社会 Flashcards

1
Q

栄光浴

A

栄光浴:高い評価を受ける人や集団と自分自身が何らかの結びつきがあることを強調することによって、自己評価を高めようとする。

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2
Q

セルフ・ハンディキャッピング/Self-handicapping

(ジョーンズ/Jones.E.E)

A

自分の失敗を外的な原因を作り出すことで失敗しても自己評価の低下を避けることを目指した行為。獲得的セルフ・ハンディキャッピングとは自らハンディキャッピングの行為をして、失敗の時の言い訳になるこうである。例えば試験の前に時間のかかる掃除やゲームをする。主張的ハンディキャッピングとは事前に自分のハンディキャッピングを主張することで周囲の評価を下げないように行動である。例えば試験の前に「全然勉強していない」「体調が悪い」と強調する’。

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3
Q

印象形成の中心特性

(アッシュ / Asch.S.E.)

A

アッシュはある形容詞は中心として他の語がまとめられて人物の全体的な印象が形成されることを考えた。この形容詞が中心特性という。印象形成の過程であまり影響を及ばさない特性は周辺特性という。また、特性の提示順の効果から、初頭効果、新近効果も示した。

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4
Q

バランス理論

(ハイダー/Heider.F)

A

対人関係で三者以上の存在がある時に、その認知関係のバランスを守るために人間の心理状況である。認知の主体はP、主体と関係のある他者O、両者に関係するものXという。PーO、PーX、OーXなど三つの関係がある。それらの関係で嫌いならーになる、好みなら+になる。もし三つの関係の積がーになると、全体として不均衡の状態である。その不均衡の状態を解消するために三つの関係の中で一つが変わらないといけない。

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5
Q

自己スキーマ

A

人間がある側面が自分の自己定義にとって重要であると考える限り、身体的特徴、人格特性、興味などといった人の側面に基づいた自己スキーマを持つ。その人のスキーマには、一般的な自己分類、特定の状況における行動方法の信条、過去の特定の出来事の記憶などが含まれることになる。

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6
Q

原因帰属のANOVAモデル

ケリー / Kelley.H.H

A
帰属過程:本来はあいまいな因果関係をある特定の原因に帰する過程である。
共変要因は
1、人物(その人物の反応は他の人物の反応と一致するかどうか、合意性)
2、刺激対象(その刺激事象だけに反応しているかどうか、弁別性)
3、時や様態(時と様態にもかかわらず反応が一貫するかどうか、一貫性)
合意性、弁別性、一貫性が全て高い場合、外的帰属
合意性、弁別性が低い、一貫性が高い場合、内的帰属
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7
Q

説得

A

説得:ある送り手が、受け手の態度を変化させよう、マスメディアに通じて何らかのメッセージを送る試みである。
中心的ルート:内容を熟慮した上で生じる説得。
周辺のルート:議論の本質に関わっていない手がかりによって安易な判断に基づく説得。

説得効果を左右する諸条件
1、信憑性
相手は専門的な知識を持っているかどうか(専門性)
相手は偏りなく伝えよとする意図を持っているかどうか(信頼性)

スリーパー効果:信憑性が低い送り手からのメッセージであっても、ある程度の時間を経って、送り手のイメージが薄めると、内容によって説得効果が効いてくることである。

漏れ聞きコミュニケーション:他の人々の会話をなにげなく聞く内容なども、内容に偏りが生じる可能性が低いと判断されると、説得効果が強い。

2、恐怖アピール:受け手に、ある種の不安や恐怖を喚起するタイプの説得コミュニケーションである。
でも、恐怖を喚起するだけで効果があるわけではない。
1、メッセージの中で示した危険性は自分に降りかかると判断するのか
2、その中でも指示する行動によってその危険を回避できるのか
の程度によって説得効果が異なる。
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8
Q

認知的不協和理論

(フェスティンガー / Festinger.L)

A

認知の不協和:人間には、自分の感情や行動も含めて、様々な事象、事物の知識の間で不一致がないような協和状態を求める傾向がある。
不協和の解決方法
1、自分の行動を変容させる
2、その情報を避ける。

結論
1、自分の態度に反する行動を行なっている時、やがてその行動に合致する方向に態度が変化する。
2、複数の選択肢の中から一つを選択すると、選ばれた選択肢の魅力が上がり、選ばれなかったの選択肢の魅力が低下する。
3、制止する圧力が弱いほど、興味が減じる。
4、努力が多い 評価が高い

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9
Q

社会的促進 / Social Facilitation

A

社会の促進:他者の単なる存在によって課題に影響を与え、課題の遂行が促進される場合である。他者の存在、もしくは他者からの評価などにより、行動者の生理的覚醒水準が高まる現象がある。
十分学習される課題ー正反応ー促進
未学習の難しい課題ー誤反応ー抑制

解釈
1、課題を行う人にとって他者の存在がもたらす不安が重要である。
2、課題と他者に両方に注意を向けることによって生じる葛藤。

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10
Q

社会の手抜き / Social Loafing

A

社会の手抜き:他者と一緒に課題を遂行する時、一人の場合に比べるとメンバーの一人当りの努力の量が減ってしまう現象である。

実験
被験者が目隠し、ヘッドホンをかけ、出来るだけ大きい声で叫ぶと要求される。他者の存在を知らない場合は、他者の存在を知る場合と比べると声がより大きい。

解釈
自分の努力の量が評価されにくいから。

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11
Q

同調

(アッシュ / Asch.S.E )

A

同調:個人の行動や信念が所属集団の基準に一致する方向へと変化することである。
*アッシュの実験
過程:左側の線分と同じ長さの線分が、右側の三つの線分から選択される。正答が明らかである。
結果:一人でこの課題を行う場合は、正答率はほぼ100%である。
他のあらかじめ誤った答えられる実験協力者とこの課題を行う時、誤答がある。
実験協力者が三人の場合、強い同調が生じる。それより人数が増えても同調率があまり増えていない。

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12
Q

対人魅力の規定要因

A
対人魅力を決めること
1、外見
*ウォルスターら(1966)のダンスパーティー実験
男女とも、自分の魅力度にもかかわらず、外見の魅力が高い相手に対して好意を抱く。
*ダイオンら(1972)の外見ーステレオタイプ実験
被験者に魅力値が高、中、低の男女の顔写真を見せて、いくつかの側面から評価を求める。外見の魅力が高い人が生活、職業に高い評価を受ける傾向がある。

2、接触頻度
ある刺激を目にする頻度が高いという理由だけで、その刺激に対する好意が高いという傾向がある。
単純接触(mere exposure)

3、誤帰属
*ダトンとアロン(1974)の吊り橋実験
過程:谷底まで70メートルがある恐怖をそそる吊り橋を渡した男性の観光客に、女性のインタビュアーを近づいて、いくつかの質問を行なった後、電話をかけてくれれば結果を教えると言った電話番号を教える。
結果:恐怖を感じない橋を渡した男性と比べると、吊り橋の場合は、後で実際に電話をかける男性の割合が多かった。
結論:恐怖を感じた後の興奮が美しい女性にあった原因に誤った帰属する傾向がある。

人間関係を進展させる諸条件
1、態度の類似性
ニューカム(1961)の学生寮実験
態度が類似しているどうしが親密になっていった。
結論:「自分に賛意を示す」という報酬を与えてくれる。
             自分が一致を求める気持ちを満たす。
2、相手からの評価
*アロソンとリンダーの実験
7回の評価的な発言を聞く場合を作る
++より、ー+の方が好意が高い
ーーより、+ーの方が好意度が低い
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13
Q

自己開示と自己呈示

A
自己開示:自分自身に関する情報を特定の相手に言語を介して伝えること。
機能
1、感情表出:自己の不安、緊張感を解消できる(カタルシス)
2、自己明確化:表出の行動によって自分の意見や態度をはっきり自覚ようになり、一貫性と統合性を保たれる。
3、社会的妥当性:相手の応答によって自分の意見と態度の社会的妥当性を評価できる。

自己呈示:相手に好ましい印象を与えるため、意図的、作為的に行動することである。(印象操作)
1、あらかじめ自己が不利な条件を強調する。弁解や正当化を行なったり肯定的な印象に変化させる意図を持つ防衛的な自己呈示(セルフ・ハンディキャッピング)
2、自己宣伝や威嚇より自分の積極的な印象を植え付けようとする。

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14
Q

集団意思決定

A

集団意思決定
1、集団で決定したほうが個人で決定する場合より、成功率が低いが成功したとき報酬が高い危険な決定をする傾向がある。(リスキー・シフト)
2、事項によって、個人で決定する場合よりもより慎重的な決定をする傾向がある。(コーシャス・シフト)
以上の二つの状況は集団分極化現象。責任を分散するから。

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15
Q

没個性化

A

定義:個人は群集の中で埋没して、一人のアイデンティティを喪失してしまう場合である。
一、非社会的な没個性化
ジンバルド(1970)条件
1、匿名性をほしょうされる
2、興奮している
3、責任を分散している
4、感覚刺激が多すぎる
*ジンバルド(1970)の女子大生の電気ショック実験
過程:実験者役が被験者役に電気ショックを与える。実験者が覆面をし、ダブダブの白い服を着て、相手に知らないようにする。
結果:匿名性の条件では、相互が顔を出し氏名を紹介し合った場合と比べると、二倍ほど強い電気ショックを与える。
看護師の制服を着る実験者は対照群により低い電気ショックを与える。

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16
Q

リーダーシップ

A

三隅(1966)のリーダーシップ機能の類型

PM・P・M・pm

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17
Q

傍観者効果 / Bystander Effect

(ラタネ / Latane.Bibb)

A

1964年ニューヨークにキティという女性が38人が目撃している場合に殺害された。でも誰も警察を呼んでいなっかた。ラタネはその事件に興味を持ってダーリイとともに援助行動に関する実験を行った。多くの人が気がついてこそ、だれも行動を起こさなかったという傍観者効果を提唱した。その原因は多元的無知、責任の分散、評価懸念だと言われる。

18
Q

ソシオメトリック・テスト / Sociometric Test

(モレノ / Moreno.J.L)

A

社会集団が組織化されている程度を測定する道具で、集団成員間における「選択(親和)」と「排斥(反感)」で人間関係を分析する手法である。学級集団におけるソシオグラムでは、人気児や排斥児や孤立児を明確にし、教室の人間関係を理解することができるが、その実施には倫理的な配慮が必要である。

19
Q

リアクタンス / reactance

A

人は生来的に自分の行動や選択を自分で決めたいという欲求がある。しかし、それを他人から強制されたり奪われると、例えそれが自分にとってプラスの提案であっても無意識的に反発的な行動をとってしまう。

20
Q

基本の帰属錯誤 Fundamental Attribution Error/対応バイアス Correspondence bias

A

1、観察される行動の原因は行動者の能力の高さや努力の量などの内部性に帰属する傾向がある。
2、行為者の行為の原因が内部に求めるのとは対照的に、観察者が自分の行為の原因は外部に求める傾向がある。
3、観察者は自分の成功の原因を内部に求める傾向があるのとは対照的に、失敗の原因は外部に求められることが多い。

21
Q

欲求不満−攻撃仮説 / Frustration-Aggression Hypothosis

A

ダラードとミラーにより提唱された連合学習理論に基づいた理論で、欲
求不満が高まると攻撃行動が喚起されるというものである。言い換えれ
ば、攻撃行動の背景には何らかの欲求不満が存在することが予測される
とするものである。

攻撃行動を誘発する量は欲求不満の強さに比例するのであり、攻撃行動
の抑制は予期される罰の量に比例する。また、攻撃行動が表出されれば
欲求阻止による緊張状態は緩和され、攻撃性は低下する。

この理論は、バーコビッツにより、攻撃の可能性は、欲求不満の状態で、
1.攻撃への準備性としての怒りの状態
2.攻撃を誘発する外的な手がかりという2つの要因に依存すると修正さ
れた。

22
Q

ヒューリスティックス / Heuristics

A

問題解決、意思決定を行う際に、情報処理能力や知識・時間の制約の下で効率的な手段によって素早く近似的な答えを発見する解決法である。必ず正答を導く保証はなく、系統的バイアスを導くことがある。

23
Q

社会的ジレンマ

(ドウズ / Dawes.R.M.)

A

個人と集団、社会の間に存在する利害構造の一つである。ドウズは次の3点を満たす状況として定義している。
1、各個人は協力、非協力を選択できる。
2、各個人が協力より、非協力を選択するほうが大きな利益を得られる。
3、しかし、全員が非協力を選択する場合は協力を選択するより全員の利益が小さくなる。
その構造は、社会的手抜き、環境問題、秩序問題などの社会問題で存在する。
個人的な場合に、囚人的ジレンマという。

24
Q

共感性 / Empathy

A

他者の感情を認知し、同じ感情を体験できる能力である。他者との親密関係の形成、援助行動を促す要因であり、個人の適応で必要な社会スキルの一つである。一方、共感性の欠如は他者を道具として扱う可能性とつながっているため、社会的適応を阻害する要因になる。

25
Q

愛情の類型

(リー / Lee.J.A)

A

Ludusー恋愛をゲームとしてとらえ、楽しむことが大切に考える。複数の相手と恋愛できる。
Erosー恋愛を至上のものと考えており、ロマンティックな考えや行動をとる。相手の外見を重視し、強烈な一目惚れを起こす。
Storgeー穏やかな、友情的な恋愛。長時間をかけて知らず知らずのうちに、愛が育まれる。
Maniaー独占欲が強い。嫉妬、悲哀などの激しい感情を伴う。
Pragmaー恋愛を地位の上昇などの手段を考えている。相手の選択においては、社会的な地位のつりあいなど、いろいろな基準を立てている。
Agapeー相手の利益だけを考え、相手のために自分自身を犠牲にすることも、いとわない愛。

26
Q

対人関係の展開過程のABCDEモデル

(レヴィンジャー.Levinger.G)

A
A(Acquaintance:知己になる)
B(Building:関係の構築)
C(Continuation:持続)
D(Deterioration:崩壊)
E(Ending:終焉)
27
Q

自己評価維持モデル/SEM:Self-Evaluation Maintenance Model

(テッサー / Tesser.A)

A
人は自尊心を維持するために、自分にとって重要な課題(自我関与度が高い)が問題になっている時、比較の対象者との関係、対象者の成績(遂行レベル)との関係、自分の遂行レベルなどについての認知を組織的に変化させると考えた。
1、他者の遂行レベルが自分よりも高くなると
A.自我関与度が高ければ、他者との心理距離を大きくする。
B.低ければ、小さくする。
2、他者との心理距離が小さくなると
A.他者の遂行レベルが自分をしのぐものなら、自我関与を低下する
B.自分より低ければ、自我関与を上昇させる
3、他者のとの心理距離が小さくなると
A.課題に対する自我関与が高ければ、自分の遂行レベルを上げるか、他者の遂行レベルを下げる。
B.自我関与が低ければ、自分の遂行レベルを下げるか、他者の遂行レベルを上げる。
28
Q

ハロー効果 ・後光効果/ Halo Effect

(エドワード / Edward.L)

A

ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる現象である。その特徴は良い印象を与える時他の特徴も肯定的な方向に、悪い印象から否定的な方向にも働く。

29
Q

文化的自己観

(マーカス Markus.H.R/北山)

A

文化の習慣や価値観によって生成される自己や人間一般についてのモデルである。
相互独立的自己観:自己を他者や周囲の状況から切り離して捉えるものであり、自己主張、自尊心を高めようとする傾向がある。
相互協調的自己観:自己を他者や周囲の状況密接に結びついている。

30
Q

情動知能 / Emotional Intelligence

(グールマン / Goleman.D)

A

EIとは以下の5つのコンピテンスで捉える。
1、自己認識:自分の情動に関する影響を知り、自分の長所や短所を評価して、自分の能力、価値観、目標に自信を持つこと。
2、自己統制:自分の気分を統制し、肯定的な行動からストレスを抑制し、自分の情動をうまくコントロールするができる。
3、動機づけ:挑戦や刺激を楽しみ、達成意欲と自我関与を持ち、自分の優先順位に従って目標を決める。すなわち、自分の意欲を喚起することができる。
4、共感:他人の視点に立つことである。
5、社会的スキル:他人を説得したり、やる気を喚起したりする技能。

31
Q

古典的相互作用論 / 場の理論

レヴィン / Lewin.K

A

行動の原因を人と状況の両方に求め、生活空間、生活領域の中で、両者の関連性をホリスティック理解しようとする力動的な説明を特徴とする考え方。

32
Q

ステレオタイプ

A

人間が少数の目立つの行動に着目するために、少数集団の持つ特徴が多数集団の特徴だと考え、固定された対人関係のスキーマである。また、外集団との差異を際立たせ、内集団の一体性を強調するために、メンバーたちがお互いにステレオタイプの特徴をつける傾向によってステレオタイプが形成することもある。形成した後確証バイアス、注意の偏りなどによって維持されがちとなる。

33
Q

精緻化見込みモデル/ELM:Elaboration Likelihood Model

(ペティPetty.R.E/カシオッポCacioppo.J)

A

説得における受け手が二つの認知プロセスがあるという理論である。説得のテーマに関する受け手の自分関与度が高く、説得のコミュニケーションを処理する動機づけが高く、またその能力が高い場合に、受け手はその説得の内容をよく精査し、慎重に処理して判断をするのは中心ルート的処理という。そうでない場合に、受け手は説得の内容の周辺手がかり、例えば与え手の専門性や好感度、内容の新奇さに基づく判断するのは周辺ルート的処理という。

34
Q

自己覚知/自己意識/Self-awareness/Self-Consciousness

A

自分に注意を向けることは自己覚知という。その中他者から観察できる公的な自己覚知と他者から観察できない私的な自己覚知に分ける。自分に注意を向けやすい傾向は自己意識という。自己覚知のように公的な自己意識と私的な自己意識に分ける。自己意識尺度が用いて測定られる。

35
Q

パーソナル・コンストラクト理論/Personal Construct Theory

(ケリー/Kelly.G.A)

A

ケリーは自分や周囲の人の性格を認知する時使用する言葉、それらの言葉がどのように構造されるのはその人の性格を捉えると考える。それを測定ために考案されたレプ・ゲリッド・テストが広く用いられるようになっている。

36
Q

二重過程モデル/Dual-Process Model

(ブリューワー/Brewer.M.B)

A

ブリューワーが提唱した印象形成のプロセスモデルの一つである。ある人を初めに会う時、まず親しい友人などのカテゴリーに当てはめてみる。当てはまらない場合に個人処理に向かうプロセスが始まる。したがって、カテゴリーが適用する場合、もっぱらカテゴリーに基づく処理が強い場合と個別化プロセスの三つのプロセスが存在していると想定される。

37
Q

確証バイアス/Confirmation Bias

A

仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向である。その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。4枚のカード課題はその傾向を示した。

38
Q

潜在連合テスト/IAT:Implict Association Test

(グリーンワルドGreenwald.A.G/バナージBanaji.M.R)

A

4種類のカテゴリーの語彙あるいは絵画を被験者に提示し、それぞれの連合の必要の時間を測定し、被験者内的概念の関連性の強弱によって個人差の測定技法である。例えば、男性、女性、科学、人文。ステレオタイプの測定だけでなく、一般的な好ましい対象と好ましくない対象の分別、また自己への態度を測定すると、潜在自尊心を測定することができる。

39
Q

ポジティブ・イリュージョン/Positive illusion

A

ポジティブ・イリュージョンとは人間が自分や周りの人、未来に対して非現実的な楽観的な態度のもつこと。具体的には自分の能力に対して誇大的な評価、未来に対して非現実的で楽観的な態度、自分が全てを制御できるという幻想である。ポジティブ・イリュージョンの利点はストレスに対応する時柔軟さが高く、また仕事の促進。一方欠点は非現実的な予想が理性を欠ける決定をする可能性がある。

40
Q

自己奉仕バイアス/Self-serving Bias

A

成功を人の内面的または個人的要因に帰属させ、失敗を制御不能な状況的要因に帰属させること。自己奉仕バイアスの発生理由はいくつかの説明が提案されている。
1、人々は自尊心を保つため、自身を心地よくするような原因の説明を作成しようとする。
2、他人からどう見られているかを制御しようとする戦略から説明するもので、人は好意的な印象を与えようとして発言する。
3、記憶の基本的機構から説明しようとする考え方もあり、成功の原因に関する記憶は外的なものよりも内的なものに偏っていると考えられる。

41
Q

達成動機づけの原因帰属理論/attribution theory of achievement motivation

(ハイダー/Heider.F)

A

人間の行動は基本的に能力や意思などの内的な要素と状況や偶発性などの外的な要素の二つに帰属することが可能であり、行動はこれら内的要因と外的要因が相互に関係していると論じた。
さらに、ワイナーは人間が成功や失敗を説明するために用いる原因に、運や能力、努力、課題の困難さがあげられる。それらの原因は、内的ー外的、統制可能ー統制不可能、安定的ー不安定的という三次元で分類される。原因の帰属によってその後の期待や感情が影響を受ける。