③急性呼吸不全・人工呼吸法 Flashcards
人口呼吸管理の3要素
換気モード・吸入酸素濃度・換気量
ARDSの診断(4)
急性
PaO2/FlO2≦200mmHg (酸素化が悪い)
両側肺浸潤陰影 CTなど
心不全で無いこと
PEEP副作用
・肺の圧損傷・・気胸、間質気腫、皮下気腫、縦隔気腫
・心拍出量低下(気道内圧上昇→胸腔内圧上昇→静脈還流低下)
・尿量低下
・頭蓋内圧亢進
VCV
最も人工呼吸器の関与が大きい(100%人工呼吸)
患者に自発呼吸がない場合に使う。量を規定
PCV
小児や、気道内圧を制限する場合に使用するもの。
換気量ではなく圧を規定する
SIMV
設定した回数の補助・調節換気(強制換気)が行われ、その間に自発呼吸が可能なモード 。
自発呼吸はあるが十分換気できない患者に、自発呼吸に合わせて換気を補助する。
ウィーニング(人工呼吸器離脱)のためのモード
PSV
患者の吸気にトリガーして吸気を開始し、患者の吸気の終了を認識することによって呼気へ転換する換気モード。
自発呼吸が消失している患者には使用できない。
CPAP
最も人工呼吸器の関与小さい
自発呼吸に PEEP を付加したモード。自発呼吸は十分にあるが、酸素化が悪い患者に主に適用されます。
PEEPとは
呼気相に陽圧を加えることによって、虚脱した肺胞を再拡張して機能的残気量を増大させ、肺酸素化能の改善を目指す。
虚脱した肺を膨らませると、肺胞内を流れる血流量が増え、換気 血流比が改善し、肺内シャントも減少する(無 気 肺 を 防 ぐ ! )。
気管内チューブの抜管基準(4)
・自発呼吸トライ pontaneous breathing trial
必ず行う。CPAP≦5cmH2O またはPSV(5~7cmH2O)またはTピースで患者が耐えられるか
・酸素化
PaO2/FlO2≧250-300mmHg
・換気
呼吸数15ml/kg、1 回換気量(VT)>5~6ml/kg
ARDSの原因
誤嚥、肺炎、敗血症、重症外傷
ARDS病理
1型肺胞上皮が脱落、毛細血管の内皮細胞が傷害されヒアリン膜に、透過性亢進
滲出➡︎増殖(1w)➡︎繊維化(21d)