11. 分子生物学入門 Flashcards
DNAがRNA polymerase Iに
転写された時の産物は?
主にrRNA
とtRNA
( )と( )がアカパンカビにX線照射で突然変異を誘発して、
栄養要求性の表現型を調べた。
Beadle
Tatum
DNAがRNA polymerase IIに
転写された時の産物は?
mRNA
mRNAだけが、
たんぱく質の情報をコードしている。
DNAがRNA polymerase IIIに
転写された時の産物は?
主にtRNA
とrRNA
染色体突然変異について。
5種類の名称
欠失 重複 相互転座 逆位 切断
自然突然変異は
遺伝子あたり( )の頻度で起こる。
10^-6〜10^-7
放射線・紫外線・化学物質などによる
突然変異を何という?
人為突然変異
*放射線は2本鎖とも切断してしまうため
復元が不可能になる。
遺伝子頻度を計算する法則の名称は?
ハーディ・ワインベルグの法則
(Hardy-Weinberg)
A : a = p : q
ハーディ・ワインベルグの法則を用いて AA・・・49% Aa aa の3種類の遺伝子型の場合 Aaとaaの遺伝子頻度はを求めろ。
A:a = p:q p+q = 1
親の世代 A:a = p:q 子の世代 AA:Aa:aa = (p^2):(2pq):(q^2) p^2 = 0.49 p = 0.7 q = 0.3 Aa... 2pq=42% aa...q^2=9%
アカパンカビを用いた実験を行った人は?
何を提唱した?
Beadle & Tatum
“one gene-one enzyme theory”
一遺伝子一酵素説
1つの遺伝子が、
1種類の酵素(ポリペプチド鎖)の合成するを支配するという考え方。
ビードルとテータムが行った実験は
どのようなものだったか?
アカパンカビは野生株で
20種類のアミノ酸を合成するため
最小培地で生育出来る。
アカパンカビにX線を照射し、
突然変異株を得た。
前駆者→オルニチン→シトルリン→アルギニン
突然変異株では酵素の合成が行われないため、
→が正常に行われなかった。
肺炎双球菌で実験を行ったのは?
何を発見した?
Griffith (1929)
Transformation
(形質転換)
肺炎双球菌は、 外膜につつまれた菌( )と 外膜を持たない菌( )とがあり、 ( )は病原性があるが、 ( )は病原性がない。
外膜(+):S型菌
外膜(ー):R型菌
病原性(+):S型菌
病原性(ー):R型菌
グリフィスの実験とは?
R型菌に加熱殺菌したS型菌を加えて
ネズミに注射したところ、
ネズミは発病した。
発病したネズミの体内からS型菌が検出された。
これはR型菌がS型菌に形質転換した結果と考えた。
グリフィスの実験結果に基づいて、
形質転換させた物質がDNAであることを確かめたのは誰?
Avery
アベリー
アベリーが遺伝子がDNAだと確認するために
行った実験とは?
加熱殺菌したS型菌からDNA、タンパク質、多糖類などの成分を含む抽出液に、 それぞれの分解酵素を加えたところ、 DNaseを加えた時だけ、 R型菌からS型菌への形質転換がおこならかった。 つまり、DNAが形質転換させた物質である。
誰がいつDNAの2重螺旋構造を発見した?
double helix
Watson&Crick
1953
バクテリオファージの増殖を用いて
実験を行ったのは誰?
Hershey
Chase
ハーシーとチェイスは バクテリオファージ( )が大腸菌内で 増殖することを利用した。 DNAにはあるがタンパク質にはない成分( )を( )と標識し、 タンパク質にはあるがDNAにはない成分( )を( )と標識した。
バクテリオファージ(T2ファージ)が大腸菌内で
増殖することを利用した。
DNAにはあるがタンパク質にはない成分(S)を(35S)と標識し、
タンパク質にはあるがDNAにはない成分(P)を(32P)と標識した。
ハーシーとチェイスの実験で、
どのようにして標識(ラベリング)を行った?
32Pと35Sを含む培地で培養した大腸菌に
T2ファージを感染させ、
T2ファージのタンパク質を35S、
DNAを32Pで標識するようにした。
ハーシーとチェイスの実験で、 ラベリングが既にされているT2ファージを用いて、 32Pと35Sを含まない培地で培養した大腸菌に感染させ、 かくはん後遠心分離を行うと、 沈殿した大腸菌の菌体から( )、 上清から( )が検出された。 さらに菌体からは( )が現れた。
ハーシーとチェイスの実験で、 ラベリングが既にされているT2ファージを用いて、 32Pと35Sを含まない培地で培養した大腸菌に感染させ、 かくはん後遠心分離を行うと、 沈殿した大腸菌の菌体から(32P)、 上清から(35S)が検出された。 さらに菌体からは(子ファージ)が現れた。
感染した大腸菌から増殖された
子ファージが出てくることを何という?
溶解
DNAの半保存的複製について。 DNAの2本の( )がほどけ、 それぞれの鎖が( )となり、 相補的な塩基をもつ( )が並んで、 ( )により次々と結合していく。 この結果、もとのDNAの塩基配列と全く同じ塩基配列をもつ2つのDNAが合成される。
DNAの半保存的複製について。 DNAの2本の(ヌクレオチド)がほどけ、 それぞれの鎖が(鋳型)となり、 相補的な塩基をもつ(ヌクレオチド)が並んで、 (DNAポリメラーゼ)により次々と結合していく。 この結果、もとのDNAの塩基配列と全く同じ塩基配列をもつ2つのDNAが合成される。
DNAの半保存的複製を証明したのは
誰が?
Meselson & Stahl
メセルソンとスタール
メセルソンとスタールの実験はどのようなものだった?
大腸菌を15Nを含む培地で何世代も培養し、 その後14Nの培地に移して培地にに移して分裂させた。 分裂ごとにDNAを抽出し密度勾配遠心法により 密度の異なるDNAの量比を調べて、 DNAの複製が半保存的であることを証明した。
遺伝暗号のことを何という?
コドン
遺伝暗号は、
特定の塩基配列をもつmRNAを人口的に合成し、
試験管ないでポリペプチドをつくらせ、遺伝暗号のとアミノ酸の対応関係を調べることで解読できた。
2人の研究物の名前は?
ニーレンバーグ
コラーナ
分裂期のDNAーヒストン複合体は、
どのような状態の染色体?
高度に凝集した染色体
間裂期のDNAーヒストン複合体は、
どのような状態の染色体?
高度に凝集したヘテロクロマチン
凝集の緩いユークロマチン
とに区別出来る。
染色体の機能に重要な3つの領域とは?
これらは( )に含まれる。
テロメア
セントロメア
複製開始点
ヘテロクロマチン
*タンパク質をコードしていないため、
高度に凝集している。
染色体の複製開始点の構成成分の特徴は?
ATrich
AT間には水素結合が2つしかないため、
複製するときに二本鎖が一本鎖になる必要がある部分だから
少ないエネルギーで離せられる方が良い。
転写とは?
DNAの塩基配列をもとにRNAを合成すること。
転写を行うのに必要な酵素は?
RNAポリメラーゼ
原核生物のRNAポリメラーゼは( )種類
真核生物のRNAポリメラーゼは( )種類で、
そのうち転写に働くのは( )である。
原核生物:1種類
真核生物:3種類
転写に働くのはRNAポリメラーゼII
RNAポリメラーゼがDNAと結合する場所を何という?
プロモーター
真核生物のRNAポリメラーゼについて、 それぞれの産物は? I: II: III:
I :主にrRNA
II :mRNA
III:主にtRNA
*細胞のRNAの8割をrRNAが占める。