文法 Flashcards
文の中での働きと活用の仕方で分類した語のグループ
品詞
動詞のグループ:「ru」の前が「a+ru」「u+ru」「o+ru」の場合【止まる、売る】
五段活用動詞/動詞Ⅰグループ
動詞のグループ:「ru」の前が「i+ru」「e+ru」の場合【教える、見る】
一段活用動詞/動詞Ⅱグループ
動詞のグループ:来る、する
カ変、サ変/動詞Ⅲグループ
品詞:人や物を表す語で、活用をせず、格助詞を後ろにつなげることができる
名詞
品詞:学校文法での形容詞。活用する、命令形がない、名詞を修飾する【美しい、硬い】
イ形容詞
品詞:学校文法での形容動詞。活用する、命令形がない、名詞を修飾する【きれい、元気】
ナ形容詞
品詞:動作の状態や程度、話し手の気持ちを表す。活用しない
副詞
後に続く表現を聞き手に予測させる副詞【(もし)雨が降っ(たら)、ハイキングには行かない】
陳述副詞(誘導副詞)
程度性を持つ語について、その程度を修飾する副詞【今日は(少し)寒い】
程度副詞
動作の有様を修飾、限定する副詞【駅まで(ゆっくり)歩いた】
様態副詞(情態副詞)
品詞:単独では用いられず、他の語に後接する活用のない語
助詞
名詞と述語の関係を表す助詞【を・に・が・と・より・で・から・の・へ・や】
格助詞【覚え方:鬼が戸より出、空の部屋】
前の語と後の語が対等な関係で列挙されるときに用いる助詞【の, に, と, や, やら, か, なり, だの】
並列助詞
主に文末に置かれ、話し手の態度を表す助詞【ね、よ、よね、か、わ、ぞ、さ】
終助詞
出来事に対する話し手の捉え方を表す助詞【も、だけ、しか~ない、ばかり、は】
田中さん(しか)見舞いに来てくれ(なかった)。
とりたて助詞(副助詞、係助詞)
主に文頭に置かれ、驚きや疑問などえお表す助詞【あら、まあ、きゃあ、せーの】
感動詞
実質意味を持たない名詞【わけ、ところ、はず、もの、こと、ため、よう、つもり/よくこれだけ走れた(もの)だ】
形式名詞
実質意味を持つ名詞【(物)を大切にしよう】
実質名詞
人間や動物を含む、意志を持っている名詞【部屋の中に犬がいる】
有情名詞
意志を持っていない名詞【部屋の中に花がある】
無情名詞
時を表す名詞3パターン①【おととい、今日、明日、あさって、今月、来月、先週、おととし、去年、今年】
「に」が付かないもの
時を表す名詞3パターン②【3時、20日、4月、木曜日、2020年】
「に」が必ずつくもの
時を表す名詞3パターン③【翌日、全日、春休み、冬休み】
「に」がついてもつかなくても良いもの
地名、人名など、他の区別するための名称(名詞)
固有名詞
同類のもの全てに通じる名称(名詞)
普通名詞
人や物の代わりに用いられる名詞、話者や聞き手の関係で変化する【ねえ、(君)!】
代名詞
文の成立に不可欠な補語【(彼女が)(ワインを)(飲んだ)】
必須補足語
分成立のために必須とはいえず、時や場所、状況を表すのに適している補語【(昨日)(レストランで)彼女がワインを飲んだ】
副次補足語
ガ格名詞句だけを必要とする動詞【(雨が)降る、(花が)咲く】
一項動詞
ガ格の他にもう一つ名詞句を必要とする動詞【(車が)(塀に)ぶつかった、(Aさんが)(Bさんと)結婚するそうです】
二項動詞
ヲ格目的語と受け手の二格目的語を同時に必要とする動詞【田中さんが(小林さんに)(手紙を)送った】
三項動詞
(命令、願望、勧誘、推量など)人の意志的動作を表す動詞【さあ一緒に食べよう】
意志動詞
人の意志ではコントロールできない動きを表す動詞【雷がゴロゴロなった=自然現象】
無意志動詞
人や物の性質や特徴を表す形容詞【白い、広い】
属性形容詞
人の感覚や感情を表す【こわい、眠い】
感情形容詞
擬音語、擬態語=オノマトペ
音象徴語
同じ語を繰り返す【じゃっこりじゃっこり】
畳語
数字だけで表されている基本的な数
数詞
「匹、本、枚」など
助数詞
数詞+助数詞【一匹、二冊、三枚】
数量詞
大まかな数量を表す表現【くらい、ほど、ばかり、ほど】
概数表現
時間軸が変わることによって呼び方が変化する→「に」はつかない【一昨日雨が降った】
相対的時間
その時間から見ても呼び方が変わらない→「に」が必ずつく【去年の春にイタリアへ行きました】
絶対的時間
並列の助詞:述べたい要素を全て列挙するときに使う【会議には課長(と)部長が参加すればいい】
限定列挙
並列の助詞:上げられている他に該当するものが存在する【会議には課長(や)部長が出席すればいい】
例示列挙
並列の助詞:挙げられているものの中から該当するものを選択する【会議には課長(か)部長が出席すればいい】
限定選択
AはBだ、BがAだ、が入れ替え可能な文【(鈴木さんのあだ名)は(スッチー)です】
指定文
AはBだ、BがAだ、が入れ替え不可能な文【(神戸産の牛肉)は(一級品)です】
措定文
コソアドの直接的用法(現場指示):「コ」話者から近い、身近だと感じたもの
近称
コソアドの直接的用法(現場指示):「ソ」話者が相手に近い、あるいは自分にかかわらないと感じているもの
中称
コソアドの直接的用法(現場指示):「ア」話者あるいは話者・相手双方から遠いもの
遠称
コソアドの直接的用法(現場指示):「ド」話者が自分にわからないものを指し示す
疑問称(不定称)
コソアドの文脈的用法(文脈指示):話者が直前に言ったことや、これから言うことを指す
コ系
コソアドの文脈的用法(文脈指示):話者に近いこと、相手が言ったことを指す=情報差
ソ系
コソアドの文脈的用法(文脈指示):話者・相手ともに知っていることや、話者が過去を回想するときなど=共有知識
ア系
指示詞等で指示されている言語項目が前方(先行文脈)にある【鉛筆と腕時計を持っていくべきだ、(このこと)は重要だからね】
前方照応
指示詞等で指示されている言語項目が後方(後読文脈)にある【(これ)は重要だからね。鉛筆と腕時計を持っていくように】
後方照応
コソアドの種類:指すものが話の現場にある
直接的用法(現場指示)
コソアドの種類:指すものが話の中に出てくる
文脈的用法(文脈指示)
その語だけで主語自身の働きを表せる【ドアが開く、水が流れる】
自動詞
その語だけでは主語の動き作用を表せず、働きかける対象を必要とする【ドアを開ける、水を流す】
他動詞
誰かが、誰かに/誰かから物やサービスを、与える/受ける、あげもらい、やりもらい
授受表現
能動、受動、使役など、何/誰を主語とするかの焦点のあて方
ヴォイス(態)
「れる」「られる」の形を持ち、動作主以外が主語であるもの
受け身
元の文の対象語(目的語)を受身文の主語とする【母が私を叱った→私は母に叱られた】
直接受身
非情物を対象にした受け身【入学式を4月に行います→入学式は4月に行われます】
非情の受け身
元の文の間接対象語(ニ格)を受け身の主語とする【山田さんがジョンさんに本を預けた→ジョンさんは山田さんから本を預けられた】
間接対象の受け身
元の文の目的語の持ち主(ノ格)を受け身の主語とする【泥棒が私の財布を盗んだ→私は泥棒に財布を盗まれた】
持ち主の受け身
私の立場からの受け身(対象は元の文に存在しない)【雨が降る→(私は)雨に降られた】
迷惑の受け身
自分はその動作を行わず、他の人に指示詞て行わせること
使役
使役の用法
強制、許可、放任、謙譲、感情の誘発
指示者が何かを行わせるとき、行為者側に視点をおいて表現するもの
使役受身
可能の種類:動作の能力の可能性【100メートルを12秒で走れる】
能力可能
可能の種類:状況的な可能性【この木の実は食べれます】
状況可能
テンス以外の用法:【山田さんはいつもレストランで夕食を食べます】
習慣
テンス以外の用法:【カタツムリは角がある】
恒常的属性
テンス以外の用法:【図書館は第三火曜日が定休日だ】
事実
テンス以外の用法:【三角形の面積は「底辺×高さ÷2」だ】
証明された定理
テンス以外の用法:【卵を割、①の材料と合わせてかき混ぜる】
手順
テンス以外の、その出来事の時間的性質を表す「継続、開始、終了」など
アスペクト
アスペクト:歩くところだ、歩こうとしている
開始直前
アスペクト:歩きだす、歩きはじめる
開始
アスペクト:歩いている、歩きつづけている、歩いているところだ
継続
アスペクト:歩きおわる、歩いたところだ
完了
金田一春彦による「~ている」4分類:動作、作用の継続を表す【歩く(開始)→歩いている(継続・進行)→歩いた(完了)となるもの】
継続動詞
金田一春彦による「~ている」4分類:動作や、出来事の完了した結果を表す(結果動詞、変化動詞)【割れた(瞬間的変化)→割れている(変化の結果・結果残存)となるもの】
瞬間動詞
金田一春彦による「~ている」4分類:【ある、いる、の他、できる、書ける、などの可能形】
状態動詞
金田一春彦による「~ている」4分類:【そびえている、優れている、ばかげている、など】
第四種の動詞
話し手など文中の特定の人物の視点を基準にした空間的な移動を表す
空間的用法
空間的用法【姉が実家に帰ってきた】
主体の移動
空間的用法【(~てから)デパートに寄ってきた】
順次動作
空間的用法【(~ながら)子供を連れてきた】
付帯状況
空間的用法【電話がかかってきた】
物や作用の移動
話し手など文中の特定の人物の視点を基準にした時間的な移動を表す
時間的用法
時間的用法【人口が増えてきた】
徐々に進む変化
時間的用法【この町でずっと暮らしてきた】
継続
時間的用法【芽が出てきた、桜の花が散っていく】
出現・発生/消滅
時間的用法【雨が降ってきた】
現象の始まり
客観的な素材【どうやら(あしたは雨が降る)らしいね】
コトガラ
モダリティを表しうる文の成分(3つ)【(どうやら)あしたは雨が降る(らしい)(ね)】
・コトガラに対するモダリティ[陳述副詞(どうやら)、助動詞(らしい)]
・相手への述べかけを表すモダリティ[終助詞(ね)]
話者が真だと信じていることを相手に述べる(相手に同意を求める)【今日はいい天気だね】
確言
真だとは断定できない知識を述べる【①だろう、②かもしれない、③に違いない、④ようだ、⑤らしい、⑥しそうだ】
概言【①主観的②可能性③確信④判断⑤伝聞⑥直感】
義務のモダリティ
~なければならない
勧めのモダリティ
~ほうがいい
許可のモダリティ
~てもいい
禁止のモダリティ
~てはいけない
終助詞「ね」:【あのう、山下一郎さんですね】
確認
終助詞「ね」:【本当に鬱陶しい天気ですね】
同意
終助詞「よ」:【もう帰っていいよ】
許可
終助詞「よ」:【もういい加減にしてよ】
主張
終助詞「よ」:【ゆっくり時間をかけるんだよ】
助言・指示
使役:【息子をイギリスへ留学させます】
自動詞使役
使役:【娘にピアノを習わせます】
他動詞使役
引用:【ここに「本日は休みます」と書いてあります】
直接引用
引用:【政府は文書で、景気は底を打った、と発表した】
間接引用
話者がある語を取り上げ、他と区別させるために働く助詞(だけ、は、も、こそ、しか)
係助詞
様々な語に付き、その語に限定を加える助詞(さえ、でも、だって、ほど、くらい、など)
副助詞
あるものを他のものと比較し、それと比べて述べること【チケット(は)あるが、お金(は)ない】
対比
瞬間的な発見を表す【あっ、空が赤い!】
中立叙述
他ならない~こそが、という意味を表す【彼(が)責任者です】
総記(排他)
これ(は)キリンです。キリンは首が長いです。
判断文(説明文)
これ(が)キリンです。キリンは首が長いです。
描写文(現象文)
弁護士はどなたですか?
弁護士は山田さんです
顕題文
弁護士はどなたですか?
山田さんが弁護士です
陰題文
弁護士はどなたですか?
山田さんです
略題文
あるところにおじいさんとおばあさん(が)おりました
新情報
おじいさん(は)山へ柴刈りに、おばあさん(は)川へ洗濯に行きました
旧情報
この本(は)彼(が)書きました
ハーガ構文
部長が出張に行く(のは)明日(だ)
ノハ強調構文
単語について文法的な意味を表す、独立して用いられられない
接辞
(お)菓子、(ご)意見、(不)安定など
接頭辞
山田(さん)、猫(だらけ)、火曜日(ごと)、日本(製)
接尾辞
形容詞を作る接尾辞
形容詞性接尾辞
(外は暑く)、中は涼しい
並列節
(美しく咲き誇る)花を見ていた
名詞修飾節(連体修飾節)
(新しいビールが発売されたことを)知っていますか
形式名詞
あのコマーシャルは(話題になるほど)面白い
副詞節(連用修飾節)
(いつ社長の話が終わるのか)わからない
疑問表現
(試験の結果はすぐわかると)先生が言った
引用説
連体修飾節①:内の関係【あの店で服を買った + その服を交換してもらった = ?】
あの店で買った服を交換してもらった
連体修飾節②:外の関係(という)【彼は高い服を買った + その話は広まっている = ?】
彼が高い服を買ったという話は広まっている