焼酎 Flashcards
麦焼酎の常圧・減圧蒸留での特徴の違い
- 常圧蒸留:麦に由来する香ばしい香りと濃厚な旨味
- 減圧蒸留:淡麗でクセがなく、華やかな香りで飲みやすいタイプ
(他にも樫樽貯蔵、六条大麦、ライ麦、ローストした麦を原料としたものもある)
黒糖焼酎の生産条件
奄美群島(大島税務署管内)のみで生産されている焼酎
酒粕焼酎の発酵に必要なものは(2)
酒粕に含まれる麹の酵素と酵母の力で再度酒粕を発酵させる
連続式蒸留機の改良者と改良年
- イニアス・カフェ(アイルランド)
- 1831年
単式蒸留時間は
3時間
製麴の1日目の作業工程
- 1日:蒸し上がり後、適度に冷めたら、数回に分け種切り(麹菌の胞子散布)
- 高い湿度、暖かい環境に1日置くためにドラムを設置した小部屋の扉を閉める
焼酎麹の特徴
- アスペルギルス・リューキューエンシス
- 白麹と黒麹(黄麹=日本酒用)
- 酵素は比較的強い酸性でもよく働く
- 酵素を生産、デンプン等を分解し酵母が利用・発酵できるようにする
- クエン酸を多く作り、安全醸造を可能とする
- 米麹用には一般に精米歩合90%程度の白米が用いられ、回転ドラム式の製麴に適し粘りの少ない品種が適す
泡盛の古酒の熟成法
素焼きの甕壷を用い、仕次ぎと呼ばれる方法で維持
江戸時代での焼酎の使用法
日本酒の副業として酒粕や変
敗した清酒を原料にした焼酎が造られミリンの原料や日本酒に添加する柱焼酎として使用
焼酎の油臭とは
- 米、麦、甘藷などに含まれる脂肪酸のパルミチン酸やリノール酸が醪中で脂肪酸エチルエステルに
- 酸化すると油臭になる
蒸留法(2)
- 常圧蒸留
- 減圧蒸留
減圧蒸留で作られたソフトな麦焼酎がCM効果で広く受け入れられるようになった時代は
1980年代前半
芋焼酎の製造期は
芋の収穫に合わせ、芋焼酎は秋に製造
黒麹菌のクエン酸に着目し、甘藷焼酎の製造に黒麹菌の使用を普及させた人物(2)
- 河内源一郎
- 神戸健輔
(甘藷焼酎の品質向上、アルコール収得量増加につながる)
減圧蒸留とは
- 蒸留缶内の出口から真空ポンプで吸収して減圧すると、中の醪が45〜55Cの低い温度で沸騰するため高温による化学反応は抑制される
- 蒸発しにくい成分の留出が少なくなり、軽快タイプ、果物香を得やすい
- 単式蒸留焼酎の減圧蒸留は1970年代初期に開発
「壱岐」と「大分」麦焼酎の表示上の違い
- 壱岐:地理的表示指定
- 大分麦焼酎: 地域団体商標登録
泡盛のマツタケ様と言われる泡盛特有の香りの由来は?
黒麹
粕取り蒸留方法は?
- 伝統的製法で、酒粕に少量の水を加えて数ヶ月発酵、セイロ式の蒸留器を使用して蒸留
- 九州北部中心に17世紀頃から造られていたといわれ、飲用、消毒用の他、日本酒造りの柱焼酎としても利用されていた
- 地方によっては肥料としていたところも
ホワイトリカー2または焼酎乙類とは
単式蒸留焼酎に属するすべてのもの
蒸留機を考案した人物、時代、蒸留機名
- ジャービル・イブン・ハイヤーン
- 8世紀
- アランビック
芋焼酎:破砕
- 破砕機で幅1cm以下に破砕(蒸された芋は醪では表面数ミリしか溶けない)
- 破砕した蒸た芋はホースで水と一緒に二次諸味に運ばれる
連続式蒸留とは
多段式の蒸留塔を用い、醪の注入と蒸留されたアルコール液の取り出しが連続して行われる
甘藷焼酎のアルコール分(2)
- 25度(一般的)
- 20度 (宮城県)
甘藷焼酎の地理的表示名
「薩摩」
3年以上寝かせた泡盛の呼び名
古酒(クース)
WTOとは
世界貿易機関
芋焼酎:蒸きょう
- 芋を蒸す途中で大量の結露水が発生:水を抜くために蒸気は上から吹き込む
- 米を蒸すより時間がかかる
芋焼酎:原料処理
- 芋を二つに裁断し、中心部をん線虫や霜の被害など確認しながら選別
- 芋の尻尾を切断する
二段仕込み法とは
清酒を参考に米麹と主原料、水を2回に分けて仕込む方法
(甘藷焼酎では腐造の危険性が残った)
連続式蒸留焼酎の原料
モラセス(廃糖蜜)
泡盛の古酒(クース)の特徴
バニラ香や甕壷熟成に由来する甘い香りが生まれまろやかな味に
宮崎県高千穂地方で開発された焼酎、開発年
- そば焼酎
- 1973年
なぜ甘藷焼酎が鹿児島に適していたか
シラス台地は稲作には適さなかった
沖縄の伝統的な焼酎
泡盛
麦焼酎の麹(米または麦):主原料の大麦
(重量比)1:2
どんぶり仕込みとは
焼酎醪の仕込みで、黄麹と主原料を一度に仕込む方法
焼酎の貯蔵での結果、アルコール分
- ガス成分が抜けまろやかな香味になる
- 37〜43度 (通常原酒)
- 出荷時に加水して25度、20度、多くは蒸留後1年以内に出荷
麦焼酎の麹の原料(2)
- 米:壱岐島
- 麦:大分県
米焼酎の地理的表示指定
球磨焼酎
蒸留技術が日本に伝搬した経路(4)
- インドシナ半島・琉球経路
- 中国・朝鮮半島・対馬経路
- 中国南部・東シナ海・日本本土経路
- 中国(雲南)・福建・琉球経路
差し酛とは
- 最初の一次醪は純粋培養酵母で仕込むが、多くの蔵では別の一次醪3〜4日目のものの一部を酵母として使用
- 野生酵母の混入リスクも増えるが、発酵が順調になりアルコール収得率も上がる
「ビン付け油の匂い、熟れたホオズキの匂い、雄山羊の匂い」と表せれた酒のタイプは
泡盛の古酒(クース)
常圧蒸留とは
- 醪温度は85〜95Cの範囲で沸騰による蒸発が起きる
- 高温による分解や合成などの化学反応が促進され、留液にも香ばしい香味
麦焼酎の特徴
麦特有の香りがあり、まろやかで甘味を感じる
2種類の蒸留器とは
- カブト釜式(中国産)
- ツブロ式、ヘレニズム型
米焼酎の代表的な製造地
熊本県南部、人吉地方(球磨焼酎)
米焼酎の人吉盆地に流れる川(2)
- 川辺川 (国見岳)
- 球磨川 (市房山)
焼酎の蒸留方は(2)
- 常圧蒸留
- 減圧蒸留
19世紀頃密貿易で島流され、八丈島、三宅島に甘藷栽培と焼酎造りを伝えたとされる人物
丹宗庄右衛門(たんそうしょうえもん)
一次醪とは
* 日本酒の酒母
* 健全な酒母の大量培養が主目的
* 麹由来のクエン酸が大量に含まれる為、乳酸菌等の酵母以外の微生物が生育しにくい
* 醪日数は6日位で、最高温度30C**位で酵母を増殖・発酵
単式蒸留焼酎の長期貯蔵酒の表示の規制とは
3年以上貯蔵したものが、ブレンド後の総量50%を超えるものでなければ、長期貯蔵またはこれに準ずる趣旨の表示をしてはならない
焼酎に主に使用される麹
白麹