①吸入麻酔 Flashcards
理想の吸入麻酔薬
血液ガス分配係数が低い(導入覚醒が速い)、体内代謝率が低い、やすい、使いやすい
吸入麻酔の導入速度を決める因子は
血液ガス分配速度
ガス吸入速度
換気量
心拍出量
力価の評価
Minimum alveolar concentration
半分の人が侵襲で体動を示さない濃度
深度の評価
Bispectral Index
脳波の構成周波数の解析
ハロタン、笑気の問題
ハロタン:心室性不整脈、子宮筋収縮抑制、悪性高熱、肝障害・劇症肝壊死を引き起こす。さらに、気管支拡張作用がある。また、脳血流増加作用が顕著。
亜酸化窒素(笑気) :骨髄抑制、閉鎖腔への移動、拡散性低酸素症 Diffusion hypoxia を起こすことがある
吸入主流
デスフルラン
MaC下げる
高齢、妊婦、低体温
MAC上げ
小児、高体温、代謝亢進
血液ガス分配係数とは
分配係数とは、同量の気相と液相との間に麻酔薬を平衡させたときに分配する麻酔薬の 比のことで、血液ガス分配係数は 37°C、760mmHg で血液 1ml に溶けるガスの ml 数 となる。
MAC大きい順
亜酸化窒素>キセノン>セボフルラン>イソフルラン>ハロタン
血液ガス分配係数大きい順
ハロタン>イソフルラン>セボフルラン>亜酸化窒素(>キセノン)
麻 酔導入速度大きい順
(キセノン>)亜酸化窒素>セボフルラン>イソフルラン>ハロタン
体内代謝速度大きい順
ハロタン>セボフルラン>イソフルラン>亜酸化窒素とキセノン(は代謝さ れない)
悪性高熱の診断
40度以上の発熱か15分間で0.5度以上の上昇かつ38度以上
低酸素血症、アシドーシス、ミオグロビン尿、筋強直、発汗、出血傾向
悪性高熱の治療
手術、麻酔の中止 強制冷却 尿量確保 過換気に(酸素) アシドーシス補正