呼吸器 Flashcards
右肺はS1〜S10の全10区域よりなる。
上葉:S1〜S( )
中葉:S( )〜S( )
下葉:S( )〜S10
上葉:S1〜S3
中葉:S4〜S5
下葉:S6〜S10
左肺は全( )区域よりなる。 S1, S2 が合体し S1+2( )となり、 かつS( )が存在しない。 右肺でいう中葉は( )と名前を変え、 上葉の一部となる。
7 肺尖後区 S7 舌区 →左肺は2葉で形成される。
横隔神経は肺門( )方を、
迷走神経は肺門( )方を走行する。
前
後
※迷走神経は食道にも分布し、その食道は気管の後ろににある。
迷走神経の枝である反回神経は
右が( )を
左が( )を前方から後方へ反回し、
咽喉頭・気管、食道、心臓の一部を支配する。
右:右鎖骨下動脈
左:大動脈弓
肋間動静脈と肋間神経は肋骨( )縁内側を走行する。
下
※肋骨は腹側で肋軟骨に移行する。
肺の膨らみやすさ、伸びやすさを( )と呼ぶ。
静肺コンプライアンス
→この値は肺弾性力の逆数となる。
気道内に入るも、
ガス交換にあずからない空気の部分を( ) と呼ぶ。
死腔
→150mL程度のが基準値、
男性や高齢者、立位で増加する。(肺が大きくなる時)
気管は第( )胸椎レベルで左右の主気管支に分岐する。
( )主気管支の方が太く、角度が急。
4
右
※気管支には杯細胞があり粘液を産生する。
主気管支 →気管支 →細気管支 →( )細気管支 →( )細気管支となる。
終末
呼吸
気管軟骨は気管支まで存在する。
軟骨組織は腹側にのみ存在し、
背側には( )部がある。
膜様
右室からやってきた肺動脈が酸素を受け取り、
肺静脈となり、左房へ還流する。
肺胞どうしには( )による交通がある。
肺胞孔〈Kohn孔〉
肺胞上皮細胞には I 型と II 型があり、
I 型が肺胞を広く多い覆い(成人の全肺胞面積は約 80m2)、実際の( )を担う。
ガス交換
※II型は肺サーファクタントの産生を担う。
→妊娠20週頃から産生され始めて、
羊水中に出現するのは28~32週頃。
一次小葉〈肺細葉〉:1つ1つの肺胞管につながる肺胞単位。
二次小葉:3〜5個程度の一 次小葉を集めた細気管支につながるまとまり。
二次小葉は( )で仕切られ、
( )と( )はこれに沿って走行する。
小葉間隔壁
肺静脈
リンパ管
※肺動脈は気管支に沿って走行する。(O2 poorでair欲しいから)
気管支平滑筋はアドレナリンなどによるβ刺激で( )する。
弛緩
「息を吸おう」と思った際、
( )、前斜角筋、肋骨挙筋、胸鎖乳突筋、外肋間筋といった呼吸筋が収縮し、胸腔が拡大する。
横隔膜
※最大の呼吸筋であり、中心部は腱膜からなる。
唯一、呼気に働く筋肉は?
内肋間筋
吸気により肺が伸展すると、
( )神経を経由して延髄へ刺激が伝わる。
迷走
→すると吸息抑制 ニューロンが刺激され、
やがて呼気へと転ずる。
大気中のO2 は( )%、CO2 は0.04%
呼気中のO2 は( )%、CO2 は4%。
大気中:21
呼気中:15
呼吸中枢は( )に、
末梢化学受容体は( )分岐部や大動脈にある。
延髄
総頚動脈
動脈血中の酸素分圧を( )、
二酸化炭素分圧を( )と呼ぶ。
PaO2←抹消受容体が感知して呼吸数調節
PaCO2←延髄が感知して呼吸数変動
※単位:Torr
肺胞気-動脈血酸素分圧較差を A-aDO2と呼ぶ。
計算式は?
A-aDO2=150-PaO2-(PaCO2/0.8)
※>20で開大
副雑音には
( )音:中枢気道の乱流→高調で大きい
( )音:末端の空気衝突→低調で小さい
とがある。
気管支
肺胞呼吸
気管支音のうち、
笛のようなヒューヒューする音をなんという?
代表的疾患は?
wheezes
気管支喘息
気管支音のうち、
いびきのようなグーグー音をなんという?
代表疾患は?
rhonchi
気管支炎
肺胞音のうち、
ブツブツした粗い音をなんという?
代表疾患は?
coarse crackles
肺水腫
肺胞音のうち、
パチパチした棯髪音をなんという?
代表疾患は?
fine crackles
間質性肺炎
1 秒間に吐き出せる量を1秒率〈FEV1〉、
その際の肺活量〈VC〉を努力肺活量〈FVC〉という。
1秒率の計算式は?
FEV1% = FEV1/FVC
一回換気量はおよそ何mL?
400mL
呼吸機能検査により
閉塞性疾患と拘束性疾患とを分類できる。
閉塞性疾患:FEV1%
閉塞性疾患:FEV1%<70%「吸えるけど吐けない」
拘束性疾患:FEV1%<80%「吸えないけど吐ける」
肋間動静脈は肋骨( )縁を走行する.
下
NIPPVは?
N: Nonivasive (非侵襲的な)
P: Positive/Pressure (陽圧)
V: Ventilation (換気)
CPAPは?
C: Continuous (吸気も呼気も)
P: Positive/Pressure (陽圧)
A: Airway
IMVは?
I: Intermittent/Invasive (侵襲的な)
M: Mandatory (強制)
V: Ventilation (換気)
PSVは?
P: Positive/Pressure
S: Synchronised/Support
V: Ventilation
IPPVは?
I: Invasive
P: Positive/Pressure
V: Ventilation
CPPVは?
C: Continuous
P: Positive/Pressure
V: Ventilation
在宅酸素療法〈HOT〉は、
日常生活から在宅で酸素吸入をする治療法で、
room airにて安静時PaO2
55
PaO2が( )Torrを下回った状態を呼吸不全と呼ぶ。
PaCO2が( )Torrを下回るI型と上回るII型に分けられる。
60
45
※COPDの平常時はPaCO2に変化なくI型、
急性増悪時にはPaCO2が上昇し、II型となる。
睡眠時無呼吸症候群の呼吸不全の分類は?
肺胞低換気
→そもそも呼吸x
脳血管障害の呼吸不全の分類は?
肺胞低換気
→延髄x→呼吸中枢x→呼吸そのものx
肺線維症の呼吸不全の分類は?
拡散障害
肺動静脈瘻の呼吸不全の分類は?
左右シャント
無気肺の呼吸不全の分類は?
換気血流比不均等
→空気がない、血はある。
先天性心疾患の呼吸不全の分類は?
右左シャント
※左右シャントではAaDO2開大しない。
肺血栓塞栓症の呼吸不全の分類は?
換気血流比不均等
限局性肺炎の呼吸不全の分類は?
換気血流比不均等
→肺胞x→不均等
CO2ナルコーシスは、
( )型呼吸不全患者にて、高炭酸ガス血症が原因となり意識障害や頭蓋内圧亢進といった症候が出現する病態。
II
CO2ナルコーシスの病初期には交感神経亢進により、
高血圧と頻脈を見ることが多い。
末期には副交感神経が優位になり、
徐脈や( )瞳を見る。
縮
高濃度酸素投与により( )がおこるため、
予防には低流量からの酸素投与を心がける。
呼吸抑制
→鼻カニューラからの流量1〜2L/分程度。
ストレスなどが原因となり、
頻呼吸とそれに伴う呼吸困難を呈する病態とは?
過換気症候群
※若年女性に好発。気質的異常はない。
過換気症候群ではPaO2は正常〜上昇、
PaCO2は低下する。
ゆえに( )性( )ーシスを呈する。
呼吸性アルカローシス
→テタニーが出現する。
睡眠時に10秒以上続く気流停止が出現し、
それが反復する病態とは?
睡眠時無呼吸症候群〈SAS〉
睡眠時無呼吸症候群〈SAS〉の原因は
閉塞型では( )やアデノイド、
中枢型では慢性心不全や呼吸中枢障害がある。
肥満
睡眠時無呼吸症候群〈SAS〉の検査には何を行う?
終夜睡眠ポリソムノグラフィ
→原料、禁酒などを指導する。
チアノーゼは皮膚毛細血管内に
還元ヘモグロビン量が( )g/dL以上存在する場合に出現する.
5
アスピリン喘息の治療
長期管理:通常の喘息と同様,( )薬が中心.
発作時:通常の喘息発作と同様,まずは( )薬の吸入
吸入ステロイド
β2刺激
発症年齢は?
COPD:
喘息:
COPD:中高年
喘息:全年齢
持続性は?
COPD:
喘息:
COPD:進行性
喘息:日内変動
細胞は?
COPD:( )球++、MΦ++、CD( )+T細胞
喘息:( )球++、MΦ++、CD( )+T細胞
COPD:好中球++、MΦ++、CD8+T細胞(Tc1)
喘息:好酸球++、MΦ++、CD4+T細胞(Th2)
治療薬は?
COPD:
喘息:
COPD:抗コリン薬、ステロイドあまり効果ない
喘息:β2刺激薬、ステロイド有効
COPDでは,
肺胞の破壊による肺胞ガス交換面積と
肺毛細血管の減少のために,DLCOが( )する.
低下
※肺拡散能〈DLCO2〉
血液ガス分析の基準値 PaO2:( )Torr PaCO2:( )Torr pH:( ) HCO3−:( )mEq/L BE:( )Eq/L
PaO2:80〜100Torr PaCO2:40±5Torr pH:7.40±0.05 HCO3−:24±2mEq/L BE:0±2mEq/L
びまん性汎細気管支炎〈DPB〉に対する第一選択薬は?
エリスロマイシン
※DPB:diffuse panbronchiolitis
DPB患者では( )を高率に保有し,診断に役立つ.
また,寒冷凝集素価の持続高値を認める例も多い.
HLA-B54
※DPB:びまん性汎細気管支炎
びまん性汎細気管支炎〈DPB〉に持続感染する菌3つ。
- インフルエンザ桿菌
- 肺炎球菌
- 緑膿菌が重要である.
Kartagener症候群の3主徴とは?
①内臓逆位
②気管支拡張症
③副鼻腔炎に伴う反復性上気道炎
原因は?
珪肺:
石綿肺:
ベリリウム肺:
珪肺:ケイ酸
石綿肺:アスベスト
ベリリウム肺:ベリリウム
( )性障害は肺の硬化か,
胸膜肥厚や胸郭の硬化によるコンプライアンス低下で生じる。
拘束
→間質性肺炎,肺線維症,放射線肺炎,石綿肺,肺結核後遺症,肺うっ血,肺水腫,心不全,無気肺etc..
気管支喘息は、
( )型アレルギー機序により、
気道分泌亢進・気管支の浮腫・筋攣縮が起こり、
気道過敏性が亢進し、閉塞性呼吸障害を呈する病態。
I
→気道狭窄は可逆性だが、気管支のリモデリング(平滑筋肥厚や基底膜線維化)により症状は徐々に強くなる。
気管支喘息の症状は( )〜( )にみられやすく、
( )気時に強い呼吸困難や咳嗽、喘鳴が出現する。
夜間〜早朝
呼
→wheeze+
気管支喘息の血液検査では、
( )球とIg( )増加がみられる。
好酸球
IgE
気管支喘息の治療薬@急性増悪(発作)時
第一選択薬:
短時間作用性β2刺激薬の吸引 ※その他、 抗コリン薬(吸入) 副腎皮質ステロイド(全身投与、(経口or点滴) アミノフィリン(点滴静注) アドレナリン(皮下注) 気管挿管・人工呼吸(@重篤例)
気管支喘息の治療薬@長期管理時
第一選択薬:
副腎皮質ステロイドの吸入 ※その他、 ロイコトリエン受容体拮抗薬(経口) テオフィリン徐放製剤(経口) 副腎皮質ステロイド薬(経口) 長時間作用性 β2 刺激薬(吸入) 長時間作用性抗コリン薬(吸入)
アスピリン喘息は、
( )使用により喘息症状が惹起される。
気管支喘息患者にみられやすい。
非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉
→成人女性に多く、鼻ポリープや慢性副鼻腔炎の合併がみられる。
好酸球肺浸潤症候群 は、
肺への好酸球浸潤により炎症が起こる病態の総称。
原因として、( )感染などもある。
寄生虫←好酸球は寄生虫防御している。
好酸球性肺炎には、急性のものと慢性のものがある。
間質への好酸球浸潤により( )性呼吸障害と拡散障害とを呈する。
拘束
→副腎皮質ステロイド有効
Goodpasture 症候群は、
( )型アレルギーの機序によるもので、
( )抗体が出現し、肺胞障害と腎障害を呈する。
II
抗基底膜抗体
※喀痰鉄染色で担鉄細胞陽性になる。
半月体を呈する疾患3つ。
- GPS:グッドパスチャー症候群
- GPA:多発性血管炎性肉芽腫症
- MPA:顕微鏡的多発血管炎
GPSでは、
腎生検では急速進行性糸球体腎炎〈RPGN〉の形態をとり、糸球体基底膜に沿ったIg( )の沈着がみられる。
G
→治療は血漿交換や副腎皮質ステロイド、免疫抑制剤投与。
過敏性肺炎は、
( )型と( )型アレルギーの機序による。
肺間質部分の肉芽形成や線維化がみられる病態。
III
IV(Tリンパ球関係)
過敏性肺炎の血液検査では( )抗体がみられる。
ツベルクリン反応は( )化する。
沈降
陰転
過敏性肺炎の呼吸機能検査では、
( )性障害と拡散能の低下がみられる。
気管支肺胞洗浄液中でTリンパ球が増加し、
CD4/CD8比が( )する。
拘束
低下
※夏型過敏性肺炎で8月らへんで、CD8↑と覚える。
→治療は抗原からの隔離、副腎皮質ステロイド。
夏型過敏性肺炎の原因2つ。
- Trichosporon asahii
- Trichosporon mucoides
※5~10月頃に発症することが多く,高温多湿な西日本に多い.
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA) 1.好発:アトピー素因をもつ人 2.微熱,咳嗽,発作性呼吸困難(喘息). 3.粘性で( )色の痰を喀出. 4.血液検査で,( )球↑↑,Ig( )↑↑.
黄〜茶褐 好酸 IgE、IgG →閉塞性換気障害 →治療:経口副腎皮質ステロイド薬
サルコイドーシスは
( )球と( )の活性化による炎症性肉芽腫性疾患である.
Tリンパ球 マクロファージ ※生化学的所見 ①血清ACE↑ ②血清リゾチーム↑ ③血清γ-グロブリン↑
HLA-27:
HLA-B54:
HLA-57:
HLA-27:強直性脊椎炎、反応性関節炎
HLA-B54:びまん性汎細気管支炎〈DPB〉
HLA-57:ベーチェット
びまん性汎細気管支炎〈DPB〉は、 免疫学的機序により肺全体におよぶ細気管支と その周囲の炎症をきたし、 それによる( )性呼吸障害が出現する病態。 ( )炎や鼻ポリープ〈鼻茸〉を合併する。
閉塞
慢性副鼻腔炎
→持続性の咳嗽や膿性痰がみられる。
びまん性汎細気管支炎〈DPB〉の血中では
Ig( )とIg( )が上昇。
IgAとIgG
→寒冷凝集素や HLA-B54 の陽性率が高い。
DPBの呼吸機能検査 1秒率: 肺活量: 残機量: 拡散能:
1秒率:低下 肺活量:やや低下 残機量:増加 拡散能:正常 ※胸部画像にて両側性びまん性粟粒影と中枢側気道の拡張がみられる。
Kartagener 症候群は、
常染色体劣性遺伝〈AR〉の形式をとる。
3徴は?
- 気管支拡張症
- 慢性副鼻腔炎
- 内臓逆位
慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉 では、 ( )呼吸 胸鎖乳突筋の肥厚 下部胸郭の奇異性運動→( )徴候 右心不全 体重減少
口すぼめ呼吸
Hoover徴候
COPD 急性増悪は、
感染することで急激に呼吸状態が悪化する病態。
関連する菌を4つ
1.肺炎球菌
2.インフルエンザ桿菌
3.モラクセラ
4.緑膿菌(特に重症例にて)
→予防に長時間作用性β2刺激薬吸入
若い女性で繰り返す気胸の鑑別2つ。
- 肺リンパ脈管筋腫症〈LAM〉
2. 子宮内膜症による月経随伴気胸
肺リンパ脈管筋腫症〈LAM〉は、
( )遺伝子の異常が原因。
肺(細気管支〜肺胞)、リンパ管、
血管において( )細胞が増殖する病態。
TSC〈結節性硬化症〉
LAM
※妊娠可能年齢の女性に好発する。
LAMの呼吸機能検査では
( )性障害と( )障害とを呈する。
閉塞
拡散
LAMの肺生検では、
( )様のLAM細胞が出現する。
平滑筋
※合併症として、再発性気胸・血胸・乳び胸、血管筋脂肪腫があげられる。
肺胞蛋白症は、
抗( )抗体の出現により、
肺マクロファージの機能が障害される病態。
GM-CSF
(コロニー刺激因子)
※肺胞内にゴミが溜まって間質性肺炎likeになる。
肺胞蛋白症の聴診では( )を聴取する。
fine crackles
→血液検査では、KL-6、SP-A、SP-Dが高値となる。
肺胞蛋白症の検査所見。
胸部CT:
気管支肺胞洗浄〈BAL〉液:( )し、PAS陽性の微細顆粒状物質
胸部CT:メロンの皮
BAL液:白濁
→治療は全身麻酔下にて全肺洗浄
肺間質部分が障害される病態のうち、
原因が特定できないものの総称とは?
特発性間質性肺炎〈IIPs〉
特発性肺線維症〈IPF〉では、 呼吸困難 感性咳嗽 ばち指 聴診では( )肺野を中心とした( )cracklesや ( )音を聴取する。
下肺野
fine crackles
捻髪音
特発性肺線維症〈IPF〉で上昇するマーカーを3つ。
1.KL-6
2.SP-A
3.SP-D
→CTで蜂巣肺、治療は副腎皮質ステロイド
続発性間質性肺炎は、
何かしらの病態に起因する間質性肺炎。
胸部画像にて両側性、びまん性の( )影が出現する。
すりガラス
→副腎皮質ステロイド
職業歴が、
断熱作業(ボイラー整備など)、
解体作業 (建築や造船)、
ブレーキ修理などの患者のじん肺とは?
石綿肺
石綿肺について。 抗原: 好発部位:( )肺野 胸部画像:胸膜( )形成と石灰化 病理:( ) 合併症:( )、( )
抗原:アスベスト 好発部位:下肺野(重いから!) 胸部画像:胸膜プラーク形成と石灰化 病理:アスベスト小体 合併症:肺癌、胸膜中皮腫
職業歴が、
鋳物業、窯業、鉱山業、トンネル工事業の患者のじん肺は?
珪肺
珪肺について。 抗原: 好発部位:( )肺野〜中肺野 胸部画像:肺門リンパ節の卵殻状石灰化 病理:( ) 合併症:( )
抗原:結晶シリカ(ケイ酸) 好発部位:上肺野〜中肺野 胸部画像:肺門リンパ節の卵殻状石灰化 病理:珪肺結節(玉ねぎスライス状) 合併症:結核 ※ケい肺はケっかくで覚える。
全身諸臓器に非乾酪壊死の類上皮細胞肉芽腫が
形成される全身性の肉芽腫性疾患とは?
サルコイドーシス
※しばしば両側性の顔面神経麻痺がみられる。
神経内分泌系の腫瘍マーカーで,
肺小細胞癌で上昇するのは?
NSE
→他に,神経芽腫や褐色細胞腫などの神経内分泌腫瘍でも上昇する.
上大静脈症候群とは、
上大静脈の腫瘍による圧迫により
( ・ ・ )の浮腫,頸静脈の怒張を生じる.
顔面・頸部・上肢
→90%は肺癌による(小細胞癌・扁平上皮癌).
※上肢からの点滴は禁忌
肺血栓塞栓症〈PE〉 は、
肺動脈に血栓が詰まる病態。
症候としては呼吸困難、( )、頻呼吸、動悸がみられる。
胸痛
※重症例では急激な血流途絶により低酸素血症と心不全とを呈し、死に至ることもある。
肺動静脈瘻〈PAVF〉は、
肺動脈と肺静脈が毛細血管を介さずに短絡する病態。
症候としては( )、呼吸困難、チアノーゼ、ばち指がみられる。
喀血
※遺伝性出血性末梢血管拡張症〈Osler 病〉 など先天的要因によることが多い。
肺動静脈瘻は多血症や
脳( )、
脳( )、
脳( )を合併する。
脳塞栓
脳膿瘍
脳出血
常染色体優性遺伝〈AD〉で、
血管の奇形が複数臓器にみられる病態。奇形血管は破綻しやすく、出血を呈する疾患は?
遺伝性出血性末梢血管拡張症〈Osler 病〉
→粘膜血管破綻による鼻出血などを反復する。
肺高血圧症〈PHT〉は種々の原因により肺動脈圧が上昇する病態で、
聴診において( )音が亢進する。
IIp
→P弁が閉じる音
※相対的肺動脈弁閉鎖不全症〈PR〉(進行す ると三尖弁閉鎖不全症〈TR〉)による雑音が聴取される。
特発性肺動脈性肺高血圧症〈IPAH〉は、
原因不明の肺高血圧症。
( )性に好発する。
女
→治療、プラスタサイクリン、エンドセリン受容体拮抗薬、PDE-5阻害薬などを用いた肺血管拡張療法。
肺水腫は、
肺血管より漏出した液体が肺胞内や間質に貯留した病態だが、原因として心原性と非心原性があるがそれぞれ代表的なのは?
心原性:左心不全(→手前の肺動脈への負荷↑)
非心原性:急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉
肺水腫の特徴的な所見。
喀痰:
聴診:
喀痰:ピンク色泡沫状喀痰
聴診:corse crackles
急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉 は、
体内に特定のストレスがかかった状況下でサイトカインが過剰分泌され、肺血管の透過性が( )し、 非心原性肺水腫をきたす病態。
亢進
肺分画症は、
肺の一部が健常肺と気管交通をもたず、
( )により直接栄養される病態。
下行大動脈
※治療は肺切除。
閉塞性ショックの代表疾患3つ。
- 気胸
- 肺血栓塞栓症〈PE〉
- 心タンポナーデ
気胸の聴診では、
( )側胸部呼吸音が減弱する。
打診では( )音となる。
患
鼓
→第一選択は胸腔ドレナージ
手術適応となる気胸について。 ( )性気胸 両側性気胸 血気胸 ( )持続例
再発性気胸
気漏持続例
胸水の外観について。
漏出性胸水:淡黄色透明
滲出性胸水:混濁・( )性
血
※滲出性胸水は悪性腫瘍、感染症(結核等)、膠原病などが原因。
膿胸は細菌感染を背景とし、
胸腔内に膿が貯留した病態。
原因菌は( )菌、肺炎球菌、連鎖球菌が多い。
黄色ブドウ球菌
※慢性膿胸の原因として結核性もあげられる。
→僑空戦しにて膿汁が証明される。
乳び胸は、
( )やその他のリンパ管の損傷・閉塞により、
リンパ液が胸腔内に貯留した病態。
胸管
→下半身と左上半身のリンパを集めるリンパ管のこと。
胸膜炎では胸痛がみられ、
( )時に痛みが増悪する。
( )性咳嗽もみられる。
聴診にて( )音が聴取される。
深呼吸
乾
胸膜摩擦音
縦隔炎・縦隔気腫は、 頸部の炎症波及や気管損傷、食道穿孔などにより、 縦隔に炎症をきたした病態。 胸部画像にて気管周囲の air leak を指摘でき、 ( )感がみられる。
握雪
無気肺は( )型肺癌や、
全身麻酔下胸部手術後の( )貯留、異物による気管閉塞、気胸による肺虚脱、肺摘除などが原因となる。
中枢
喀痰(→自力で痰を出しにくくなる。)
無気肺の胸部画像では
区域性の透過性低下がみられ、縦隔が( )側へ偏位する。
患
悪性胸膜中皮腫は石綿(アスベスト)曝露が原因。
胸水検査(胸腔穿刺による)では( )酸が高値となり、
細胞診で悪性を示唆する所見をみる。
ヒアルロン
悪性胸膜中皮腫では
( )染色にて染色陽性となる。
カルレチニン免疫組織
原発性肺癌は、
日本人、( )性、
非喫煙者では( )遺伝子変異が非小細胞癌(特に腺癌)と強く関連する。
女
上皮成長因子受容体〈EGFR〉
※ALK〈未分化リンパ腫キナーゼ〉融合遺伝子も非小細胞癌(特に腺癌)で陽性となることがある。
原発性肺癌それぞれの好発部位は?
扁平上皮癌:
小細胞癌:
腺癌:
扁平上皮癌:中枢→Papanicolaou染色で黄色
小細胞癌:中枢
腺癌:抹消→ブドウ房状の集塊
※中枢型肺癌は喫煙
原発性肺癌それぞれのマーカーは?
扁平上皮癌:
小細胞癌:
腺癌:
扁平上皮癌:SCC,CYFRA
小細胞癌:NSE,Pro-GRP(小さいProのナース)
腺癌:ー
原発性肺癌それぞれの産生ホルモンは?
扁平上皮癌:
小細胞癌:
腺癌:
扁平上皮癌:PTHrP(→偽副甲状腺↑)
小細胞癌:ACTH(→Cushing sx),ADH(→SIADH)
腺癌:ー
スリガラス状陰影〈GGO〉は( )癌を示唆する。
腺→最多
中枢型肺癌には( )検査が、
末梢型肺癌には( )検査やCT ガイド下生検が有効。
中枢:気管支鏡
抹消:胸腔鏡
非小細胞癌において
切除可能な病気は?
I〜II→肺葉以上の外科切除(肺門縦隔リンパ節郭清含む)
IIIA→外科切除+集学的治療(化学療法や放射線療法)
小細胞癌の場合は、 限局型〈LD;Limited Disease〉か進展型〈ED;Extensive Disease〉かに分類される。 LDのIの治療: LDのI〜IIIの治療: EXの治療:化学療法
LDのIの治療:外科切除可能な例では外科切除+化学療法
LDのI〜IIIの治療:化学療法+放射線療法
肺癌の標準的根治手術は( )位、
分離肺換気(左右の肺を別々に換気すること)下で行う。
側臥
Pancoast 症候群は
( )部の病変(肺癌では扁平上皮癌が多い)。
肺尖
Pancost症候群のの症候について。 障害部位 →みられる症候 頸部交感神経節→ 腕神経叢 → 鎖骨下静脈 →
障害部位 →みられる症候
頸部交感神経節→Horner 症候群
腕神経叢 →上肢の運動・感覚障害
鎖骨下静脈 →上肢の浮腫
上大静脈症候群は、
上大静脈が圧迫され、狭窄・閉塞する病態。
原因としては肺( )癌の( )リンパ節転移が多い。
小細胞
縦隔
上大静脈症候群の症候について。
上大静脈の圧迫→顔面〜頸部〜上肢の浮腫
→( )の怒張
→( )性の側副血行「奇静脈」!
頸静脈
下行
Horner 症候群は交感神経障害により、
( )側顔面の発汗低下
( )瞳
眼瞼下垂がみられる病態。
患
縮
肺膿瘍〈肺化膿症〉は、
肺内に膿が貯留した病態。
原因として、嫌気性菌、( )菌、クレブシエラ、大腸菌などが挙げられる。
( )肺に好発する。
黄色ブドウ球菌
右肺
※右主気管支が太く短く急
縦隔の各部位とそれに応じた好発腫瘍 上縦隔: 前縦隔: 中縦隔: 後縦隔:
上縦隔:甲状腺腫 前縦隔:胸腺腫、奇形腫 中縦隔:気管支嚢胞、心膜嚢胞 後縦隔:神経原性腫瘍 ※悪性リンパ腫は後縦隔意外に後半にありうる。
前縦隔では胸膜腫が好発し、
合併症として重症筋無力症〈MG〉で抗( )抗体高値を呈する。
アセチルコリン受容体
※その他、赤芽球瘻合併や奇形腫(hCGやAFP高値・石灰化+)などがみられる。
乳腺炎は乳汁が乳腺内にうっ滞することで炎症が出現する病態。
原因菌は?
黄色ブドウ球菌
→分娩後授乳期に多い。
乳腺症は( )作用過剰により、
( )側乳房が腫脹する病態。
エストロゲン
両側
※30代〜閉経前に多く、
漿液性〜乳汁様の分泌をみる(ときに血性のこともあり)。
乳腺線維腺腫は若年女性に好発する、
上皮・間質由来の( )性腫瘍。
良
→多くは単発性
→超音波検査では低エコー域を呈する。
乳腺葉状腫瘍は中高年女性に好発する、
上皮・間質由来の( )性腫瘍。
境界悪
Mondor 病は中年女性に好発する乳房、
前胸部の浅在性( )炎。
血栓性静脈
※有痛性の索状物を触れる。
→数周の経過で自然寛解。
乳腺乳管内乳頭腫は中高年女性に好発する、
乳管内の( )性腫瘍。
良
→乳頭からの血性分泌がみられる。
→エコーで乳管の拡張+
乳房 Paget 病は早期乳癌に含まれる。
腋窩や外陰、会陰など( )腺の分布する部位にも発生する。
アポクリン
高エストロゲン状態は乳癌のリスクである。
閉経後も副腎皮質の網状層により産生されるアンドロゲンは( )によってエストロゲンになる。
アロマターゼ
→閉経後のホルモン治療にアロマターゼ阻害薬が有効。
乳癌の症候として、
「しこり」の触知、乳頭( )、乳頭血性分泌、
皮膚( )、( )様皮膚、( )徴候などがある。
乳頭陥没
皮膚陥凹
橙皮様皮膚(とうひ、オレンジlike)
えくぼ徴候(dimpling sign)
乳癌の腫瘍マーカー2つ
CEA
CA15-3
乳癌のホルモン療法について
抗エストロゲン薬:( )
LH-RHアゴニスト←閉経前に有効
アロマターゼ阻害薬←閉経後に有効
タモキシフェン
乳癌の分子標的薬について
HER2抑制:( )
HER2とEGFR抑制:ラパチニブ
トラスツマブ
胸腺腫の合併症2つ
- 重症筋無力症
2. 赤芽球癆
胸水の生化学検査について。 癌性胸膜炎:CEA↑ 結核性胸膜炎:( )↑ 肺癌:LD↑ 悪性胸膜週脾腫:( )↑
結核性胸膜炎:ADA↑
悪性胸膜週脾腫:ヒアルロン酸↑