内科合併症のある患者の麻酔 Flashcards
0
Q
高血圧の術中管理
A
•重要臓器の自動制御能がたかいほうにシフトしている →ふつうより高めにしとかないと維持できない •主要臓器に虚血が生じないようにする →ふつうのひとより血圧高めに •可能な限り変動を少なくする •血圧の変動が大きいことに注意 →日常の平均血圧の±20%を目標とする
1
Q
術前診察が必要な理由
A
麻酔を受ける際のリスクを評価して事前に対策を講じる
2
Q
気管支喘息の術中管理
A
- 挿管、抜管による刺激に注意
- 吸入麻酔薬には気管支拡張作用があるので使えるヤツ
- 術中の麻酔深度はふかめに
- 脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔は麻酔レベルがたかくなりすぎないように
3
Q
気管支喘息発作がおきたら
A
診断
•バック換気時のバッグの感触の変化
•EtCO2の急激な低下
•気道内圧の急激な上昇
治療 •吸入麻酔濃度↑ •純酸素による換気 •アミノフィリンd.i.v. •サルブタモール(β2刺激薬)吸入 •ブロムヘキシン
4
Q
糖尿病の術中管理
A
- 低血糖、高血糖、ケトアシドーシス、電解質異常をさける
- 低血圧の回避
- 目標血糖値:80-150mg/dl
- 脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔は麻酔レベルが高くなりすぎないように
5
Q
透析の術中管理
A
- 血圧が低下しやすく、シャントがつぶれてしまうので回避する
- 筋弛緩薬は作用が遷延する(腎排泄型はおおいため)
- 極端な脱水、低血圧を回避
- Kを含まない輸液を選択する
6
Q
肥満の術中管理
A
•局所麻酔、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔を優先する •全身麻酔時 -常に挿管困難のリスクを考慮→時に意識下挿管(プロポフォールじゃなくてミダゾラムとかをつかう) -可能であれば頭部挙上体位(機能的残気量がすくないため) -容易に低酸素血症になってしまう - 誤嚥のリスクがある •血栓症のリスクがある