3.循環生理 Flashcards
酸素需要供給バランスで注意するべきこと
低心拍出量(CO↓)、出血や貧血(Hb↓)、低酸素血症(SO2↓)、代謝亢進(VO2↑)
酸素需給バランスに関与する因子(4)
酸素含量CO2:酸素飽和度SO2,酸素分圧PO2,Hb濃度
混合静脈血酸素飽和度SvO2
酸素運搬量DO2:心拍出量CO,酸素含量CO2
酸素消費量VO2:DaO2-DvO2
結局、心拍出量 CO ・ ヘモグロビン濃度 Hb ・ 動脈酸素飽和度 SaO2 ・ 酸素消費量VO2 でしらべる!!
心臓のポンプ機能に関与する因子(4)
① 前負荷:心室拡張末期の壁応力
② 後負荷:心室収縮最中の壁応力
③ 収縮性:前、後負荷とは無関係な心筋自体の特性
④ 心拍数:心拍出量(CO)を規定(CO=心拍数×一回拍出量)
心電図
心筋虚血などの察知には3じゃなく5誘導
術中はV4,V5 が最も検出率が高い(60~80%)
血圧測定
高齢者の特徴
収縮期血圧が高すぎる→ABP>NBP
収縮期血圧が低すぎる→ABP<NBP
ABP 観血的
NBP 非観血的
高齢者は動脈硬化が進み、収縮期圧が上昇、大動脈のふいご機能が低下していること、そしてふいご機能低下による拡張期血圧の低下がみられる
→高収縮期圧、低拡張期圧、大動脈せっこんの後のピークなし
スワンガンツ、測定できるパラメータ
右房圧=中心静脈圧:右心の機能、体液量 右室圧:肺血管抵抗・右心機能を評価 肺動脈圧:肺血管抵抗を評価 肺動脈楔入圧 ≒左房圧≒左室拡張期圧 :左心前負荷・左心機能 混合静脈血酸素飽和度:全身の循環状態の指標 心拍出量:心臓のポンプ機能を評価、熱希釈法で測定
スワンガンツ、疾患の鑑別
①心機能評価:虚血性心疾患・手術・弁膜症による心不全など ②循環血液量の評価:大量出血、ショック、熱傷など ③肺動脈圧のモニター:肺高血圧症、肺塞栓、肺梗塞、肺水腫など ④緊急ペーシング:完全房室ブロック、洞不全症候群など ⑤混合静脈圧血酸素飽和度の測定:呼吸不全、末梢循環不全など
心機能評価
フォレスター分類:心係数CI+肺動脈楔入圧PCWP
心係数=心拍出量/体表面積
肺動脈楔入圧=左房圧
Ⅰ正常:CI≧2.2,PCWP≦18
Ⅱ肺うっ血:CI≧2.2,PCWP≧18
Ⅲ末梢循環不全:CI≦2.2,PCWP≦18
Ⅳ肺うっ血+末梢循環不全:CI≦2.2,PCWP≧18
循環血液量の評価
輸液反応性をしらべる
動脈>静脈
呼吸によっても左右される:人工呼吸を続ける→前負荷&心拍出量↓
混合静脈血酸素飽和度
混合静脈血酸素飽和度(SvO2)=SaO2 −VO2÷(CO×13.8×Hb)
肺動脈の酸素飽和度でもある
ふつう60-80%