日本語の辞典4 Flashcards
人里離れた
読み方:ひとざとはなれた
人の集落から隔たったところにあるさま。周りに人家などがない様子。
聞き込み
読み方:ききこみ
人から物事を聞くこと、ならびに、それによって情報を得ること。刑事や探偵が人物調査などのために行うことを指すことが多い。
待ちわびる
読み方:まちわびる
[動バ上一][文]まちわ・ぶ[バ上二]気をもみながら待ち続け、心が疲れる。「春を—・びる」
胡坐
読み方:あぐら
1 (胡坐)両ひざを左右に開き、両足を組んで座ること。こざ。「—を組む」
2 貴族の着座する、床の高い台。あごら。
3 材木を組んで高い所へ上れるようにつくった足場。
「—を結ひあげて」〈竹取〉
4 一種の腰掛けで、脚を交差させて折り畳めるようにしたもの。
「—どもを召したり」〈源・胡蝶〉
耽溺
読み方:たんでき
[名](スル)一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。「酒色に—する」
順風満帆
読み方:じゅんぷうまんぱん
追い風を受け、帆がいっぱいにふくらむこと。転じて、物事が順調に思いどおりに運ぶことのたとえ。「—の人生」
[補説] この語の場合、「帆」を「ほ」とは読まない。
画風
読み方:がふう
絵画の作風。絵に表れた画家または流派の特色や傾向。
起訴
読み方:きそ
[名](スル)刑事訴訟で、検察官が裁判所に公訴を提起すること。正式な裁判を求める「公判請求」と書面審理による簡易な手続きを求める「略式命令請求(略式起訴)」がある。民事訴訟法では、訴えの提起をいう。「収賄罪で—される」
勇み足
1 相撲で、相手を土俵際に追いつめながら、勢いあまって自分から先に足を土俵の外に踏み出すこと。
2 調子づいて、やりすぎたり、仕損じたりすること。「新任役員の—の失言」
二の舞
読み方:にのまい
【一】雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。舞は二人。「安摩(あま)」に引き続いて、それを見ていた咲面(えみめん)の老爺と腫面(はれめん)の老婆が、安摩の舞をまねてこっけいに舞う。「安摩」の答舞。
【二】人のあとに出てそのまねをすること。特に、人のした失敗を繰り返すこと。「前任者の—を演ずる」「—を踏む」
撤去
読み方:てっきょ
[名](スル)建造物や施設などを取り去ること。取り払うこと。「作業用の足場を—する」
口ずさむ
読み方:くちずさむ
歌やメロディなどを何となく声に出して歌ったりすること。「口遊む」と書く。「くちずさぶ」とも言う。
合間を縫う
読み方:あいまをぬう
続いている物事がとぎれた短い時間を活用する。また、つながっている物事の切れ目を抜けて行く。「人ごみの—・って走る」
稀有
読み方:けう
別表記:希有
たいへん珍しいこと、めったにない・めったに生じないこと、という意味で用いられる語。たいてい「稀有な事例」のような言い回しにおいて用いられる。
「稀有」には「きゆう」という読み方もある。ただし現代の日常会話において稀有を「きゆう」と読む言い方はきわめて稀な部類と言い得る。
「希有にして」(けうにして)という言い回しは「かろうじて」「やっとのことで」という意味で用いられる場合があり得る。
ひねり回す
読み方:ひねりまわす
[動サ五(四)]
1 指先でいろいろにひねってみる。あれこれいじりまわす。ひねくりまわす。「知恵の輪を—・す」
2 趣向をこらそうと、あれこれ工夫する。ひねくりまわす。「手紙の文章を—・す」
狭小
読み方:きょうしょう
[名・形動]狭くて小さいこと。また、そのさま。「—な国土」「度量の—な人」⇔広大。
[派生] きょうしょうさ[名]
四面楚歌
読み方:しめんそか
《楚の項羽が漢の高祖に敗れて、垓下(がいか)で包囲されたとき、夜更けに四面の漢軍が盛んに楚の歌をうたうのを聞き、楚の民がすでに漢に降伏したと思い絶望したという、「史記」項羽本紀の故事から》敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。
身を挺する
読み方:みをていする
《「挺身(ていしん)」の訓読みから》身を投げ出して事を行う。また、率先して事に当たる。「おぼれかけている幼児を—・して救う」
切磋琢磨
読み方:せっさたくま
[名](スル)《「詩経」衛風・淇奥から。「琢磨」は玉・石などを打ち磨く意》学問をし、徳を修めるために、努力に努力を重ねること。また、友人どうしで励まし合い競い合って向上すること。「互いに—して技術改新を成し遂げる」
ひん曲がり
読み方:ひんまがり
ラ行五段活用の動詞「ひん曲がる」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
雪隠
読み方:せついん
便所。かわや。東司(とうす)。せっちん。
お便り
読み方:おたより
「たより(便り)2」の尊敬語・美化語。
[補説] 「先生からのお便りを読む」は尊敬語、「彼のお便りを見せてもらう」は美化語。
カッと
[副](スル)《古くは「くわっと」と表記》
1 激しく燃え上がったり、強く照らしたりするさま。また、急に明るくなるさま。「太陽が—照りつける」
2 怒り・恥ずかしさなどのあまり頭に血がのぼるさま。急に興奮するさま。「頭が—なる」「すぐ—する性質」
3 目・口などを大きく開くさま。「目を—見開く」
4 物事を思いきってするさま。
「大名になったらば汝には—扶持(ふち)をして」〈虎清狂・鈍根草〉
衝動
読み方:しょうどう
1 外から強い力や刺激を受けて心を動かすこと。
2 動作または行為を行おうとする抑えにくい内部的な欲求。目的が完遂することによって消滅する。「叫びたい—に駆られる」「—を抑える」
確執
読み方:かくしつ
[名](スル)互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和。かくしゅう。「兄弟の間の—」
背中で語る
説明を行動で示す
阿吽
読み方:あうん
《梵語のaとhūṃの音写。「阿」は口を開いて出す音声、「吽」は口を閉じて出す音声》
1 梵字の12字母の、初めにある阿と終わりにある吽。密教では、この2字を万物の初めと終わりを象徴するものとし、菩提心と涅槃(ねはん)などに当てる。
2 仁王(におう)や狛犬(こまいぬ)などにみられる、口を開いた阿形(あぎょう)と、口を閉じた吽形(うんぎょう)の一対の姿。
3 吐く息と吸う息。呼吸。
4 相対・対比など相対する二つのものにいう語。
ぴえん
ぴえんとは、かわいらしく泣いているさまを表すオノマトペである。間投詞的に用いて、泣いていること、または泣きたい気持ちであることを示す時に用いる。ぴえんの語は、悲しくて泣く場合にも、嬉し泣きにも用いられ、深刻な感じを伴わない。主にSNSの書き込みで用いられる俗な言葉である。
ぴえんの用例としては、「彼氏欲しい。ぴえん」「今夜はバイトぴえん」などが挙げられる。
ぴえんの語は、「嬉しすぎてぴえんする」のように、サ変自動詞化し、かわいらしく泣くことを表すこともある。また、形容動詞化して「ぴえんな」の形になり、泣けるさまを表すこともある。例えば、「ぴえんな映画」「ぴえんな気持ち」のように表現する。
赤ん坊などのかわいらしい泣き声をオノマトペで「ぴいぴい」などと表すことは古くからあった。「ぴいぴい」と同じ「ぴ」の語根を持つ「ぴえん」「ぴえーん」は、2010年頃から例が見られるようになり、2010年代末には若い女性を中心にSNSで多用されるに至って、流行語となった。
ぴえんの語は、マイナビティーンズの「2019年ティーンが選ぶトレンドランキング」の「流行ったコトバ」部門、およびAMFの「JC・JK流行語大賞2019」の「コトバ部門」で第1位に選ばれている。
原付
読み方:げんつき
1 原動機がついていること。
2 「原動機付き自転車」の略。
系列
読み方:けいれつ
1 系統立って並んでいる一連の物事。また、その配列。「歴史小説の—に属する作品」
2 生産・販売・資本などによる企業間の結合関係。特に、継続的な取引関係を確保するための企業間の結びつき。「大企業の—に組み込まれる」
離脱
読み方:りだつ
[名](スル)ある状態から抜け出すこと。また、組織などから離れ去ること。「戦線—」
お茶の子さいさい
読み方:おちゃのこさいさい
《「さいさい」は囃子詞(はやしことば)》物事がたやすくできること。
夜分
読み方:やぶん
よる。夜中。「—失礼いたします」
立ち回る
読み方:たちまわる
[動ラ五(四)]
1 あちこち歩き回る。「知人の間を—・って資金を集める」
2 振る舞う。行動する。特に、人々の間に立って自分が有利になるように動く。「派閥間でうまく—・る」
3 外出して、ある所に立ち寄る。また、犯罪者が逃走中ある所に立ち寄る。「知人宅に—・ったところを逮捕された」
4 演劇・映画などで、切り合いや殴り合いの演技をする。「—・るシーン」
自供
読み方:じきょう
[名](スル)警察官などの取り調べに対し、容疑者・犯人が自己の犯罪事実などを申し述べること。また、その述べた事柄。「犯行を—する」
死角
読み方:しかく
1 銃砲の射程距離中にありながら、障害物や銃砲の構造上の理由などのため、射撃できない範囲。
2 ある角度からはどうしても見えない範囲。「バックミラーの—に入る」
3 身近にありながら、気がつかない事柄。「行政の—」
空回り
読み方:からまわり
[名](スル)
1 車輪や機関などが、本来の働きをしないで無駄に回転すること。「タイヤが雪で—する」
2 論理や行動が発展をみないで同じ状態を繰り返すこと。「議論が—する」
3 取引所で、売買がないために相場が立たないこと。
執刀
読み方:しっとう
[名](スル)《刀を手にする意から》外科手術や解剖などのためにメスを持つこと。手術や解剖を行うこと。「担当医が—する」
当てずっぽう
読み方:あてずっぽう
[名・形動]いいかげんな見通しで事を行うこと。また、そのさま。「—に指さす」
食い下がる
読み方:くいさがる
[動ラ五(四)]
1 食いついてぶら下がる。食いついて離れないでいる。
「尻尾には最前の黒いものが…—・って居る」〈漱石・吾輩は猫である〉
2 強い相手に粘り強く立ち向かい、どこまでも争う。粘り強く追及する。「納得するまで質問して—・る」
3 相撲で、相手の胸に頭をつけて前褌(まえみつ)を引き、腰を低くして組む。
湯船
読み方:ゆぶね
1 入浴用の湯を入れ、人がその中に入る大きな箱または桶。浴槽。
2 江戸時代、船内に浴槽を設け、停泊中の船を回り、料金を取って船乗りや客を入浴させた船。
ちゃち
[形動]安っぽくて見劣りのするさま。いいかげんで貧弱なさま。「—なおもちゃ」「—な考え」
得体の知れない
読み方:えたいのしれない
正体がよくわからず怪しい、胡散臭い、などという意味の表現。「得体」は、真の姿や正体、という意味。「得体の知れない男」という風に、通常は人間について言う。
自己陶酔
読み方:じことうすい
自分の行動や容姿にうっとりして酔いしれること。
冤罪
読み方:えんざい
罪がないのに罰せられること。無実の罪。ぬれぎぬ。「—を晴らす」
俄かに
読み方:にわかに
突然に。急に。「俄に」とも書く。急に降り出してすぐ止む雨は「にわか雨」という。
思惑
読み方:おもわく
【一】《【二】が原義。「惑」は当て字》
1 あらかじめ考えていた事柄。考え。意図。また、見込み。「なにか—がありそうだ」「—が外れる」
2 自分のしたことに対する他人の反応、評価。評判。「世間の—が気になる」
3 相場の変動を予想すること。また、その予想によって売買すること。
4 人に思いをかけること。恋心。
「何の—がありて、美形の女の方より、指爪を放しやるべし」〈浮・禁短気・二〉
5 思いをかけた人。恋人。情人。
「この—の心算用をすまさせいでは」〈浮・禁短気・一〉
【二】《動詞「おもう」のク語法》
1 思うこと。
「あしひきの山は百重(ももへ)に隠せども君を—止む時もなし」〈万・三一八九〉
2 (副詞的に用いて)思うことには。思うには。
「里見れど里も見かねて怪しみとそこに—」〈万・一七四〇〉
押収
読み方:おうしゅう
[名](スル)裁判所や捜査機関が証拠物または没収すべき物を占有・確保すること。また、そのための強制処分。「証拠品を—する」
教唆
読み方:きょうさ
[名](スル)
1 ある事を起こすよう教えそそのかすこと。「—扇動」
「法外な給料増加の請求を坑夫等に—し」〈木下尚江・火の柱〉
2 他人をそそのかして犯罪実行の決意を生じさせること。
今般
読み方:こんぱん
「この度」に同じ。外交文書などで用いられることが多い。
静養
読み方:せいよう
[名](スル)病気や疲労の回復などのために、心身をゆったりと休めること。「別荘で—する」
朧気
読み方:おぼろげ
[形動][文][ナリ]《「げ」は接尾語》はっきりしないさま。不確かなさま。「—な記憶」
[補説] 「おぼろけ」が、月などについて「おぼろ(朧)」と掛け詞に用いられ、両者混同して生じた語。
払拭
読み方:ふっしょく
別表記:払しょく
拭い去ること。さっぱりと、きれいに取り除くこと。
別腹
べつ‐ばら【別腹】
読み方:べつばら
1 これ以上は食べられない満腹状態でも甘い菓子なら食べられることを、別の腹に入るといった語。「甘いものは—」
2 「べっぷく(別腹)」に同じ。
べっ‐ぷく【別腹】
読み方:べっぷく
父が同じで母が違うこと。腹違い。異腹。べつばら。
「此の刑部は—故家臣の列に加はれども」〈浄・先代萩〉
もっこり
[副](スル)周囲よりもまるく盛り上がっているさま。「鍛えた背筋が—(と)盛り上がって見える」
頓智
読み方:とんち
その場に応じて即座に出る知恵。機知。「—を働かす」
逆撫で
読み方:さかなで
別表記:逆撫で
毛の生えている向きに逆らうように撫でること。肌に障る撫で方、という意味合いで用いられることが多い。転じて、人の不快感を刺激するさま、そうした言動などを指して用いられることが多い言い方。
承認欲求
読み方:しょうにんよっきゅう
他人から肯定的な評価を受けたい、否定的な評価をされたくない、自分を価値のある存在だと思いたい、という欲求。「全社員の前で表彰され、彼の—は満たされた」
昏睡
読み方:こんすい
[名](スル)
1 前後も知らず深く眠り込むこと。また、その眠り。「酔って—する」
2 高度の意識障害の状態。完全に意識が失われ、こんこんと眠っており、刺激に対して反応しない状態。
憐れみ
読み方:あわれみ
人の苦しみや悲しみに、深く同情すること。似た意味の言葉として、人に対して深い愛情を抱く「慈しみ」がある。どちらも目下の者に向ける感情を表す表現であるが、「慈しみ」が対象を可愛がり、大切にするときに用いられ、「憐れみ」が対象に同情するときに用いられるという違いがある。
壊死
読み方:えし
[名](スル)生体の一部の組織や細胞が死ぬこと。また、その状態。血液が供給されなくなった部分や火傷をした部分などに生じる。ネクローシス。
界隈
読み方:かいわい
そのあたり一帯。付近。近辺。「銀座—」
王座
読み方:おうざ
1 王の座る席。王の地位。王位。「—に就く」
2 第一人者としての地位。首位の座。「業界の—を占める」「—決定戦」
3 囲碁・将棋で、タイトルの一。王座戦の勝者がタイトルの保持者となる。
君臨
[名](スル)
1 主君として国家を統治すること。
2 ある分野で、強大な力を持って他を支配すること。「業界に—する大物」
石橋を叩いて渡る
読み方:いしばしをたたいてわたる
堅固に見える石橋でも、なお、安全を確かめてから渡る。用心の上にも用心深く物事を行うことのたとえ。
神棚
読み方:かみだな
家の内で、神を祭るためにこしらえてある棚。神符・神札などを奉安する。
間投詞
読み方:かんとうし
《interjection》「感動詞」に同じ。
拝借
読み方:はいしゃく
[名](スル)借りることをへりくだっていう語。「お知恵を—したい」
ポッキリ
別表記:ぽっきり
数量が端的で安いことを表す表現。端数を除いたという意味合い、たったこれだけ、という意味合いなどをこめて用いられる。「60分飲み放題で10000円ポッキリ」などのように用いられる。
並大抵
読み方:なみたいてい
[名・形動]普通に考えられる程度であること。また、そのさま。ひととおり。多く打消しの語を伴って用いる。「この悪天候に出航するとは—でない」
漕ぎ
読み方:こぎ
ガ行五段活用の動詞「漕ぐ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
「漕ぎ」の例文・使い方・用例・文例
このボートは漕ぎやすい
彼がゆっくりと自転車を漕ぎます
彼は探検家であるのみならず、世界的に有名なカヤックの漕ぎ手でもある。
カヌーを漕ぎたいです。
また、カヌーも漕ぎたいです。
山田副主任にお手伝いいただいたおかげで、何とか完成に漕ぎ着けました。
やっとの事で先方と妥協にまで漕ぎ着けた.
(仕事で)ここまで漕ぎつけるのに心が疲れたよ.
ようやくここまで漕ぎ付けた
オールのひと漕ぎ
一漕ぎ二漕ぎ漕ぐ
ひと漕ぎで
ひと漕ぎごとに
やっと本船へ漕ぎつけた
漕ぎ方始め
舟を漕ぎにいかないか
岸へ漕ぎつける
漕ぎ損なう、漕ぎ損なってひっくりかえる
空威張り
読み方:からいばり
[名](スル)実力がないのに虚勢を張ること。「弱いやつほど—する」
空元気
読み方:からげんき
うわべだけ元気よく見せること。また、見せかけの元気。「—を出す」
支出
読み方:ししゅつ
[名](スル)ある目的のために自分の所有する金銭や物品を支払うこと。また、その金品。「経費を—する」「—を抑える」「過年度—」⇔収入。
ぐるみ
読み方:ぐるみ
[接尾]《動詞「くる(包)む」の連用形から》名詞に付いて、そのものを含んですべて、そのものをひっくるめて全部などの意を表す。ぐるめ。「家族—」「身—」
急がば回れ
読み方:いそがばまわれ
早く着こうと思うなら、危険な近道より遠くても安全確実な方法をとったほうが早く目的を達することができるというたとえ。
ぞろ目
読み方:ぞろめ
1 二つのさいころを振って、同じ目が出ること。
2 連勝式の競馬・競輪などで同じ枠内の馬や選手が、1着・2着になること。
3 すべての桁(けた)の値が同じであること。また、年・月・日などのすべての桁の値がそろっていること。「22年2月22日」など。
捲る
読み方:まくる
【一】[動ラ五(四)]
1 物の端を外側へ巻きながら上へあげる。「裾を—・る」
2 おおっているものや重なっているものをはがす。めくる。「布団を—・る」
3 追い立てる。「後ろから激しく—・られる」
4 (動詞の連用形に付いて)ずっとその動作を続ける。盛んに…する。「書き—・る」「走り—・る」
[可能] まくれる
【二】[動ラ下二]「まくれる」の文語形。→捲(めく)る
うるうる
別表記:ウルウル
感涙で目が潤んでいる様子を示すオノマトペ。
出稼ぎ
読み方:でかせぎ
[名](スル)ある期間、家を離れ、よその土地や国に行って働くこと。また、その人。「農閑期に—する」「—の外国人労働者」
滅私奉公
滅私奉公(めっしほうこう)は、私を滅し、公に奉ずることを意味する故事である。
動悸
読み方:どうき
胸がどきどきすること。心臓の鼓動がいつもより激しく打つこと。「—が鎮まる」「—がして冷や汗が出る」
ちまちま
[副](スル)小さくまとまっているさま。ちんまり。「—(と)した考え方」「—(と)書かれた文字」
呑んべえ
酒が好きでよく飲む人を人名のようにいった語。飲み助
食いしん坊
読み方:くいしんぼう
[名・形動]食い意地が張って、むやみと食べたがること。また、そういう人や、そのさま。くいしんぼ。「—な子供」
立ち回り
読み方:たちまわり
1 あちこち歩き回ること。また、ある所に立ち寄ること。「—先」
2 振る舞い。特に、自分が有利になるような行動。「如才ない—」
3 演劇・映画などで、切り合いや殴り合いなどの場面。殺陣(たて)。
4 つかみ合ったり、殴り合ったりするけんか。乱闘。「町なかではでな—を演じる」
5 能で、大鼓・小鼓や太鼓を加えた囃子(はやし)に笛のあしらいで、シテが舞台を静かに一巡する所作。
高貴
読み方:こうき
【一】[名・形動]
1 身分・家格などが高く貴いこと。また、そのさま。「—の出」「—な家柄」
2 人柄などに、気品のあるさま。「—な精神の持ち主」
3 値段が高くて貴重なこと。また、そのさま。「—な薬」
【二】[名]「高貴織り」の略。
色白
読み方:いろじろ
[名・形動]色、特に肌の色が白いこと。また、そのさま。「—な(の)少女」
他責
読み方:たせき
他人を責めること。失敗や過ちの原因を他人のせいにして責めること。「自責」に対して用いられる語。他人のせいにする傾向を「他責的」などという。
星霜
読み方:せいそう
《星は1年に天を1周し、霜は毎年降るところから。古くは「せいぞう」》としつき。歳月。「—ここに幾十年」「幾—を経る」
辞令
読み方:じれい
1 官職・役職などの任免の際、その旨を書いて本人に渡す文書。「—が出る」
2 人と応対するときの形式的な言葉やあいさつ。「外交—」
3 文章上の言葉遣い。文章のあや。「—の妙を極める」
ボロカス
読み方:ぼろかす
1 ぼろきれやかすのように価値のないもの。
2 さんざんに悪く評価すること。ぼろくそ。「—に言われる」
散見
読み方:さんけん
[名](スル)あちこちに見えること。ちらほら目につくこと。「雑誌等に—する新語」
卑下も自慢の中
読み方:ひげもじまんのうち
別表記:卑下も自慢の中
表向き謙遜するような態度を取っていてもそれが自慢の表現方法なのである、自慢したい気持ちを抑えて謙遜しているのである、あるいは、謙遜を美徳と認識しているため敢えて謙遜しているのである、といった意味を込めて用いられる言い回し。
訳あり物件
訳あり物件(わけありぶっけん)とは、不動産取引において土地・建物に、瑕疵(キズ)がある物件のことである。
断面
読み方:だんめん
1 物を任意の線で切断した切り口。「地層の—」
2 ある角度から見た物事の状態や様子。「社会の—」「生活の一—」
鮑
読み方:あわび
ミミガイ科の巻き貝のうち、マダカアワビ・クロアワビ・メガイアワビ・エゾアワビの総称。貝殻は平たい楕円形で、殻口が大きいために二枚貝の片側だけのように見える。殻径10〜20センチ。殻の外面は褐色で呼吸孔が並ぶ。雌雄異体。肉は食用、殻は螺鈿(らでん)細工や真珠養殖の核に用いる。《季 夏》「太陽へ海女の太腕—さげ/三鬼」
牡蠣
読み方:かき
イタボガキ科の二枚貝の総称。海中の岩などに固着する。貝殻形は一定しないが、片方の殻は膨らみが強く、片方は平たい。殻表には成長脈が薄板状に発達。マガキ・イタボガキ・スミノエガキ・イワガキなど食用となるものが多く、養殖もされる。オイスター。《季 冬》「松島の松に雪ふり—育つ/青邨」
[補説] 乳白色の色合いと、栄養が豊富であることから「海のミルク」と呼ばれる。
輸血
読み方:ゆけつ
[名](スル)血管内に、他の健康な人の血液あるいは血液成分を注入し、その不足を補うこと。外傷や手術で出血量の多い場合や、白血病・貧血などの血液疾患などの際に行われる。
骨盤
読み方:こつばん
腰部にあり、左右の寛骨と仙骨・尾骨とで構成される骨。大骨盤と小骨盤とに分けられ、小骨盤には子宮・卵巣・直腸・前立腺などの臓器がある。形態は男女差が著しい。
括れ
読み方:くびれ
中ほどが他のところに比べて細くなっていること。また、その部分。「腰の—」
グラマー
グラマーは、女性の容姿に関する魅力を表す言葉である。グラマー・ガールまたはグラマラスの略語とされる[1]。英語のglamor, glamourは「魅力、人を惑わす美しさ、若い女性の性的魅力」などを表す名詞であるが[2]、日本ではもっぱら形容動詞語幹として使用される[3]。
ポタポタ
[副]しずくが次々に落ちる音や、そのさまを表す語。「—(と)汗がしたたる」
守宮
読み方:やもり
有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約670種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。《季 夏》「河岸船の簾(すだれ)にいでし—かな/蛇笏」
[補説] 書名別項。→やもり
消化不良
読み方:しょうかふりょう
1 消化能力が低下し十分な消化が行われなくなること。疲労・暴飲・暴食や有毒物・腐敗物を食べたりすることなどが原因。胃痛・嘔吐(おうと)・下痢(げり)などを起こす。
2 知識などをよく理解できないで、自分のものとして身に付けられないこと。「情報量が多過ぎて—を起こす」
胃もたれ
読み方:いもたれ
胃がもたれるさま。消化不良で胃の辺りが重たく感じる様子などを意味する表現。
溜飲
読み方:りゅういん
飲食物が胃にとどこおって、酸性の胃液がのどに上がってくること。
年配
読み方:ねんぱい
1 年齢のほど。としのころ。「同じ—の人」
2 世間なれした年ごろ。中年以上の年ごろ。「—の女性」
3 年齢が上であること。年上。「彼は私よりいくつか—だ」
常套句
読み方:じょうとうく
似た状況で決まって持ち出される言い回し。「決まり文句」とも言う。
発注
読み方:はっちゅう
[名](スル)注文を出すこと。「必要な備品を—する」⇔受注。
棒立ち
読み方:ぼうだち
1 棒のようにまっすぐに突っ立っていること。「驚きのあまり—になる」
2 馬などが前脚を上げて後脚だけで立ち上がること。
大博打
読み方:おおばくち
規模の大きなばくち。転じて、危険性は大きいが、うまくいけば大きな成果を得られそうなことをすること。「伸(の)るか反(そ)るかの—を打つ」
勘ぐり
読み方:かんぐり
かんぐること。「下種(げす)の—」
俯瞰
読み方:ふかん
[名](スル)
1 高い所から見下ろし眺めること。鳥瞰。「ビルの屋上から市内を—する」
2 (比喩的に)広い視野で物事を見たり考えたりすること。また、ある事柄や状況に対して客観視すること。「自分自身を—してみる」
籠城戦
読み方:ろうじょうせん
別表記:篭城戦
戦における戦法のうち、城をはじめとする自陣の拠点に立てこもり(籠城)、守備を主体として戦うこと。
教唆
読み方:きょうさ
[名](スル)
1 ある事を起こすよう教えそそのかすこと。「—扇動」
「法外な給料増加の請求を坑夫等に—し」〈木下尚江・火の柱〉
2 他人をそそのかして犯罪実行の決意を生じさせること。
相容れない
読み方:あいいれない
[連語]互いの主張や立場が相反していて両立しない。「—◦ない関係」
手配
読み方:てはい
[名](スル)
1 物事に先だって役割や段取りを決めたり、必要な物を用意したりすること。てくばり。「ハイヤーを—する」
2 犯人・容疑者を逮捕するため、指令を発して所要人員の配置その他の活動をすること。「指名—」
伸び代
読み方:のびしろ
能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。「芸の—が大きい」
[補説] 平成17年(2005)前後からスポーツ界で使われ、多方面に広がった。
朦朧
読み方:もうろう
[ト・タル][文][形動タリ]
1 ぼんやりとかすんで、はっきり見えないさま。「霧の中に—と人影が浮かぶ」
2 物事の内容・意味などがはっきりしないさま。「言うことが—としている」
3 意識が確かでないさま。「頭が—とする」
振れ幅
読み方:ふれはば
(1)振り子や波など、周期的な変動が見られるものについての、その変動の端から端までの幅を意味する表現。「振幅」とは似た概念だが、振幅は「中央から端」までを指すので、「振れ幅」の半分となる。
(2)一般的に、あるものの変化の幅や激しさを意味する表現。「気持ち(感情)の振れ幅が大きい」「為替の振れ幅が大きい」などの表現がある。
グサッと
[副]
1 鋭い刃物などを勢いよく突き刺すさま。「出刃包丁を—畳に突き立てる」
2 厳しい批判を受けて、心に打撃を受けるさま。「何気ない彼の一言が胸に—きた」
経絡
読み方:けいらく
1 《「経」は縦の流れ、「絡」は横の流れの意》漢方で、つぼの筋道。気血の循環系で、12の臓腑(ぞうふ)に対応する12の正経と8の奇経(きけい)があり、これに沿って経穴(つぼ)が配置されている。
2 物事の筋道。脈絡。
条理
読み方:じょうり
物事の筋道。道理。「—を立てて説明する」「—にかなう裁決」
筋道
読み方:すじみち
1 物事がそうなっているわけ。事の条理。道理。「—を立てて話す」
2 物事を行うときの正しい順序。「—を踏んで事を進める」
刊行
読み方:かんこう
[名](スル)書籍などを印刷して世に出すこと。出版。
骨壺
読み方:こつつぼ
火葬にした骨を納める壺。こつがめ。
妖艶
読み方:ようえん
[名・形動]あやしいほどになまめかしく美しいこと。また、そのさま。「—なほほえみ」
[派生] ようえんさ[名]
艶かしい
読み方:なまめかしい
別表記:艶めかしい
落ち着いた気品があり、色気漂うさま。多く女性について言う。艶っぽい。
諷詠
読み方:ふうえい
[名](スル)詩歌を作ったり、吟じたりすること。「花鳥—」
名門
読み方:めいもん
由緒のある家柄。名家。また、有名な学校・団体など。「—校」
巡り合わせ
読み方:めぐりあわせ
自然にめぐってくる運命。まわりあわせ。「不思議な—」「—が悪い」
人形浄瑠璃
人形浄瑠璃
読み方:ニンギョウジョウルリ(ningyoujoururi)
江戸時代の浄瑠璃に合わせた人形劇。
別名 操浄瑠璃、浄瑠璃芝居
縦横
読み方:じゅうおう
[名・形動]
1 たてとよこ。また、南北と東西。「市街を—に貫く通り」
2 あらゆる方面。四方八方。「国内を—に走る鉄道」
3 思いのままに振る舞うこと。また、そのさま。自由自在。「—に活躍する」「才気—」
4 合従(がっしょう)と連衡(れんこう)。
軽んじる
読み方:かろんじる
[動ザ上一]「かろんずる」(サ変)の上一段化。「約束を—・じる」
外郭団体
読み方:がいかくだんたい
官庁などの組織の外部にあって、これと連携し、その活動や事業を支援する団体。
巡らす
読み方:めぐらす
[動サ五(四)]
1 周りを囲ませる。「垣根を家の周りに—・す」
2 回転させる。まわす。「きびすを—・す」「頭(こうべ)を—・す」
3 あれこれと心を働かせる。「思いを—・す」「はかりごとを—・す」
4 ふれまわって知らせる。回状で知らせる。
「堂の飾り、仏の御具など、—・し仰せらる」〈源・松風〉
[可能] めぐらせる
密閉
読み方:みっぺい
[名](スル)すきまのないように、ぴったりと閉じること。「容器を—する」
照合
読み方:しょうごう
[名](スル)照らし合わせて確かめること。「書類を原簿と—する」
交互に
読み方:こうご
(多く「に」を伴って副詞的に用いる)代わる代わるすること。互い違いになること。「グループごとに—に働く」「男子と女子と—に並ぶ」
身寄り
読み方:みより
身を寄せるところ。親類・縁者。「—のない老人」
白々しい
読み方:しらじらしい
[形][文]しらじら・し[シク]
1 白く見えるさま。また、はっきりと見えるさま。「—・い月の光」
「よそにふる物とこそ見め白雪の—・しくも思ほゆるかな」〈重之集〉
2 興ざめなさま。「—・い空気が流れる」
3 うそであったり、本心でなかったりすることが、見え透いているさま。「—・いお世辞」「—・くうそ八百を並べたてる」
4 知っていながら知らないふりをするさま。「—・く初対面のあいさつをする」
[派生] しらじらしさ[名]
徘徊
読み方:はいかい
[名](スル)あてもなく、うろうろと歩きまわること。「街中を—する」
割愛
読み方:かつあい
割愛とは
割愛(かつあい)とは、「やむを得ず省略すること」や「惜しみながら捨てること」を意味する表現。《できることならば省きたくはないが、紙幅や時間の都合上それも難しいため、やむを得ず省く》というようなニュアンスを込めて用いられる表現といえる。
「割愛」は名詞またはサ変動詞として機能する。多くの場合「割愛する」という動詞の形で用いられる。
割愛の語源・もともとの意味
割愛はもともとは仏教の用語であり、「執着や愛着の気持ちを断ち切る」という意味の言葉だった。
割愛の類語・類義語
「割愛」の類義語としては「省略」が挙げられる。「省略」には単に「省く」という動作を指す意味合いしかなく、省く対象をことさらに必要あるいは不要と思うニュアンスは含まれない。
割愛は、省く対象を本当は必要と考えながらも省く、というニュアンスを含む。
割愛とは逆に「対象を不要と判断して省く」というニュアンスの言葉としては「省除」などが挙げられる。
なお文化庁が2013年に公表した世論調査の結果によると、今日では「割愛」を「対象を不要と判断して省く」という意味合いの言葉であると認識する人の割合が増えているという。
低迷
読み方:ていめい
[名](スル)
1 低くただようこと。「暗雲—」
2 よくない状態から抜け出せないでいること。「売り上げが—する」「最下位に—する」
自己啓発
読み方:じこけいはつ
本人の意思で、自分自身の能力向上や精神的な成長を目指すこと。また、そのための訓練。「—セミナー」
迷走
読み方:めいそう
[名](スル)
1 定まった道や予想される道を大きく外れて進むこと。「—する航空機」「—台風」
2 (比喩的に)物事の進むべき方向が定まらず、結論がなかなか出ないこと。「日銀総裁人事で—する」「議論が—する」
初々しい
読み方:ういういしい
[形][文]うひうひ・し[シク]
1 物慣れないで幼い感じがする。世間慣れしていないで、若々しく新鮮にみえる。「—・い新入生」「—・い新妻」
2 はじめてなので、気持ちが落ち着かない。きまりが悪い。恥ずかしい。
「今はさやうのことも—・しくすさまじく思ひなりにたれば」〈源・若菜上〉
[派生] ういういしげ[形動]ういういしさ[名]
股間
読み方:こかん
またの間。またぐら。
ギチギチ
別表記:ぎちぎち
密に詰まった物同士が触れ合い、強い摩擦でこすれるさまを表現する語。
柑橘
読み方:かんきつ
「柑橘類」の略。
中性
読み方:ちゅうせい
1 対立する二つの性質のどちらにも属さない中間の性質。
2 男性とも女性ともつかない性的状態。また、そのような人。「—的な魅力の女優」
3 物質が酸性でもアルカリ性でもない性質を示すこと。水溶液中では水素イオン指数pHが7あたりのときをいい、青色リトマスも赤色リトマスも変色しない。
4 素粒子・原子などが、陰の電荷も陽の電荷も帯びていない状態であること。電気的中性。
5 インド‐ヨーロッパ語などで、文法上の性の区分の一。男性にも女性にも属さないもの。
長尺
読み方:ちょうしゃく
《「ちょうじゃく」とも》普通より長いこと。特に、映画のフィルムにいう。「—物の映画」
宅建
宅 建(たっけん)
宅地建物取引の略。
関連語
宅建業法 - 「宅地建物取引業法」の略。日本における「宅建」を規制する法律。
宅建業 - 「宅地建物取引業」の略(使用例[1])。
宅建試験 - 「宅地建物取引士資格試験」の略。
宅建士 -「宅地建物取引士」の略。
宅建主任者 - 「宅地建物取引主任者」(宅地建物取引士の旧称)の略。
宅建協会 - 「宅地建物取引業協会」の略。
↑ 神奈川県宅地建物取引業協会[1]
てくてく
[副]乗り物にも乗らずひたすら歩いて行くさま。「学校まで—(と)歩いてかよう」
留意
読み方:りゅうい
[名](スル)ある物事に心をとどめて、気をつけること。「健康に—する」「—点」
着手
読み方:ちゃくしゅ
[名](スル)
1 ある仕事に手をつけること。とりかかること。「研究に—する」
2 (「著手」とも書く)刑法で、犯罪の遂行に直接関係のある行為にとりかかること。
3 囲碁・将棋などで、石を置いたり駒を動かしたりすること。手(て)。「—禁止点」
校正
読み方:こうせい
[名](スル)
1 文字・文章を比べ合わせ、誤りを正すこと。校合(きょうごう)。
2 印刷物の仮刷りと原稿を照合し、誤植や体裁の誤りを正すこと。「ゲラ刷りを—する」
3 測定器が示す値と真の値の関係を求め、目盛の補正などを行うこと。国家標準で定められた標準器や、あらかじめ物理的量や化学的な純度などがわかっている標準試料を用いて校正する。較正。検定。キャリブレーション。
負うた子に教えられて浅瀬を渡る
読み方:おうたこにおしえられてあさせをわたる
時には自分より未熟な者から教えられることもあるということのたとえ。
授受
読み方:じゅじゅ
[名](スル)さずけることと受け取ること。受け渡し。「金品を—する」
脆弱
読み方:ぜいじゃく
[名・形動]もろくて弱いこと。また、そのさま。「—な地盤」「—な神経」
[派生] ぜいじゃくさ[名]
攣る
読み方:つる
【一】[動ラ五(四)]
1 (「攣る」とも書く)引っ張られた状態になって一方へ寄る。つれる。
㋐筋肉が急に収縮し、痛くて動かせなくなる。ひきつる。「筋が—・る」
㋑物の一方の端が引っ張られたように上へ上がる。つりあがる。「目の—・った人」
㋒引かれて縮む。「縫い目が—・る」
2
㋐(釣る)魚を釣り針にひっかけてとる。また、それに似たやり方で虫などをとらえる。「カツオを—・る」「トンボを—・る」
㋑(釣る)気を引くようなことをちらつかせて、こちらの思うとおりに相手を動かす。巧みに相手を誘う。「甘い言葉で—・る」「広告で客を—・る」
㋒物の上部を固定して垂れ下げる。上からぶらさげる。また、物の両端を固定して空中にかけ渡す。「棚を—・る」「蚊帳(かや)を—・る」「橋を—・る」
㋓(吊る)首をくくる。縊死(いし)する。「首を—・る」
㋔(吊る)相撲で、両手を相手のまわしにかけて高く持ち上げる。
[可能] つれる
【二】[動ラ下二]「つ(吊)れる」の文語形。
都度
読み方:つど
物事が行われるたびごと。毎回。「帰郷の—墓参りをする」
鼓舞
読み方:こぶ
[名](スル)《鼓(つづみ)を打ち、舞(まい)をまう意から》大いに励まし気持ちを奮いたたせること。勢いづけること。鼓吹(こすい)。「士気を—する」
摩訶不思議
読み方:まかふしぎ
[名・形動]非常に不思議なこと。また、そのさま。「なんとも—な事件だ」
ボカシ
読み方:ぼかし
1 ぼかすこと。また、ぼかしたもの。「写真の—」
2 日本画で、色を濃い部分からしだいに薄くしていく技法。隈取(くまど)りの一種。
素振り
そ‐ぶり
読み方:そぶり
表情や態度・動作に現れたようす。「よそよそしい—をみせる」
せがれ
せがれ【×倅/×悴】
読み方:せがれ
1 自分の息子をへりくだっていう語。「—をよろしく願います」
2 他人の息子をくだけていう語。また、子供や若輩の者をさしていう語。「高校生の—がいるそうだ」
3 陰茎の俗称。
[補説] 1・2は、古くは女子にも用いた。
億劫
読み方:おっこう
【一】[名]仏語。一劫の億倍。すなわち、非常に長い時間。永遠。→劫(こう)
【二】[形動]《それをするには長い時間がかかるところから》「おっくう(億劫)」に同じ。
「其の法と言ふは、殊外(ことのほか)—にて、中々むさと授けられぬことなれども」〈洒・当世花街談義〉
包み隠さず
読み方:つつみかくさず
別表記:つつみ隠さず
何事も秘密にすることなく、あらいざらい打ち明けるさまを示す表現。
徘徊
読み方:はいかい
[名](スル)あてもなく、うろうろと歩きまわること。「街中を—する」
鈍くさい
読み方:どんくさい
[形][文]どんくさ・し[ク]まだるい。まがぬけている。「旧式で—・い機械」
許嫁
読み方:いいなずけ
《動詞「いいなづく」の連用形から》
1 双方の親が、子供が幼いうちから結婚させる約束をしておくこと。
2 結婚の約束をした相手。婚約者。フィアンセ。
動脈瘤
読み方:どうみゃくりゅう
動脈壁の局部がこぶ状に拡張した状態。動脈硬化症・梅毒などによるものが多く、しだいに増大し、破裂して大出血を起こす危険がある。
毛嫌い
読み方:けぎらい
[名](スル)《鳥獣が、相手の毛並みによって好き嫌いをするところから》これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけもなく嫌うこと。「演歌を—する」
お茶目
読み方:おちゃめ
無邪気で愛らしく、憎めないさま。茶目。
朝勃ち
夜間陰茎勃起現象[1](やかんいんけいぼっきげんしょう、英語: nocturnal penile tumescence)は、性的興奮や自意識とは関係のない状態でペニス(陰茎)が勃起している現象。就寝中に勃起が起こるものを夜立ち(よるだち、夜勃ち、夜起ち)、それが朝睡眠より目覚めたときまで維持されているものを朝立ち(あさだち、朝勃ち、朝起ち、英語: morning wood、morning glory)ともいう。この現象は睡眠のメカニズムによるものであり、性的な夢を見たことに起因するという考えは誤りである。多く男性のペニスに起こる現象に対して称されるが、構造が似ている女性のクリトリス(陰核)にも同様の現象(夜間陰核勃起現象)は起こる
クンニ
クンニリングス(英: 仏: 独: cunnilingus)は、女性器を直接舌で舐めて性的刺激を与える行為である。オーラルセックスの一種で性行為の前戯として行うことが多い。日本語では「クンニ」と略すが、俗ラテン語のcunnus(外陰部)とlingere(舐める)が語源である。古くは、「啜陰(せついん、てついん)」などという言い方もあった。
反り
読み方:そり
《動詞「そ(反)る」の連用形から》
1 反ること。弓なりになること。また、その程度。「板の—を直す」
2 刀身の湾曲。また、その度合い。
3 弦(つる)を張らない弓の湾曲。また、その度合い。
4 (刀身と鞘(さや)との関係から、「そりが合う」「そりを合わせる」などの形で用いる)人の性向や、世の風潮。また、それとの相性。「上役と—が合わない」
「世間の—に合わぬことも多い」〈福沢・福翁自伝〉
5 相撲で、相手のわきの下に頭を入れ、後ろへ反りかえって倒す技。居反り・たすき反り・しゅもく反りなど。
餌食
読み方:えじき
1 動物のえさとして食われる、命あるもの。
2 野心や欲望のための犠牲となるもの。くいもの。「巨大資本の—となる」
3 食物。食料。
「生き身には—あり」〈浄・博多小女郎〉
擦り寄る
読み方:すりよる
[動ラ五(四)]
1 すれ合うほどに近寄る。「子供が—・って甘える」
2 ひざをすって近寄る。にじり寄る。「枕元へ—・って病人を介抱する」
3 利益を得るなどの目的で、親しくなろうとする。「権力者に—・る」
無一文
読み方:むいちもん
少しもお金を持っていないさま、または少しもお金を持っていない人を指す語。「一文無し」「文無し」などとも言う。
ドン引き
読み方:ドンびき・どんびき
別表記:どん引き
誰かの言動によって周囲の皆が白けたり、場が気まずい雰囲気になったりする様子。全員が引いた状態。「合コンで女性がドン引きする発言」のように用いられる。
駆け引き
読み方:かけひき
[名](スル)《戦場で、進むことを「かけ」、退くことを「ひき」というところから》
1 商売や交渉・会議などで、相手の出方や状況に応じて自分に有利になるように処置すること。「—がうまい」
2 戦場で、時機を見計らって兵を進めたり退(ひ)いたりすること。
参観日
読み方:さんかん
[名](スル)その場所に行って、見ること。「授業を—する」
口外
読み方:こうがい
[名](スル)口に出して言うこと。秘密などを第三者に話すこと。「むやみに人の秘密を—してはならない」「—無用」
順風満帆
読み方:じゅんぷうまんぱん
追い風を受け、帆がいっぱいにふくらむこと。転じて、物事が順調に思いどおりに運ぶことのたとえ。「—の人生」
[補説] この語の場合、「帆」を「ほ」とは読まない。
我関せず
読み方:われかんせず
自分には関係ない、という態度を取ること、自分は関与しない、という態度を取ること、を幅広く指す言い回し。「我関せず焉(われかんせずえん)」とも言う。
贖罪
読み方:しょくざい
[名](スル)
1 善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。罪滅ぼし。「奉仕活動によって—する」
2 キリスト教用語。神の子キリストが十字架にかかって犠牲の死を遂げることによって、人類の罪を償い、救いをもたらしたという教義。キリスト教とその教義の中心。罪のあがない。
[補説] 「とくざい」と読むのは誤り。
下校
読み方:げこう
[名](スル)学校を出て帰途につくこと。「台風が来るので早く—させる」⇔登校。
飛沫
読み方:しぶき
1 雨風が吹きつけること。また、その雨。
「—が静かに窓に音を立てた」〈白鳥・泥人形〉
2 水などが細かく飛び散ること。また、その水滴。飛沫(ひまつ)。「波の—が掛かる」
回虫
読み方:かいちゅう
線虫綱回虫科の袋形動物。人間の小腸に寄生。体は細長く、黄白色。体長20〜40センチになり、雄のほうが小さい。虫卵が野菜などに付着して人間の口から体内に入り、小腸で孵化(ふか)した幼虫は肝臓・心臓・肺に入り、さらに気管を経て胃・小腸に達して成虫になる。出血性肺炎や臓器への侵入によるさまざまな障害の原因となるが、人糞(じんぷん)肥料を用いなくなってから減少した。豚・犬・猫などにも特定のものが寄生する。
チャームポイント
《(和)charm+point》その人の最も魅力的なところ。また、人を最も引き付ける部分。
末永く
読み方:すえながく
これから先もずっと。いつまでも。「末長く」と書く。「永」の字を用いるのは、「永遠」からの連想か。
僻む
読み方:ひがむ
【一】[動マ五(四)]
1 物事を素直に受け取らないで、曲げて考える。自分が不利なようにゆがめて考える。「じゃま者扱いされたと—・む」
2 ゆがんだ考え方をする。考え方がまちがっている。
「取りはづして落窪といひたらむ、何か—・みたらむ」〈落窪・四〉
3 物の見方がかたよっている。偏屈な考え方をする。
「—・める心はさらにさも思はで」〈源・須磨〉
4 正常な状態ではなくなる。もうろくする。
「母君の、あやしくなほ—・める人にて、世の常のありさまにもあらず」〈源・若菜下〉
【二】[動マ下二]事実に相違させる。ゆがめる。
「聞こし召し—・めたることなどや侍らむ」〈源・若紫〉
乱交パーティー
読み方:らんこうパーティー
特定のパートナーとではなく複数の男女が入り乱れる形で性交する集まりを指す語。
いちゃもん
言いがかり。難癖(なんくせ)。文句。「—をつける」
疲労困憊
読み方:ひろうこんぱい
[名](スル)ひどくつかれて苦しむこと。つかれはてること。「徹夜続きで—する」
一区切り
読み方:ひとくぎり
物事や文章、話などが一段落すること。また、その一段落。ひときり。「仕事がやっと—ついた」
肉便器
読み方:にくべんき
(1)人間に排泄物を浴びせ便器扱いすること。特殊な性的嗜好の一種。
(2)輪姦する女性を単なる排泄(射精)の対象としてのみ捉える侮蔑的表現。変態性欲を満たす倒錯した概念の一種。
ホッチキス
読み方:ほっちきす
紙とじ器の一。取っ手を強く握ると、コの字形の針金が押し出されて紙がとじ合わされる。ホチキス。
背筋を伸ばす
読み方:せすじをのばす
背中の中心を構成する筋をしっかりと伸ばすこと。ストレッチ体操の一部として行う運動の他に、まじめな気持ちで対峙する際の姿勢を正す動作を指すことも多い。
テカリ
1 布地の一部がこすれて光って見えること。
2 脂分が分泌されることで、額や頰がてかてか光って見えること。「肌の—を抑える」
鈍間
読み方:のろま
[名・形動]
1 動作や頭の働きがにぶいこと。また、そのさま。「—なやつ」
2 「野呂間人形」の略。
引きつる
読み方:ひきつる
【一】[動ラ五(四)]
1 痙攣(けいれん)する。「足が—・る」
2 かたくこわばる。「緊張で顔が—・っている」「怒りに声が—・る」
3 やけどなどで皮膚がつっぱる。
【二】[動ラ下二]「ひ(引)きつ(攣)れる」の文語形。
酸いも甘いも噛み分ける
読み方:すいもあまいもかみわける
人生経験が豊かで人の心の機微や世間の事情によく通じている。酸いも甘いも知っている。
[補説] 「酸いも甘いも嗅(か)ぎ分ける」とするのは誤り。
虚無感
読み方:きょむかん
虚無感(きょむかん)とは、すべてが空しく感じること、何事にも意味や価値が感じられないような感覚、などを指す意味で用いられる表現です。たとえば、人生の意味や自分の存在意義などについて「まるで無意味なのではないか」という思いに苛まれているような状況は「虚無感にとらわれる」などと表現されます。
「虚無」という言葉には「なにもない」「空っぽである」「何の意味もない」「まったくの無価値」といった意味があります。「虚無感」は、そのような(「虚無」を感じている)感覚です。
虚無感とは具体的にはどのような感覚なのか、その様相は多分に人それぞれでしょうが、たとえば「なにか本質的な大事な部分がごっそり抜け落ちているような感覚」とか「目指すべき人生の指標が見当たらず暗中にいるような感覚」は、虚無感であるといえるでしょう。
「虚無感」という言葉はたいてい、「虚無感に襲われる」「虚無感にとらわれる」「虚無感に包まれる」「虚無感に苛まれる」というような言い回しで用いられます。虚無感と同じ意味で「空虚感」という表現が用いられることもあります。
哲学・思想の分野では、世界や人間存在には一切の意義も価値もないと捉える立場を「虚無主義」(ニヒリズム)といいます。
くねくね
[副](スル)
1 幾度も曲がって続くさま。「—(と)した細い道」
2 からだを柔らかく曲げるさま。また、しなを作るさま。「腰を—(と)させて踊る」
視姦
視姦 (しかん)とは相手を見つめることで、相手を辱めて性的興奮を煽る行為のこと。
うそっぱち
読み方:うそっぱち
「嘘」を強めていう語。全くの嘘。
平素
読み方:へいそ
ふだん。つね日ごろ。副詞的にも用いる。「—の努力」「—利用しているバス」
平 素(へいそ)
いつも。普段。
平素は当店をご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。
関連語: 日本語
常套
尋常
通常
用法: 日本語
形式的な挨拶で多用される。日常会話ではあまり用いられない。
女心と秋の空
読み方:おんなごころとあきのそら
女性の心は移ろいやすく、変わりやすいということ。元来は「男心と秋の空」と、男の好色さに関する諺だったとされる。
植民地
読み方:しょくみんち
ある国からの移住者によって経済的に開発され、その国の新領土となって本国に従属する地域。武力によって獲得された領土についてもいう。
羽目
読み方:はめ
《動詞「は(塡)める」の連用形からという》
1 建築で、板を平らに張ったもの。布羽目・太鼓羽目などがある。
2 (「破目」とも書く)成り行きから生じた困った状況。「結局手伝わされる—になる」
情弱
読み方:じょうじゃく
別名:情報弱者
情弱とは、情報資源に満足にアクセスできない人や、情報を充分に活用できない人を指す俗称である。
コンピュータやインターネットが発達・普及している、現在の高度情報化社会においては、得られる情報の量や質の差が、社会的、経済的な格差を生みやすい。この格差は情報格差などと呼ばれる。この格差において不利な側に位置する人が情弱と呼ばれる。
なお、これまでは、ITインフラの整備度合いなどが、情弱であるか否かを左右する大きな要因となっていた。最近では、インターネットは利用できるものの、ITリテラシーが低いために、自分で検索を行わず、Q&Aサイトや電子掲示板などで初歩的な質問をするようなユーザーに対して、ののしる意味で用いられる場合も多い。
佇む
読み方:たたずむ
[動マ五(四)]
1 しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。「花の下に—・む」
2 そのあたりをうろつく。
「まだ暁に門のわたりを—・めば」〈堤・貝合
知覚過敏
知覚過敏(ちかくかびん)
虫歯がないにもかかわらず、冷たいものを飲んだり食べたりしたときにしみるような痛みを感じること。歯ぐきが痩せて歯の根っこが露出したり、歯のエナメル質(歯の一番表面)が薄くなり、歯の神経組織を覆う象牙質がむき出しになると起こる。
出っ張る
読み方:でっぱる
[動ラ五(四)]《「でばる」の音変化》外の方に突き出る。突出する。「二階の—・った家」「腹の—・ってきた中年男」
一肌脱ぐ
読み方:ひとはだぬぐ
別表記:ひと肌脱ぐ、ひとはだ脱ぐ
少し労力を割いて、手助け、支援すること。「一肩脱ぐ」とも書く。全力で事に当たる場合は「諸肌を脱ぐ」などと表現する。
合点承知之助
読み方:がってんしょうちのすけ
別表記:合点承知の助、ガッテン承知の助、合点承知之助
心得た、任せておけ、といった意味の江戸っ子言葉。「合点」「承知」はいずれも、納得・承知・承諾したさまを意味する表現で、「承知の助」は「承知」の語調を整えて人名らしく言ったしゃれ。