⑬免疫学、感染症 Flashcards
MHCクラスI分子に提示された抗原ペプチドを
T細胞が認識する際に必要な分子は?
CD8
ヒトのHLAクラスI分子、II分子はともに第 6染色体短腕上にコードされている。
同胞間でHLAが完全一致する確率は?
1/4
*父方、母方の対立遺伝子が完全一致する確率
次の免疫グロブリンのクラスは?
病原微生物の感染に際して、最初に産生される。
IgM
次の免疫グロブリンのクラスは?
胎盤を通過する。
IgG
次の免疫グロブリンのクラスは?
5量体構造を持つ。
IgM
次の免疫グロブリンのクラスは?
気道、消化管の粘膜防御に働く。
IgA
次の免疫グロブリンのクラスは?
アレルギー反応に関与する。
IgE
次の免疫グロブリンのクラスは?
B細胞の表面レセプターとして存在するが、それ以外の機能は不明である。
IgD
モノクローナル抗体は、
免疫動物からの脾臓細胞をミエローマ細胞と融合して得られる( )から作られる。
ハイブリドーマ
インフルエンザウイルスについて。
ウイルス粒子の表面にある抗原とは?
Bリン酸オセルタミビル(タミフル)は HA抗原の作用を阻害する。 C高病原性鳥インフルエンザウイルスは H3型 の HA抗原を有している。 D HA抗 原 はウイル スが感 染 細胞 の外 に出るのに重要 な役 割 を果 たしている。
ヘマグルチニン
HA
インフルエンザウイルスについて。
リン酸オセルタミビル(タミフル)は何の作用を阻害する?
ノイラミニダーゼ(NA)
インフルエンザウイルスについて。
高病原性鳥インフルエンザウイルスは( )型のHA抗原を有している?
H5、H7
インフルエンザウイルスについて。
( )抗原はウイルスが感染細胞の外に出るのに重要 な役割を果たしている。
ノイラミニダーゼ(NA)
T細胞について。
ヘルパーT細胞は( )分子を細胞表面に発現している。
キラーT細胞は( )分子を細胞表面に発現している。
ヘルパーT細胞:CD4
キラーT細胞:CD8
T細胞について。
キラーT細胞は( )を分泌する。
キラーT細胞は癌細胞を殺傷する。
パーフォリン
クラスIとエピトープペプチドの複合体は、 細胞表面にCD8分子を持つナイーブT細胞によって 認識される。 ナイーブCD8+T細胞が活性化されると、 外来ペプチド‐MHCクラスI複合体を認識して、 これを発現している細胞を殺傷することができるようになる。 具体的には、( )というタンパク質で標的細胞に穴を開け、 そこから( )というタンパク質分解酵素を注入して標的細胞にアポトーシスを誘導する。
パーフォリン
グランザイム
活性化されたCD8+T細胞を
細胞傷害性 T 細胞、キラーT細胞という。
普通、( )ということが多い。
CTL
(Cytotoxic T Lymphocyte)
*細胞性免疫の主要部分
生体には侵入してきた病原微生物を排除するため自然免疫と獲得免疫の2つの免疫システムが備わっている。
自然免疫とは生来備わっている生体防御機構であり、
( )、( )などの貪食機能を持つ細胞や、
( )、( )などの液性因子が微生物の排除に重要な役割を担う。
好中球、マクロファージ
急性相タンパク質、補体
1997年 、ヒトなどの哺乳類でも、
微生物由来物質を認識する( )と呼ばれる受容体が発見された。
細菌由来のリポ多糖(LPS)やCpG DNAなどがこの受容体と会合することにより生体防御物質が産生される。
Toll様受容体
( )免疫とは生体が病原微生物に感染することではじめて獲得される免疫システムで、
感染後長時間特異的な免疫記憶が維持され、
再感染時には免疫担当細胞や液性因子が速やかに対応し、
病原微生物を排除する。
獲得
ヒトの白血球のうち、
液性免疫や細胞性免疫に関与するのはリンパ球であり、
リンパ球のうちB細胞は抗体(免疫グロブリン)を分泌する( )細胞に分化することができる。
形質
ヒトの白血球のうち、 液性免疫や細胞性免疫に関与するのはリンパ球であり、 リンパ球のうち、T細胞は主に( )で分化し、 移植組織やウイルス感染細胞を除去する細胞傷害性(キラ ー)T細胞や、 他のリンパ球の機能を活性化する( )細胞がある。
胸腺
ヘルパー
ヘルパー細胞には、
( )細胞:IL4、5、6、10を産生してB細胞からの抗体産生を促進する。
( )細胞:IFNγ、IL2、 IL12を産生して細胞傷害性T細胞やマクロファージ を活性化する。
TH2
TH1
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)について。
遺伝子核酸:( )
宿主細胞:( )細胞
宿主細胞内で( )酵素の働きで
( )→( )を作り出す。
RNA
ヘルパーT
逆転写
RNA→DNA
*このDNAをヘルパーT細胞のゲノムDNAに組み込ませて、この細胞をHIV合成の場所へと変えてしまう。逆転写酵素を持つウイルスはレトロウイルスと総称される。
ヒトの体は細菌、ウイルス等の病原体から身を守るための生体防御システムを持っている。
皮膚や口腔粘膜を超えて体内に侵入した病原体は、
( )、( )によって食べられて(貪食作用)排除される。
これはヒトが生まれながらにして備えている非特異的な生体防御システムである。
好中球
マクロファージ
ヒトはさらに病原体の特定の抗原を認識して攻撃する特異的生体防御システム(免疫)を備えている。
免疫には、体内に侵 入した抗原に特異的に結合する抗体で病原体を排除する( )と、
ウイルスなどに感染した細胞の異常を見つけて攻撃する( )がある。
液性免疫
細胞性免疫
抗体の産生にはリンパ球のうち( )が、
感染した細胞の排除には( )が関わっているが、
こうしたリンパ球は赤血球などと同じく( )に由来する細胞からつくられ る。
B細胞
T細胞
造血幹細胞
ヒトの生体内で最も多く存在する抗体(免疫グロブリン)の名称を答え、
その抗体1分子が認識できる抗原の数を答え よ。
IgG
2つ
抗原と抗体が特異的に結合することを何と呼ぶか。
抗原特異性
抗体と抗原の特異性を簡単に判別する古典的な方法とは?
沈降曲線法
*寒天ゲル中で可溶性の抗原と抗体の両者を拡散させて、形成される抗原抗体複合体の沈殿物を沈降線として肉眼で観察する方法。
インフルエンザウイルスはオルトミクソウイルス科に属し、
タンパク質とリン脂質からなる( )を有し、
遺伝子として( )を有するウイルスである。
エンベロープ
RNA
*核タンパク質およびマトリックスタンパク質の抗原性により、
A、B、C型に分類される。
ヒトに感染するのは主にA型とB型である。
A型のウイルスは、さらにエンベロープから突出している 2つの蛋白質 、
( )と( )の アミノ酸配列の違いによりH1N1な どといった亜型の分類されている。
ヘマグルチニン(HA)
ノイラミニダーゼ(NA)
ウイルスが宿主細胞に侵入する時に中心的な役割を果たしており、
宿主細胞表面にある多糖鎖に結合してウイルスゲノムを細胞内へと注入するのは?
ヘマグルチニン(HA)
ウイルスが感染した細胞から離れるときに重要な役割を果たすのは?
ノイラミニダーゼ(NA)
抗インフルエンザウイルス薬のオセルタミビル(商品名タミフル)は、
ウイルスの( )を阻害し、
宿主細胞内で増殖したウイルスが宿主細胞)外へ遊離するのを抑制し、
インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。
ノイラミニダーゼ(NA)
インフルエンザウイルスは1本鎖RNAウイルスの常として点突然変異を起こしやすく、
抗原性が頻繁に変化する。
しかし、このウイルスは点突然変異では説明不可能なほどの劇的な抗原性の変化を示すことがある。
その基礎にあるのは( )という過程であり、
これはインフルエンザウイルスのゲノムが分節状になっているために起こる減少である。
遺伝子再構成
インフルエンザウイルスの抗原性は
細胞への吸着に必要な( )と、
感染細胞内で増殖したウイルスが出芽するのに必要な( )である2つのエンベロープタンパク質で決まる。
ヘマグルチニン
ノイラミニダーゼ
NAを阻害するオセルタミビルがインフルエンザの特効薬とされてきたが、
既に耐性株が出現しており問題化している。
これは、( )に対する特効薬であるアシクロビルが20年異常使用されているのと比較すると対照的でる。
ヘルペスウイルス
インフルエンザウイルスは抗原性が劇的に変化するため、( )を起こすことがある。
パンデミック
20世紀の最も深刻なパンデミックはいわゆる( )で、
この株は致死率が高かったので問題となった。
21世紀に入っても、いわゆる新型インフルエンザウイルスによるパンデミックが問題となった。
スペイン風邪
免疫応答には( )、 ( )の 2つがある。
自然免疫
適応免疫
*適応免疫は自然免疫に遅れて発動する機構である。
自然免疫は異物が体内に侵入すると速やかに発動する応答で、
好中球や( )が( )を用いて異物を認識し、
破壊する機構である。
マクロファージ
パターン認識受容体
自然免疫と適応免疫の間には密接な協同関係があり、 共通して使用される分子や細胞も多い。 例えば、細菌の細胞膜を破壊する( )はどちらでも共通して活性化される。 また、マクロファージは自然免疫の主要な食細胞であるが、 適応免疫における主要な( )細胞の1つでもある。
補体
抗原提示
適応免疫においてThの分泌する( )は マクロファージの貪食能、 抗原提示能を克進させる。 このように、自然免疫と適応免疫は認識する異物の構造は異なるが、 相互に協調して異物の排除を行っている。
サイトカイン
自然免疫の起こり方が適応免疫の起こり方を支配する。
具体例を挙げると、
寄生虫が感染した場合、自然免疫反応には( )細胞が参加する。
その細胞は( )を分泌する。
マスト
IL-4
IL-4は( )細胞→( )に分化させる。
TH2の分泌するサイトカインは、
B細胞に作用すると( )へのクラススイッチを促進する。
CD4陽性T→TH2
IgE
免疫系は、適応免疫系と自然免疫系に大別される。
適応免疫系はリンパ球(B細胞とT細胞)が主役を担う免疫であり、特異性に記憶を特徴としている。
リンパ球は基本的に( )でつくりだされるが、
その表面にはクローンごとに異なる特異性を持った抗原受容体が発現している。
中枢リンパ組織
*抗原受容体:T細胞受容体、B細胞受容体のこと。細胞ごとに違う。
ヒトの中枢(一次)リンパ組織を2つ
①骨髄
②胸腺