細胞と組織 Flashcards
糖と塩基とリン酸が1分子ずつ結合したもの
ヌクレオチド
ヌクレオチドが多数結合した物質
核酸
グリセリンと脂肪酸からなるものや、ホルモンの構成成分となるものがある
脂質
細胞分裂のときに紡錘体の起点になったり、鞭毛形成などに関与する構造体
中心体
中心体1つに含まれる微小管の数
54
タンパク質物質が特定の物質と結合して、その物質を移動させるとき、この移動にエネルギーを必要としない場合のこのタンパク質の名称
輸送体
タンパク質物質が特定の物質と結合して、その物質を移動させるとき、この移動にエネルギーを必要とする場合のこのタンパク質の名称
ポンプ
タンパク質分子がちょうどトンネルのようになって特定の物質だけを通す場合のこのタンパク質の名称
チャネル
粗面小胞体(と働き)
小胞体の表面にリボソームが付着している(主に分泌するタンパク質や膜の成分となるタンパク質が合成され、そのまま小胞体内→ゴルジ体)
滑面小胞体(と働き)
小胞体の表面にリボソームが付着していない(肝臓細胞では解毒作用、筋細胞ではCa²⁺を貯蔵し細胞質中のCa²⁺の濃度を調節(→筋小胞体))
ゴルジ体で形成される小胞のうち、小胞内に細胞内で働く加水分解酵素が含まれているもの
リソソーム
リソソームが持つ、古い細胞小器官や過剰に作られたタンパク質、異常タンパク質を分解する働き
自食作用(オートファジー)
ナトリウムポンプで働く酵素
Na⁺-K⁺-ATPアーゼ(ATP分解酵素)
リボソームは〜とタンパク質からなる
rRNA
核にある小さな穴
核膜孔
染色体は〜と〜からなる
DNA/ヒストン(タンパク質)
核小体の働き
rRNAの合成
葉緑体は〜という構造体に由来する
原色素体
ミトコンドリアの基質部分
マトリックス
ミトコンドリアの櫛状構造
クリステ
アクチンフィラメントの太さ
5~9nm
中間径フィラメントの太さ
10nm
微小管の太さ
24~25nm
アクチンフィラメントが関与すること
原形質流動、アメーバ運動、筋収縮、細胞質分裂
中間径フィラメントが関与すること
細胞内構造や核の形の保持
微小管が関与していること
鞭毛・繊毛運動、染色体の移動、細胞小器官の移動
細胞分画法の実験で等張液(またはやや高張液)中で行うのはなぜか。
吸水による、細胞小器官の膨張・破裂を防ぐため。
細胞接着の種類
密着結合、固定結合(接着結合、デスモソーム)、ギャップ結合
密着結合は主に〜で見られる
上皮組織
接着結合は〜と〜同士で行われる
アクチンフィラメント/カドヘリン
デスモソームは〜というタンパク質からなる〜と〜同士で行われる
ケラチン/中間径フィラメント/カドヘリン
ギャップ結合は〜による結合
コネクソン
植物細胞において細胞壁に存在する隣合う細胞同士が繋がる連絡路
原形質連絡
受容体は、〜受容体、〜受容体、〜受容体に大別される。
イオンチャネル型/酵素型/Gタンパク質共役型
細胞と細胞基質外との接着では〜というタンパク質が細胞骨格と細胞外基質を連絡させて結合しており、円形の構造をしたこの結合の構造は〜と呼ばれる。
インテグリン/ヘミデスモソーム
カドヘリンの立体構造の維持には〜が必要
Ca²⁺
細胞外基質との細胞接着では、〜という糖タンパク質が〜という膜タンパク質に結合している
フィブロネクチン/インテグリン
細胞外基質で最も多いタンパク質は〜で、細胞から分泌された〜という糖タンパク質からなる網目構造に埋め込まれて存在している
コラーゲン/プロテオグリカン
オオカナダモの葉は原形質流動が観測しやすい理由
オオカナダモの葉は二層の細胞の層から出来ているため
アクチンフィラメントのモータータンパク質
ミオシン
微小管のモータータンパク質
ダイニン(+→-)(周辺部→中心)
と
キネシン(-→+)(中心→周辺部)
細胞質分裂に関与する細胞骨格は〜
アクチンフィラメント
アクチンフィラメントによるアメーバ運動の原理
アクチンフィラメントは細胞の進行方向に対して〜で解体され、〜で新たに形成される。新たに形成されたアクチンフィラメントは〜を押し出すため、これを繰り返すことで細胞は前進する。(つまりアクチンフィラメントは〜方向に偏って多く存在する)
後方/前方/細胞膜/進行
真核細胞の鞭毛、繊毛から分かる全ての真核生物が共通の祖先から進化したとわかる根拠
全ての真核細胞の鞭毛、繊毛は微小管が2本で1セットになった構造が9セット環状に並びその中心に中心微小管が2本存在する9+2構造を持つこと。
微小管の構成タンパク質
チューブリン
色素顆粒の凝集や拡散に関わる細胞骨格とそのモータータンパク質
微小管/各々ダイニン、キネシン
液胞内に含まれる液
細胞液
細胞質
核以外の部分
細胞質に含まれる、カタラーゼを含む小胞
ペルオキシソーム
細胞壁の主成分(植物細胞と菌類細胞と細菌細胞それぞれ)
セルロース/キチン/ペプチドグリカン
細胞壁と細胞壁の間は、〜と呼ばれる物質によって接着されている
ペクチン
セルロースとペクチンからなる部分を〜という
一次細胞壁
一次細胞壁に〜が沈着して細胞壁がより厚く堅くなる現象を〜のいう
リグニン/木化
木化は〜や〜で見られる。
道管/仮道管
葉の表皮細胞などでは〜という物質が沈着する〜が起こり、これにより〜
クチン/クチクラ化/水が通りにくくなる
樹木の茎などでは、〜という物質が沈着する〜が起こり、これにより〜
スベリン/コルク化/水や空気を通しにくくなり、中に空気が含まれた状態になる(内部の保護)
一次細胞壁の内側に出来る層のことを〜という
二次細胞壁
原核細胞は〜を持たない
核膜に包まれた核
原核細胞には、〜と〜が属する
細菌/古細菌
細菌の例
大腸菌、乳酸菌、シアノバクテリア
古細菌の例
メタン菌、超好熱菌
原核細胞に存在するのは核や〜や〜、〜くらいである
細胞膜、リボソーム、細胞壁
原核生物はミトコンドリアを持たないのにどのように呼吸をしているか
細胞質基質で解糖系とクエン酸回路、細胞膜で電子伝達系を行う
紅色硫黄細菌や緑色硫黄細菌は葉緑体を持たないのにどのように光合成を行うか
チラコイドのような膜にクロロフィルなどの色素を持ち、カルビン・ベンソン回路を細胞質基質で行う
原核生物の持つDNAは〜である
環状DNA
メチルグリーン・ピロニン液で核を染色すると、〜はメチルグリーンにより緑色に、〜は赤色に染め分けられる
染色体/核小体
細胞を発見したのは〜
フック
微生物を発見したのは〜
レーウェンフック
核を発見したのは〜
ブラウン(花粉の運動からブラウン運動を発見したり、原形質流動を観察した)
植物の細胞説は〜が提唱した
シュライデン
動物の細胞説を提唱したのは〜
シュワン(シュワン細胞やペプシンの命名者
自然発生説は〜によって提唱され、〜によって否定された
フィルヒョー/パスツール
細胞説とはどのような説か。
細胞が生物の構造や機能上の単位であるという考え方で、シュライデン及びシュワンによって提唱された。
共生説の根拠
異質二重膜、独自の環状DNA、半自律的に増殖
共生説は〜らによって提唱された
マーグリス
細胞内の構造体を大きさや密度の違いによって細胞外に分けて取り出す方法
細胞分画法
氷で冷やしながら細胞と等張かやや高張のスクロース溶液中で細胞をすりつぶして得られた細胞破砕液
ホモジェネート
細胞分画法において、遠心分離でリボソームや小胞体などを分画する最後の分画のこと
ミクロソーム分画
細胞分画法による分画の順番
核(細胞壁)→(葉緑体)→ミトコンドリア→リボソーム・小胞体→(残り)細胞質基質
細胞構造体の大きさがあまり変わらない場合の細胞分画法
密度勾配遠心法
細胞分画法の実験で必ず4℃以下の低温で行う理由
酵素作用を抑え、酵素による細胞小器官の分解を防ぐため。
細胞分画法の実験で、等張液あるいはやや高張液を用いる理由
吸水による、細胞小器官の膨張・破裂を防ぐため。
植物細胞に含まれる物質の割合を高い順に
水→炭水化物など→タンパク質→脂質
動物細胞に含まれる物質の割合を高い順に
水→タンパク質→脂質→炭水化物
植物細胞で炭水化物の占める割合が動物細胞より多い理由
セルロースを主成分とする細胞壁を持つから。
必須アミノ酸
フェニルアラニン
ロイシン
バリン
イソロイシン
ヒスチジン
トリプトファン
トレオニン
リシン
メチオニン
ヌクレオチドが多数結合した物質
核酸
糖と塩基とリン酸が1分子ずつ結合したもの
ヌクレオチド
核酸に含まれる糖
デオキシリボースとリボース
核酸に含まれる塩基
アデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシル
DNAに含まれる塩基
アデニン、グアニン、シトシン、チミン(A、G、C、T)
RNAに含まれる塩基
アデニン、グアニン、シトシン、ウラシル(A、G、C、U)
アデニンとグアニンは〜系の塩基で、
チミンとシトシンとウラシルは〜系の塩基
プリン/ピリミジン
拡散を構成する元素
C H O N P
糖と塩基が1分子ずつ結合したもの
ヌクレオシド
糖+アデニン
糖+グアニン
糖+チミン
糖+シトシン
糖+ウラシル
アデノシン
グアノシン
チミジン
シチジン
ウリジン
DNAにおいて塩基の相補的な関係は〜
アデニン-チミン、グアニン-シトシン
アデニンとチミンの結合と、シトシンとグアニンの結合のうち強い結合は〜
シトシンとグアニンの結合
RNA3種類
mRNA、tRNA、rRNA
リン脂質とは
グリセリンに脂肪酸が2分子とリン酸化合物が結合した複合脂質の一種
ステロイド骨格を持つ化合物の総称は〜で、代表例は〜
ステロイド/コレステロール
胆汁酸や、〜や〜などのステロイドホルモンは〜を材料に持つ
副腎皮質から分泌されるホルモン/生殖腺から分泌されるホルモン/コレステロール
ショ糖
スクロース
麦芽糖
マルトース
乳頭
ラクトース
三大肥料
窒素、リン酸、カリウム
植物においてMgはどのように使われているか
クロロフィルの構成元素
生体膜
細胞膜や核膜、細胞小器官を構成する膜などの総称
細胞同士が識別し合い、同種の細胞同士が集合する現象を〜といい、主に〜などのタンパク質が関与している
細胞選別/カドヘリン
カドヘリンが働くためには〜が必要
Ca²⁺
輸送体とポンプの共通点と相違点
ともに細胞膜に存在するタンパク質が特定の物質と結合してその物質を移動させる
物質の移動にエネルギーを必要としない場合は輸送体、必要とする場合はポンプ
小腸の上皮細胞におけるグルコースの取り込みでは、〜
体液側にナトリウムポンプでNa⁺を能動輸送することで出来た管腔側とのNa⁺の濃度勾配を利用してグルコースを取り込み、体液側へは濃度勾配に従ってグルコースが移動する。
浸透圧の公式
Π=cRT
動物細胞を低張液に浸すと、動物細胞が吸水して膨張し、細胞膜が破れて細胞質が細胞外へ出てしまう現象
原形質吐出
赤血球が原形質吐出をした場合、特別に〜と呼ばれる
溶血
植物細胞が膨張した時に細胞膜が細胞壁を押し広げようとする力
膨圧
膨圧の反作用
壁圧
生理食塩水は、哺乳類では〜%、両生類では〜%
0.9%/0.65%
吸水力=〜
細胞内浸透圧-膨圧
いったん原形質分離を起こしていた細胞が再び原形質分離を起こしていない状態に戻る現象
原形質復帰
植物細胞を高張の尿素液に浸すと、細胞体積が初めは減少するが次第に増加する理由
最初は透過性の高い水が浸透圧に基づいて細胞外に移動し外液と等張となるが、細胞膜を通れる尿素が次第に細胞内に拡散してくるから。
外駅の溶質がより透過性の高い物質であるほど、原形質復帰は〜
より早く起こる
細胞膜を通れないような大きな物質を細胞内に取り込んだり細胞外へ放出したりする方法
膜動輸送(サイトーシス)
飲食作用(エンドサイトーシス)で形成される小胞
ファゴソーム
エンドサイトーシスの手順
ファゴソームはリソソームと合体しファゴリソソームとなり、リソソーム内の加水分解酵素の作用で分解され、低分子となって細胞質内に吸収される。
ゾウリムシの餌を取り込む部分
細胞口
ゾウリムシの、取り込んた餌を分解する袋状の構造
食胞
ゾウリムシは不消化排出物を〜から排泄する
細胞肛門
ゾウリムシにおいて細胞内に浸透した水を排出して浸透圧調節に働く器官
収縮胞
ゾウリムシは〜から細い糸を発射して攻撃することが出来る
毛胞
ゾウリムシには核が〜
2つある
ゾウリムシにおいて、大核は別名〜で通常の生活はここでの遺伝情報を用いて行う
栄養核
ゾウリムシにおいて、小核は別名〜と呼ばれ、生殖の時に用いる
生殖核
ミドリムシの感覚器官は〜で、〜を持つ
眼点と感光点/正の光走性
アメーバが運動する時に使うもの
仮足
環境が悪くなると細胞群体を形成する生物
クラミドモナス
常に細胞群体を形成している生物
パンドリナ、ユードリナ、ボルボックス
パンドリナやユードリナと、ボルボックスとの違い
群体を構成する個体の数(8か16と16か32、数百〜数万)
各個体を離して独立させても生活出来る、出来ない
ボルボックスの細胞群体における特徴は、〜
生殖細胞を形成する細胞と光合成を行う細胞といった分化がみられる
群体と細胞群体の違い
生物が何個体か集まって生活する場合を群体といい、特に単細胞生物が群体を形成する場合は細胞群体という。
多細胞生物の群体の例
サンゴ、ホヤ、カツオノエボシ
多細胞生物における、同じような働きと形態を持つ細胞の集まり
組織
動物の組織
上皮組織、結合組織、神経組織、筋組織
上皮組織は働きに応じて〜と呼ばれる
保護上皮(保護→皮膚の上皮など)
吸収上皮(栄養分の吸収→消化管の内表面など)
腺上皮(種々の物質の分泌→汗腺など分泌腺)
感覚上皮(外界からの刺激の感知→網膜の視細胞など)
上皮組織とは
からだの外表面及び消化管などの内表面などを覆う組織
結合組織とは
組織や器官の間にあって、それを結び付けたりからだを支えたりする組織
上皮組織と結合組織の違い(役割以外)
細胞同士が密着/細胞同士が密着していない(細胞間物質が存在)
結合組織を構成する細胞を〜、その隙間を満たす物質を〜という。
基本細胞/細胞間物質
結合組織は働きに応じて〜が存在
繊維性結合組織
骨組織(硬骨組織)
軟骨組織
血液
繊維性結合組織の特徴
基本細胞は線維芽細胞
細胞間物質はコラーゲンを主成分とする膠原繊維などの多くの繊維
腱や真皮などに存在
骨組織(硬骨組織)の特徴
基本細胞は骨細胞
細胞間物質は膠原繊維とリン酸カルシウムからなる硬い骨質
血管や神経の通路であるハーバース管が存在
骨組織(硬骨組織)に存在する血管や神経の通路
ハーバース管
軟骨組織の特徴
基本細胞は軟骨細胞
細胞間物質は軟骨質
軟骨質は骨質に比べるとカルシウムが少なく弾力に富む
鼻や耳、関節などに存在
血液(組織)の特徴
基本細胞は赤血球や白血球などの血球
細胞間物質は血漿
筋組織における最小単位
筋繊維
筋組織に含まれる収縮性のタンパク質
アクチンやミオシン(アクチンフィラメント)
筋肉は縞模様のある〜と縞模様のない〜に大別される
横紋筋/平滑筋
筋肉には、骨格に付着する〜、心臓を構成する〜、心臓以外の内蔵を構成する〜がある
骨格筋/心筋/内臓筋
横紋筋は〜
骨格筋と心筋
平滑筋は〜
内臓筋
骨格筋の筋繊維と心筋や内臓筋の筋繊維との違い
多核の細胞/多核の細胞
随意筋は〜
骨格筋
不随意筋は〜
心筋と内臓筋
骨格筋の筋繊維が多核である理由
筋繊維の元となる筋芽細胞は他の筋繊維同様単核だが、これらの筋芽細胞同士が多数融合して筋繊維となるから。
(骨格筋の筋繊維は筋芽細胞同士が融合して生じるから)
運動神経や感覚神経などの末梢神経には〜かあるが、中枢細胞には〜という細胞がニューロンの周囲に存在する
シュワン細胞/オリゴデンドロサイト
シュワン細胞やオリゴデンドロサイトなどの細胞を合わせて〜という
グリア細胞(神経膠細胞)
グリア細胞は〜に働いている
髄鞘の形成、ニューロンへの栄養補給、異物の処理
神経組織は〜からなる
神経細胞(ニューロン)とシュワン細胞など
細胞外基質との細胞接着を内側から順に
アクチンフィラメント
インテグリン(膜タンパク質)
フィブロネクチン
コラーゲン
プロテオグリカン(網目状)
細胞同士の細胞接着
密着結合
接着結合
デスモソーム
ギャップ結合
密着結合の特徴
上皮細胞(細胞同士が密着)で見られる結合
膜を貫通するクローディンなどの接着タンパク質で結合している
細胞外基質との細胞接着の構造
ヘミデスモソーム
接着結合の特徴
アクチンフィラメントに結合しているカドヘリン同士で行う結合
デスモソームの特徴
中間径フィラメントと繋がったカドヘリン同士で行われる、ボタン状に強固に結合させる構造
この時中間径フィラメントはケラチンからなる
ギャップ結合の特徴
中空のパイプのようなタンパク質(コネクソン)による結合
この穴を通ってイオン、糖、アミノ酸などが直接出入り
組織の複合体
器官
類似した働きを持つ器官をまとめて〜という
器官系
器官系の例
消化系、循環系、排出系
動物の体の構成を規模が小さい順に
細胞、組織、器官、器官系、個体
植物の成長2種類
伸長成長と肥大成長
茎や根の先端にある伸張成長に働く分裂組織
頂端分裂組織
茎屋根の内部にある肥大成長に働く分裂組織
形成層
形成層が存在するのは〜のみ
被子植物の双子葉類と裸子植物
頂端分裂組織には〜と〜かある
茎頂分裂組織と根端分裂組織
植物において分裂組織意外の組織
永久組織
永久組織を大別
表皮組織、柔組織、機械組織、通道組織
表皮組織の特徴
一層の表皮細胞からなる
根毛や孔辺細胞も表皮組織
表皮細胞は、〜を除いて〜を持たない
孔辺細胞/葉緑体
表皮細胞の外表面には〜が沈着した〜が発達している
クチン/クチクラ層
柔組織の特徴
柔細胞からなる(細胞壁はあまり厚くない)
同化組織(光合成を行う)や貯蔵組織(栄養分を貯蔵する)などの色々な生命活動を行う組織
機械組織の特徴
機械組織を構成する細胞は細胞壁が厚く、植物体を支持し強固にする役割がある
厚壁組織(細胞壁が一様に木化して厚くなった死細胞からなる)
厚角組織(細胞壁の隅が特に厚くなった生細胞からなる)
繊維組織(木化した細長い死細胞からなる)
などがある
通道組織の特徴
水や養分を運ぶ通路として働く
道管や仮道管、師管など
種子植物及びシダ植物にのみ存在
道管および仮道管はいずれも〜である
細胞壁が木化し、原形質が消失した死細胞
道管は〜にのみ存在
被子植物
道管を構成する細胞壁の特徴
木化しており、上下の細胞壁が消失している
仮道管は〜に見られる
被子植物、裸子植物、シダ植物
仮道管の特徴
一つ一つの細胞は先の尖った紡錘形
上下の細胞壁が残っている
側面に多数の孔が見られる
師管を構成する細胞の特徴
木化していない、核のみが消失した原形質の存在する生細胞
師管の特徴
師板(上下の細胞壁)に師孔(小さな孔)が開いている
被子植物では師管細胞に隣接する伴細胞が存在
師管を構成する細胞の核は〜にある
師管細胞の横にある伴細胞
伴細胞の特徴
柔組織(同化組織や貯蔵組織など)に属し、師管細胞への栄養分の補給をすると考えられている
詳しい働きは不明
動物ではいくつかの組織が集まると〜を構成するが、植物では関連ある永久組織が集まって〜を構成する
器官/組織系
組織系は〜からなる
表皮系
維管束系
基本組織系
維管束系の特徴
植物体の支持と物質の通路となる組織の集まり
種子植物とシダ植物にのみ存在
木部と師部からなる
木部→道管、仮道管、木部柔細胞、木部繊維
師部→師管、師部柔細胞、師部繊維、伴細胞
次の維管束系を組織毎に分類
道管・仮道管・木部柔細胞・木部繊維
師管・師部柔組織・師部繊維・伴細胞
通道組織(水や養分を運ぶ通路)
道管・仮道管・師管
柔組織(光合成や貯蔵など生命活動)
木部柔細胞・師部柔細胞・伴細胞
機械組織(植物体を支持し強固に)
木部繊維・師部繊維
基本組織系の特徴
表皮系、維管束系を除いた残り
柔組織を中心に同化や貯蔵などを担うが、機械組織も一部含まれている
植物の器官には〜がある
栄養器官と生殖器官
葉に存在する組織を表側→裏側の順に
表皮組織→柵状組織→海綿状組織→表皮組織
柵状組織も海綿状組織もともに〜を多く含む〜で、〜に属する
葉緑体/同化組織/柔組織
気孔と水孔の比較
どちらも孔辺細胞に囲まれている
気孔は水分を水蒸気として蒸散させる
水孔は余分な水分を液体として排出
気孔は開閉能力を持つ
水孔には開閉能力がない
気孔は葉の裏側に多い
水孔は葉の先端や葉脈の終わる緑に多い
双子葉類と単子葉類の茎の断面を外側→内側までそれぞれ
表皮→皮層→内皮→師部→形成層→木部→髄
表皮→皮層→師部→木部
表皮より内側にある一層の細胞層を〜といい、これと表皮の間を〜という。
内皮/皮層
若い茎では、皮層の細胞に〜がある
葉緑体
維管束系のうち、裸子植物には〜がない
道管(仮道管はある)
根端分裂組織の先端にある柔組織
根冠
根冠の細胞には〜の一種である〜という細胞小器官が含まれており、これに含まれる〜によって〜を感知し、根の〜に関与している
色素体/アミロプラスト/デンプン粒/重力/重力屈性
表皮や皮層より内側の組織を〜という
中心柱
輪状の維管束を持つ中心柱を〜、散財した維管束を持つ中心柱を〜、木部と師部が別々に交互に並ぶ中心柱を〜という。
被子植物の双子葉類と裸子植物の茎は〜、被子植物の単子葉類の茎は〜である。また、全ての根は〜をもつ。
真正中心柱/不整中心柱/放射中心柱/真正中心柱/不整中心柱/放射中心柱
間期とは
核分裂が終了してから次の核分裂が開始するまで
分裂期(M期)とは
核分裂が行われる時期
体細胞分裂には、〜がみられる〜と、それが見られない〜がある。
染色体や紡錘糸などの形成/有糸分裂/無糸分裂
間期は〜からなる(別名も含め)
G1期(DNA合成準備期)
S期(DNA合成期)
G2期(分裂準備期)
体細胞分裂の分裂期前期に起こること
核膜や核小体が消失(小さな断片となって分散し見えにくくなる)
中心体が両極に分離し中心体の周囲に星状体が形成される
紡錘糸が生じ、紡錘体が形成され始める(完成はしない!)
染色体が短く太く凝縮し、複製された2本の染色体がセントロメアにある動原体の部分で結合する
中心体を持つ細胞
動物細胞や下等な植物細胞
(高等植物は持たない)
星状体を構成する糸状構造を〜といい、〜や〜も含め全て〜が集合して生じたものである
星糸/紡錘糸/中心体/微小管
高等植物において、体細胞分裂の分裂期前期において次は形成されるか
星状体
紡錘体
星状体→形成されない
紡錘体→形成される
体細胞分裂の分裂期中期に起こること
紡錘糸が染色体の動原体に付着し、紡錘体が完成する(完成!)
染色体の動原体の部分が赤道面(紡錘体の中央部)に並ぶ
動物細胞では紡錘体の起点は〜である一方、植物細胞では紡錘体の起点は〜である
中心体/極帽
体細胞分裂の分裂期後期に起こること
染色体が縦裂面で分離し、紡錘糸に引っ張られ両極に移動
動原体は紡錘糸(微小管)の先端を分解して紡錘糸を短くし、染色体を極へたぐり寄せる
体細胞分裂の分裂期終期に起こること
染色体が両極に移動し終わる
染色体の分散
消失していた核膜や核小体が現れる
娘核(新たな核)が出来上がる
細胞質が分裂し娘細胞が生じる
体細胞分裂終期における動物細胞と植物細胞の違い
動物細胞はアクチンフィラメントの環状構造の収縮で細胞膜がくびれる
植物細胞は紡錘体の赤道面にゴルジ体由来の小胞が集まって融合することでペクチンを主成分とする細胞板が出来、これにセルロースが沈着して細胞壁が形成される
体細胞分裂における動物細胞と植物細胞との違い
動物細胞では中心体の分離や星状体の形成があり、分裂期終期の細胞質分裂では細胞膜が外側からくびれて細胞質分裂が行われるが、植物細胞には中心体がなく星状体も形成されず、細胞質分裂では細胞版を形成して細胞質分裂が行われる。
(どちらも紡錘体は形成する)
染色体は、〜と〜と呼ばれるタンパク質からなる
DNA/ヒストン
種によって決まっている、染色体の形、大きさ、数などの特徴
核型
核型を観察するのはいつか
分裂期中期
ゲノムとは
個体の形成や生命活動を営むのに必要な最小限度の染色体(n本に含まれる全遺伝情報)
ヒトでは1ゲノムに約〜塩基の塩基配列があるが、実際に遺伝子として働いているのはその〜%ほどである
約30億塩基/1.5%
体細胞分裂は高等植物では〜や〜、〜で盛んでありら動物では〜や〜などで盛んに行われている
根端分裂組織/茎頂分裂組織/形成層/皮膚/骨髄
体細胞分裂の観察において茎頂分裂組織や形成層を用いずらい理由
植物体から取り出すのが容易ではないから
根端分裂組織の体細胞分裂の観察において、根端を5~10℃の酢酸に5~10分間浸す操作の名称とその目的
(名称)固定
(目的)タンパク質を変性、凝固させ、酵素による細胞内の構造・物質の分解を防ぐことで、細胞を殺すものの生きていた状態に近いままで保存する
根端分裂組織の体細胞分裂の観察において、固定を行ったあとの根端を60℃の3%塩酸に浸す操作の名称と目的
(名称)解離
(目的)細胞壁間の接着物質(ペクチンなど)を溶かし、細胞同士を離れやすくする
根端分裂組織の体細胞分裂の観察において、固定・解離を行った後に根端をスライドガラスの上に載せ、先端から2mm程だけ残した後1%酢酸オルセイン(または酢酸カーミン)を1滴たらす操作の名称と目的
(名称)染色
(目的)染色体を染色し(赤色に染まる)観察しやすくする(染色と同時に固定の働きもある)
オルセインやカーミンは〜性色素である
塩基性色素
根端分裂組織の体細胞分裂の観察において、固定、解離、染色した後に根端にカバーガラスをかけ、ろ紙で挟んで上から親指で軽く押しつぶすといった観察方法の名称とその目的
(名称)押しつぶし法
(目的)細胞同士の重なりをなくすことで観察しやすくする
ムラサキツユクサの雄しべの毛の体細胞分裂を観察する際に押しつぶし法を用いる必要が無い理由
ムラサキツユクサの雄しべの毛は細胞が一列に並んで1本の毛を構成しており、細胞同士の重なりが元々無いから(固定や染色は行う)
減数分裂の第一分裂前期に起こること
対合(相同染色体どうしが向かい合わせに並ぶ)→二価染色体
減数分裂の第一分裂中期に起こること
二価染色体が赤道面に並ぶ
減数分裂の第一分裂後期に起こること
相同染色体どうしが対合面から分離する
減数分裂の第一分裂終期に起こること
体細胞分裂と同じ(核相はnに)
減数分裂において染色体は第一分裂では〜から分離するのに対し、第二分裂では〜から分離する
赤道面/縦裂面
減数分裂の意義
相同染色体の分離及び乗換えにより、娘細胞の遺伝子の組み合わせの多様性が増す。
合体によって売価する染色体数を予め半減することで染色体数を一定に保つことが出来る。
体細胞分裂では染色体は動原体で〜し、減数分裂の第一分裂では相同染色体どうしは縦裂面で〜している
縦裂/対合
体細胞分裂や減数分裂で染色体を接着するタンパク質
コヒーシンとシュゴシン
(相同染色体同士の接着はまた別の仕組み)
コヒーシンの役割
複製によって生じた2本の染色体どうしを結合させる
コヒーシンは〜によって分解される
セパラーゼ
シュゴシンの役割
タンパク質分解酵素のセパラーゼによるコヒーシンの分解を阻害する
動原体で2本の染色体が接着している理由
動原体部分(セントロメア)ではシュゴシンの働きによってセパラーゼによって分解されることなくコヒーシンが染色体を接着しているから。
人の坐骨神経の長さ
1m以上
ヒトゲノムDNAの長さ
1.8m
ニワトリの卵の大きさ
30mm
アフリカツメガエルの卵の大きさ
2.5mm
ゾウリムシの大きさ
0.2mm
ヒトの卵の大きさ
0.1mm
肉眼の分解能
0.1mm(100μm)
ヒトの精子の大きさ
60μm
ヒトの肝細胞の大きさ
20μm
酵母の大きさ
10μm
ヒトの赤血球の大きさ
7.5μm
葉緑体の大きさ
5μm
大腸菌の大きさ
3μm
ミトコンドリアの大きさ
2μm
光学顕微鏡の分解能
0.2μm(200nm)
T2ファージの大きさ
0.2μm(200nm)
インフルエンザウイルスの大きさ
100nm
細胞膜の厚さ
5nm
電子顕微鏡の分解能
0.2nm
核の働き
遺伝情報を保存し、細胞の生命活動を支配する
細胞小器官のうち生体膜を持たないもの
リボソーム
細胞膜に存在する、ATPをcAMPとピロリン酸に変換する酵素
アデニル酸シクラーゼ
がんの転移が起こりやすいのはなぜか
細胞同士の接着力が弱く、がん細胞は体液に乗って他の場所に移行しやすいから。
カドヘリンを介する細胞接着
接着結合(アクチンフィラメント)
デスモソーム(中間径フィラメント)