呼吸器外科•脳外科の麻酔 Flashcards
一側肺換気の絶対適応
•一方の健康肺を他方の病気肺から守る:感染、大量出血 •換気の分布のコントロール ①気管支胸腔ろう ②片側肺の嚢胞やブラ ③気管支の外傷など •片側肺洗浄 •胸腔鏡下手術
一側肺換気とは
ダブルルーメンチューブや気管支ブロッカーを用いて一方の肺のみを換気すること
一側肺換気の相対適応
術野の改善:優先度たかめ
•胸部大動脈瘤手術
•
ゆうせんどひくめ
•食道手術
開胸手術で一側肺換気をする理由
はいが動いているとやりにくいから。
非開胸側の肺のみ換気
とくにきょうくうきょうならぜったい!
低酸素血症
PaO2:60mmHgみまん(SpO2:90%みまん)
cf.50→70%
シャント
血流が素通り状態
換気がされてない
死腔
肺塞栓症とか
換気はされてるけど血流がない
換気血流比∞
一側肺換気中に低酸素血症が起こりやすいりゆう
手術側肺→ぜんぶシャント
換気側肺→周囲からの圧迫、吸収性無気肺(高濃度酸素)→換気血流比のミスマッチが増悪
一側肺換気中の人工呼吸の設定のポイント
- 換気側肺にPEEPをかけ、V/Qミスマッチが増悪しないようにする
- 換気側肺へのリクルートメント手技
- 吸入酸素濃度はギリギリ低めに
- 一回換気量はすくなめ(術後の呼吸器合併症をふせぐ)
低酸素性肺血管収縮
肺胞気酸素分圧が低下した場合、その肺胞に隣接する細動脈の血管平滑筋が収縮する
側臥位での一側肺換気ではHPVにより非換気肺への血流は約半分になる
頭蓋内圧亢進のポイント
頭蓋骨が硬くてようせきがかわらないので、内容量が変化すると内圧はめっちゃ変化する
亢進すると、脳虚血とかヘルニアとかやばい、しにそう
頭蓋内圧亢進のサイン
midline shift
脳室がおされてる
脳溝があやふやになっちゃう
頭蓋内圧亢進の治療法
脳腫瘍摘出術
外減圧術
→麻酔科医は、できるだけ頭蓋内圧をさげて、手術をやりやすくする(=脳血液量をへらす!)
頭蓋内圧亢進のある患者における麻酔管理の工夫
•過剰輸液を避ける、ゆっくりにする •マンニトール(利尿薬)投与 •過換気にする(高二酸化炭素血症)をさける •頭低位をさける •麻酔をがっつりかける •脳血管拡張作用のある麻酔薬を避ける ⚪︎麻薬系鎮痛薬 レミフェンタニルとか ⚪︎静脈麻酔薬 プロぽフォールとか ×一部の静脈麻酔薬 ケタミン ×吸入麻酔薬 ハロたんとか
脳虚血の治療
内頸動脈内膜剥離術
内頸動脈内膜剥離術の麻酔管理の工夫
手術自体の脳虚血のリスクがめちゃ高い
•過少輸液を避ける •輸血は迷わずする(貧血に弱い) •人工呼吸はふつうのせってい(過換気を避ける) •再灌流までは血圧が低くなり過ぎないようにする(ウィリスの逆側にたよってるから) •再灌流後は、血圧が高くなり過ぎないようにする •脳虚血モニタリング→手術中の脳虚血に注意する ①脳酸素飽和度(近赤外線モニター) ②脳波 ③体性感覚誘発電位 ④頚動脈断端圧 •重症症例では全身麻酔を避け、局所麻酔を用いて意識下に手術を行う
ネッククリッピングの麻酔管理の工夫
脳動脈瘤のとき
- 破裂しないようにクリップが動脈瘤にかかるまで血圧を低く保つ
- 血圧を低くするために、降圧薬を使用するか、麻酔を深くする
降圧薬の例
•Ca拮抗薬:ニカルジピン、ジルチアゼム
•プロスタグランジンE1
•ニトログリセリン