社会心理学の理論 Flashcards
規範的理論
normative theory
特定の前提と論理により導かれる,現実はこうなっているはずだという理論。
処方的理論
prescriptive theory
行動の指針を提供する理論。
記述的理論
descriptive theory
現実に存在する規則性の記述を組織化した理論。
演繹
deduction
特定の前提の論理的帰結。
帰納
induction
現象の中にある法則性を明らかにすること。
行動主義
behaviorism
客観的行動のみを心理学の対象とすべきだと考る心理学の一学派。J.B.ワトソンが提唱。
機能主義
functionalism
ある対象をそれ自体の性質によってではなく,それが果たす役割によって理解しようとする考え方。
社会的構築主義
social constructionism
社会的現実を客観的な存在としてとらえるのではなく,人々の間で生成され維持される主観的構築物としてとらえる。心理学を科学としてではなく人文学の一分野と考える。
社会生物学
sociobiology
動物や人間の社会行動を説明する進化生物学の理論。E.O.ウィルソンが提唱。
現象学
phenomenology
E. フッサールを祖とする認識論。一切の先入見を排除し,純粋な意識内容を分析する。社会心理学では,エスノメソドロジーや社会的構築主義に影響を与えた。
ゲーム理論
game theory
特定の相互依存関係にある人々がある行動原理に従って行動することで生まれる結果を予測するための数学的手法。
民族心理学
ethnopsychology
各民族に特有の民族精神を研究する心理学の一分野として,19世紀末から20世紀初頭のドイツで成立し,現在,文化心理学の観点から再評価されつつある。W.ヴントが中心となる。
民族科学
ethnoscience
様々な文化で一般の人々が環境を理解するために用いている「野生の思考」についての研究。認識人類学の主要な研究対象。民族分類学,民族植物学,民族動物学などがある。
エスノメソドロジー
ethnomethodology
人々が日常的相互作用の意味を解釈し生み出す「方法」の分析。H.ガーフィンケルが提唱。民族方法論ともいう。
生態学的心理学
ecological psychology
環境が人間や動物の行動をアフォードする(誘い出す)とするアフォーダンスの観点を中心として,環境の側から心のはたらきを理解しようとする考え方。J.J.ギブソンが提唱。