社会 Flashcards
栄光浴
栄光浴:高い評価を受ける人や集団と自分自身が何らかの結びつきがあることを強調することによって、自己評価を高めようとする。
セルフ・ハンディキャッピング/Self-handicapping
(ジョーンズ/Jones.E.E)
自分の失敗を外的な原因を作り出すことで失敗しても自己評価の低下を避けることを目指した行為。獲得的セルフ・ハンディキャッピングとは自らハンディキャッピングの行為をして、失敗の時の言い訳になるこうである。例えば試験の前に時間のかかる掃除やゲームをする。主張的ハンディキャッピングとは事前に自分のハンディキャッピングを主張することで周囲の評価を下げないように行動である。例えば試験の前に「全然勉強していない」「体調が悪い」と強調する’。
印象形成の中心特性
(アッシュ / Asch.S.E.)
アッシュはある形容詞は中心として他の語がまとめられて人物の全体的な印象が形成されることを考えた。この形容詞が中心特性という。印象形成の過程であまり影響を及ばさない特性は周辺特性という。また、特性の提示順の効果から、初頭効果、新近効果も示した。
バランス理論
(ハイダー/Heider.F)
対人関係で三者以上の存在がある時に、その認知関係のバランスを守るために人間の心理状況である。認知の主体はP、主体と関係のある他者O、両者に関係するものXという。PーO、PーX、OーXなど三つの関係がある。それらの関係で嫌いならーになる、好みなら+になる。もし三つの関係の積がーになると、全体として不均衡の状態である。その不均衡の状態を解消するために三つの関係の中で一つが変わらないといけない。
自己スキーマ
人間がある側面が自分の自己定義にとって重要であると考える限り、身体的特徴、人格特性、興味などといった人の側面に基づいた自己スキーマを持つ。その人のスキーマには、一般的な自己分類、特定の状況における行動方法の信条、過去の特定の出来事の記憶などが含まれることになる。
原因帰属のANOVAモデル
ケリー / Kelley.H.H
帰属過程:本来はあいまいな因果関係をある特定の原因に帰する過程である。 共変要因は 1、人物(その人物の反応は他の人物の反応と一致するかどうか、合意性) 2、刺激対象(その刺激事象だけに反応しているかどうか、弁別性) 3、時や様態(時と様態にもかかわらず反応が一貫するかどうか、一貫性) 合意性、弁別性、一貫性が全て高い場合、外的帰属 合意性、弁別性が低い、一貫性が高い場合、内的帰属
説得
説得:ある送り手が、受け手の態度を変化させよう、マスメディアに通じて何らかのメッセージを送る試みである。
中心的ルート:内容を熟慮した上で生じる説得。
周辺のルート:議論の本質に関わっていない手がかりによって安易な判断に基づく説得。
説得効果を左右する諸条件
1、信憑性
相手は専門的な知識を持っているかどうか(専門性)
相手は偏りなく伝えよとする意図を持っているかどうか(信頼性)
スリーパー効果:信憑性が低い送り手からのメッセージであっても、ある程度の時間を経って、送り手のイメージが薄めると、内容によって説得効果が効いてくることである。
漏れ聞きコミュニケーション:他の人々の会話をなにげなく聞く内容なども、内容に偏りが生じる可能性が低いと判断されると、説得効果が強い。
2、恐怖アピール:受け手に、ある種の不安や恐怖を喚起するタイプの説得コミュニケーションである。 でも、恐怖を喚起するだけで効果があるわけではない。 1、メッセージの中で示した危険性は自分に降りかかると判断するのか 2、その中でも指示する行動によってその危険を回避できるのか の程度によって説得効果が異なる。
認知的不協和理論
(フェスティンガー / Festinger.L)
認知の不協和:人間には、自分の感情や行動も含めて、様々な事象、事物の知識の間で不一致がないような協和状態を求める傾向がある。
不協和の解決方法
1、自分の行動を変容させる
2、その情報を避ける。
結論
1、自分の態度に反する行動を行なっている時、やがてその行動に合致する方向に態度が変化する。
2、複数の選択肢の中から一つを選択すると、選ばれた選択肢の魅力が上がり、選ばれなかったの選択肢の魅力が低下する。
3、制止する圧力が弱いほど、興味が減じる。
4、努力が多い 評価が高い
社会的促進 / Social Facilitation
社会の促進:他者の単なる存在によって課題に影響を与え、課題の遂行が促進される場合である。他者の存在、もしくは他者からの評価などにより、行動者の生理的覚醒水準が高まる現象がある。
十分学習される課題ー正反応ー促進
未学習の難しい課題ー誤反応ー抑制
解釈
1、課題を行う人にとって他者の存在がもたらす不安が重要である。
2、課題と他者に両方に注意を向けることによって生じる葛藤。
社会の手抜き / Social Loafing
社会の手抜き:他者と一緒に課題を遂行する時、一人の場合に比べるとメンバーの一人当りの努力の量が減ってしまう現象である。
実験
被験者が目隠し、ヘッドホンをかけ、出来るだけ大きい声で叫ぶと要求される。他者の存在を知らない場合は、他者の存在を知る場合と比べると声がより大きい。
解釈
自分の努力の量が評価されにくいから。
同調
(アッシュ / Asch.S.E )
同調:個人の行動や信念が所属集団の基準に一致する方向へと変化することである。
*アッシュの実験
過程:左側の線分と同じ長さの線分が、右側の三つの線分から選択される。正答が明らかである。
結果:一人でこの課題を行う場合は、正答率はほぼ100%である。
他のあらかじめ誤った答えられる実験協力者とこの課題を行う時、誤答がある。
実験協力者が三人の場合、強い同調が生じる。それより人数が増えても同調率があまり増えていない。
対人魅力の規定要因
対人魅力を決めること 1、外見 *ウォルスターら(1966)のダンスパーティー実験 男女とも、自分の魅力度にもかかわらず、外見の魅力が高い相手に対して好意を抱く。 *ダイオンら(1972)の外見ーステレオタイプ実験 被験者に魅力値が高、中、低の男女の顔写真を見せて、いくつかの側面から評価を求める。外見の魅力が高い人が生活、職業に高い評価を受ける傾向がある。
2、接触頻度
ある刺激を目にする頻度が高いという理由だけで、その刺激に対する好意が高いという傾向がある。
単純接触(mere exposure)
3、誤帰属
*ダトンとアロン(1974)の吊り橋実験
過程:谷底まで70メートルがある恐怖をそそる吊り橋を渡した男性の観光客に、女性のインタビュアーを近づいて、いくつかの質問を行なった後、電話をかけてくれれば結果を教えると言った電話番号を教える。
結果:恐怖を感じない橋を渡した男性と比べると、吊り橋の場合は、後で実際に電話をかける男性の割合が多かった。
結論:恐怖を感じた後の興奮が美しい女性にあった原因に誤った帰属する傾向がある。
人間関係を進展させる諸条件 1、態度の類似性 ニューカム(1961)の学生寮実験 態度が類似しているどうしが親密になっていった。 結論:「自分に賛意を示す」という報酬を与えてくれる。 自分が一致を求める気持ちを満たす。 2、相手からの評価 *アロソンとリンダーの実験 7回の評価的な発言を聞く場合を作る ++より、ー+の方が好意が高い ーーより、+ーの方が好意度が低い
自己開示と自己呈示
自己開示:自分自身に関する情報を特定の相手に言語を介して伝えること。 機能 1、感情表出:自己の不安、緊張感を解消できる(カタルシス) 2、自己明確化:表出の行動によって自分の意見や態度をはっきり自覚ようになり、一貫性と統合性を保たれる。 3、社会的妥当性:相手の応答によって自分の意見と態度の社会的妥当性を評価できる。
自己呈示:相手に好ましい印象を与えるため、意図的、作為的に行動することである。(印象操作)
1、あらかじめ自己が不利な条件を強調する。弁解や正当化を行なったり肯定的な印象に変化させる意図を持つ防衛的な自己呈示(セルフ・ハンディキャッピング)
2、自己宣伝や威嚇より自分の積極的な印象を植え付けようとする。
集団意思決定
集団意思決定
1、集団で決定したほうが個人で決定する場合より、成功率が低いが成功したとき報酬が高い危険な決定をする傾向がある。(リスキー・シフト)
2、事項によって、個人で決定する場合よりもより慎重的な決定をする傾向がある。(コーシャス・シフト)
以上の二つの状況は集団分極化現象。責任を分散するから。
没個性化
定義:個人は群集の中で埋没して、一人のアイデンティティを喪失してしまう場合である。
一、非社会的な没個性化
ジンバルド(1970)条件
1、匿名性をほしょうされる
2、興奮している
3、責任を分散している
4、感覚刺激が多すぎる
*ジンバルド(1970)の女子大生の電気ショック実験
過程:実験者役が被験者役に電気ショックを与える。実験者が覆面をし、ダブダブの白い服を着て、相手に知らないようにする。
結果:匿名性の条件では、相互が顔を出し氏名を紹介し合った場合と比べると、二倍ほど強い電気ショックを与える。
看護師の制服を着る実験者は対照群により低い電気ショックを与える。
リーダーシップ
三隅(1966)のリーダーシップ機能の類型
PM・P・M・pm