相場師格言集 Flashcards
「市場は常に間違っている」
市場参加者の価値判断は常に偏っており、支配的なバイアスは価格に影響を与える。私が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。それが私の成功の秘密なのです。
大多数の考えにはバイアスがかかっている。その価値判断は偏っており、常に間違えているとジョージ・ソロスは名言の中で説く。
実際STEPNに参入していたdealingメンバーは全員が売買に失敗しており、その判断の間違いを認めていなかった。
市場が価値がないと織り込んで下落している中で、値頃感で勝手な自己解釈でお買い得だと判断し、エントリーして損失を出していた。
そして、その判断ミスをしておきかながら、自分のミスを認めることなく、買う価値がないと言い放っていた。
ちなみにこの時、テクニカル分析はしっかり機能しており、下落トレンドか続くことを明確に示唆していた。(下落3波動形成+下落の円形波動を形成していた)
「間違いを認める」
私の仮説が誤りだった場合でも、私はしばしば利益を上げてから手を引くことができた。私の批判的な態度が、他の人々より早く自分の仮説の欠点を見抜かせてくれたからだ。
私は(利益の)においを嗅ぎつけると、まず投資し、そのあとで調査するというルールに従った。
自分が間違っていることを認めるというのは、容易なことではない。
自分が間違えているということを認める強さがジョージ・ソロスの成功哲学なのだろう。自分が間違っている可能性がある、その前提に立って初めて人は客観的な視座を手にいれるのだ。
相場観や市場価格から考えて、お買い得だと判断したらエントリーする。(ポジションを持つ)。そのチャンスは逃さない。
ただし、エントリーした後からでも、その売買が的確だったから、ポジションは保有する価値があるかなど、市場調査を続けなければならない。
もちろん価値がない、または価値がなくなったと判断した時点で、自分の間違いを認めてポジションを躊躇なく手放すこと。
「生き残れ。儲けるのはそれからだ」
私の実践的スキルを要約せよと求められたなら、ただ一言「サバイバル」と答えるだろう。
まず生き残れ。
儲けるのはそれからだ。
「成功の力」
成功すれば、人は自分の考えに関心を示してくれるはず。
成功。これほど強力な力はないとジョージ・ソロスは説く。あなたに実現したい社会、理想の未来があるなら、成功すればいい。そうすれば多くの人が耳を傾けてくれる。慈善事業においても成功をおさめたジョージ・ソロスだからこそ、説得力のある名言である。