⑩エネルギーの調達と利用 Flashcards
タ ンパク質の高次構造の形成に関係が乏しいのは? ①疎水性相互作用 ②S–S結合 ③ペプチ結合 ④水素結合 ⑤静電的相互作用
③ペプチド結合
タンパク質の高次構造を形成する結合のうち、還元剤で切断されるのは? ①水素結合 ②疎水性相互作用 ③ジスルフィド結合 ④イオン結合 ⑤ペプチド結合
ジスルフィド結合
環状構造を有する化合物は? ①エタノール ②コレステロール ③ジアシルグリセロール ④セラミド ⑤ホスファチジルイノシトール
②コレステロール
⑤ホスファチジルイノシトール
肝性脳症の際、血中で減少するのは何?
分枝鎖アミノ酸
細胞の構成成分について。 ①水は細胞重量の約( )%を占める。 ②タンパク質は( )種類のアミノ酸から成る。 ③リン脂質は( )の構成成分である。 ④ブドウ糖は( )類に属する。
66 22 細胞膜 単糖 *細胞の2/3は水と覚える。
立体化学を表す用語で、
2箇所以上のキラル中心を持ちジアステレオマーの関係にある化合物のうち、特に1カ所のキラル中心の立体は位置だけが異なる化合物を指すのは?
エピマー
例)α-グルコース(w/ 1’-OH on axial)とβグルコース(w/ 1’ -OH on equtorial)はエピマーの関係にある。
エピマーの例として
α-グルコースとβグルコースの関係以外には?
グルコースとマンノース
リポキシゲナーゼで生成するのは何?
ロイコトリエン
アラキドン酸からプロスタグランジンを生成するのは何?
シクロオキシゲナーゼ
コレステロール について。 ①生体膜の安定化に関与する。 ②( )の前駆物質である。 ③( )は肝臓のコレステロールを末梢組織に輸送する。 ④( )は末梢組織の過剰なコレステロールを肝臓へ輸送する。
②ステロイドホルモンの前駆物質である。
③LDLは肝臓のコレステロールを末梢組織に輸送する。
④HDLは末梢組織の過剰なコレステロールを肝臓へ輸送する。
膜貫通領域に存在する可能性が最も高いのはどれ? ①ENVEEVKRHS ②KSSADLRIRK ③LTVGILVAF ④MKDRTELT ⑤SQGENIDKIE
③
*膜は脂質だから、膜貫通領域には疎水性アミノ酸が集中している。
タンパク質を構成するアミノ酸を 1つ変化させたとき、生じるタンパク質の等電点の変化が最も小 さい組合せはどれか。 ①アラニン → アスパラギン酸 ②アルギニン → ロイシン ③グルタミン酸 → グリシン ④ロイシン → フェニルアラニン
④
細胞膜について。
①ほとんどの膜は( )と( )が二大構成成分である。
②脂質貫通タンパク質の脂質二重膜通過部位は( )構造である。
①脂質とタンパク質
②αヘリックス
小児では生体での合成量だけでは不足がちなアミノ酸とは?
アルギニン(Arg、R)
DNAの五炭糖各炭素原子の状態について。 l'位:( )結合 2'位:( )を結合 only @Ribose 3'位:( )結合 4'位:( )結合
l’位:(N–グリコシド)結合
2’位:(ヒドロキシ基)を結合 only @Ribose
3’位:(リン酸ジエステル)結合
4’位:(ヘミアセタール)結合
DNAを構成する糖で、–C–O–C–という結合を( )結合という。
OがNに置き換わった結合を( )結合という。
グリコシド
N–グリコシド
*1’位の炭素と塩基との結合はN–グリコシド結合になっている。
DNAを構成する糖の3’位のヒドロキシ基は、
次のヌクレオチドの 5’側の( )基とリン酸ジ 結合で結合している。
リン酸
DNAを構成する糖の4’位の炭素原子は分子内でヘミアセタール結合を形成して( )構造を形成している。
環状
脂質の割合が最も高い正常ヒト組織は何?
脳
*髄鞘は脂質であり、中枢神経系の脂質含有量が最も高い。
呼吸鎖の電子伝達系に重要な元素は?
Fe
ピルビン酸を乳酸に還元するときに生成されるのは?
NAD
ペントースリン酸回路で生成されるのは何?(2つ)
①リボース5–リン酸
②NADPH
NADPHの用途は何?
脂肪酸合成
乳酸から糖新生が起こるとき、活性が低くなる酵素は?
ホスホフルクトキナーゼ
*糖新生が起こるとき解糖系は抑制される。解糖系の調節はホスホフルクトキナーゼの活性で調節される。
炭素の放射性同位体元素で標識したグルコースを使い、これを細胞に与えて完全に水と二酸化炭素に分解する過程が一通り終わったとき、どこに同位元素が存在するか。
クエン酸
脂肪酸合成はどこで行われる?
細胞質
*尿酸回路の一部はミトコンドリアで行われる。
クエン酸回路やβ酸化の酵素系があるのはどこ?
ミトコンドリアのマトリックス
インスリン欠乏により生じる代謝性アシドーシス(ケトーシス)の際に肝臓で生じているのは何?
脂肪酸β酸化増加
運動時に骨格筋で放出された乳酸の代謝について。 ①( )に放出される。 ②( )で糖新生の材料になる。 ③( )で好気的に代謝される。 ④( )でピルビン酸に酸化される。
①(血中)に放出される。
②(肝臓)で糖新生の材料になる。
③(心筋)で好気的に代謝される。
④(肝臓)でピルビン酸に酸化される。
乳酸⇆ピルビン酸の変換をする酵素は、骨格筋と心筋で性質が異なるがその名称は?
乳酸脱水素酵素(LDH)
乳酸脱水素酵素(LDH)について。
@骨格筋
乳酸(→/←)ピルビン酸
( )回路によって、乳酸は肝臓に送られてピルビン酸経由でグルコースに戻る。
@骨格筋
乳酸(←)ピルビン酸
(Cori)回路
乳酸脱水素酵素(LDH)について。 @心筋 乳酸(→/←)ピルビン酸 乳酸をエネルギー源にでき、ピルビン酸に変換して好気的に代謝する。 *心臓は( )もさかんにエネルギー源として利用できる。
@心筋
乳酸→ピルビン酸
*心臓のエネルギー源:脂肪酸
骨格筋のグリコーゲンは分解されても直接的に血糖の補給源とはならないのはなぜか。(理由2つ)
①Glcに対応するトランスポーターが存在するが、
G6Pに対応するトランスポーターは存在しないので、骨格筋細胞中のG6Pは血中に放出されない 。
②骨格筋にはグルコース‐6-ホスファターゼが発現していないので、グリコーゲンの分解産物であるG6P→Glcに変換できない。
肝臓での糖新生を介する間接的な形では、
骨格筋のグリコーゲンも血糖値維持に関与することは可能である。
そのメカニズムは?
骨格筋の代謝産物である乳酸は血中に放出され、
肝でピルビン酸に酸化される。
ピルビン酸は糖新生の基質となり得るので、
肝でのグルコース産生に寄与することができる。
人体におけるグリコーゲンの最大蓄積量は、
@肝臓:約( )g
@全身の骨格筋:約( )g
100
400
デヒドロゲナーゼは( )酵素の一種である。
酸化還元
呼吸鎖とクエン酸回路はミトコンドリアのどの部分に存在する?
呼吸鎖:内膜
クエン酸回路:マトリックス
ヒトの成熟赤血球は何からエネルギーを得ている?
ミトコンドリアがないから、解糖系によりエネルギーを得ている。
ミカエリス•メンテン型の酵素反応について。
基質濃度を大きくしてゆくと( )次反応になる。
0
ミトコンドリアのATP合成酵素が1個のATPを合成するのに、およそ何個のプロトンが酵素内を通過する必要?
3個
*3個のプロトン流入で1個のATPの合成が可能である。
NADPHは、
NADP+に( )個のプロトンと( )個の電子が付加して生成する。
1個のプロトン
2個の電子
NADHは、
NAD+にプロトンと( )個の電子が付加して生成する。
2個のプロトン
1個の電子
細胞におけるエネルギー源であるATPの合成は、
主として( )、( )の分解によって行われ、
タンパク質その他の有機物も利用される。
糖質
脂質
糖質消化の主な産物であるグルコースは細胞内に取り込まれると( )
またはグルコキナ ーゼの触媒作用により
リン酸化を受けグルコース6-リン酸となる。
ヘキソキナーゼ
グルコース6-リン酸は一連の解糖系酵素の作用により最終的に 2分子の( )へ分割される。
ピルビン酸
解糖系の酵素は全て( )に存在している。
ATP合成量は少ないが、無酸素でATPを合成できる点が特徴である。
細胞質
グルコース 6-リン酸はグルコース1-リン酸をへて、
重合して( )となり細胞内に貯蔵され、
グルコースやATPの減少時には分解されてエネルギー源として利用される。
グリコーゲン
ピルビン酸デ ヒドロゲナーゼ
ピルビン酸は( )の働きにより( )となりTCA回路に入る。
アセチルCoA
脂質の大部分を占める( )は細胞内に取り込まれると、( )において( )を受けて分解される。
脂肪酸
ミトコンドリア
β酸化
脂肪酸はミトコンドリアにおいてβ酸化を受けて分解され( )となりTCA回路に入る。
オキサロ酢酸
TCA回路はアセチルCoAを最終的に ①( ) ②( ) ③( ) に変える代謝経路である。
①二酸化炭素
②還元型補酵素
③GTP1分子
アセチルCoAは
まず( )と結合してクエン酸となり、
その後いくつかの反応を経て( )回の脱炭酸 、
( )回の脱水素の後オキサロ酢酸が再生されて、この回路は持続する。
オキサロ酢酸
(2) 回の脱炭酸
(4) 回の脱水素