日本語の辞典4 Flashcards
人里離れた
読み方:ひとざとはなれた
人の集落から隔たったところにあるさま。周りに人家などがない様子。
聞き込み
読み方:ききこみ
人から物事を聞くこと、ならびに、それによって情報を得ること。刑事や探偵が人物調査などのために行うことを指すことが多い。
待ちわびる
読み方:まちわびる
[動バ上一][文]まちわ・ぶ[バ上二]気をもみながら待ち続け、心が疲れる。「春を—・びる」
胡坐
読み方:あぐら
1 (胡坐)両ひざを左右に開き、両足を組んで座ること。こざ。「—を組む」
2 貴族の着座する、床の高い台。あごら。
3 材木を組んで高い所へ上れるようにつくった足場。
「—を結ひあげて」〈竹取〉
4 一種の腰掛けで、脚を交差させて折り畳めるようにしたもの。
「—どもを召したり」〈源・胡蝶〉
耽溺
読み方:たんでき
[名](スル)一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。「酒色に—する」
順風満帆
読み方:じゅんぷうまんぱん
追い風を受け、帆がいっぱいにふくらむこと。転じて、物事が順調に思いどおりに運ぶことのたとえ。「—の人生」
[補説] この語の場合、「帆」を「ほ」とは読まない。
画風
読み方:がふう
絵画の作風。絵に表れた画家または流派の特色や傾向。
起訴
読み方:きそ
[名](スル)刑事訴訟で、検察官が裁判所に公訴を提起すること。正式な裁判を求める「公判請求」と書面審理による簡易な手続きを求める「略式命令請求(略式起訴)」がある。民事訴訟法では、訴えの提起をいう。「収賄罪で—される」
勇み足
1 相撲で、相手を土俵際に追いつめながら、勢いあまって自分から先に足を土俵の外に踏み出すこと。
2 調子づいて、やりすぎたり、仕損じたりすること。「新任役員の—の失言」
二の舞
読み方:にのまい
【一】雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。舞は二人。「安摩(あま)」に引き続いて、それを見ていた咲面(えみめん)の老爺と腫面(はれめん)の老婆が、安摩の舞をまねてこっけいに舞う。「安摩」の答舞。
【二】人のあとに出てそのまねをすること。特に、人のした失敗を繰り返すこと。「前任者の—を演ずる」「—を踏む」
撤去
読み方:てっきょ
[名](スル)建造物や施設などを取り去ること。取り払うこと。「作業用の足場を—する」
口ずさむ
読み方:くちずさむ
歌やメロディなどを何となく声に出して歌ったりすること。「口遊む」と書く。「くちずさぶ」とも言う。
合間を縫う
読み方:あいまをぬう
続いている物事がとぎれた短い時間を活用する。また、つながっている物事の切れ目を抜けて行く。「人ごみの—・って走る」
稀有
読み方:けう
別表記:希有
たいへん珍しいこと、めったにない・めったに生じないこと、という意味で用いられる語。たいてい「稀有な事例」のような言い回しにおいて用いられる。
「稀有」には「きゆう」という読み方もある。ただし現代の日常会話において稀有を「きゆう」と読む言い方はきわめて稀な部類と言い得る。
「希有にして」(けうにして)という言い回しは「かろうじて」「やっとのことで」という意味で用いられる場合があり得る。
ひねり回す
読み方:ひねりまわす
[動サ五(四)]
1 指先でいろいろにひねってみる。あれこれいじりまわす。ひねくりまわす。「知恵の輪を—・す」
2 趣向をこらそうと、あれこれ工夫する。ひねくりまわす。「手紙の文章を—・す」
狭小
読み方:きょうしょう
[名・形動]狭くて小さいこと。また、そのさま。「—な国土」「度量の—な人」⇔広大。
[派生] きょうしょうさ[名]
四面楚歌
読み方:しめんそか
《楚の項羽が漢の高祖に敗れて、垓下(がいか)で包囲されたとき、夜更けに四面の漢軍が盛んに楚の歌をうたうのを聞き、楚の民がすでに漢に降伏したと思い絶望したという、「史記」項羽本紀の故事から》敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。
身を挺する
読み方:みをていする
《「挺身(ていしん)」の訓読みから》身を投げ出して事を行う。また、率先して事に当たる。「おぼれかけている幼児を—・して救う」
切磋琢磨
読み方:せっさたくま
[名](スル)《「詩経」衛風・淇奥から。「琢磨」は玉・石などを打ち磨く意》学問をし、徳を修めるために、努力に努力を重ねること。また、友人どうしで励まし合い競い合って向上すること。「互いに—して技術改新を成し遂げる」
ひん曲がり
読み方:ひんまがり
ラ行五段活用の動詞「ひん曲がる」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
雪隠
読み方:せついん
便所。かわや。東司(とうす)。せっちん。
お便り
読み方:おたより
「たより(便り)2」の尊敬語・美化語。
[補説] 「先生からのお便りを読む」は尊敬語、「彼のお便りを見せてもらう」は美化語。
カッと
[副](スル)《古くは「くわっと」と表記》
1 激しく燃え上がったり、強く照らしたりするさま。また、急に明るくなるさま。「太陽が—照りつける」
2 怒り・恥ずかしさなどのあまり頭に血がのぼるさま。急に興奮するさま。「頭が—なる」「すぐ—する性質」
3 目・口などを大きく開くさま。「目を—見開く」
4 物事を思いきってするさま。
「大名になったらば汝には—扶持(ふち)をして」〈虎清狂・鈍根草〉
衝動
読み方:しょうどう
1 外から強い力や刺激を受けて心を動かすこと。
2 動作または行為を行おうとする抑えにくい内部的な欲求。目的が完遂することによって消滅する。「叫びたい—に駆られる」「—を抑える」