10, 貸倒れと貸倒引当金 Flashcards
得意先山口商事が倒産し、売掛金500円(当期に発生)が貸し倒れた
(貸倒損失)500|(売掛金)500
当期に発生した売掛金が貸し倒れた時は、【貸倒損失】(費用)として処理します。
決算日において、売掛金800円と受取手型200円の期末残高について2%の貸倒引当金を設定する。なお、貸倒引当金の期末残高は8円である
(貸倒引当金繰入)12|(貸倒引当金)12
①貸倒引当金の設定額:(800円+200円)x 2% = 20円
②貸倒引当金の期末残高:8円
③当期の計上額:差額12円(20円 - 8円)を貸倒引当金に加算 → 貸方
得意先福岡商事が倒産し、売掛金500円(前期に発生)が貸し倒れた。なお、貸倒引当金の残高が300円である。
(貸倒引当金)300|(売掛金)500
(貸倒損失)200
前期以前に発生した売掛金が貸し倒れた時は、貸倒引当金(300円)を取り崩し、貸倒引当金を超える貸倒額200円(500円 - 300円)については【貸倒損失】(費用)として処理します。
前期に貸倒処理した売掛金300円を現金で回収した
(現金)300|(償却債権取立益)300
前期以前に貸倒処理した売掛金や受取手型の代金を回収したときは、【償却債権取立益】(収益)として処理します。
得意先京都商事が倒産したため、同商事に対する売掛金100,000円が回収不可能となったので、貸倒れとして処理した。なお、回収不能額のうち60,000円は前期の売上にかかるもので、残額は当期の売上にかかるものである。また、貸倒引当金の残高が150,000円あった。
勘定科目:売掛金、貸倒引当金、貸倒引当金繰入、貸倒損失
(貸倒引当金)60,000|(売掛金)100,000
(貸倒損失)40,000
回収不能となった売掛金のうち、前期発生分については、貸倒引当金を取り崩します。また、当期発生分については全部、【貸倒損失】(費用)で処理します。