⑫生理現象、病態生理 Flashcards
膵酵素はどれか。
(1) アミラーゼ
(2) リパーゼ
(3) マルターゼ
(4) ペプシノゲン
(5) トリプシン
(1) アミラーゼ
(2) リパーゼ
(5) トリプシン
*マルターゼは小腸上皮細胞。
胆道系が閉塞する疾患では、
胆管にチューブを挿入して体外に胆汁を誘導することがある。
そうしないと胆汁がう滞して黄疸をきたすからである。大河に胆汁を誘導することを何という?
胆汁ドレナージ
長期の胆汁ドレナージで欠乏するのはどれか。
(1) ビタミンA
(2) ビタミンB
(3) ビタミンC
(4) ビタミンD
(5) ビタミンK
(1) ビタミンA
(4) ビタミンD
(5) ビタミンK
*胆汁が腸管に出ないので脂溶性ビタミン(A、D、K)が阻害される。
骨基質の量を減らす作用のあるのはどれか。 A 副甲状腺ホルモン B 甲状腺ホルモン C 成長ホルモン D インスリン E 女性ホルモン
A 副甲状腺ホルモン
インスリンが分解されるのはどこ?
腎臓
主として十二指腸および小腸上部から吸収されるのはどれか。
(1) 鉄
(2) カルシウム
(3) 胆汁酸
(4) ビタミンB12
(1) 鉄
(2) カルシウム
脂質は( )でミセル化されて回腸末端で吸収される。
ビタミンB12は胃から分泌される( )と結合して回腸末端で吸収される。
胆汁酸
内因子
脂 溶性ビタミンの欠乏症はどれか。
(1) 夜盲症
(2) ペラグラ
(3) 壊血病
(4) 悪性貧血
(5) 骨軟化症
(1) 夜盲症
(5) 骨軟化症
血清浸透圧の主な要素はどれか。
(1) ナトリウム
(2) カリウム
(3) カルシウム
(4) リン
(5) クロール
(1) ナトリウム
(5) クロール
近位尿細管細胞は多量のATPを消費している。
ATPの使途として最も主要なこととは?
尿素の生成
バソプレッシンの分泌刺激はどれか。(2つ) A循環血漿量の減少 B副交感神経刺激 C尿量減少 D血漿浸透圧上昇 E飲水量増加
A循環血漿量の減少
D血漿浸透圧上昇
膵臓から分泌されるホルモンはどれか。
(1) インスリン
(2) アミラーゼ
(3) ソマトスタチン
(4) グルカゴン
(1) インスリン
(3) ソマトスタチン
(4) グルカゴン
*アミラーゼは酵素であってホルモンではない。膵臓はインスリンやグルカゴンの他にソマトスタチンやVIPなどのペプチドホルモンも分泌している。
膵臓や視床下部から分泌され、
成長ホルモンの分泌を制御する重要なホルモンとは?
ソマトスタチン
食事で吸収した中性脂肪の運搬に最も重要なリポタンパク質はなに?
キミクロン
肝細胞によって生成されるものを3つ。
尿素
アンモニア
コリンエステラーゼ
アミノ酸は( )でしか異化基質として利用できない。
肝
アミノ酸を異化すると( )が生成される。
アンモニア
*肝で尿素に変換される。肝は凝固因子、アルブミン、コリンエステラーゼなど重要なタンパク質の合成を行っている。
胆汁酸について。
( ):肝が合成する。
( ):腸内細菌が生成する。
1次胆汁酸
2次胆汁酸
左 右一対で存在する臓器とは?
副腎
尿中と血液中、どちらのK濃度が高い?
成人の肝臓は軽く1kgはあり、大体1.5kg前後である。
尿は血液よりも濃縮されるから、K濃度は尿の方が高い。ただし、タンパク質やグルコースのようにほぼ完全に再吸収される溶質は尿濃度の方が低い。
尿中
*成人の肝臓は軽く1kgはあり、大体1.5kg前後である。尿は血液よりも濃縮されるから、K濃度は尿の方が高い。ただし、タンパク質やグルコースのようにほぼ完全に再吸収される溶質は尿濃度の方が低い。
体液:細胞外液+細胞内液
細胞外液:( )+( )
細胞外液:(血漿)+(組織間液)
*細胞外液は血管内にある血漿と血管外にある組織間液に大別される。
細胞外液について。
主な陽イオン:Na+
主な陰イオン:Cl-
細胞内液について。
主な陽イオン:K+
主な陰イオン:( )
リン酸イオン
H2PO4^-、HPO4^-2
細胞内、組織間液、血漿をタンパク質濃度が高い順に並べろ。
細胞内>血漿 >組織間液
*血漿タンパク質濃度が低下して血漿<組織間液となると浸透圧差で水が血管内から組織へ移行して浮腫となる。
腎臓について。
①リンの再吸収は主に( )で行なわれる。
②( )でカリウムの尿中排泄が行なわれる。
③心拍出量の約( )%が腎臓に到達する。
①近位尿細管
②集合管
③20
*腎血漿流量は心拍出量の約20%であり、
腎血漿流量の約 20%が糸球体で濾過され原尿となる。
近位尿細管では糸球体濾過の約( )が再吸収され、
また、ブドウ糖,アミノ酸,HC03-など体外に失っっては困る溶質が大部分再吸収される。
その他のイオン(Na,K,P,Ca,Clなど)も近位尿細管で再吸収される。
2/3
遠位尿細管〜集合管で行われていることについて。
再吸収:( )、( )
分泌:( )、( )
再吸収:水、NaCI
分泌:K+、H+
尿は血漿の約( )倍にまで濃縮でき、
逆に約( )にまで希釈でき る。
4
1/4
胆汁酸が再吸収される腸管の部位はどこ?
回腸末端
消化・吸収について正しい組合せは?
①デンプン:( )
②ポリペプチド:( )
③トリグリセライド:( )
①アミラーゼ
②トリプシン
③リパーゼ
消化管ホルモンについて正しい組合せは?
①胃液分泌亢進:( )
②胃液分泌低下:( )
①ガストリン
②セクレチン
胃壁細胞に存在し、胃酸分泌に関与している受容体を3つ。
①ヒスタミンH2受容体
②ムスカリン性アセチルコリン受容体
③ガストリン受容体
胃液分泌にフィードバックをかけるものを2つ。
セレクチン
ソマトスタチン
胆嚢を収縮させ、
胆汁分泌を促進させるのは?
コレシストキニン
最も量が多いのはどれか。 A血液 B間質液 C眼房水 D細胞内液 E脳脊髄液
細胞内液
過呼吸がアルカローシスをきたす理由は?
二酸化炭素が過剰に呼出される。
胆汁により吸収が促進されるのはどれか。 Aアミノ酸 Bグルコース C脂肪酸 D水溶性ビタミン E電解質
脂肪酸
低酸素血症がアシドーシスをきたす理由は?
細胞の嫌気的代謝が亢進することになり、アシドーシスをきたす。
下痢の持続がアシドーシスをきたす理由は?
腸液はアルカリ性なのでアシドーシスをきたす。
多量の出血がアシドーシスをきたす理由は?
末梢に酸素が十分供給されず、アシドーシスをきたす。
インスリン不足がアシドーシスをきたす理由は?
ケトン体の生成が亢進するのでアシドーシスになる。
水の再吸収量が最も多いのはどこか。
集合管
*ADHは主に集合間に作用する。
生理的濃度で骨吸収を促進するホルモンとは?
PTH
体液 pHの低下は呼吸を(抑制/促進)させる。
促進
心臓の興奮の伝わる順序を洞房結節 → → → →
洞房結節 →房室結節 →ヒス束 →右脚•左脚 →プルキンエ線維
下垂体前葉ホルモンの分泌を抑制するのはどれか。 Aアルドステロン Bオキシトシン Cグルカゴン Dソマトスタチン Eバソプレッシン
ソマトスタチン
食物が胃酸とともに十二指腸に入ると、
胃酸が刺激となって十二指腸粘膜から( )が分泌され血中に放出される。
セクレチン
セクレチンは膵に作用するとともに、
胃粘膜のD細胞にも作用して( )の分泌を刺激する。
ソマトスタチン
*ソマトスタチンは周辺の G細胞や ECL細胞に作用してガストリンやヒスタミンの分泌を抑制する。また、ソマトスタチンは壁細胞にも作用して胃酸分泌を抑制する。
血管の構造について。 ①( )脈には弁がみられる。 ②静脈壁には( )筋がある。 ③動脈壁には( )筋がある。 ④( )脈にはリンパ管が流入する。 ⑤内腔面は( )細胞におおわれている。 ⑥( )にだけは筋層がなく、( )細胞のみから構成される。
①静 ②平滑 ③平滑 ④静 ⑤内皮細胞 ⑥毛細血管、血管内皮細胞
ビタミンについて。 ①ビタミンCは水溶性である。 ②ビタミン( )は脂質の酸化を防ぐ働きを持つ。 ③ビタミン( )群の多くは補酵素として作用する。 ④ビタミン( )誘導体は網膜光受容に重要である。
②E
③B
④A
小板は( )細胞より作られる。
骨髄巨核
呼吸、ガス交換について。 ①呼吸中枢は( )に存在する。 ②最も主要な呼吸筋は( )である。 ③二酸化炭素は酸素より肺胞を拡散しやすい。 ④二酸化炭素は血液中を( )の形で運ばれる。
①延髄
②横隔膜
④炭酸水素イオン
ビリルビンの由来は?
ヘモグロビン
最も血流量が多い部位は?
どこも同じ。
*そうでないとどこかに血液が滞留してしまい、妙な話になる。
最も血液量が多い部位は?
静脈
内分泌腺と外分泌腺がともに存在するヒトの器官は?
膵臓
主 に腎臓の髄質にあるのは何?
ヘンレのループ
吸気時には(陽圧/陰圧)になっている。
陰圧
肺胞近くのごく細い気管支のことを何という?
呼吸細気管支
*太い気管支の上皮は線毛を持つ細胞で形成される。呼吸細気管支の細胞には線毛はない。
腎臓から分泌される生理活性物質を3つ。
①レニン
②活性型ビタミンD
③エリスロポエチン
消化管について。
水の( )%は小腸で、
( )%は大腸で吸収される。
小腸:85%
大腸:15%
*消化管のうち食道は消化•吸収機能を持たない。
腎機能に異常がない場合でも、
糖尿尿などで血糖値が高くなると尿中に糖が出てくることがあるが、
その原因として考えられるのは?
原尿中の糖の量が最キュ集される糖の量を上回っているため。
腸管上皮における中性脂肪の吸収について。
細胞内に吸収された後、( )に入る。
門脈
*中性脂肪が直接吸収されるわけではない。中性脂肪の分解産物であるグリセロールと脂肪酸とが吸収されて、小腸上皮細胞内で中性脂肪に再合成される。
心筋と骨格筋の違いについて。
①心筋のCa2+は( )から。
②骨格筋のCa2+は( )から。
①Ca2+チャネル
②筋小胞体
骨格筋の場合、 運動神経の軸索末端まで興奮が伝導すると、 小胞体から( )が放出される。 それが受容体と結合することによって、Na+チャネルとして作用し、 活動電位が発生する。
アセチルコリン
骨格筋において。 筋繊維(筋細胞)で生じた興奮は、 T管に伝わり、 T管の細胞膜の( )受容体を介して 筋小胞体膜の( )受容体を開くので、 細胞質にCa2+が放出される。
T管の細胞膜:(ジヒドロピリミジン)受容体を介して
筋小胞体膜:(リアノジン)受容体
リアノジン受容体によって
細胞質に放出されたCa2+は( )と結合して複合体を形成する。
トオロポニンC
*このトロポニンC+Ca2+の複合体は、トロポミオシンの立体構造を変化させることにってミオシンとアクチンが結合できるようにする。
骨格筋において。 ( )によって、 ATPは加水分解されされ、 その際に生じるエネルギーを利用して、 ミオシンフィラメントとアクチンが滑り込んで筋収縮となる。
ミオシン頭部のATPase活性
運動神経からの刺激がなくなると、
Ca2+は( )によって、
筋小胞体に回収する。
筋小胞体膜の能動輸送膜(Ca2+)
心筋について。
( )の開口によって膜電位が一気にNa+の平衡電位になり、活動電位が発生する。
Na+チャネル
*活動電位の発生
心筋について。
開口したNa+チャネルはすぐに不応期に入るが、
脱分極がしばらく維持される。
理由は?
Ca2+チャネルが開口し、
+側の巻く電位がしばらく維持される。
*脱分極延長