②局所麻酔薬 Flashcards
遮断されやすい順
自律神経B+C➡︎鈍い痛覚C➡︎温度覚、速い痛覚Aδ➡︎触覚Aβ➡︎圧覚Aβ➡︎運動神経
Aαは固有
エステル型の特徴(3)
血中仮性コリンエステラーぜで分解。
半減期は短く、分解物でアレルギーあり
局所麻酔薬の神経系への副作用
誤って血中に入るとまずい
低濃度
GABA 作動性抑制ニューロンの抑制
-血圧上昇、過呼吸、不安、興奮、頭痛、振戦、間代性痙攣
高濃度
血管運動中枢抑制
-血圧低下、呼吸抑制、意識消失、心停止
アミド型の特徴(2)
肝臓のシトクロムP450で分解、作用時間は長い
急性局麻中毒とは、症状
血中の局麻薬の濃度が上昇することによって
中枢神経や心血管に起こる中毒のこと。
興奮期:GABA 作動性抑制ニューロンの抑制による血圧上昇、過呼吸、不安、興奮、多弁、悪心、嘔吐
痙攣期:振戦、顔面および四肢の痙攣
抑制期:血管運動運動中枢抑制による血圧低下、呼吸抑制、意識消失、心停止
大脳辺縁系、扁桃核に関連
局所麻酔薬の効果への因子(4)
①脂溶性 高い麻酔薬ほど、麻酔作用は強く、持続時間は長い。 ②蛋白結合力 高い麻酔薬ほど作用時間が長い。pH が低いほど結合力は低い。(関連: 第 3 問) ③作用部の pH pKa に近づくと非イオン化率が上がる。その結果脂溶性が上がり、作用が上がる。 ④神経線維の太さ 細いほど麻酔薬が浸透しやすい。
光学異性体
市販薬では、S 体と R 体が1:1 の割合で混合したラセミ体となっている。
R 体の方が循環系への副作用が多いとされており、そのため最近S 体のみを抽出する試みがなされている。ロピバカインは S 体のみからなり、心毒性が低いことが知られている。
神経線維の種類
Aα 固有感覚 Aβ 触覚、圧覚 Aδ 痛覚、温冷覚 B 交感神経節前線維 C 痛覚、交感神経節後線維
アミド型局麻薬例
リドカイン(抗不整脈作用有)
ロピバカイン(S体のみ)
局麻中毒に類似
アナフィラキシー エステル型、メチルパラベン、抗ヒスタミン薬
添加のエピネフリン反応 大量投与による。αβブロッカー
急性局麻中毒への処置
前投薬:ジアゼパム、バルビタール
予防 血管内誤投与しない、極量に注意
処置 酸素化→痙攣抑制→脂肪乳化剤
局所麻酔の種類(5)
表面、浸潤、伝達(神経ブロック)、静脈内局所(駆血の上)、外用性
エステル型局麻薬例
テトラカイン、プロカイン(抗上室性不整脈)
不整脈に
実用になるのはプロカイン(上室性不整脈)とリドカイン(心室性不整脈)
硬膜外腔の陰圧
胸、頸、腰、仙