ことわざ2-2 Flashcards
一度の失敗に懲りて、その後似たことを手がけるときには怖気付いて、無益な用心をすること
羹に懲りて膾を吹く
多くの中から指名して選び出されること
白羽の矢が立つ
過ぎ去ってどうにもならないことに愚痴をこぼすこと
死児の齢を数える
強い言葉を用いることをしないで、ジワジワと遠回しに咎めたりすること
真綿で首を絞める
よく喋りもし、することもまた巧みであること
口も八丁手も八丁
あることに精通した人にそのことを説くことの愚かさとその不必要さのたとえ
釈迦に説法
色々のことを一応は巧くこなすため、かえって大成しないこと
器用貧乏
人生経験を十分積んでいて、世間の微妙な事情や人情の機微に通じ、分別があること
酸いも甘いもを噛み分けた
普段怠けている者に限って、他人が休んでいるときに働くものであるということ
怠け者の節句働き
何かをしようとしている時に、必要なものや好都合な状態が与えられること
渡りに船
会った者には遅かれ早かれ、いつか別れる時が訪れるということ
会うは別れの始め
病気の予防や病人の治療に当たる医者が、自分の健康には無頓着であるという意味
医者の不養生
せっかくの苦労や努力が無駄になること
元の木阿弥
大勢の人間が散り散りに逃げまどう様子
蜘蛛の子を散らす
本性を隠して大人しそうに振る舞うこと
猫をかぶる
性質・性格が正反対で調和しないこと
水と油
悪い行いや悪い評判、悪い噂はたちまち世間に知れ渡ること
悪事千里を走る
美しいもの、素晴らしいもの、欲しかったものなどを二つ同時に手に入れること
両手に花
ものごとに張り合いがないことのたとえ
暖簾に腕押し
値段の安い物は、安いだけに品質・機能が劣り、買っても結局損をするということ
安物買いの銭失い
この世のどんな些細なことも、前世からの深い宿縁により起こるということ
袖振り合うも多生の縁
苦労せずに思いがけない幸運に恵まれること
棚から牡丹餅
中途半端で、何かに使おうとしても役に立たない物のこと
帯に短し襷に長し
今の今まで元気であった者が急に闘志を失ってくずおれてしまうこと
青菜に塩
根掘り葉掘り詮索すること
重箱の隅を楊枝でほじくる
美しいものや貴重なものをその価値のわからない人に与えるなということ
豚に真珠
相手の暴言に張り合って暴言を持って報いるということ
売り言葉に買い言葉
この世の中には情け知らずの冷たい人ばかりではなく、人情に厚い親切な人もいるということ
渡る世間に鬼はない
神は、自分の力で進もうとする人に力を貸してくれるという意味
天は自らを助くる者を助く
切羽詰まって最後の手段に訴え、危険な状態から逃れること
イタチの最後っ屁
図体ばかり大きいが、愚鈍でものの役に立たない人のこと
独活の大木
人に危害を加えようとすれば、いずれは自分も危害を受けるようになるということ
人を呪わば穴二つ
非常に親密な友情や交際をたとえた言葉
水魚の交わり
イワシの頭のように取るに足らないものでも、それを信じる気持ちがあれば尊いものに見える。信仰心の不思議さをたとえた語。
イワシの頭も信心から
一度悪事を働いたからには、後には引けぬので徹底的に悪事を重ねてやるということ
毒を食らわば皿まで
すでに済んでしまったことは、どんなに後悔してもどうにもならないこと
後悔先に立たず
とにかく気に障るものや、邪魔なもののたとえ
目の上のたんこぶ
ある人が嫌いになると、関係のあるものすべてが嫌いになること
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
間違ったことが世の中にまかり通るようになれば、正しいことが行われなくなってしまうということ
無理が通れば道理が引っ込む
人や物の名前は、その人や物の本性を良く表しているということ
名は体を表す
敵味方が、同じ場所に居合わせながらも共通の困難や利害に対して協力し合うこと
呉越同舟
自分の狭い知識や見解に囚われ、他の広い世界を知らないでいる者のこと
井の中の蛙大海を知らず
土地が違えば、そこの風俗・習慣・言語も違うということ
所変われば品変わる
困っている時、さらに困ったことが起きること
弱り目に祟り目
一見無関係のようにみえて、実は同類・仲間であることのたとえ
同じ穴の狢
おかしくてたまらない、馬鹿馬鹿しいほど滑稽である、笑止千万であるなどの意にいう
へそで(が)茶を沸かす
偉業を成し遂げたと言わんばかりに得意になること
鬼の首を取ったよう
情けを人にかければ、その人のためになるだけでなく、巡り巡って自分のためにもなるということ
情けは人の為ならず
他人を害しようとして、かえって自分の身を損なうこと
天に唾する
臆病な人に限って、陰で他人の悪口をこそこそ言うことのたとえ
犬の遠吠え