ATA5X,25 Flashcards
機体構造はどのように分類されるか
大きく分けてfuselage,wing,empennage(エンペンネジ)
fuselageは細かくengine compartment,cabin,tailに分けられる
All Metal Semimonocoque Structure(ストラクチャ)の主な構造部材は何か。また、それらを簡単に説明しなさい
Skin……外板
Stringer……機軸線方向の縦通材
Longeron……機軸線方向の強力な縦通材
Frame……外形を形作るための骨組み
Bulkhead……外形を形作るための強力な骨組み
StringerとLongeronの違いを説明しなさい。受験機のlongeronはどこか
StringerはCabinやTailの構造を強化するために用いられる縦通材として使用されている。
LongeronはEngine CompartmentやCabinのようにStructureの一部が切り取られた場合に、その部分の強度を維持するために用いられるStringerより強度の大きな縦通材として使用されることが多い。
FrameとBulkheadの違いを説明しなさい。受験機のBulkheadはどこか。
FrameはFuselageの断面形状を維持するために用いられる枠として使用される。
BulkheadはFrameとしての役割の他に、小型機では他の構造物(horizontal stabilizer等)をFuselageに固定するために用いられ、Frameより強度の大きな隔壁として使用されることが多い。
受験機のWing構造を説明しなさい
受験機のWingの標準取付位置はどの状態か。そのように取り付ける理由は何か。
R/H Wingの後縁を調整範囲の中で最も高い位置とし、L/H Wingの後縁を調整位置の中央、すなわち最も高い位置から1/16in下げた位置で組み立てる。
これはプロベラの反Torqueの影響を打ち消すため
受験機のPilotから、機体が右に傾くと報告を受けた。Tabや重量重心位置に異常は見られない。Wingの取付位置で調整する場合どのように調整するか
下がる方のWingのTrailing Edgeを下げるのか、上がる方のWing Trailing Edge を上げるか、またはその両方を同時に実施することにより修正することができる
受験機のWing取付け部のSerration加工について、なぜそのように加工がされているか。また、Serration加工がされている場所はどこか
Serrationがアルミニウムワッシャへ食い込み、WingとFuselageの結合部がずれるのを防いでいる
Upper forward とupper after WingでSerration加工される
受験機のHorizontal Stabilizerの構造はどのようになっているか。
全金属製2本桁構造で、2本のChannel形のSparによって取り付け角0度でBulkheadに固定されている。Skinは強度を持たせ、重量を軽減するためにFront SparとRear Sparの間でBead加工を施している。後縁にElevator取付用のHinge bracketがあり、内部にはElevator trim tabのActuatorが取付てある。Horizontal stabilizerに取付ているElevatorは重量軽減のためマグネシウム合金製であり、内部後縁にはTrim Tabが取り付けられている
受験機のVertical Stabilizerは、機軸から左右どちらにオフセットされているか。また、その理由は何か
左に若干Off Setされている。
Vertical StabilizerとRudderはPropeller後流の影響を打ち消すため
Cabin DoorにはいくつのLatch(ラッチ)があるか。それぞれの名称を答えなさい
Main Door Latch
Door HandleとLink&Cableによって運動しているUpper Latch
Linkによって運動しているLower Latch
Assist Step上方にある観音開きのDoorの名称は何か
Utility Door
Cabin Doorの開け閉めをしなさい
機内から:Inside Door Handleにあるボタンを押しながらCWを回すことによりLatchが解除され、Doorを開けることができる。Doorを閉めるとMain Door Latchがわずかに掛かり、CCWを回すことによりMain Door LatchがSocketに入り、Lower LatchがPin Latch Holeに入り、Upper LatchがHook Pinに掛かることでLock される。
機外から:肘で押しながらOutside door handleを回す
Utility doorの開け閉めをしなさい
Forward utility door(Pin型LatchがDoorの上端と下端にあり、Pin Latch Holeに入ることがLockされる)。Doorの後方にBayonet(ベェィアニィト)LatchがAfter utility doorのStriker Plate(ストライカー)に入ることがLockされる。
After utility door(Doorの内側にLever型Handleがある。2個のHook型LatchがDoorの上端と下端にあり、機体側Door SillのStriker plate lipに掛かることでLockされる。
Windshield(ウィンドシールド)の材質は何か。また、そのCleaning方法とその際の注意事項を説明しなさい
材質:アクリル樹脂(Acryl plastic)
1:Window及びWindShieldの表面にスクラッチをつけないように注意しながら大量の水を流して埃や泥を洗い流すこと。その時、必ず手で洗い流す。セーム皮やスポンジを使用するとき水でWindow及びWindshieldの表面に流すためだけに使うこと。
2:汚れを落としたら、清潔な湿ったセーム皮でWipe outする
3:もしOilやGreaseが付着したら、イソプロピルアルコール(IPA)を染み込ませた布で除去する
4:完全に汚れを落とした後、高いGradeのWaxをWindow及びWindshieldの表面にWaxをかける。Waxを用いることで、軽度のScratchを埋めることができ、更に新たなScratchを防ぐことができる
5:Waxを薄く均一にCoatしたら、清潔に乾いた柔らかいネル布でこすって、光沢を出したら仕上げる
6:Window及びWindshieldの表面に使用するセール皮が必ず湿らせること。乾いた布などでこすると、静電気が帯電(たいでん)し埃を吸着させることになる。
Pilot側のWindowに装備されている小さい窓の名称は何か
Storm Window
外部との連絡や換気に利用される
Front Seat,Passenger seatの取り外し方を説明しなさい
Front Seat:左右の後方にあるStopperを取付ているPinを抜き、Stopper を取外す。前後位置調整用Lockを持ち上げ、Seatを後方へ滑らせて引き抜く。
Passenger Seat:中央のTrackにあるStopperを取付ているPinを抜き、Stopperを取外す。前後位置調整用Lockを持ち上げ、Seatを後方へ滑らせて引き抜く。
各Track上のStop Holeはいくつあるか
Front Seat:Center Trackに10個のStop Holeがあり、Seatを前後10段階に調節できる
Passenger Seat:Center Trackに6個のStop Holeがあり、Seatを前後6か所に調整できるようになったいる
各Seatのリクライニングは何段階に調整できるか。また、
3rd Seat,4th Seatを完全に前に折りたたむには何をどのように操作したらよいか
Front Seat:背当て下部内側のHandleを操作して3段階に角度を調節できる。
Passenger Seat:背当て下部内側のLeverを操作して3段階に角度を調節できるようになっている。
非常時、背当ての内側下部にある赤いHandleを回して、背当てを折りたたむことができる
各Seatに装備されているSafety Beltを構成している2つのBeltの名称は何か
座席の肩に収納されているShoulder Harness Beltと座席本体に取付けられているLap Seatがある
装備されている非常装備品は何があるか。また、それぞれの点検間隔を説明しなさい
First Aid Kit : 60日毎(ひごと)に点検を行う
Flashlight (フラッシュライト):60日毎
Signal Kit (シグナル キット):60日毎
Fire Extinguisher(イクスティングイッシャー):180日毎
Emergency Locator transmitter:12か月毎(つきごと)
Signal Kitの内容品には何があるか
3種類の非常信号灯が各1本以上、最大6本入っている。
星火信号 SM25R:高度80m以上/光度3000カンデラ以上
紅炎信号 KM38:炎色ー赤色/光度500カンデラ以上
発煙信号 KM63:煙色ーオレンジ
Fire Extinguisher定期点検時の点検内容を説明しなさい
Lock Pinが入っており、Seal Wireが掛かっていることを確認する.Nozzle内に異物がないか確認する。総重量を点検し、Fire Extinguisher本体に記載された重量以下であれば再充填する。もし重量以上であれば、断続使用が可能である。
Fire Extinguisher点検時にLock Pinが抜けている場合、どのような処置を行うか説明しない
総重量を点検し、Fire Extinguisherに記載されて重量以下であれば再充填する。もし重量が以上であれば、0.020inの銅のShearシアー Wire(MS20995 CY20)を掛け、断続使用をする
ELTを説明
受験機のELTは内臓した電池で作動し、2つの電波を発信する
周波数406MHzで捜索(そうさく)救難衛星に識別符号を含むデータを送信し、121.5MHzで航空機または救難用船舶(せんぱく)向けに独自の信号音を送信する。
受験機では衝撃が加わると自動的に作動するTypeのELTがAfter Fuselageの胴体右側に固定されている。AntennaはVertical Stabilizerの前方(Dorsal Finの中)に取付られている