内分泌 Flashcards
それぞれ何を介している?
視床下部ー下垂体前葉 by( )
視床下部ー下垂体後葉 by ( )
血管(下垂体門脈)
神経
視床下部から分泌されるホルモン6つ。
- GHRH
- SS〈ソマトスタチン〉
- TRH〈甲状腺刺激H放出〉
- PIF〈プロラクチン inhibiting factor〉←ドパミン
- CRH〈副腎皮質刺激H放出H〉
- GnRH
GHは( )由来のインスリン様成長因子 I〈IGF-I〉〈ソマトメジン C〉放出を促進するとともに、
全身の成長を担う。
肝
GH放出の促進因子を3つ
- インスリン
- アルギニン
- β遮断薬(プロプラノール)
TSHの刺激により甲状腺( )上皮細胞で合成された( )と、
材料として取り込まれたヨウ素イオンとが甲状腺ペルオキシダーゼ〈TPO〉の作用により合成され、T3 と T4 になる。
濾胞
サイログロブリン〈Tg〉
副甲状腺ホルモン〈PTH〉は
視床下部-下垂体系の支配から外れ、
主に血中( )濃度に依存して調節される。
Ca
※血中Ca↑
血中P↓
PTHの作用
血中Ca:
血中P:
血中Ca:↑
血中P:↓
活性化VitDの作用
血中Ca:
血中P:
血中Ca:↑
血中P:↑
それぞれの副腎皮質分泌ホルモン
球状層:
束状層:
網状層:
球状層:アルドステロン
束状層:コルチゾール
網状層:アンドロゲン
下垂体前葉から分泌されるホルモン5つ
- GH
- TSH
- PRL
- ACTH
- LH/FSH
下垂体後葉から分泌されるホルモン2つ
- ADH
2. オキシトシン
ノルアドレナリン(α作用)→血管( )
アドレナリン(β作用)→血管( )
α:血管収縮
β:血管弛緩
インスリンが細胞に作用した際、
糖は( )とセットで取り込まれる。
K
尿中( )はインスリン分泌能の評価指標となる。
Cペプチド
肝臓にて
グルコースから合成されるもの3つ
グリコーゲン
アミノ酸
グリセリン
脂肪細胞ではグリセリンと遊離脂肪酸〈FFA〉を材料に何が合成される?
トリグリセリド〈TG〉
FFAが分解されると何が生じる?
ケトン体
→これが体内に過剰に蓄積するとケトアシドーシスをきたす。
腸から取り込まれた脂肪はアポ蛋白と結合し、
何になる?
カイロミクロン〈CM〉
→肝へ運ばれる。
※脂質(不溶性)+アポ蛋白=リポ蛋白
肝で( )が合成され、
その内部のTGが分解され
( )、LDLと変化し、末梢組織へ運ばれる。
VLDL
HDL
リポ蛋白の大きさの大きい順に5つ
CM(TG↑↑、クリーム色) VLDL IDL LDL HDL(善玉Chol)
Kallmann症候群とは、
嗅神経の形成不全による( )障害と、
GnRHの欠損による( )機能低下とをみる。
嗅覚
性腺
15番染色体の一部欠失による隣接遺伝子症候群とは?
Prader-WIlli症候群 →低身長 肥満 離農低下 性腺機能低下 筋緊張低下
先端巨大症はGHを産生する下垂体腺腫により種々の変化をみる病態。
合併症3つ
糖尿病
高血圧
脂質異常症
※両耳側半盲(視交叉圧迫による)
先端巨大症の負荷試験ではブドウ糖投与により、
GH:( )
ドパミン作動薬投与によりGH:( )
TRHやGnRHの投与によりGH:( )
GH:↑
ドパミン作動薬投与によりGH:↓
TRHやGnRHの投与によりGH:↑
先端巨大症の治療の第一選択は?
経蝶骨洞下垂体腺腫摘出〈Hardy術〉
※内科的にはブロモクリプチン(ドパミン作動薬)やソマトスタチンなど。
Sheehan症候群は分娩時の大量出血により、
下垂体前葉が( )し、
それによる汎下垂体前葉機能低下をきたした病態。
壊死
→分娩管理が改善し、近年減少傾向にある。
→白血球分画(好中球↓)
甲状腺ホルモンと副腎皮質ステロイドの両方を投与する必要がある場合、
どちらを先に投与する?
ステロイドfirst!
→寛容な状態(ストレス)に耐えられるように。
リンパ球を中心とした炎症細胞が下垂体へ浸潤することにより、下垂体機能が障害される病態の総称は?
リンパ球性下垂体炎
リンパ球性下垂体炎3つ
1.リンパ球性下垂体前葉炎(前葉x)
2.リンパ球性下垂体後葉炎(後葉x)
3. リンパ球性汎下垂体炎(広範x)
→いずれも治療は副腎皮質ステロイド
リンパ球性下垂体前葉炎は
女性特に妊娠末期や産褥期に好発する。
約1/3の症例で( )が上昇する。
プロラクチン
→両耳側半盲、慢性甲状腺炎(橋本病)など合併。
尿崩症では( )の作用低下により、
大量な( )張尿がみられ(夜間にも尿意が出る)、
血中Naは( )する。
抗利尿ホルモン〈ADH〉
(バソプレシン〈AVP〉)
低張尿
Na↑↑
中枢性尿崩症〈central DI〉は、 下垂体後葉からのADH分泌が低下する。 特発性のもののほか、( )など脳腫瘍や リンパ球性下垂体後葉炎、 ( )など肉芽種疾患が原因となる。
頭蓋咽頭腫
サルコイドーシス
中枢性尿崩症〈central DI〉の治療は?
デスモプレシン(人工的なADH)
※治療開始後の水中毒に注意!!
腎性尿崩症〈nephrogenic DI〉は、 腎集合管のADH反応性が低下する。 先天性の受容体異常のほか、 ( )Ca血症 ( )K血症 薬剤:( )やデメクロサイクリンなどが原因となる。
高Ca血症
低K血症
リチウム
→治療はサイアザイド系利尿薬
バソプレシンが過剰分泌される病態は?
ADH不適合分泌症候群〈SIADH〉
SIADHの治療は?
急速なNa補正は( )を惹起しうるため慎重に行う・
水制限
橋中心髄鞘崩壊
甲状腺機能低下症では血中コレステロール増加し、
( )が体内に貯まる。
ムコ多糖
→粘液水腫心(心音減弱)、巨大舌
→筋に溜まって壊れるCK↑
甲状腺機能低下症における精神症状について。
( )症状
傾眠傾向
抑うつ
認知症
※亢進症では、神経過敏、不眠、多動・多弁
甲状腺機能低下症では
T3,T4分泌が低下しているためf/bで
( )が上昇し、
結果PRLが( )する。
TRH
PRL↑
※よって高PRL血症をきたす。
Basedow 病は、
抗( )抗体により、
甲状腺ホルモンの産生が亢進する病態。
抗TSH受容体抗体〈TRAb〉
※20〜50歳代の女性に好発する。
→前脛骨部粘液水腫
Basedow病の治療薬は?
抗甲状腺薬(チアマゾール)
→無機ヨード投与、ステロイドも有効
※交感神経亢進症状に対してはβ遮断薬
抗甲状腺薬の副作用1つ
無顆粒球症
亜急性甲状腺炎は
( )感染が原因となり、
甲状腺の濾胞が破壊され、
一過性に甲状腺機能亢進症状をきたす病態。
ウイルス→WBCは上昇しないことが多い。
※中年女性に好発する。
サイログロブリン↑↑
慢性甲状腺炎は、
自己免疫機序による甲状腺への炎症細胞浸潤により甲状腺機能が変動する病態。
甲状腺機能亢進症状:( )投与
甲状腺機能低下状態:( )投与
亢進症状:β遮断薬投与 低下状態:甲状腺ホルモンT4投与 ※T3>T4>rT3 T4:サイロキシン T3:トリヨードサイロニン →CK高値、甲状腺悪性リンパ腫合併
昆布などヨードを大量に含む物質を
過剰摂取したケースで、
一過性に甲状腺ホルモン産生が 低下する効果のことをなんという?
Wolff-Chaikoff効果
それぞれ何の検査?
MIBIシンチグラフィ:
MIBGシンチグラフィ:
MIBIシンチグラフィ:副甲状腺や心筋の評価
MIBGシンチグラフィ:褐色細胞腫
仮面尿崩症は、 中枢性の尿崩症に下垂体前葉機能低下を伴う病態。 ACTH: グルココルチコイド: 尿量:
ACTH:↓
グルココルチコイド:↓(これにより水利用低下)
尿量:↓
TSH非依存性に甲状腺ホルモンを産生する結節病変、
甲状腺機能亢進症を呈する疾患は?
Plummer病
→治療は外科的核出
甲状腺悪性腫瘍は女性に多く、
腫瘍により濾胞細胞が崩壊した場合は血中( )が上昇し、
露出したホルモンにより甲状腺機能亢進症状を呈する。
サイログロブリン
→エコーで低エコー(壊れる系だから)
甲状腺悪性腫瘍の確定診断には( )を行う。
穿刺吸引細胞診
甲状腺悪性腫瘍の頻度で最多なのは?
乳頭癌(90%)
乳頭癌では超音波検査にて( )状石灰化、
病理にて乳頭状・シート状配列、コーヒー豆様凹溝、核内細胞質封入がみられる。
砂粒
→点状高エコー
ほとんどの甲状腺悪性腫瘍の由来は濾胞上皮細胞だが、
髄様癌は( )細胞由来であり、
そのため血中( )と( )が高値になる。
傍濾胞細胞
CEA
カルシトニン
→アミロイフド沈着+
HMG-CoA 還元酵素阻害薬〈スタチン〉には
( )の合併があるため
CK上昇がみられることもある。
横紋筋融解症
※スタチンは妊婦禁忌
PTHには尿細管由来のHCO3-の再吸収を( )させる働きがある。
ゆえに、PTH過剰では代謝性( )をみる。
抑制→アルカリ捨てちゃう
アシドーシス
PTHは骨を溶解させるため、
過剰状態では線維性骨炎がみられ、
血中ALPが( )する。
椎体が( )様と呼ばれる特徴的な溶解を呈する。
上昇
ラガージャージ
副甲状腺機能亢進症は副甲状腺由来のPTHが亢進し、 血中Ca産生が亢進する病態。 原発性副甲状腺機能亢進症について。 PTH:↑ Ca: P: Tx:
PTH:↑ Ca:↑ P:↓ Tx:外科的摘出 ※原因:腺腫・過形成
慢性腎不全、ビタミン D 欠乏、消化管切除な度による続発性の副甲状腺機能亢進症について。
PTH:
Ca:低下のことが多い
PTH:↑
偽性(腫瘍性液性因子性高 Ca 血症〈HHM〉)は 扁平上皮癌や( )、腎細胞癌による副甲状腺機能亢進症である。 PTH: Ca: P:
成人T細胞白血病〈ATL〉 PTH:↓ Ca:↑ P:↓ ※液性因子はPTHそっくりさん。
骨吸収を抑制する薬剤2つ
カルシトニン
ビスホスフォネート
※高カルシウム血症に有効。
(生理食塩水の大量輸液とループ利尿薬も使用する)
副甲状腺機能低下症は、
PTHの作用不足により、
血中 Ca:
血中 P :
血中 Ca:↓
血中 P :↑
(3病型あり、原発性・続発性・偽性)
偽性副甲状腺機能低下症は
遺伝的素因などにより( )が障害され、
血中 PTHは高値にもかかわらず、
その作用が発揮できない病態。
PTH 受容体
※ I 型:PTH 受容体〜cAMP産生に障害
II 型:cAMP 産生以降に障害
テタニーは、
血中の( )や( )の低値によりみられる不随意運動。
Ca
Mg
→Trousseau徴候:助産師の手
→Chvostek徴候:耳介前部を叩打すると顔面筋に痙攣
褐色細胞腫による血圧上昇は主に血管収縮によって生じ,循環血液量はむしろ減少している.
褐色細胞腫の血圧管理に用いる薬剤2つ。
α遮断薬
Ca拮抗薬
→血管を弛緩させて血圧を低下させる薬剤を選択する.
原発性アルドステロン症を疑った場合に最初にスクリーニングすべき検査は?
血漿レニン活性・アルドステロン定量
甲状腺中毒症に伴う周期性四肢麻痺は 東洋人の男性に多く, 運動や飲食が発作の誘因として知られている。 FT4: TSH: TRAb:
FT4↑
TSH↓
TRAb陽性
※四肢の脱力発作は甲状腺中毒期にのみ現れる.
多発性内分泌腫瘍症〈MEN〉は、
複数の臓器に腫瘍(機能性のことが多い)が多発する症候群。
遺伝形式は?
常染色体優性〈AD〉
MEN1 型〈Wermer 症候群〉では
( )などの下垂体腺腫や、
( )などの膵腫瘍、
副甲状腺機能亢進症などがみられる。
プロラクチノーマ
ガストリノーマ
MEN2A 型〈Sipple 症候群〉の3つの特徴は?
1.副甲状腺機能亢進症
2.甲状腺髄様癌
3.褐色細胞腫
→PTA
MEN2B型の3つの特徴は?
1.粘膜神経腫
2.甲状腺髄様癌
3.褐色細胞腫
→NAT
コルチゾールの作用には( )遊走抑制があり、
易感染性となる。
好中球
※白血球の最大派閥である好中球遊走が抑制されることにより、好中球産生亢進となるため結果好中球↑となるがその他の白血球(好酸球、リンパ球)への分化が抑制される。相対的に白血球は増加する。
Cushing症候群のそれぞれの原因について。
Cushing病:
異所性ACTH分泌異常:
副腎腺腫・副腎癌:副腎皮質原発腫瘍
Cushing病:下垂体腺腫
異所性ACTH分泌異常:肺小細胞癌・膵腺癌
※ACTH分泌↑なこの2つは皮膚が黒くなる。
また、シンチの集積も両側
CRH負荷試験の反応は?
Cushing病:
異所性ACTH分泌異常:
副腎腺腫・副腎癌:
Cushing病:過剰反応
異所性ACTH分泌異常:無反応
副腎腺腫・副腎癌:無反応
男性化の有無は? Cushing病: 異所性ACTH分泌異常: 副腎腺腫: 副腎癌:
Cushing病:+
異所性ACTH分泌異常:+
副腎腺腫:ー(腺腫で限局的)
副腎癌:+
Cushing症候群の検査では
131I-( )シンチグラムを用いる。
アドステロール
(コレステロール)
Aldの作用は?
血中Na:
血中K:
血中Na:↑
血中K:↓
※原発性Ald症は女性に多い。
原発性Ald症は
副腎皮質腺腫や過形成が原因。
血中レニン:
血中Ald:
血中レニン:↓(f/b)
血中Ald:↑
※二次性高血圧の中でも頻度が高い。頭痛・脱力・代謝性アルカローシスを呈する。
続発性Ald症は
腎血管性高血圧症、心不全、ネフローゼ症候群、肝硬変など腎血流量低下する疾患が原因。
血中レニン:
血中Ald:
血中レニン:↑
血中Ald:↑
偽性Ald症は
( )などの漢方やDOC増加、Liddle症候群が原因。
血中レニン:
血中Ald:
グリチルリチン(甘草):Ald作用
血中レニン:↓
血中Ald:↓
※DOCはAld産生の中間物
Ald症の第一選択薬は?
スピロノラクトン
※妊婦禁忌
Ald症のスクリーニング検査でまず行うのは?
レニン・アルドステロン値測定
※立位フロセミド試験:無反応(Ald↑により元々レニンは抑制されているため)
※カプトプリル負荷試験:無反応(カプトプリル=ACE-I)
多発性内分泌腫瘍症〈MEN〉Ⅰ型は
副甲状腺病変は過形成を示し、
膵内分泌腫瘍は( )が最も多い.
ガストリノーマ
( )による糖尿病では
乳酸アシドーシスを合併しやすい
ミトコンドリア遺伝子異常
※ミトコンドリア遺伝子の変異(3243番目のA→G点変異など)
→難聴
日本人に限ると糖尿病と関連し、
リスク増加があるとされている癌は?3つ
大腸癌
肝癌
膵癌