泌尿器科 Flashcards
腎は左右に一対ある( )臓器であり、
頭側に副腎が位置する。
右腎は左腎よりも 1 椎体程度( )位置にある。
後腹膜
低い
※右には肝臓があるため。
腎で生成された尿は
( )→( )を通り蠕動運動により輸送され、
膀胱へ入り、尿道を経て、排尿される。
腎盂〜膀胱の上皮は( )上皮である。
腎盂→尿管
移行
腎静脈は左右を比べると( )の方が長い。
左
副腎静脈と精巣静脈(女性であれば卵巣静脈)は
左が( )静脈へ、
右が( )静脈へ還流する。
左:腎
右:下大
腎門部にて脈管は腹側から
( )→( )→( )の順に並ぶ。
静脈→動脈→尿管
(V→A→U)
尿管は約25cmの管であり、後腹膜を下行し、 骨盤部にて総腸骨動脈の( )側、 子宮動脈の( )側、 大腰筋の( )側を走行し、 膀胱壁を( )に貫く。
骨盤部にて総腸骨動脈の腹側、
子宮動脈の背側、
大腰筋の腹側を走行し、
膀胱壁を斜めに貫く。
左右の尿管口と内尿道口を結んだ三角形を何と呼ぶ?
膀胱三角
前立腺は( )サイズの臓器であり、
内部を尿道と射精管 とが通過し、
排尿・射精機序への関与や前立腺液の分泌を担う。
くるみ大
※体積は約20mL!!
前立腺液→精液の成分
前立腺の腺組織3つ。
75%:( )域→癌の母地
5%:( )域→肥大しやすい
20%:中心域
75%:辺縁域
5%:移行域
前立腺には交感神経( )受容体が分布している。
α1
Sertoli細胞について。 存在部位: 受ける刺激: 産生するもの: 放射線感受性:
存在部位:精細菅内
受ける刺激:FSH
産生するもの:精子
放射線感受性:高い
Leydig細胞について。 存在部位: 受ける刺激: 産生するもの: 放射線感受性:
存在部位:間質内
受ける刺激:LH
産生するもの:テストステロン
放射線感受性:低い
産生された精子は( )で成熟し、
精管→精囊→射精菅→前立腺→尿道と流れ、
射精される。
精巣上位
※成液にはプロスタグランジンが含まれているため、子宮を収縮させる。
勃起の反射中枢は( )髄に存在し、
( )神経により惹起される。
仙
副交感(relax→勃起)
※射精は交感神経(興奮)
排尿と蓄尿とに携わる代表的な 3 つの筋は?
- 膀胱排尿筋
- 内尿道括約筋
- 外尿道括約筋
膀胱排尿筋について。 支配:( )神経 属性:( )神経 蓄尿時: 排尿時:
支配:骨盤神経
属性:副交換神経
蓄尿時:弛緩
排尿時:収縮
内尿道括約筋について。 支配:( )神経 属性:( )神経 蓄尿時: 排尿時:
支配:下腹神経
属性:交換神経
蓄尿時:収縮
排尿時:弛緩
外尿道括約筋について。 支配:( )神経 属性:( )神経 蓄尿時: 排尿時:
支配:陰部神経
属性:交換神経
蓄尿時:収縮
排尿時:弛緩
過活動膀胱〈OAB〉とは、
日中、夜間を問わず( )感と( )が見られる病態のこと。
尿意切迫
頻尿
過活動膀胱〈OAB〉の治療薬は?
抗コリン
(β3アドレナリン作動薬も)
→副作用:尿閉・口渇・便秘
乏尿とは、 尿産生が低下し、
尿産生が低下し、( )mL/日以下となった状態のこと。
400
※100mL/日が無尿
頻尿は昼間( )回以上、
夜間1回以上の排尿を行う状態のこと。
8
※多尿は尿酸性が亢進し、2500mL/日以上となった状態のこと。
腎の診察時には( )位にて膝を( )た状態にて行う。
仰臥
曲げ
※腎は吸気時に触れやすい。
前立腺の診察は直腸指診にて行う。
直腸指診は( )位にて示指を用いて行う。
左側臥
水腎症とは、腎で産生された尿が尿管の通行障害によりうっ滞し、腎盂・腎杯が拡張した状態で、
所見としては発熱などの炎症症状や( )角〈CVA;costovertebral angle〉の叩打痛〈tenderness〉、膿尿などをみる。
肋骨脊柱
※高度な貯水では、腹部腫瘤を触れる。
腎盂腎炎は、
腎盂へ経尿路性に逆行感染をきたした病態で、
原因菌としては( )菌が多い。
大腸菌
※尿のGram染色でG陰性桿菌。
培養かも有効。
→治療は抗菌薬。
腎盂腎炎の検査では、
尿中の白血球が陽性で( )尿となり、
尿路うっ滞が原因となったケースでは水腎症をみる。
膿尿
※慢性進行例では尿細管障害を呈し、
尿の濃縮力↓、尿中 β2-ミクログロブリン↑。
尿路結核は、
血行性または経尿路性に結核菌が尿路感染した病態で、
腎に初発し、下行する。
尿管狭窄や無菌性膿尿、( )腎を呈する。
漆喰腎(石灰化・無機能化)
腎盂腎炎が進行してみられ、
腎内に炎症巣を形成しているが、膿瘍形成までは至っていない病態を何という?
急性巣状性細菌性腎炎〈AFBN〉
腎梗塞は、
( )や感染性心内膜炎〈IE〉、
心房粘液腫などが原因となり、
腎動脈に栓子が詰まった病態。
心房細動〈AF〉
※腎虚血となり、最終的には腎が壊死する。
→突然の側腹部痛や腰背部痛。
→検査:腹部造影CT
腎梗塞では腎血流低下によりレニン活性が( )する。
亢進
→高血圧症を呈する。
尿路結石は尿中にはカルシウムやリン酸といった水中に析出しやすい成分が含まれる。
これに個人的な背景が合わさり、尿路に結石が生じる。
( )季・( )部尿路に多い。
夏季
上部尿路
※高齢者で尿路結石が初発する可能性は低く、鑑別診断として大動脈解離がある。
尿路結石の分類でアルカリ尿を呈する結石の主成分は?
リン酸
※その他、シュウ酸カルシウム、キサンチン、尿酸、シスチンは酸性尿。
尿路結石の分類において、
単純X線で見えにくい結石の主成分3つ。
1.キサンチン
2.尿酸
3.シスチン
→透過性が高い結石(見えにくい)も腹部CTでは描写可。
※「見えなくてもキニシない」で覚える。
尿路結石の種類のうち最多なのは?
シュウ酸カルシウム
→酸性尿、単純X線で見えやすい
※シスチン結石は生六角形の外観。
シュウ酸カルシウムが主成分の結石に対する治療は?
クエン酸製剤(Caキレート)
サイアザイド
腎細胞癌〈RCC〉は、腎実質に発生した悪性腫瘍。
( )遺伝子の不活化が背景となりやすく、男性に多
い。組織学的には( )癌が多い。
VHL(von Hippel Lindau)
腺癌
※長期血液透析を背景に出現することも多い。
腎細胞癌〈RCC〉の血液検査では
カルシウム値の( )がみられる。
上昇( 性副甲状腺機能亢進症)
※赤血球数はさまざまであり、
腫瘍性の貧血を呈するケースと、
エリスロポエチン産生による多血症をみるケースとがある。
腎細胞癌〈RCC〉の治療は、
第一選択:外科的腎切除
( )薬も有効
転移例:( )
分子標的薬
インターフェロン(肺転移が多い)
膀胱炎は、
尿道からの逆行性感染により、
膀胱に炎症をきたした病態。
( )性に多く、原因としては( )が多い。
女性
大腸菌
※発熱きたしにくい!
膀胱癌は、膀胱に発生する悪性腫瘍。
高齢男性に多く、組織学的には( )癌が多い。
移行上皮
※腎細胞癌や前立腺癌といった遺伝子異常が背景となる癌に比べ、膀胱癌の家族性は低い。
膀胱癌の原因として
( )が最多、
化学物質や( )などの染料がある。
喫煙
ベンジジン
※発見契機は無症候性血尿
尿膜管とは、 胎生期に臍帯と膀胱部とをつなげていた構造で、 正常では退化するが、 遺残したケースでは囊胞や膿瘍を形成したり、腫瘍化したりする。 尿管膜癌の組織は( )癌が多い。
腺
→消化管like
尿道炎の代表的な起炎菌2つ。
- 淋菌(Gram陰性菌双球菌)
2.クラミジア(Gram染色で染まらない)
※大半は性感染が原因となり、
20〜30 %程度の症例で両者は混合感染する。
淋菌性尿道炎の治療に使う抗菌薬2つ。
- セフェム
2. アミノグリコシド
クラミジア性尿道炎の治療に使う抗菌薬3つ。
- マクロライド
- テトラサイクリン
- ニューキノロン
前立腺に炎症を呈した病態が前立腺炎である。
急性前立腺炎は( )菌やクラミジアが原因として多い。
大腸
※慢性前立腺炎は長時間のデスクワークやストレス、疲労、自動車・バイク・自 転車運転などが原因。
前立腺肥大症〈BPH〉は、
前立腺が 域を中心として過形成となった病態。
抗ヒスタミン薬に含まれる抗( )作用で急激に増悪する。
コリン
※高齢者、飲酒、総合感冒薬もリスク
前立腺癌は前立腺( )域に好発する悪性腫瘍。
高齢者に多く、組織学的には 多い。
辺縁
※遺伝子異常の関与が指摘されており、家族性がある。
前立腺癌の検査としては直腸超音波検査、
血中( )測定、CT・MRI、
超音波ガイド下前立腺生検 (経( )で施行)がある。
PSA
経直腸
→前立腺辺縁域だから。
→経尿道的手術は行わない。
勃起不全〈ED〉の治療も原疾患に応じるが、
禁煙、テストステロン投与、( )薬投与、パートナーとのカウンセリングなどが有効となる。
PDE5阻害薬(バイアグラ)
陰茎癌は陰茎に発生する悪性腫瘍。
組織学的には( )癌が多い。
扁平上皮
陰嚢水腫〈精巣水瘤〉は、
精巣固有鞘膜腔に漿液が貯留し、瘤を形成した病態。
成人では外傷、小児では( )の開存が原因となる。
鞘状突起
精索静脈瘤の好発部位は?
左側
※細い血管である左腎静脈へ還流するため。
精巣上体炎は、
大腸菌や( )が経尿道的に侵入し、
精巣上体で炎症をきたした病態。
クラミジア
※尿道からの逆行性感染であるため、精巣上体尾部から炎症をきたす。
停留精巣の問題点3つ。
①精子形成能の低下と、それによる男性不妊
②鼠径管開存による( )や精巣捻転症
③停留した精巣の( )化
鼠径ヘルニア
悪性腫瘍
→1歳までは経過観察。
精巣捻転症は精索を軸として、精巣が捻転し、
血流障害を呈した病態。
発症( )時間以内に整復できれば精子形成能は保たれる可能性が高い。
6
精巣腫瘍は( )細胞に由来する腫瘍がほとんど。
セミノーマ〈精上皮腫〉と非セミノーマ(胎児性癌、卵黄嚢腫瘍、奇形腫、絨毛癌など)とに分けられる。
胚
※疫学的にはセミノーマが最多。
→無痛性!!
精巣腫瘍の血液中の腫瘍マーカーとしてLDや( )、( )が用いられる。
AFP
hCG(-β)
※生検は播種するから禁忌!
精巣腫瘍は、( )や、
精巣の所属リンパ節である( )リンパ節に転移・再発しやすい。
肺
後腹膜リンパ節(傍大動脈リンパ節など)