家の立場に立ち、リスクの度合いや計数情報を分析し、将来の投資を分析・判断すること。
【8.Working Capital Management】
・working capitalとは
・aggressive working capital policyとは、またprofitabilityとliquidityとの関係は
・WC = current assets - current liabilities
・aggressive working capital policyとは、流動性を犠牲にし(current assetsをなるべく圧縮し)、収益性を高めること。
・profitability(収益性)とliquidity(流動性)は、trade-offないし反比例する。流動性を高めると、利子を生まないあるいは利子の低い資産が増えるため、利益率は低下するため。
cash conversion cycleとは
APR (annual percentage rate)換算とは、
<計算問題>
Borrow $125,000 from a bank on a discount basis at 20 percent. No compensating balance would be required. Assume a 360-day year in all of your calculations.
割引率20%で借入を行うことは、元本が$125,000×80%=$100,000の借入で、金利 が$25,000と同じこと。よって借入利率は25,000/100,000=25%
<計算問題>
「3/10, net 45」の支払条件で製品を購入した。1年を360日とし、仮に現金割引を利用せず、信用期間の最終日に支払いをする場合、年間金利コストはいくらか。
現金割引を選択しないことは、「10日目から45日目までの35日間、$97を借りて$100を返す」と同じ意味。従って、元本$97、利息$3、期間35日の年率を求めれば良い。
APR=($3÷$97)×(360÷35)=31.81%
<計算問題>ファクタリング $100,000の売掛金(期日60日後)を保有しているところ、ファクタリング会社から以下の提案を受けた。コスト($)はいくらか。 ・factor's feeは、売掛金額面金額の3% ・売掛金額面の85%をまず受取、残金は回収後に支払う ・前渡金に対し、15%の金利を支払う
・factor's fee:$3,000 ・15%のリザーブ:$15,000 → 前渡金:$82,000 ・前渡金に対する支払い金利:$2,050 → 直ぐに振込れる代金:$79,950
最終的に振込れる代金は、$79,950+$15,000=$94,950。額面$100,000からの差額、$5,050がコストとなる。
<計算問題>ファクタリング
ファクターと、毎月平均$100,000で平均回収期間が30日の売掛金を購入することに合意。他方で、ファクターは年利10%で売掛金の額面金額の80%まで前貸しし、購入する全売掛金に対し、2%の手数料を課金。
なお会社の経理部長は、年間で$18,000の売掛金回収費用を節約できると見積もっている。1年を360日とし、この資金調達の年間コスト(%)はいくらか。
ファクタリングを短期金融取引と捉え、実質金 利(%)を計算。借入元本は、毎月初に$80,000の借入をし、月末に返済、そしてまた翌月初にに$80,000の借入をする…といっ た、いわば借換え(rollover)を一年間続けるのと同じ。よって年間を通じて借入元本$80,000が維持される。
また支払金利は、「ファクターへの支払分-売掛金回収コストの節約分」の年間 トータルである。よって、この金額は80,000 x 10% + $100,000 x 2% x 12 - $18,000= $14,000。
よって、金利(%)は、14,000÷80,000 = 17.5%。
<計算問題>節税効果
5年前に$15,000で購入した備品を、新たに$25,000のものに取替えるところ。備品は15年間で残存価値ゼロになるように定額償却しており、これを第三者に$6,000で販売予定。
法人税率を40%と仮定し、古い備品が売れて、新しい備品を購入したとすると、購入時のNet cash investmentはいくらか。
古い備品の減価償却累計額は$15,000×5/15=$5,000 であるから、売却損は$4,000。
・新しい備品購入に伴う支出 $-25,000
・古い備品売却による収入 6,000
・売却損による節税効果 1,600 (4,000×40%)
→ Net cash investment △17,400
EOQ modelとは
A=年間需要量(数)
P=1回当たりの発注コスト
S=1個当たりの年間保有コスト
【10.Risk, Return, and Cost of Capital】
<計算問題>
株主割当増資を計画しているところ、各普通株主は保有株式4株ごとに増資株1株を$60で申し込むことができる。いま市場価格は$75であるところ、権利落ち後の1株式当たりの理論価値はいくらか。
75 × 4 + 60 = P X 5
P = 72
・βとは
・CAPM(capital asset pricing model)とは
・βとは、個別株式が持つ市場リスクに対する感応性のこと。
(βが1よりも大きい場合、市場の動きよりも大きく動く。マイナスの場合は、市場の動きを反対に動く。)
WACC(waighted average cost of capital)とは
・WACCが最小となるDE ratioが、最適資本構成の一つの形と言える。
DGM(Dividend Growth Model、配当成長モデル)による株主資本コストの推定式は
次の要素から、株主資本コスト(cost of equity capital)を推計することができる。
・1 株当たり配当金(dividends per share)
・期待配当増加率(expected growth rate in dividends per share)
・株式の市場価格(market price)
【11.Financing Decisions】
【債権の種類】 ・debenture bond ・mortgage bond ・income bond ・serial bond ・discount bond ・floating-rate bond ・indenture
・debenture bond(無担保債権) ・mortgage bond(不動産担保債権) ・income bond(発行者の収益を債券利息の財源とする再建) ・serial bond(元本を一定期間毎に分割返済する債権) ・discount bond(割引債、zero-coupon bond) ・floating-rate bond(市場変動利付債券) ・indenture(債権発効に際する信託証書)
financial leverage(財務レバレッジ)に関する指標(4つ)
① financial leverage = total assets / shareholders’ equity
② DE ratio = total liabilities / shareholders’ equity
② debt ratio = total debt / total assets
③ interest coverage ratio = EBIT / interest expense
(注)EBIT = net income + interest expense + income tax expense