②疼痛生理とペインクリニック Flashcards
急性痛と慢性痛
急性痛は緊急反応で交感神経系が優位になる。
慢性痛は一般的に6か月以上で心理的状態が大きくかかわる。
痛みの原因による分類(3)
侵害受容性、神経因性、心因性
痛みを伝える線維について
fast painはAδ線維、slow painは無髄であるC線維(ホリモーダル受容器)
これ以外の線維でも痛みと感じるのがアロディニア
三叉神経痛の特徴と治療
発作性の突き刺すような短い痛みが支配領域において反復する。誘発点への刺激でなる。
カルバマゼピン、神経ブロック、減圧術(Jannetta)
三叉神経各枝
上眼窩裂、正円孔、卵円孔
除痛ラダー
1:非オピオイド系(アスピリン、NSAIDs)
2:非オピオイド+弱オピオイド(コデイン)
3:非オピオイド+強オピオイド(モルヒネ)
下降性痛覚抑制機構
脊髄より上位の中枢から、上行するインパルスを刺激として後角でGABAなど放出して侵害刺激性伝達物質の放出抑制。
Horner
眼球陥凹、眼瞼下垂、縮瞳
星状神経節ブロックってなに?いつ使ってどうなるの
下顎交感神経節と第一胸椎交感神経節
Horner現れる
帯状疱疹、顔面神経麻痺など
がん性疼痛管理
経口投与、頓用としない、段階的投与(ラダー)
神経傷害性疼痛
RSD, カウザウキー
CRPs 自覚2他覚2
モルヒネの副作用
呼吸抑制は少なく、便秘必発、初期に吐き気と眠気
慢性疼痛での異常な病態
慢性疼痛患者では正常者では痛みの原因とはならない刺激(軽く触るなど)によって痛みが現れたり(=アロディニア)、
侵害刺激(痛み刺激を繰り返す)によって過剰な痛み(痛覚過敏)が見られたりすることがあります。これらの難治性疼痛 には脊髄において興奮性神経受容体(NMDA-N メチルアスパラギン酸)が関係していると考えられています。
ゲートコントロール説
患部をさすると触覚が刺激され、太い有髄神経線維(Aβ線 維)が刺激される。このインパルスは抑制性の介在性ニュー ロンを興奮させて痛覚神経を抑制する。