債権の目的 Flashcards

1
Q

債権の目的とは?

A

債権の目的とは、債権の内容をなす債務者の行為(給付)のことをいう。

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2
Q

債権の目的の要件

A

債権の目的とは
① 適法かつ社会的妥当性を有することを要する(適法性)
② 実現が可能なものであることを要する(可能性)
③ 履行時までに給付の内容が確定できるものであることを要する(確定性)

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3
Q

給付の可能・不能の標準となる時は?

A

債権の成立要件としての給付の可能・不能の標準となる時は、債権発生の時。

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4
Q

給付が債権成立の時から不能な場合

A
原始的不能による債権不成立
① 債権発生原因が契約
→ 契約締結時の過失が問題となる
② 売買その他の有償契約
→ 一部の原始的不能の場合、瑕疵担保責任が問題となる
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5
Q

給付が債権成立後に不能な場合

A
後発的不能であり、不能事由に応じて後始末が問題となる
① 債務者の帰責事由に基づく場合
→ 債務不履行
② 債務者の帰責事由に基づかない場合
→ 危険負担
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6
Q

債権の意義

A

債権者が債務者に対して一定の給付をするよう請求できる権利

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7
Q

債権の客体

A

債務者の給付行為

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8
Q

債権の種類

A

契約自由の原則により、限定されない

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9
Q

「善良な管理者の注意」の意義

A

善良な管理者の注意とは、行為者の具体的な注意能力に関係なく、取引上、当該場合に行為者の職業、その属する社会的・経済的地位などにおいて一般に要求される程度の注意をいう。

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10
Q

善管注意義務を怠ったため目的物を滅失・毀損したとき

A

善管注意義務を怠ったため目的物を滅失・毀損したときは、損害賠償義務を負う(415条)

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11
Q

物の引渡しと善管注意義務との関係(いつまで善管注意義務を負うか?)

A

① 債務者は引渡しをなすべき時(履行期)の現状でその物を引き渡すことを要し、かつ、それをもって足りる(483条)。

② ただし、実際に引き渡すまでは善管注意義務を負う。

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12
Q

履行遅滞後の不可抗力

A

債務者の履行遅滞の場合、その後、債務者は不可抗力についても責任を負う。

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13
Q

債権者の受領遅滞の場合(受領遅滞と注意義務の関係)

A

債権者の受領遅滞の場合には、債務者の注意義務は軽減され、故意または重過失についてのみ責任を負う。

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14
Q

財産法上、善管注意義務が要求される場合

(①~⑥)

A
① 留置権者(298条1項)
② 質権者(350条・298条1項)
③ 特定物の引渡前の債務者(400条)
④ 受任者(644条)
⑤ 業務執行組合員(671条1項・644条)
⑥ 事務管理者(698条反対解釈)
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15
Q

身分法上、善管注意義務が要求される場合

(①~③)

A

① 後見監督人(852条・644条)
② 後見人(869条・644条)
③ 遺言執行者(1012条2項・644条)

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16
Q

財産法上、自己財産と同一の注意義務で足りる場合

A

無償受寄者(659条)

17
Q

身分法上、自己財産と同一の注意義務で足りる場合

(①~④)

A

① 親権者(827条)
② 放棄・承認前の相続人(918条1項)
③ 限定承認者(926条1項)
④ 相続放棄者(940条1項)