⑩エネルギーの調達と利用 Flashcards

1
Q
タ ンパク質の高次構造の形成に関係が乏しいのは?
①疎水性相互作用
②S–S結合
③ペプチ結合
④水素結合
⑤静電的相互作用
A

③ペプチド結合

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2
Q
タンパク質の高次構造を形成する結合のうち、還元剤で切断されるのは?
①水素結合
②疎水性相互作用
③ジスルフィド結合
④イオン結合
⑤ペプチド結合
A

ジスルフィド結合

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3
Q
環状構造を有する化合物は?
①エタノール
②コレステロール
③ジアシルグリセロール
④セラミド
⑤ホスファチジルイノシトール
A

②コレステロール

⑤ホスファチジルイノシトール

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4
Q

肝性脳症の際、血中で減少するのは何?

A

分枝鎖アミノ酸

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5
Q
細胞の構成成分について。
①水は細胞重量の約(  )%を占める。 
②タンパク質は(  )種類のアミノ酸から成る。 
③リン脂質は(  )の構成成分である。
④ブドウ糖は(  )類に属する。
A
66
22
細胞膜
単糖
*細胞の2/3は水と覚える。
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6
Q

立体化学を表す用語で、

2箇所以上のキラル中心を持ちジアステレオマーの関係にある化合物のうち、特に1カ所のキラル中心の立体は位置だけが異なる化合物を指すのは?

A

エピマー

例)α-グルコース(w/ 1’-OH on axial)とβグルコース(w/ 1’ -OH on equtorial)はエピマーの関係にある。

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7
Q

エピマーの例として

α-グルコースとβグルコースの関係以外には?

A

グルコースとマンノース

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8
Q

リポキシゲナーゼで生成するのは何?

A

ロイコトリエン

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9
Q

アラキドン酸からプロスタグランジンを生成するのは何?

A

シクロオキシゲナーゼ

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10
Q
コレステロール について。
①生体膜の安定化に関与する。 
②(  )の前駆物質である。 
③(  )は肝臓のコレステロールを末梢組織に輸送する。 
④(  )は末梢組織の過剰なコレステロールを肝臓へ輸送する。
A

②ステロイドホルモンの前駆物質である。
③LDLは肝臓のコレステロールを末梢組織に輸送する。
④HDLは末梢組織の過剰なコレステロールを肝臓へ輸送する。

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11
Q
膜貫通領域に存在する可能性が最も高いのはどれ?
①ENVEEVKRHS 
②KSSADLRIRK 
③LTVGILVAF 
④MKDRTELT 
⑤SQGENIDKIE
A

*膜は脂質だから、膜貫通領域には疎水性アミノ酸が集中している。

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12
Q
タンパク質を構成するアミノ酸を 1つ変化させたとき、生じるタンパク質の等電点の変化が最も小 さい組合せはどれか。 
①アラニン → アスパラギン酸 
②アルギニン → ロイシン 
③グルタミン酸 → グリシン 
④ロイシン → フェニルアラニン
A

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13
Q

細胞膜について。
①ほとんどの膜は(  )と(  )が二大構成成分である。
②脂質貫通タンパク質の脂質二重膜通過部位は(  )構造である。

A

①脂質とタンパク質

②αヘリックス

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14
Q

小児では生体での合成量だけでは不足がちなアミノ酸とは?

A

アルギニン(Arg、R)

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15
Q
DNAの五炭糖各炭素原子の状態について。
l'位:(  )結合
2'位:(  )を結合 only @Ribose
3'位:(  )結合
4'位:(  )結合
A

l’位:(N–グリコシド)結合
2’位:(ヒドロキシ基)を結合 only @Ribose
3’位:(リン酸ジエステル)結合
4’位:(ヘミアセタール)結合

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16
Q

DNAを構成する糖で、–C–O–C–という結合を(  )結合という。

OがNに置き換わった結合を(  )結合という。

A

グリコシド
N–グリコシド

*1’位の炭素と塩基との結合はN–グリコシド結合になっている。

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17
Q

DNAを構成する糖の3’位のヒドロキシ基は、

次のヌクレオチドの 5’側の(  )基とリン酸ジ 結合で結合している。

A

リン酸

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18
Q

DNAを構成する糖の4’位の炭素原子は分子内でヘミアセタール結合を形成して(  )構造を形成している。

A

環状

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19
Q

脂質の割合が最も高い正常ヒト組織は何?

A

*髄鞘は脂質であり、中枢神経系の脂質含有量が最も高い。

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20
Q

呼吸鎖の電子伝達系に重要な元素は?

A

Fe

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21
Q

ピルビン酸を乳酸に還元するときに生成されるのは?

A

NAD

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22
Q

ペントースリン酸回路で生成されるのは何?(2つ)

A

①リボース5–リン酸

②NADPH

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23
Q

NADPHの用途は何?

A

脂肪酸合成

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24
Q

乳酸から糖新生が起こるとき、活性が低くなる酵素は?

A

ホスホフルクトキナーゼ

*糖新生が起こるとき解糖系は抑制される。解糖系の調節はホスホフルクトキナーゼの活性で調節される。

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25
炭素の放射性同位体元素で標識したグルコースを使い、これを細胞に与えて完全に水と二酸化炭素に分解する過程が一通り終わったとき、どこに同位元素が存在するか。
クエン酸
26
脂肪酸合成はどこで行われる?
細胞質 *尿酸回路の一部はミトコンドリアで行われる。
27
クエン酸回路やβ酸化の酵素系があるのはどこ?
ミトコンドリアのマトリックス
28
インスリン欠乏により生じる代謝性アシドーシス(ケトーシス)の際に肝臓で生じているのは何?
脂肪酸β酸化増加
29
``` 運動時に骨格筋で放出された乳酸の代謝について。 ①(  )に放出される。 ②(  )で糖新生の材料になる。 ③(  )で好気的に代謝される。 ④(  )でピルビン酸に酸化される。 ```
①(血中)に放出される。 ②(肝臓)で糖新生の材料になる。 ③(心筋)で好気的に代謝される。 ④(肝臓)でピルビン酸に酸化される。
30
乳酸⇆ピルビン酸の変換をする酵素は、骨格筋と心筋で性質が異なるがその名称は?
乳酸脱水素酵素(LDH)
31
乳酸脱水素酵素(LDH)について。 @骨格筋 乳酸(→/←)ピルビン酸 (  )回路によって、乳酸は肝臓に送られてピルビン酸経由でグルコースに戻る。
@骨格筋 乳酸(←)ピルビン酸 (Cori)回路
32
``` 乳酸脱水素酵素(LDH)について。 @心筋 乳酸(→/←)ピルビン酸 乳酸をエネルギー源にでき、ピルビン酸に変換して好気的に代謝する。 *心臓は(  )もさかんにエネルギー源として利用できる。 ```
@心筋 乳酸→ピルビン酸 *心臓のエネルギー源:脂肪酸
33
骨格筋のグリコーゲンは分解されても直接的に血糖の補給源とはならないのはなぜか。(理由2つ)
①Glcに対応するトランスポーターが存在するが、 G6Pに対応するトランスポーターは存在しないので、骨格筋細胞中のG6Pは血中に放出されない 。 ②骨格筋にはグルコース‐6-ホスファターゼが発現していないので、グリコーゲンの分解産物であるG6P→Glcに変換できない。
34
肝臓での糖新生を介する間接的な形では、 骨格筋のグリコーゲンも血糖値維持に関与することは可能である。 そのメカニズムは?
骨格筋の代謝産物である乳酸は血中に放出され、 肝でピルビン酸に酸化される。 ピルビン酸は糖新生の基質となり得るので、 肝でのグルコース産生に寄与することができる。
35
人体におけるグリコーゲンの最大蓄積量は、 @肝臓:約(  )g @全身の骨格筋:約(  )g
100 | 400
36
デヒドロゲナーゼは(  )酵素の一種である。
酸化還元
37
呼吸鎖とクエン酸回路はミトコンドリアのどの部分に存在する?
呼吸鎖:内膜 | クエン酸回路:マトリックス
38
ヒトの成熟赤血球は何からエネルギーを得ている?
ミトコンドリアがないから、解糖系によりエネルギーを得ている。
39
ミカエリス•メンテン型の酵素反応について。 | 基質濃度を大きくしてゆくと( )次反応になる。
0
40
ミトコンドリアのATP合成酵素が1個のATPを合成するのに、およそ何個のプロトンが酵素内を通過する必要?
3個 *3個のプロトン流入で1個のATPの合成が可能である。
41
NADPHは、 | NADP+に( )個のプロトンと( )個の電子が付加して生成する。
1個のプロトン | 2個の電子
42
NADHは、 | NAD+にプロトンと( )個の電子が付加して生成する。
2個のプロトン | 1個の電子
43
細胞におけるエネルギー源であるATPの合成は、 主として(  )、(  )の分解によって行われ、 タンパク質その他の有機物も利用される。
糖質 | 脂質
44
糖質消化の主な産物であるグルコースは細胞内に取り込まれると(  ) またはグルコキナ ーゼの触媒作用により リン酸化を受けグルコース6-リン酸となる。
ヘキソキナーゼ
45
グルコース6-リン酸は一連の解糖系酵素の作用により最終的に 2分子の(  )へ分割される。
ピルビン酸
46
解糖系の酵素は全て(  )に存在している。 | ATP合成量は少ないが、無酸素でATPを合成できる点が特徴である。
細胞質
47
グルコース 6-リン酸はグルコース1-リン酸をへて、 重合して(  )となり細胞内に貯蔵され、 グルコースやATPの減少時には分解されてエネルギー源として利用される。
グリコーゲン | ピルビン酸デ ヒドロゲナーゼ
48
ピルビン酸は(  )の働きにより(  )となりTCA回路に入る。
アセチルCoA
49
脂質の大部分を占める(  )は細胞内に取り込まれると、(  )において(  )を受けて分解される。
脂肪酸 ミトコンドリア β酸化
50
脂肪酸はミトコンドリアにおいてβ酸化を受けて分解され(  )となりTCA回路に入る。
オキサロ酢酸
51
``` TCA回路はアセチルCoAを最終的に ①(  ) ②(  ) ③(  ) に変える代謝経路である。 ```
①二酸化炭素 ②還元型補酵素 ③GTP1分子
52
アセチルCoAは まず(  )と結合してクエン酸となり、 その後いくつかの反応を経て( )回の脱炭酸 、 ( )回の脱水素の後オキサロ酢酸が再生されて、この回路は持続する。
オキサロ酢酸 (2) 回の脱炭酸 (4) 回の脱水素
53
脱水素で得られた還元型補酵素は直ちに(  )に伝えられ、 | (  )によってATPが形成される。
電子伝達系 | 酸化的リン酸化
54
哺乳動物の細胞において、 1価陽イオンのうち(  )は細胞外液中に高濃度に存在するが、 細胞内濃度はきわめて低い。
Na+
55
(  )の細胞内濃度は細胞外濃度よりも圧倒的に高い。 神経細胞では、興奮時にNa+の チャンネルが一時的に開いて細胞内外の電位差が中和され、(  )が発生する。 このチャンネルを阻害する毒素が(  )である。
K+ 活動電位 テトロドキシン
56
Na+の細胞内外の濃度差を保持する機構の1つとして、 細胞膜には(  )のエネルギーを利用してNa+を細胞外に汲み出し、 K+を細胞内に汲み入れる(  )ポ ンプが作動している。
ATP Na+ *これは濃度勾配に逆らって細胞膜を通つて物質を輸送する能動輸送の典型である。
57
Na+ポンプの阻害物質(  )は臨床的には強心薬として用いられる。
ジギタリス(もしくはウワバイン) *これらは強心配糖体と総称される。
58
血液 (細胞外液)から細胞へは濃度勾配に逆らわない受動輸送によって取り込まれる(  )などは、 | 腸管や尿細管では能動輸送によって体内に取り込まれる。
グルコース
59
グルコースは腸管や尿細管では能動輸送によって体内に取り込まれるが、 その場合のエネルギーはATPの分解によって直接 供給されるのではなく (  )の細胞内外の濃度差を利用する。 これを何という。
Na+ | 共輸送
60
テトロドキシンははフグの毒素である。 | 毒素による死因は?
活動電位が発生しなくなるので筋肉が麻痺する。 | 特に呼吸筋麻痺が死因となる。
61
ジギタリスやウワバインなどの強心配糖体は、 | なぜ強心作用を発揮するか?
Na+ポンプの阻害 →細胞内Na+濃度上昇 →Na+/Ca2+交換系が抑制される。 その結果、 細胞質Ca2+濃度上昇 細胞質のCa2+は小胞体に取り込まれ、小胞体内 Ca2+が増加。 小胞体Ca2+は活動電位に反応して放出されるが、その量が増すので心筋の収縮力も増す。
62
Cori回路とは?
乳酸は、血液を介して肝臓に運ばれ、ピルビン酸に変換される。 | このピルビン酸は糖新生に利用され、生成されたグルコースは血中に放出されて筋肉に送り返される。
63
肝臓と筋肉は(  )を介して代謝回路を構成する。
血管循環
64
空腹になると、骨格筋から大量の(  )が血中に放出される。 | その一部は、グリコーゲンの分解•解糖によって生じたピルビン酸が(  )を受けたものである。
アラニン | アミノ基転移
65
アラニンは(  )へ輸送され、 (  )に変換されて糖新生の基質となる。 生成されたグルコースは血中に放出され、血糖維持に利用される。
肝臓 | ピルビン酸
66
解糖は 3つの不可逆反応段階(同じ酵素が触媒できないという意味)を触媒する酵素が関与しているが、それらとは(3つ)?
①ヘキソキナーゼ ②6–ホスホフルクト–1–キナーゼ ③ピルビン酸キナーゼ
67
PFK–1を抑制するもの3つ。 | PFK–1を促進するものを3つ。
``` 抑制:ATP    クエン酸    長鎖脂肪酸 促進:ADP    AMP    F2,6–BP ``` *フルクトース2,6–ビスリン酸はフルクトース6-リン酸から生成されるが、解糖の中間体ではない。
68
(  )の段階は、解糖の速度を調節する最も重要な制御箇所である。
PFK–1 | ホスホフルクト–1–キナーゼ
69
AMPは 、ATP消費によって増加するADPから(  )が触媒する反応によって生じる。
アデ ニル酸キナーゼ
70
肝臓で起こる糖新生の反応では、 ピルビン酸からグルコースまでの反応のうちほとんどが解糖の逆反応であり、解糖酵素が用いられる。 しかし、解糖の3つの不可逆反応段階の逆行には糖新生に固有の酵素が用いられる。 それら4つの酵素とは?
①ピルビン酸カルボキシラーゼ ②ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ ③フルクトース1,6–ビスホスファターゼ ④グルコース 6- ホスファターゼ
71
フルクトース1,6–ビスホスファターゼが触媒する反応は、 (  )のそれとは逆向きの反応であり、 しかもフルクトース2,6–ビスリン酸とAMPはフルクトース1,6–ビスホスファターゼを阻害する。 したがって、これらのアロステリック因子は6–ホスホフルクト–1–キナーゼとフルクトース1,6–ビスホスファターゼに逆の効果を与えることにより、 解糖と糖新生が同時に活性化されないように調節している。
6–ホスホフルクト–1–キナーゼ
72
ピルビン酸を糖新生に利用するか、 | あるいはさらに酸化してエネルギーを取り出すかの決定に大きく影響する因子は(  )の濃度である。
アセチルCoA
73
アセチルCoAは(  )を活性化する。 | 逆に、ピルビン酸からアセチルCoAを生成してクエン酸回路へ投入するピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体は、ピルビン酸アルボキシラーゼの濃度が上昇すると阻害され る。
ピルビン酸カルボキシラーゼ
74
``` 糖新生の基質にならないもの2つ。 ①オキサロ酢酸 ②グリセロール ③アスパラギン酸 ④ロイシン ⑤グルタミン酸 ⑥脂肪酸 ```
④ロイシン ⑤グルタミン酸 *グリセロールはジヒドロキシアセトンリン酸に変換されて解糖系に入る。解糖系に入るので糖新生に利用できる。
75
グリコーゲンの代謝調節において重要な2つの調節酵素とは?
①グリコーゲンホスホリラーゼ ②グリコーゲンシンターゼ *これらの酵素の活性は、アロステリック調節に加えてリン酸化/脱リン酸化によっても調節されている。
76
グリコーゲンホスホリラーゼは(  )およびATPによって阻害される。
グルコース6-リン酸
77
筋肉のグリコーゲンホスホリラーゼは(  )によって活性化される。
ATP
78
純粋なケト原性アミノ酸を2つ。
ロイシン | リシン
79
(  )が筋肉細胞膜のβ受容体に結合すると、 細胞内で(  )が合成され、 その濃度が上昇する。 この時、種々のタンパク質のリン酸化が促進され、グリコーゲンホスホリラーゼとグリコーゲンシンターゼもリン酸化される。
アドレナリン | cAMP
80
リン酸化によりグリコーゲンホスホリラーゼは(  )され、 | グリコーゲンシンターゼは(  )される。
活性化 | 阻害
81
ピルビン酸にアミノ基転移すると何になる?
アラニン
82
(  )回路は、肝臓か筋肉にグルコースを供給する代謝回路がある。 | 肝臓ではアラニンから(  )に変換され糖新生によってグルコースがつくられている。
グルコース–アラニン回路 ピルビン酸 *類似回路としてCori回路がある。
83
筋肉ではグルコースが(  )によってピルビン酸に分解され、アラニンがつくられる。 | グルコースとアラニンの両物質は(  )を介して循環している。
解糖系 | 血液
84
筋肉ではまず、血液によって運ばれてきたグルコースが解糖系によってピルビン酸に分解される。 ピルビン酸は(  )によって(  )からアミノ基を転移されてアラニンとなり、 グルタミン酸は(  )となる。
アラニントランスアミナーゼ グルタミン酸 α-ケトグルタル酸 *アラニンは血流によって肝臓に届けられる。
85
血流を流れてきたアラニンは肝臓のα-ケトグルタル酸とアラニントランスアミナーゼによってピルビン酸とグルタミン酸に変換される。 ピルビン酸は糖新生によってグルコースに変換されてまら筋肉に送られる。 グルタミン酸に転移されたアミノ基はさらに(  )によって(  )に転移されアスパラギン酸となる。
グルタミン酸デヒドロゲナーゼ | オキサロ酢酸
86
アスパラギン酸は(  )回路に送られて速やかに(  )に合成される。
尿素回路 | 尿素
87
Cori回路をATPの数でみると、 1回りあたり嫌気呼吸で( )分子のATPが生成し、 糖新生で( )分子のATPが消費されるため、 正味( )分子のATPが減少している。
嫌気呼吸でATP生成:2分子 糖新生でATP消費:6分子 TotalのATP減少:4分子 *Cori回路はエネルギー消費系である。
88
Cori回路の重要性とは?
嫌気的な条件下で筋肉のアシドーシスを防ぐこと。 *乳酸は化学反応の末端であり、酵素によってピルビン酸に変換される他ない。
89
``` 乳酸はピルビン酸に戻れる。 だから乳酸はグルコースになれる。 筋肉が激しい運動をした後は乳酸が産生されるが、 乳酸は(  )に送られてグルコースに変換される。 これをCori回路という。 ```
肝臓
90
ピルビン酸に変われるアミノ酸:(  ) | ピルビン酸に変われないアミノ酸:(  )
ピルビン酸に変われるアミノ酸:(糖原性アミノ酸) ピルビン酸に変われないアミノ酸:(ケト原性アミノ酸) *糖原性アミノ酸の方が圧倒的に多い。
91
絶対にグルコースに戻れないアミノ酸の代表を2つ
ロイシン | リシン
92
空腹時にも血糖が下がらない理由は、 (  )によってタンパク質を分解し、 アラニンなどの糖原性アミノ酸から糖新生を経由してグルコースを得ているからである。
オートファジー
93
F2,6–BPはF6Pから生成されるが、解糖の中間体ではない。 それぞれの反応を触媒する酵素名は? F6P→F2,6–BP: F2,6–BP→F6P:
F6P→F2,6–BP:PFK–2 F2,6–BP→F6P:F2,6–BPホスファターゼ *これらの酵素は同じタンパク質にある異なる活性中心によって行われるため、どちらかが活性化しているともう一方は不活性化されている。
94
一般に リン酸を付加する酵素:(  ) 脱リン酸する酵素:(  ) CO2を付加する酵素:(  )
リン酸を付加する酵素:(キナーゼ) 脱リン酸する酵素:(ホスファターゼ) CO2を付加する酵素:(カルボキシラーゼ)
95
ピルビン酸をPEPに変換する過程に関与するそれぞれの反応を触媒する酵素は? ①PEP→Pyr:(  ) ②Pyr→(  ):(  ) ③OAA→PEP:(  )
①PEP→Pyr:(ピルビン酸キナーゼ) ②Pyr→(OAA):(ピルビン酸カルボキシラーゼ) ③OAA→PEP:(ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ)
96
ピルビン酸→アセチルCoAに変換する反応を何という? | また、その反応を触媒する3つの酵素の複合体を何という?
ピルビン酸脱炭酸反応 | ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体
97
小腸は3つに大別されるがそれらとは?
十二指腸 空腸 回腸
98
大腸は3つに大別されるがそれらとは?
盲腸 結腸 直腸
99
十二指腸の下行部にはファーター乳頭があり、 | (  )管と(  )管が開口する。
胆管 | 膵管
100
消化管の生体防御機構に関わる、 | 微生物を殺傷する物質を放出している細胞とは?
パネート細胞 *小腸の陰窩にある。
101
小腸壁は粘膜、 粘膜下層、固有筋層と漿膜から構成される。 小腸粘膜を覆う(  )は絨毛と陰嵩に区分され、 陰富には幹細胞があって、 新しい上皮細胞の供給源となっている。
単層円柱上皮 例)小腸、胃、子宮 *幹細胞から、増殖性の前駆細胞(TA)が派生し、それが新しい上皮細胞を分裂によって作り出す。
102
単層上皮は単層円柱上皮の他に 単層立方上皮と単層扁平上皮があるが、 単層扁平上皮で構成されている組織の例は?
肺胞 *重層扁平上皮は強度が高いので(吸収能はない)表皮、食道、肛門、膣などがあげられる。
103
Peutz–Jeghers症候群(PJS)は、消化管、特に小腸に多数の良性ポリープを生じる常染色体優性の疾患である。 PJSの原因遺伝子は癌抑制遺伝子LKB1である。 この遺伝子産物は(  )として働くが、PJS患者の多くではナンセンス変異やミスセンス変異によってキナーゼドメインが機能しなくなっている。
セリン・スレオニンキナー ゼ *LKB1はp53と結合し、ミトコンドリアを介する細胞のアポトーシスを促進させる。 *PJSではポリープ自体が癌化することは少ないが、PJS患者は様々な部位に癌を発症するリスクが高い。
104
強度が重要な組織は(  )上皮は | 食道、腟、肛門管、表皮など。
扁平重層
105
物質のやり取りが重要な組織は(  )上皮は | 肺胞、毛細血管など。
単層扁平
106
吸収に重要な組織は(  )上皮は | 胃 、大部分の腸管または単層立方上皮、尿細管など。
単層円柱
107
特殊な上皮として (  )上皮は気管、 (  )上皮は膀胱。
多列 | 移行上
108
小腸の内分泌細胞から放出されるホルモンに GLP–1やGIPがあり、これらの総称は(  )である。 | これらが持つ糖代謝に関係する共通の作用とは?
キンクレチン 膵β細胞からのインスリン分泌を促進する。
109
ミトコンドリアを介する細胞のアポトーシスの分子機構とは?
p53がBaxの発現を促進 →ミトコンドリアからのシトクロムcの放出が促進される →シトクロムcはApaf–1を介してカスパーゼ9、 カスパーゼ3を活性化 →最終的にDNaseを活性化してアポトーシスに至る。 *Cyt–cの放出を抑制するのはBcl–2など。
110
小腸は放射線による急性障害を受けやすい臓器の 1つである。 10Gyを越す放射線の急性被曝を受けると、 数日後に小腸上皮の吸収障害、下痢や出血などを生じる。 このメカニズムは?
``` 急性被曝で幹細胞が死滅し、 新しい上皮細胞の供給が絶えるので、 既存の上皮細胞が寿命を迎えると、 小腸は機能障害を生じる。 *骨髄死に対してこのような死に方を腸死という。 ```
111
ミトコンドリアDNAには変異が起こりやすいため、 1つの細胞内に野生型DNAをもつミトコンドリアと 変異型DNAをもつミトコンドリアとが共存していることが多い。 この状態を何という?
ヘテロプラスミー
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細胞内の全ミトコンドリアのDNAが共通である状態を何という?
ホモプラスミー
113
がん細胞は解糖によってエネルギ0を獲得している。 がん細胞が嫌気的な環境にあることを考えれば当然のように思われるが、がん細胞は好気的な環境にあっても好気呼吸ではなく主に解糖でエネルギーを獲得している。 この現象を何という?
Warburg現象(ワールブルグ) *がん細胞は好気的解糖を行っている。
114
がん細胞が嫌気的な環境にある理由は?
がん細胞の増殖は早く、 | 血管新生が追いつかない環境に存在するから。
115
酸化的リン酸化の定義
電子伝達系の反応で遊離するエネルギーを用いてATPを合成する過程。
116
``` ミトコンドリアDNAは37個の遺伝子を持つ。 酸化的リン酸化に関与:13個 tRNA:22個 rRNA:2個 tRNAとrRNAの遺伝子を有する理由は? ```
tRNA:ミトコンドリアは細胞とは異なる遺伝暗号表を用いているから。 | rRNA:ミトコンドリアは細胞とは異なるリボソームを用いているから。
117
ミトコンドリアDNAい変異が起こりやすい理由は?
①核に保護されずに存在する。 ②活性酸素種が発生する場に存在する。 ③DNA修復機構が細胞に比べて単純である。 ④DNAポリメラーゼの充実度が細胞に比べて低い。
118
がん細胞が有する遺伝子変異のうち、 | LDHの変異があるが、これががん細胞に安全をもたらすと考える理由は?
LDHの経にによって、 クエン酸回路と電子伝達系の回路が抑制されるのだから、 活性酸素種の発生も抑制され、 これががん細胞に安全をもたらすと考えられる。
119
がん細胞が有する遺伝子変異のうち、 4つあるピルビン酸キナーゼのうち活性が低いPKM2が発現するようになることについて、 がん細胞の増殖にどのような影響を及ぼす?
PKの活性が低下することで、 ペントースリン酸回路に回るグルコースが増加し、 リボースとNADPHの産生も増加する。 つまり、がん細胞の増加に必要なヌクレオチドや脂肪酸の合成が促進される。
120
グルコースのようにアルデヒド基をもつ糖を何という?
アルドース *銀イオンを還元することができる。
121
グルコースは、25度の中性水溶液中ではほとんどが環状の(  )型コンフォメーションをとり、 | アルデヒドがたの割合は少ない。
ピラノース
122
グルコースが完全に反応すると同じ分子数の(  )と(  )が生ずる。 
二酸化炭素 水 *C6H12O6 + 6O2 → 6CO2 + 6H2O
123
グルコースは水とエタノールどちらに溶けやすい?
124
ミトコンドリアがコードしているペプチドは疎水性アミノ酸を多く含む理由は?
核由来でミトコンドリア輸送を介してミトコンドリア内に入ってくるペプチドは 一旦アンフォールディングされなければなかないが 疎水性が豊富なペプチドはアンフォールディングできない。 だから、ミトコンドリア内で必須の疎水性アミノ酸が豊富なペプチドはあらかじめミトコンドリア内で合成する必要がある。
125
がん細胞(TA)の増殖でみられる | 既存の血管から新たな血管枝が分岐して血管網を構築する生理的現象を何という?
血管新生
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血管新生は何というタンパク質によって促進される?
VGEF (血管内皮細胞増殖因子) *がん細胞が増殖する際にも、血管新生は起こるがVGEFは正常細胞なので癌の増殖に追いつかず、嫌気的環境になってしまう。
127
がん細胞が有する遺伝子変異の代表例としてあげられる(  )は、 | 本来、イソクエン酸→α–ケトグルタル酸を触媒している酵素である。
イソクエン酸脱水素酵素 *これが変異していることで、クエン酸回路の進行と電子伝達系の進行が抑制され、活性酸素種の発生が抑制されるとためがん細胞に安全をもたらす。
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同じ反応を触媒するタンパク質を何という?
アイソザイム
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尿細管細胞はプロトンポンプでプロトンを管腔内に能動輸送し、 | プロトンは原尿中の(  )と結合して炭酸が形成される。
炭酸水素イオン
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尿細管細胞でプロトンと炭酸水素イオンから形成された炭酸は(  )の作用で二酸化炭素と水になり、 | この二酸化炭素が細胞膜から吸収される。
細胞膜カルボニックアンヒドラーゼ *細胞内に拡散した二酸化炭素は細胞内カルボニックアンヒドラーゼの作用で炭酸となり、炭酸水素イオンに電離する。この炭酸水素イオンが血液に送られる。
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成人において褐色脂肪組織はほとんど残存していないが、それでも分布量には多型性があり、その多型性がメタボリックシンドロームと関連しているという主張がある。 なぜそのように考えられるのか。
ミトコンドリアの膜間腔のプロトンがマトリックスに移動する際にはエネルギーが放出される。 褐色細胞においてはATP合成と共役させずにプロトン移動が起こり、効率よく熱を産生している。 成人胃おいても、褐色脂肪組織が多い方がカロリー過剰になりにくく、メタボリックシンドロームのリスクが低下する。