日本語の語彙 Flashcards
着目/ちゃくもく
ちゃく‐もく【着目】
[名](スル)特に注意して見ること。目をつけること。また、目のつけどころ。着眼。「着目に値する提案」「ある現象に着目して新しい発見をする」
築き上げる/きずきあげる
つき‐あ・げる【▽築き上げる】
[動ガ下一][文]つきあ・ぐ[ガ下二]土や石などを積み重ねて高く築く。きずきあげる。「城砦を—・げる」
きずき‐あ・げる〔きづき‐〕【築き上げる】
[動ガ下一][文]きづきあ・ぐ[ガ下二]
1 土石などを積み上げて、建造物を完成させる。「城壁を—・げる」
2 財産や体制などを作り上げる。「苦労を重ねて—・げた会社」
見えざる手/みえざるて
かみ‐の‐みえざるて【神の見えざる手】
市場において、各個人の利己的な行動の集積が社会全体の利益をもたらすという調整機能。アダム=スミスが「国富論」で提唱した。見えざる手。→市場原理
[補説] 神の見えざる手(invisible hand of God)の語で用いられることが多いが、「国富論」の原文にはof Godの記述はなく、「見えざる手」のみで使われることもある。
優遇/ゆうぐう
ゆう‐ぐう〔イウ‐〕【優遇】
[名](スル)手厚くもてなすこと。優先的に扱うこと。「経験者を優遇する」「優遇措置」
迂遠/うえん
う‐えん〔‐ヱン〕【×迂遠】
[形動][文][ナリ]《道路などが曲がりくねって目的地までなかなか到達できないの意から》
1 まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に向かないさま。「迂遠な方法」
2 世の中の動きに疎いさま。
「このご時勢にもう漢文を学ぶ—な青少年もいないから」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
形動/けいどう
形容動詞
(形動 から転送)
形容動詞(けいようどうし)とは、いわゆる学校文法などにおいて用いられる日本語の品詞のひとつである。
執拗/しつよう
しつ‐よう〔‐エウ〕【執×拗】
[形動][文][ナリ]
1 しつこいさま。「執拗につきまとう」
2 自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。がんこ。「執拗に自説を主張する」
[派生] しつようさ[名]
両輪/りょうりん
りょう‐わ〔リヤウ‐〕【両輪】
江戸中期から明治にかけ、主として京坂地方で流行した女性の髪の結い方の一。髷(まげ)を二つ作って笄(こうがい)を挿し、余りの毛を巻き上げたもの。
りょう‐りん〔リヤウ‐〕【両輪】
1 二つの輪。二つある、両方の車輪。「車の両輪」
2 両者が一組になって用をなすもののたとえ。「会長と社長は社運営の両輪だ」
境地/きょうち
きょう‐ち〔キヤウ‐〕【境地】
1 その人の置かれている立場。「苦しい境地に立たされる」
2 ある段階に達した心の状態。「悟りの境地」
3 芸術などの、分野・世界。「新しい境地を開拓する」
4 場所。土地。環境。〈日葡〉
大同小異/だいどうしょうい
だいどう‐しょうい〔‐セウイ〕【大同小異】
[名・形動]小さな違いはあっても、大体が同じであること。また、そのさま。「大同小異な(の)意見」
往き来/ゆきき
ゆき・く【行き来/▽往き来】
[動カ変]行ったり来たりする。往来する。
「葦屋(あしのや)の菟原処女(うなひをとめ)の奥つ城(き)を—・くと見れば音のみし泣かゆ」〈万・一八一〇〉
ゆき‐き【行(き)来/▽往き来】
[名](スル)
1 行くことと来ること。また、行ったり来たりすること。往来。いきき。「車が—する道」
2 親しくつきあうこと。交際。いきき。「親の代から—している家」
小異/しょうい
しょう‐い〔セウ‐〕【小異】
少しの違い。「大同小異」
中略/ちゅうりゃく
ちゅう‐りゃく【中略】
[名](スル)中ほどを略すこと。特に、文章などの途中をはぶくこと。
岸壁/がんぺき
がん‐ぺき【岸壁】
1 船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁。
2 壁のように険しく切り立った岸。
埠頭/ふとう
ふ‐とう【×埠頭】
港内で、船を横づけにして荷物の積み卸しや旅客の乗降などをする区域。陸から海に突き出して設けるものが多い。波止場(はとば)。
犇めき/ひしめき
ひし‐めき【×犇めき】
ひしめくこと。また、その音。
私有地/しゆうち
しゆう‐ち〔シイウ‐〕【私有地】
個人の所有する土地。
強請り/ねだり
ねだり【強=請り】
ねだること。せがむこと。「おやつのお強請り」
せがむ
せが・む
[動マ五(四)]
1 無理に頼む。しつこくねだる。「母に小遣いを—・む」
2 責めしかる。非難し苦しめる。
「今—・みさいなむ事、いと見苦しかるべき事なり」〈十訓抄・七〉
→強請(ねだ)る[用法]
流動的/りゅうどうてき
りゅうどう‐てき〔リウドウ‐〕【流動的】
[形動]その時々の条件によって動きが変わるさま。「決定前で流動的な情勢」
味気ない/あじけない
あじき‐な・い〔あぢき‐〕【味気無い】
[形][文]あぢきな・し[ク]《「あずきなし」の音変化。「味気」は当て字》
1 「あじけない」に同じ。「—・い世の中」
2 乱暴である。不当である。
「汝(いまし)甚だ—・し」〈神代紀・上〉
3 努力するかいがない。無益である。
「愚かなる人の目を喜ばしむる楽しみ、また—・し」〈徒然・三八〉
4 耐え難い。やるせない。
「—・く、一つ心なる人に向ひたる心地して」〈狭衣・一〉
[派生] あじきなげ[形動]あじきなさ[名]
あじけ‐な・い〔あぢけ‐〕【味気無い】
[形][文]あぢけな・し[ク]おもしろみや魅力がなくつまらない。あじきない。「—・い話」「—・い人生」
[補説] 「味気」は当て字。
[派生] あじけなさ[名]
おふくろの味/おふくろのあじ
Expressions (phrases, clauses, etc.), Noun
1. mom’s home cooking; taste of mom’s cooking; taste of home cooking; food like mom used to make
Other forms
お袋の味 【おふくろのあじ】
解体/かいたい
かい‐たい【解体】
[名](スル)
1 まとまっているもの、組み立ててあるものを、分解すること。また、ばらばらになること。「建築物を解体する」
2 組織をこわして、その機能を失わせること。また、組織がばらばらになって機能を失うこと。「共同戦線が解体する」「財閥解体」
3 からだを解剖すること。ふわけ。
「腑分(ふわけ)といひ古りしことを新たに—と訳名し」〈蘭学事始〉
上意下達/じょういかたつ
上意下達
読み方:じょういかたつ
上意下達とは、上意下達の意味
上意下達とは、組織の上長や上層部が部下などの下の者へ(つまり上から下へと)意向・指示・命令などを伝えることである。および、もっぱらそのような「上から下へ」の伝達によって運営・意思決定が行われる組織のことである。「受け取る側に異論を挟む余地を与えることなく(既定路線として)物事を進める」という意味合いで用いられることもある。