日本語の語彙 Flashcards
着目/ちゃくもく
ちゃく‐もく【着目】
[名](スル)特に注意して見ること。目をつけること。また、目のつけどころ。着眼。「着目に値する提案」「ある現象に着目して新しい発見をする」
築き上げる/きずきあげる
つき‐あ・げる【▽築き上げる】
[動ガ下一][文]つきあ・ぐ[ガ下二]土や石などを積み重ねて高く築く。きずきあげる。「城砦を—・げる」
きずき‐あ・げる〔きづき‐〕【築き上げる】
[動ガ下一][文]きづきあ・ぐ[ガ下二]
1 土石などを積み上げて、建造物を完成させる。「城壁を—・げる」
2 財産や体制などを作り上げる。「苦労を重ねて—・げた会社」
見えざる手/みえざるて
かみ‐の‐みえざるて【神の見えざる手】
市場において、各個人の利己的な行動の集積が社会全体の利益をもたらすという調整機能。アダム=スミスが「国富論」で提唱した。見えざる手。→市場原理
[補説] 神の見えざる手(invisible hand of God)の語で用いられることが多いが、「国富論」の原文にはof Godの記述はなく、「見えざる手」のみで使われることもある。
優遇/ゆうぐう
ゆう‐ぐう〔イウ‐〕【優遇】
[名](スル)手厚くもてなすこと。優先的に扱うこと。「経験者を優遇する」「優遇措置」
迂遠/うえん
う‐えん〔‐ヱン〕【×迂遠】
[形動][文][ナリ]《道路などが曲がりくねって目的地までなかなか到達できないの意から》
1 まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に向かないさま。「迂遠な方法」
2 世の中の動きに疎いさま。
「このご時勢にもう漢文を学ぶ—な青少年もいないから」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
形動/けいどう
形容動詞
(形動 から転送)
形容動詞(けいようどうし)とは、いわゆる学校文法などにおいて用いられる日本語の品詞のひとつである。
執拗/しつよう
しつ‐よう〔‐エウ〕【執×拗】
[形動][文][ナリ]
1 しつこいさま。「執拗につきまとう」
2 自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。がんこ。「執拗に自説を主張する」
[派生] しつようさ[名]
両輪/りょうりん
りょう‐わ〔リヤウ‐〕【両輪】
江戸中期から明治にかけ、主として京坂地方で流行した女性の髪の結い方の一。髷(まげ)を二つ作って笄(こうがい)を挿し、余りの毛を巻き上げたもの。
りょう‐りん〔リヤウ‐〕【両輪】
1 二つの輪。二つある、両方の車輪。「車の両輪」
2 両者が一組になって用をなすもののたとえ。「会長と社長は社運営の両輪だ」
境地/きょうち
きょう‐ち〔キヤウ‐〕【境地】
1 その人の置かれている立場。「苦しい境地に立たされる」
2 ある段階に達した心の状態。「悟りの境地」
3 芸術などの、分野・世界。「新しい境地を開拓する」
4 場所。土地。環境。〈日葡〉
大同小異/だいどうしょうい
だいどう‐しょうい〔‐セウイ〕【大同小異】
[名・形動]小さな違いはあっても、大体が同じであること。また、そのさま。「大同小異な(の)意見」
往き来/ゆきき
ゆき・く【行き来/▽往き来】
[動カ変]行ったり来たりする。往来する。
「葦屋(あしのや)の菟原処女(うなひをとめ)の奥つ城(き)を—・くと見れば音のみし泣かゆ」〈万・一八一〇〉
ゆき‐き【行(き)来/▽往き来】
[名](スル)
1 行くことと来ること。また、行ったり来たりすること。往来。いきき。「車が—する道」
2 親しくつきあうこと。交際。いきき。「親の代から—している家」
小異/しょうい
しょう‐い〔セウ‐〕【小異】
少しの違い。「大同小異」
中略/ちゅうりゃく
ちゅう‐りゃく【中略】
[名](スル)中ほどを略すこと。特に、文章などの途中をはぶくこと。
岸壁/がんぺき
がん‐ぺき【岸壁】
1 船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁。
2 壁のように険しく切り立った岸。
埠頭/ふとう
ふ‐とう【×埠頭】
港内で、船を横づけにして荷物の積み卸しや旅客の乗降などをする区域。陸から海に突き出して設けるものが多い。波止場(はとば)。
犇めき/ひしめき
ひし‐めき【×犇めき】
ひしめくこと。また、その音。
私有地/しゆうち
しゆう‐ち〔シイウ‐〕【私有地】
個人の所有する土地。
強請り/ねだり
ねだり【強=請り】
ねだること。せがむこと。「おやつのお強請り」
せがむ
せが・む
[動マ五(四)]
1 無理に頼む。しつこくねだる。「母に小遣いを—・む」
2 責めしかる。非難し苦しめる。
「今—・みさいなむ事、いと見苦しかるべき事なり」〈十訓抄・七〉
→強請(ねだ)る[用法]
流動的/りゅうどうてき
りゅうどう‐てき〔リウドウ‐〕【流動的】
[形動]その時々の条件によって動きが変わるさま。「決定前で流動的な情勢」
味気ない/あじけない
あじき‐な・い〔あぢき‐〕【味気無い】
[形][文]あぢきな・し[ク]《「あずきなし」の音変化。「味気」は当て字》
1 「あじけない」に同じ。「—・い世の中」
2 乱暴である。不当である。
「汝(いまし)甚だ—・し」〈神代紀・上〉
3 努力するかいがない。無益である。
「愚かなる人の目を喜ばしむる楽しみ、また—・し」〈徒然・三八〉
4 耐え難い。やるせない。
「—・く、一つ心なる人に向ひたる心地して」〈狭衣・一〉
[派生] あじきなげ[形動]あじきなさ[名]
あじけ‐な・い〔あぢけ‐〕【味気無い】
[形][文]あぢけな・し[ク]おもしろみや魅力がなくつまらない。あじきない。「—・い話」「—・い人生」
[補説] 「味気」は当て字。
[派生] あじけなさ[名]
おふくろの味/おふくろのあじ
Expressions (phrases, clauses, etc.), Noun
1. mom’s home cooking; taste of mom’s cooking; taste of home cooking; food like mom used to make
Other forms
お袋の味 【おふくろのあじ】
解体/かいたい
かい‐たい【解体】
[名](スル)
1 まとまっているもの、組み立ててあるものを、分解すること。また、ばらばらになること。「建築物を解体する」
2 組織をこわして、その機能を失わせること。また、組織がばらばらになって機能を失うこと。「共同戦線が解体する」「財閥解体」
3 からだを解剖すること。ふわけ。
「腑分(ふわけ)といひ古りしことを新たに—と訳名し」〈蘭学事始〉
上意下達/じょういかたつ
上意下達
読み方:じょういかたつ
上意下達とは、上意下達の意味
上意下達とは、組織の上長や上層部が部下などの下の者へ(つまり上から下へと)意向・指示・命令などを伝えることである。および、もっぱらそのような「上から下へ」の伝達によって運営・意思決定が行われる組織のことである。「受け取る側に異論を挟む余地を与えることなく(既定路線として)物事を進める」という意味合いで用いられることもある。
権限委譲/けんげんいじょう
権限委譲
読み方:けんげんいじょう
上司のもつ権限を部下に与え、任せること。
権限委譲の目的は、上司、あるいは経営者の権限を部下に委譲することで部下に責任を持たせ、部下のモチベーションを高めることや事業部内における活性化などを図ることにある。また、上司、あるいは経営者の負担を軽減することも目的の1つである。
権限委譲は、部下の業務能力や上司の指揮能力に依る部分が大きい。そのため、権利委譲の不可能なケースや、権利委譲によってプロジェクトの進行が鈍化したりする場合もある。
年功序列/ねんこうじょれつ
ねんこう‐じょれつ【年功序列】
勤続年数や年齢が増すに従って地位や賃金が上がること。「年功序列型賃金」
再燃/さいねん
さい‐ねん【再燃】
[名](スル)
1 消えた火が再び燃えだすこと。
2 衰えていた物事が勢いを盛り返すこと。「ブームが再燃する」
3 解決したと思われていた物事が再び問題になること。「後継者争いが再燃する」
4 治まっていた病状や症状が再び悪化すること。「局所再燃前立腺癌」→緩解(かんかい)
知覚/ちかく
ち‐かく【知覚/×智覚】
[名](スル)
1 思慮分別をもって知ること。「物の道理を—する」
2 感覚器官を通して外界の事物や身体内部の状態を知る働き。
領野/りょうや
りょう‐や〔リヤウ‐〕【領野】
範囲。領域。「文学の新しい領野」「大脳の視覚領野」
体表/たいひょう
たい‐ひょう〔‐ヘウ〕【体表】
からだの表面。
噴門/ふんもん
ふん‐もん【噴門】
胃の入り口の部分。食道から胃に連なる部分。
幽門/ゆうもん
ゆう‐もん〔イウ‐〕【幽門】
胃の末端の、十二指腸に接し細くくびれている部分。輪状の括約筋があり、通常は閉じているが、胃内の食物の状態により開いて腸に送る。
ぶりっ子/ぶりっこ
ぶりっ‐こ【ぶりっ子】
《「ぶり」は「振(ぶ)る」から》いい子ぶる、かわいい子ぶるなど、それらしい振りをする女の子。また、わかっているのに上品ぶって知らない振りをする女性。かまとと。
園児/えんじ
えん‐じ〔ヱン‐〕【園児】
幼稚園・保育園に通う子供。
決死/けっし
けっ‐し【決死】
死をも覚悟して物事を行うこと。「決死の覚悟」「決死の面持ち」
念頭/ねんとう
ねん‐とう【念頭】
心の中の思い。胸のうち。「念頭に浮かぶ」「念頭にない」
幼少/ようしょう
よう‐しょう〔エウセウ〕【幼少】
[名・形動]おさないこと。また、そのさま。「幼少な(の)時分の思い出」「幼少のみぎり」
砌/みぎり
み‐ぎり【×砌】
《「水限(みぎり)」の意で、雨滴の落ちるきわ、また、そこを限るところからという》
1 時節。おり。ころ。「暑さの砌御身お大事に」「幼少の砌」
2 軒下や階下の石畳。
「—に苔(こけ)むしたり」〈宇治拾遺・一三〉
3 庭。
「—をめぐる山川も」〈太平記・三九〉
4 ものごとのとり行われるところ。場所。
「かの所は転妙法輪の跡、仏法長久の—なり」〈盛衰記・三九〉
5 水ぎわ。水たまり。池。
「—の中の円月を見て」〈性霊集・九〉
生得的/せいとくてき
せいとく‐てき【生得的】
[形動]性質などが生まれつきであるさま。
顕在化/けんざいか
読み方:けんざいか
隠れていたものが明らかになること、はっきりすること。
痙攣/けいれん
けい‐れん【×痙×攣】
[名](スル)全身的または部分的に筋肉が収縮し、不随意運動を起こすこと。持続的にみられる強直性のもの、間欠的にみられる間代性のものなどがあり、脳疾患・髄膜炎・中毒・ホルモンの異常などが原因。「唇を痙攣させる」
助産婦/じょさんぶ
助産婦
読み方:ジョサンプ
概要解説
助産婦は、お産の介助、お母さんや赤ちゃんに対して保健指導を行うなど、生命の誕生と次の世代を育てる意義深い仕事です。ほとんどの助産婦有資格者は病院に勤務しています。
必要な能力・資格など
助産婦になるには、看護師試験の受験資格を持つ者が養成所を卒業した後、国家試験に合格して厚生労働大臣より免許を受けなければなりません。
関連する職業
刷り込む/すりこむ
すり‐こ・む【刷(り)込む】
[動マ五(四)]同じ印刷面に刷って入れる。「名刺に肩書きを—・む」
背ける/そむける
Ichidan verb, Transitive verb
1. to turn (one’s face) away; to avert (one’s eyes)
軽々/かるがる
かる‐がる【軽軽】
[副]
1 重い物をいかにも軽そうに動かすさま。「米俵を軽軽(と)担ぐ」
2 たやすくやってのけるさま。楽々。容易に。「軽軽(と)勝つ」
3 気持ちがはればれとしているさま。「わだかまりもとけて軽軽(と)した気持ち」
打診/だしん
打診とは、打診の意味
打診とは、交渉する際などに事前に相手の反応を伺うこと、あるいは医者が患者の体を指や打診器で打って、診察することである。ビジネス用語として使用する場合と、医療現場で使用する場合がある。英語では、ビジネス用語としては sounding、医療用語としては tap や percussion と表記される。
打診の類語
打診の類語として、「提案する」や「提示する」などが挙げられる。どちらも、こちらの意見を投げかける、持ちかけるという意味を持つ。「是非を問う」「賛否を問う」という語も似たような意味を持つが、これらは何かを提示をして、相手からの返答を求めるという、打診としての意味とは微妙に異なるニュアンスを持っている。
打診の語の例文、使い方
打診の語を使った例文には、「意向を打診する」「打診した計画書に対する返答があった」などが挙げられる。打診には、意見や考えを持ちかけ、相手の意向を確認する、という意味があるが、これには相手の返答の可否までは含まれていない。相手の返答を求めるという意味はあるものの、良い返答や同意を求めるという意味は含まれていないため、依頼やお願いをするときに使用する語ではない。打診の語は、「どのような返答が来るのか分からないけれど、とりあえず聞いてみる」というような意味で使われることが多い。
めんこい
めんこ・い
[形]《「めんごい」とも》かわいい。愛らしい。「—・い子供」
比喩/ひゆ
ひ‐ゆ【比喩/×譬喩】
ある物事を、類似または関係する他の物事を借りて表現すること。たとえ。→比喩法
転義/てんぎ
てん‐ぎ【転義】
語の本来の意味から転じた意味。
馳せる/はせる
は・せる【×馳せる】
[動サ下一][文]は・す[サ下二]
1 速く走る。駆ける。また、馬・車などを速く走らせる。「車を—・せて急ぐ」
2 気持ちや考えを遠くに至らせる。「故郷に思いを—・せる」
3 名前などを広く行きわたらせる。「名を世界に—・せる」
添える/そえる
そ・える〔そへる〕【添える/▽副える】
[動ア下一][文]そ・ふ[ハ下二]
1 主となるもののそばにつける。補助として付け加える。「贈り物に手紙を—・える」「薬味を—・える」「介護の手を—・える」
2 引き立たせるために付け加える。「興を—・える」「錦上花を—・える」
3 付き添わせる。付き従わせる。「旅行に案内役を—・える」
4 なぞらえる。
「たな霧(ぎ)らひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代(しろ)に—・へてだに見む」〈万・一六四二〉
→加える[用法]
門衛/もんえい
もん‐えい〔‐ヱイ〕【門衛】
門を見張り守る人。門番。
消化器/しょうかき
しょうか‐き〔セウクワ‐〕【消化器】
体内に入った食物の消化・吸収を行う器官。消化管と消化腺・肝臓が含まれる。消化器官。
戸口/とぐち
と‐ぐち【戸口】
戸の立ててある、家の出入り口。
嗅ぎ付ける/かぎつける
かぎ‐つ・ける【嗅ぎ付ける】
[動カ下一][文]かぎつ・く[カ下二]
1 においでそのものを探り当てる。かぎ出す。「猫が魚を—・ける」
2 隠されているものを、気配などから察してうまく探り当てる。かぎ出す。かぎこむ。「新聞記者が事件を—・ける」
3 かぎ慣れている。「あまり—・けないにおい」
美観/びかん
び‐かん〔‐クワン〕【美観】
美しい眺め。美しい景観。「古都の美観を損ねる建築物」
識別/しきべつ
しき‐べつ【識別】
[名](スル)物事の種類や性質などを見分けること。「雌雄を識別する」
語感/ごかん
ご‐かん【語感】
1 言葉のもつ微妙な感じ。言葉から受ける主観的な印象。「京都弁のおっとりした語感」
2 言葉に対する感覚。「鋭敏な語感の持ち主」
伸びやか/のびやか
のび‐やか【伸びやか】
[形動][文][ナリ]心が穏やかで生き生きしているさま。「伸びやかな声」「伸びやかな性質」
[派生] のびやかさ[名]
定宿/じょうやど
じょう‐やど〔ヂヤウ‐|ジヤウ‐〕【定宿/常宿】
1 いつもきまって泊まる宿屋。
2 いつもきまって遊興する茶屋。
「—をきはめ、大臣と言はるるほどの人」〈浮・一代男・五〉
3 高級な遊女が揚屋の中にもつ専用の部屋。
「市橋が—、八畳敷の金の間は」〈浮・好色盛衰記〉
理詰め/りづめ
り‐づめ【理詰め】
思考・議論などを、論理・理屈で押し通すこと。「理詰めで追及する」「理詰めの論法」
其処ら/そこら
そこ‐ら【×其▽処ら】
【一】[代]中称の指示代名詞。
1 聞き手のいる場所のあたりをおおまかにさす。そのあたり。そのへん。「其処らを散歩してくる」
2 聞き手に関する事柄のだいたいの程度をさす。そのくらい。そのへん。そこいら。「其処らが妥当だ」
【二】[名]数量を表す語に、多く助詞「や」または「か」を介して付き、その数量に近いことを漠然とさしていう。その程度。そのくらい。「十(とお)や其処らの子供にはわかる道理がない」「駅まで二〇分か其処らで行ける」
実を結ぶ/みをむすぶ
実(み)を結(むす)・ぶ
1 植物の実がなる。
2 努力の結果が現れ、成功する。「長年の苦労がついに—・んだ」
辺/ほとり
ほとり【辺】
〔名〕
① 物の占める空間の縁辺、末端など。
(イ) 端(はし)。はずれ。はて。辺際。
*西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)二「亦は虚空の際(ホトリ)有ること無きが如し」
(ロ) 特に、川や海などのきわ。ふち。
*天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「海の浜(ホトリ)に遊猟して」
② ある物の近辺。それに近いあたり。かたわら。
*天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「州城門の首(ホトリ)の堂の上にして」
③ (その近辺の人の意で) 縁故のある者、近親や側近の者などをいう。
*源氏(1001‐14頃)蓬生「この宮の木立を心につけて、はなち給はせてむやと、ほとりにつきて案内し申さするを」
[補注]「あたり」が、基準となる場所も含めて付近一帯をさすのに対して、「ほとり」は、基準となるもののはずれ、ないし、その近辺をさしていう。
すくい上げる/すくいあげる
すくい‐あ・げる〔すくひ‐〕【×掬い上げる】
[動ガ下一][文]すくひあ・ぐ[ガ下二]すくって引き上げる。「魚を網で—・げる」
掌/しょう
しょう【掌】
[常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]たなごころ たなうら てのひら つかさどる
1 てのひら。「掌握・掌中/合掌・熊掌(ゆうしょう)・落掌」
2 職務として担当する。つかさどる。「管掌・兼掌・車掌・職掌・分掌」
3 手に持つ。「鞅掌(おうしょう)」
[名のり]なか
[難読]仙人掌(サボテン)・掌侍(じょう)
老後/ろうご
ろう‐ご〔ラウ‐〕【老後】
年をとってからのち。「老後の設計を考える」
柵/しがらみ
しがらみ【▽柵/×笧】
《動詞「しがら(柵)む」の連用形から》
1 水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
2 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間の—」
[補説] 書名別項。→しがらみ
画期/かっき
かっ‐き〔クワク‐〕【画期/×劃期】
過去と新しい時代とを分けること。また、その区切り。「研究史上—をなす発表」
啓蒙的/けいもうてき
けいもう‐てき【啓蒙的】
〔形動〕 ある事柄について無知な状態を啓発して教え導くようなさま。
*星座(1922)〈有島武郎〉「柄にもない啓蒙的な仕事に時間を潰さうとしてゐること」
近代化/きんだいか
きんだい‐か〔‐クワ〕【近代化】
[名](スル)封建的なものを排して、物事を科学的、合理的に行うようにすること。産業化・資本主義化・民主化などの視点からとらえられる。「近代化の波」「近代化された設備」
内面的/ないめんてき
ないめん‐てき【内面的】
[形動]
1 物事の内部・内容に関するさま。「家庭の内面的な事情」⇔外面的。
2 精神・心理に関するさま。内的。「人間の内面的な側面を描く」⇔外面的。
文壇/ぶんだん
ぶん‐だん【文壇】
作家・批評家などの社会。文学界。
取り巻く/とりまく
とり‐ま・く【取(り)巻く】
[動カ五(四)]
1 まわりを囲む。取り囲む。「やじうまに—・かれる」「業界を—・く事情」
2 人にまつわりついて、気に入るように振る舞う。「客に—・く」
土壌/どじょう
ど‐じょう〔‐ジヤウ〕【土壌】
1 地殻の最上部にある、岩石の風化物に動植物の遺体あるいはその分解物が加わったもの。地表からの深さはせいぜい1、2メートルまで。つち。
2 作物を生育させる土。「土壌改良」
3 ものを発生・発展させる基盤。「優秀な学者を輩出する土壌がある」
主体/しゅたい
しゅ‐たい【主体】
1 自覚や意志に基づいて行動したり作用を他に及ぼしたりするもの。「動作の主体」⇔客体。
2 物事を構成するうえで中心となっているもの。「食事療法を主体に種々の治療を行う」「市民主体の祭典」
3 《語源の(ギリシャ)hypokeimenōnは、根底にあるもの、基体の意》哲学で、他に作用などを及ぼす当のもの。認識論では主観と同義。個人的、実践的、歴史的、社会的、身体的な自我の働きが強調される場合、この主体という言葉が用いられる。→主観
室内装飾/しつないそうしょく
しつない‐そうしょく〔‐サウシヨク〕【室内装飾】
壁や床の材質、照明・家具の配置などを工夫して、室内を整えること。
取捨選択/しゅしゃせんたく
取捨選択
読み方:しゅしゃせんたく
取捨選択とは、取捨選択の意味
取捨選択(しゅしゃせんたく)とは、良いものや必要なものを選び取り、悪いものや不要なものを捨て去る、という選択を意味する語。無作為な選び方ではなく、ひとつひとつしっかりと吟味した上で要不要を判断し、その判断に基づき取捨する、というニュアンスを含む表現。
取捨選択の語の由来・語源
「取捨選択」の語源は定かでない。ただし「取捨」と「選択」はそれぞれ漢語の一般的な語彙である。ちなみに現代中国語では、「取舍选择(取捨選択)」ともいうし、語順を変えて「选择取舍(選択取捨)」ともいう。
取捨選択の語の使い方(用法)、例文
やみくもに勉強するより教材を取捨選択して取り組む方が効果的だ
アンケート結果から新商品開発の手がかりになりそうな意見を取捨選択する
行動を取捨選択しなければ人生などあっという間に終わってしまうだろう
取捨選択の類語と使い分け方
取捨選択の類語としては、「取捨」と「選択」、あるいは「選別」や「吟味」などが挙げられる。「選別」は「選び分ける」ことであり、「吟味」は「念入りに調べて選ぶ」ことを意味する。選択・選別・吟味には、「不要なものは捨てる」という意味合いを明瞭には含まない(暗に示唆されているとはいえるが)。
取捨選択の英語
取捨選択は英語では「選択」の意味で select / selection もしくは choose / choice などと表現するとよい。
交友/こうゆ
こう‐ゆう〔カウイウ〕【交友】
友人として交際すること。また、その友人。「あの人とも交友がある」「交友関係」
交友関係/こうゆうかんけい
交友関係
読み方:こうゆうかんけい
友だちとして関わり合いのあること。
ついつい
つい‐つい
[副]「つい」を重ねて強めた語。「やめようと思いながら、ついつい手を出してしまう」
つい‐つい
[副]「ついと」の「つい」を重ねた語。
「長い霜柱の—と立っているのが」〈紅葉・多情多恨〉
間食/かんしょく
かん‐しょく【間食】
[名](スル)きまった食事と食事との間に物を食べること。あいだぐい。
焦れったい/じれったい
じれった・い【▽焦れったい】
[形][文]じれった・し[ク]物事がなかなか思うようにならないので、いらいらして気持ちが落ち着かない。はがゆい。もどかしい。「—・くて見ていられない」「もたもたして—・いやつだ」
[派生] じれったがる[動ラ五]じれったげ[形動]じれったさ[名]
[用法] じれったい・はがゆい——「一向にはかどらなくてじれったい(はがゆい)」「自分の気持ちが伝わらなくて、何ともじれったい(はがゆい)」のように、思うようにならなくて、いらいらする意では相通じて用いられる。◇「じれったい」は、その気持ちの生じる状況に対し、自分では手の出しようがなく、いらだたしい思いがつのる場合に多く使われる。「私が行ければいいのだが、ほんとうにじれったい」◇「はがゆい」は、他の人のすることを見て、何をしているのだといらだたしく思う場合に多く使われる。「一度の失敗であきらめるとは、はがゆい人だ」◇類似の語「もどかしい」は古くからの語で、「じれったい」「はがゆい」と同じように使うが、文章語的である。「上着を着るのももどかしく部屋を飛び出した」のように、心がせいて何をする時間も惜しいの意は他の二語にはない。
気が小さい/きがちいさい
気(き)が小さ・い
小さなことを気にする。度量が小さい。また、小心である。
反語/はんご
はん‐ご【反語】
1 断定を強調するために、言いたいことと反対の内容を疑問の形で述べる表現。「そんなことがあり得ようか(あるはずがない)」などの類。
2 表面ではほめ、またはそしって、裏にその反対の意味を含ませる言い方。多くは皮肉な言い方となる。「ふん、よく出来た子だよ(まったくひどい)」などの類。
破茶滅茶/はちゃめちゃ
はちゃ‐めちゃ【破茶▽滅茶】
[形動]《「破茶滅茶」は当て字》度はずれているさま。常軌を逸しているさま。めちゃくちゃ。「破茶滅茶などたばた騒ぎ」
燻製/くんせい
くん‐せい【×燻製/薫製】
魚や獣の肉を塩漬けにし、ナラ・カシ・桜など樹脂の少ない木くずをたいた煙でいぶし、乾燥させた食品。特殊の香味をもち、保存性がある。「サケの燻製」
ぼる
ぼ・る
[動ラ五]《名詞「暴利(ぼうり)」の動詞化》不当な料金を取って、利益をむさぼる。「飲み屋で—・られた」
コロコロ
ニトムズが製造販売している粘着カーペットクリーナーの商品名。「コロコロ」はニトムズの登録商標である。
まったり
まったり
[副](スル)
1 味わいがおだやかで、こくのあるさま。「まったり(と)した味」
2 ゆったりとしているさま。のんびりと落ち着いた気分であるさま。また、だらだらしているさま。「家人と休暇をまったり(と)過ごす」「ドラマがまったり(と)進行する」
3 人柄が穏やかなさま。「まったり(と)した人で人望があります」
手打ち/てうち
て‐うち【手打ち】
1 そば・うどんなどを、機械を使わないで手で打って作ること。「手打ちそば」
2 売買契約や和解などが成立したしるしに、関係者一同が手を打ち鳴らすこと。転じて、契約や和解が成立すること。「手打ち式」
3 (「手討ち」とも書く)武士が家臣や町人などを自分の手で斬(き)り殺すこと。おてうち。
4 江戸時代の歌舞伎で、顔見世興行のとき、ひいきの連中が土間に立って手を打ちはやすこと。
親知らず/おやしらず
おや‐しらず【親知らず】
1 生みの親を知らないこと。また、その人。
2 第三大臼歯。人間の歯のうち最も遅く生える、上下左右計4本の奥歯。知恵歯。知歯(ちし)。
ばっ‐し【抜歯】
[名](スル)
1 治療のため、歯を抜くこと。
2 成人として認められるため、あるいは服喪などの目的で、口をあけると見える範囲の歯を抜く風習。日本では縄文時代後半から弥生時代前半に盛行。
掛け持ち/かけもち
かけ‐もち【掛(け)持ち】
[名](スル)同時に二つ以上の仕事や役目を一人で受け持つこと。「二本の映画に掛け持ちで出演する」
嬉々/きき
き‐き【×嬉×嬉/×嘻×嘻】
[ト・タル][文][形動タリ]笑い楽しむさま。喜びうれしがるさま。「—として戯れる」
正味/しょうみ
しょう‐み〔シヤウ‐〕【正味】
1 余分なものを取り除いた、物の本当の中身。「正味の少ない果物」
2 風袋を除いた、商品だけの目方。「正味1キログラム」
3 実質的な数量。「昼休みを除いて、正味8時間働いた」
4 掛け値のない値段。また、仕入れの値段。正味値段。「正味で売る」
5 表面に現れない、隠された本当のところ。
「—を言わねば事実談にならぬから」〈福沢・福翁自伝〉
早漏/そうろう
そう‐ろう〔サウ‐〕【早漏】
性交の際に男性の射精が早すぎること。→遅漏(ちろう)
ぎょくさい/玉砕
ぎょく‐さい【玉砕/玉×摧】
[名](スル)玉のように美しくくだけ散ること。全力で戦い、名誉・忠節を守って潔く死ぬこと。「—した守備隊」⇔瓦全(がぜん)。
ざんぱい/惨敗
惨敗
読み方:ざんぱい
ひどく惨めな負け方をするさま、ぼろくそに負けた様子などを意味する表現。ボロ負けなどとも言う。
洗礼/せんれい
せん‐れい【洗礼】
1 キリスト教徒となるために教会が執行する儀式。全身を水にひたすか、または頭部に水を注ぐことによって罪を洗い清め、神の子として新しい生命を与えられるあかしとする。バプテスマ。
2 その後に影響を与えるようなことについて初めての経験をすること。また、ある集団の一員となるためなどに、避けて通れない試練。「新思想の洗礼を受ける」「新入部員が特訓の洗礼を受ける」
脈絡/みゃくらく
みゃく‐らく【脈絡】
1 血管。脈。
2 物事の一貫したつながり。筋道。「話に脈絡がない」「説明に脈絡をつける」
靡く/なびく
なび・く【×靡く】
【一】[動カ五(四)]
1 風や水の勢いに従って横にゆらめくように動く。「柳が風に—・く」
2 他の意志や威力などに屈したり、引き寄せられたりして服従する。また、女性が男性に言い寄られて承知する。「威光に—・く」「いくら口説いても—・かない」
【二】[動カ下二]「なびける」の文語形。
不貞寝/ふてね
ふて寝
読み方:ふてね
別表記:不貞寝
不満のために反抗的になり寝てしまうことを意味する語。ふて寝は、叱られた時や自分の意見が否定された時など、他人との衝突がもとになって行われることが多い。
アヒル口
アヒル口
読み方:アヒルぐち
別表記:あひる口
口角を上げつつ唇を尖らせた表情を指す語。いくぶん広がり突き出た様子がアヒルのくちばしに喩えられる。いわゆるカワイイ表情と認識されることが多い。
瞼/まぶた
ま‐な‐ぶた【×瞼】
《「目(ま)の蓋(ふた)」の意》まぶた。
「波羅門の作れる小田を食(は)む烏(からす)—腫れて幡桙(はたほこ)に居り」〈万・三八五六〉
ま‐ぶた【×瞼/目蓋】
《目のふたの意》眼球をおおって開いたり閉じたりする皮膚。眼瞼(がんけん)。まなぶた。まぶち。「—が重くなる」
忘却/ぼうきゃく
ぼう‐きゃく〔バウ‐〕【忘却】
[名](スル)すっかり忘れてしまうこと。忘れ去ること。「忘却のかなた」「忘却し得ないできごと」
爽快/そうかい
そう‐かい〔サウクワイ〕【爽快】
[名・形動]さわやかで気持ちがよいこと。また、そのさま。「朝の爽快な気分」
[派生] そうかいさ[名]
広々/ひろびろ
ひろ‐びろ【広広】
[副](スル)非常に広く感じられるさま。「広広(と)した部屋」「広広(と)した草原」
寝覚め/ねざめ
ね‐ざめ【寝覚め】
1 眠りから覚めること。めざめること。「寝覚めがよい」
2 「寝覚め提げ重」の略。
「—にもろこし餅、酒など持たせて」〈浮・一代男・六〉
主導/しゅどう
しゅ‐どう〔‐ダウ〕【主導】
[名](スル)中心となって他を導くこと。「若手が大会の運営を主導する」
馬車馬/ばしゃうま
ばしゃ‐うま【馬車馬】
1 馬車をひく馬。
2 《馬車馬が目の両側におおいをつけて前方以外は見えないようにしてあるところから》わき目もふらずに、いちずに物事をすることのたとえ。「馬車馬のように働く」
表層的/ひょうそうてき
表層的
読み方:ひょうそうてき
外側から見える表層の部分に関することを意味する表現。中身、実質の部分には及んでいないことを示す意味で用いられることが多い。
外側/そとがわ
がい‐そく〔グワイ‐〕【外側】
そとがわ。⇔内側(ないそく)。
そと‐がわ〔‐がは〕【外側】
1 ある物や仕切りの、外のほう。外部。面。「窓の外側をふく」⇔内側。
2 ある範囲の中で、中心から遠いほう。「外側のコースを走る」⇔内側。
3 その事柄に関係のない側。外部。「紛争の外側にいる」⇔内側。
取り払い/とりはらい
とり‐はらい ‥はらひ 【取払】
〔名〕 とり除くこと。かたづけること。除去。撤去。
*随筆・天言筆記(1868頃)五「弘化二年十月二日、すはり夜鷹と称し、切見世出し候得共、是も早速取払に相成」
真っ当/まっとう
まっとう〔まつたう〕【全う】
[形動][文][ナリ]《形容詞「まったい」の連用形の音変化》まともなさま。まじめなさま。「全うな人生」「全うなやり方」
[補説] 「真っ当」とも当てて書く。
[派生] まっとうさ[名]
尊重/そんちょう
そん‐ちょう【尊重】
[名](スル)価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。「人権を尊重する」
側面/そくめん
そく‐めん【側面】
1 正面に対して、横の面。物の上下・前後でない面。「箱の側面」
2 中心的でないわきの方面。「独立運動を側面から支えた人物」
3 いろいろの性質・特色などがあるうちの一つ。ある一面。「友人の意外な側面を知る」
4 数学で、角柱・角錐の、底面以外の面。
無理強い/むりじい
むり‐じい〔‐じひ〕【無理強い】
[名](スル)強引に押しつけてやらせること。強制。「カラオケを無理強いする」
罵声/ばせい
ば‐せい【罵声】
口ぎたなくののしる声。「罵声を浴びせる」
図式/ずしき
ず‐しき〔ヅ‐〕【図式】
1 物事の関係をわかりやすく説明するために書いた図。「流通機構を図式で示す」「図式化」
2 カント哲学で、純粋悟性概念と感性的な直観とを媒介するもので、純粋直観としての時間。
下線部/かせんぶ
下線部
読み方:かせんぶ
文章や文字などについて「下線」が引かれた文字列の部分のこと。
省略/しょうりゃく
しょう‐りゃく〔シヤウ‐〕【省略】
[名](スル)簡単にするために一部を取り除くこと。せいりゃく。「説明を省略する」「前文省略」
せい‐りゃく【省略】
[名](スル)「しょうりゃく(省略)」に同じ。〈和英語林集成〉
主語/しゅご
しゅ‐ご【主語】
1 文の成分の一。文において、述語の示す動作・作用・属性などの主体を表す部分。「鳥が鳴く」「山が高い」「彼は学生だ」という文で、「何が」に当たる部分をいう。日本語では、主語がなくても文として成立する。
2 論理学で、ある対象について何らかの主張をする判断(命題)において、主張がなされる当の対象。例えば、「犬は哺乳類である」における犬。主辞。⇔述語。
時めく/ときめく
とき‐め・く【時めく】
[動カ五(四)]
1 よい時勢にめぐりあって栄える。時を得てもてはやされる。「今を—・く小説家」
2 特に目をかけられてはぶりがよくなる。寵愛(ちょうあい)される。
「すぐれて—・き給ふありけり」〈源・桐壺〉
3 にぎやかに騒ぐ。
「輿や車を遣り違へ—・きあへるその中に」〈仮・竹斎・上〉
箪笥/たんす
たん‐す【×箪×笥】
衣類、装身具などを収納する、木製の家具。大小の引き出しや戸棚からできている。
タンス貯金/たんすちょきん
たんす‐ちょきん【×箪×笥貯金】
「箪笥預金」に同じ。
中略/ちゅうりゃく
ちゅう‐りゃく【中略】
[名](スル)中ほどを略すこと。特に、文章などの途中をはぶくこと。
可動性/かどうせい
可動性
読み方:かどうせい
関節などの機構が動くこと。また、それがどの程度自在に動くかという程度。
綻び/ほころび
ほころび【綻び】
1 ほころびること。また、その部分。「綻びを縫う」
2 几帳(きちょう)のかたびらの下の方などの、わざと縫い合わせてない部分。
「几帳のかたびらの—より、御髪をかき出だし給へるが」〈源・手習〉
点在/てんざい
てん‐ざい【点在】
〔名〕 あちこちに散らばって存在すること。ぱらぱらと散らばっていること。点散。散在。
*動物小学(1881)〈松本駒次郎訳〉下「単に食物の体内に点在するのみにて」
*山の力(1903)〈国木田独歩〉「百姓家が二軒三軒づつ〈略〉林の間に点在(テンザイ)して」
蘇生/そせい
そ‐せい【×蘇生/×甦生】
[名](スル)
1 息をふきかえすこと。生き返ること。よみがえること。「心臓マッサージで—する」
2 生き返ったように元気になること。「傾きかけた事業を—させる」
客観的/きゃくかんてき
きゃっかん‐てき〔キヤククワン‐〕【客観的】
[形動]
1 主観または主体を離れて独立に存在するさま。⇔主観的。
2 特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。「客観的な意見」「客観的に描写する」⇔主観的。
さなか
さ‐なか【最中】
〔名〕 もっともたけなわである時。最高潮である時。さいちゅう。
*多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「如何に怏々(くよくよ)してゐる那裏(サナカ)でも、決して学校を休むだことが無い」
丸く収まる/まるくおさまる
丸く収まる
読み方:まるくおさまる
別表記:丸く治まる、丸くおさまる
問題ごとなどが円満に解決するさまなどを意味する表現。「収まる」「治まる」どちらの字も適当とされる。
着込む/きこむ
き‐こ・む【着込む/着▽籠む】
【一】[動マ五(四)]
1 衣服をたくさん重ねて着る。「下着を—・む」
2 衣服をきちんと着る。あらたまった衣服を着る。「晴れ着を—・む」
【二】[動マ下二]髪を着物の内側に入れて着る。
「髪—・めたるあやしの者ども」〈源・葵〉
憐憫/れんびん
れん‐びん【×憐×憫/×憐×愍】
かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「—の情」
外来語/がいらいご
がいらい‐ご〔グワイライ‐〕【外来語】
他の言語から借用し、自国語と同様に使用するようになった語。借用語。日本語では、広義には漢語も含まれるが、狭義には、主として欧米諸国から入ってきた語をいう。現在では一般に片仮名で表記される。→和語 →漢語
[補説] 外来語と外国語との区別は主観的なもので、個人によって異なることがある。
比喩/ひゆ
ひ‐ゆ【比喩/×譬喩】
ある物事を、類似または関係する他の物事を借りて表現すること。たとえ。→比喩法
抽象的/ちゅうしょうてき
ちゅうしょう‐てき〔チウシヤウ‐〕【抽象的】
[形動]
1 いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を抽象的にとらえる」
2 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「抽象的で、わかりにくい文章」⇔具象的/具体的。
抽象的/ちゅうしょうてき
ちゅうしょう‐てき〔チウシヤウ‐〕【抽象的】
[形動]
1 いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を抽象的にとらえる」
2 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「抽象的で、わかりにくい文章」⇔具象的/具体的。
強要/きょうよう
きょう‐よう〔キヤウエウ〕【強要】
[名](スル)無理に要求すること。無理やりさせようとすること。「寄付を強要する」
庇護欲/ひごよく
読み方:ひごよく
庇護したいという欲望。か弱い人物などを、自分が守ってあげたいと感じる欲求。
庇護/ひご
ひ‐ご【×庇護】
[名](スル)かばって守ること。「両親の庇護のもとに育つ」
性体験/せいたいけん
せい‐たいけん【性体験】
性交などの、性に関する体験。
ギクシャク
別表記:ギクシャク
ものごとが円滑でないさま。挙動や人間関係などについていうことが多い。
二の次/にのつぎ
に‐の‐つぎ【二の次】
2番目。そのつぎ。あとまわし。「話は二の次にして早く片付けなさい」
うとうと
うと‐うと
[副](スル)眠けを催して浅い眠りに落ちるさま。「仕事中についうとうとしてしまった」
寝巻き/ねまき
ね‐まき【寝巻/寝間着】
寝るときの衣服。寝衣(しんい)。
威圧感/いあつかん
読み方:いあつかん
威圧されるような感覚、圧倒されるような感覚のこと。
手際/てぎわ
て‐ぎわ〔‐ぎは〕【手際】
[名・形動]
1 物事の処理のしかた。また、物事を処理する要領・腕前。「話を手際よくまとめる」「手際を見る」「みごとな手際だ」
2 物事をたくみに処理すること。また、そのさま。
「洗濯物を—に搾切って遣る」〈風葉・青春〉
帰省/きせい
き‐せい【帰省】
[名](スル)郷里に帰ること。また、郷里に帰って父母を見舞うこと。帰郷。「墓参りに帰省する」「帰省客」《季 夏》「なつかしや—の馬車に山の蝶/秋桜子」
[補説] 書名別項。→帰省
きせい【帰省】
宮崎湖処子の中編小説。明治23年(1890)刊。自身の故郷、三奈木村への思慕を、新体詩を交えた独特の美文で表現した出世作。
大筒/おおづつ
おお‐づつ〔おほ‐〕【大筒】
1 大砲のこと。⇔小筒(こづつ)。
2 酒などを入れる大きな竹筒。
「—酒海(しゅかい)据ゑ並べ」〈虎明狂・鎧〉
3 《うそつきを鉄砲というところから》大うそつき。
「鉄炮(てっぱう)とは飛八が事、作公は—だ」〈滑・浮世風呂・四〉
意気地/いくじ
いき‐じ〔‐ヂ〕【意気地】
自分自身や他人に対する面目から、自分の意志をあくまで通そうとする気構え。意地。いくじ。「意気地を立てる」
奇行/きこう
き‐こう〔‐カウ〕【奇行】
普通の人のしない、風変わりな行動。奇抜な振る舞い。「奇行の持ち主」
射手座/いてざ
いて‐ざ【射手座】
黄道十二星座の一。蠍(さそり)座の東隣にあり、9月上旬の午後8時ごろ南中する。この星座の方向に銀河系の中心があり、星雲や星団が多い。中央部にひしゃく形に並ぶ六星を、中国では南斗六星と呼んだ。学名 (ラテン)Sagittarius
山羊座/やぎざ
やぎ‐ざ【山=羊座】
黄道十二星座の一。射手(いて)座の東にあり、三等星・四等星が逆三角形に並ぶ。9月下旬の午後8時ごろ南中。かつてはここに冬至点があった。学名(ラテン)Capricornus
牡羊座/おひつじざ
おひつじ‐ざ〔をひつじ‐〕【×牡羊座】
黄道十二星座の一。12月下旬の午後8時ごろ南中し、天頂のやや南に見える。ギリシャ時代には春分点がここにあった。学名 (ラテン)Aries
天秤座/てんびんざ
てんびん‐ざ【天×秤座】
黄道十二星座の一。7月上旬の午後8時ごろ南の中天に見える。乙女座と蠍(さそり)座との間にあり、古代には秋分点があった。学名 (ラテン)Libra
撓わ/たわわ
たわわ
別表記:撓わ、撓
実がよく育ち、その重みによって枝や稲穂がしなやかな曲線を描いているさま、を形容する言い方。
嫋か/しなやか
しな‐やか
[形動][文][ナリ]
1 弾力があってよくしなうさま。「しなやかな足腰」「しなやかな枝」
2 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「しなやかな身のこなし」「しなやかな革」
3 姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。
「いと清げに—なる童(わらは)の、えならず装束(さうぞ)きたる」〈源・夢浮橋〉
[派生] しなやかさ[名]
渓谷/けいこく
けい‐こく【渓谷/×谿谷】
山にはさまれた、川のある所。たに。たにま。「紅葉の—をさかのぼる」
あかね/茜
あか‐ね【×茜】
《「赤根」の意》
1 アカネ科の蔓性(つるせい)の多年草。本州以南の山野に多い。茎は四角柱でとげがある。葉は心臓形で先がとがり、4枚ずつ輪生するように見えるが、2枚は托葉(たくよう)。晩夏、多数の淡黄緑色の小花を円錐状につける。根は染料や薬用。《季 秋》「—の実つぶせし指を妻示す/秋を」
2 1の根からとった赤色の染料。成分はアリザリン。
3 「茜色」の略。
[補説] 書名別項。→アカネ
あかね【アカネ】
根岸短歌会の機関誌。明治41年(1908)に「馬酔木(あしび)」が終刊したのち、三井甲之の編集により創刊。短歌のほか小説、西洋文学や批評なども掲載する総合文芸雑誌となるが、伊藤左千夫らが離反して「アララギ」を創刊したため、明治42年(1909)に休刊。明治44年(1911)、新聞として復刊したのち、大正元年(1912)に「人生と表現」に改称、大正14年(1925)まで刊行された。
やけ食い/やけぐい
やけ‐ぐい〔‐ぐひ〕【自=棄食い】
[名](スル)やけになって、むやみに食べること。
褪せる/あせる
あ・せる【×褪せる/▽浅せる】
[動サ下一][文]あ・す[サ下二]
1 (褪せる)もとの色やつやが薄くなる。色がさめる。退色する。「日に焼けて染色が—・せる」
2 (褪せる)盛んだったものが衰える。もとの勢いが失せる。「才気が—・せる」「—・せた思い出」
3 (浅せる)川や海などの水がかれる。
「山は裂け海は—・せなん世なりとも君にふた心わがあらめやも」〈金槐集〉
[用法] あせる・さめる——「カーテンの色があせて(さめて)しまった」などでは相通じて用いられる。◇「あせる」は「花の色があせた」「色あせた恋」のように、光線や時間のために、色彩などが薄らぐことをいう。これらの場合は、「さめる(褪める)」と置き換えられない。◇「さめる」は「色のさめた制服」「夏の日焼けもようやくさめた」のように、染色などが薄くなり、地色に近くなることをいう。「日焼け」などでは「あせる」は用いない。
くさむら/草むら
くさ‐むら【×叢/草×叢】
草が群がり生えている所。
前触れ/まえぶれ
まえ‐ぶれ〔まへ‐〕【前触れ】
[名](スル)
1 前もって知らせること。事前に通告すること。さきぶれ。「前触れしてから訪ねる」
2 何か事が起こるのを予想させるような出来事。前兆。「大噴火の前触れ」
実るほど頭の下がる稲穂かな
実(みの)るほど頭(あたま)の下(さ)がる稲穂(いなほ)かな
稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学徳が深まると、かえって他人に対し謙虚になることのたとえ。実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな。
憐憫/れんびん
れん‐びん【×憐×憫/×憐×愍】
かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「—の情」
容器/ようき
よう‐き【容器】
物を入れるうつわ。入れ物。
打開策/だかいさく
苦境を切り開く(打開する)ための方法や計画。打開案。解決策。解決策。
掃く/はく
は・く【掃く/▽刷く】
[動カ五(四)]
1 箒(ほうき)でごみを払い除く。そうじをする。「部屋を—・く」
2 (刷く)はけや筆などでさっと塗る。「紅を—・く」
3 蚕の掃き立てをする。
4 遊里で、相手を決めず多数の遊女と関係を持つ。
「お客に一度でも—・かれたことはないわいな」〈伎・伊勢音頭〉
[可能] はける
好きぴ/すきぴ
“好きピ”は恋愛感情を持った相手に限らず、好きな友達や芸能人のこともそう呼ぶことがあり、peopleという言葉通り相手が1人である必要はない。
すっと
すっ‐と
[副](スル)
1 すばやく、とどこおらずに動作をするさま。または、変化が起こるさま。「すっと手を出す」「人影がすっと消える」「からだがすっと軽くなる」
2 まっすぐに伸びているさま。「すっと伸びた肢体」
3 胸のつかえや心配などがなくなって、気持ちがよくなるさま。「胸がすっとした」「気分がすっとする」
幸先/さいさき
さい‐さき【▽幸先】
《「さい」は、「さき」または「さち」の音変化》
1 よいことが起こる前兆。吉兆。
2 事を始めるときに当たって何かを感じさせる物事。前兆。縁起。「幸先がいい」「幸先がわるい」
同腹/どうふく
どう‐ふく【同腹】
1 同じ母から生まれたこと。また、その人。⇔異腹。
2 心を同じくすること。また、その人。同心。
「此者島田と—にて主家を不義に陥れしめ」〈染崎延房・近世紀聞〉
石の上にも三年
石(いし)の上(うえ)にも三年(さんねん)
冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。
囁く/ささやく
ささ‐や・く【×囁く/私=語く】
[動カ五(四)]
1 小さな声で話す。ひそひそと話す。「耳もとで—・く」「愛を—・く」
2 うわさをする。「まことしやかに—・かれる」
3 かすかな音を立てる。「梢(こずえ)に—・く風の音」
[可能] ささやける
ヒソヒソ
ひそ‐ひそ
[副]
1 他人に聞こえないように小声で話すさま。「ひそひそ(と)相談する」
2 物音もなく、ひっそりとしているさま。また、人に知られないように物事をするさま。
「—として姫君は見え給はず」〈伽・花世の姫〉
臍繰り金/へそくりがね
へそくり‐がね【×臍繰り金】
《綜麻(へそ)を繰ってためた金の意。人間のへそと混同して「臍」の字を当てたもの》主婦などが、他人に知られないように少しずつためた金。へそくり。
ほぞくり‐がね【×臍繰り金】
《「へそくり」の「へそ」を「臍」と解して「ほぞ」といったもの。「ほそくりがね」とも》ひそかにためた金。へそくりがね。
「二十余年に—十二貫五百目になしぬ」〈浮・永代蔵・一〉
欲情/よくじょう
よく‐じょう〔‐ジヤウ〕【欲情】
[名](スル)
1 物をほしがること。また、その心。欲心。
「私はかつて年が若く、一切のものを—した」〈朔太郎・虚無の歌〉
2 異性の肉体を欲すること。また、その心。色欲の情。情欲。「欲情にかられる」
曲者/くせもの
くせ‐もの【▽曲者/癖者】
1 盗賊などの怪しい者。「—が忍び込む」
2 ひと癖あって、したたかな人物。「ああみえて彼はなかなかの—だ」「—ぞろい」
3 表面には現れていない何かがありそうで、油断できないこと。「話のうますぎるところが—だ」
4 普通とは違った人物。なみなみでない人。
「光盛こそ奇異の—組んで討って候へ」〈平家・七〉
掠め取る/かすめとる
かすめ‐と・る【×掠め取る】
[動ラ五(四)]
1 奪い取る。盗み取る。「烏が犬のえさを—・る」
2 ごまかして奪い取る。「悪徳業者に土地を—・られた」
従軍慰安婦/じゅうぐんいあんふ
じゅうぐん‐いあんふ〔‐ヰアンフ〕【従軍慰安婦】
戦時中、将兵の慰安などを名目として、軍が監督する戦地の施設に送り込まれ、性的労働をさせられた女性。
挙げて/あげて
あげ‐て【挙げて】
[副]
1 多くの物事を全部含めていうときに用いる。残らず。ことごとく。「国を挙げて祝う」
2 一つ一つ取り上げて。いちいち。「挙げて数えるまでもない」
捏造記事/ねつぞうきじ
(捏造記事 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 04:56 UTC 版)
虚偽報道(きょぎほうどう)あるいはフェイクニュース(英: fake news)、偽ニュースとは、マスメディアやソーシャルメディアなどの媒体において事実と異なる情報を報道すること、またはそのような報道そのものを指し示す。
属国/ぞっこく
ぞっ‐こく〔ゾク‐〕【属国】
他の国の支配を受ける国。従属国。
ほっこり
ほっこり
【一】[副](スル)
1 いかにも暖かそうなさま。ほかほか。「ほっこりと暖かい綿入れ」「心がほっこりする話」
2 ふくよかなさま。
「—とした風だったけが、今ぢゃあ痩(や)せおとろへなんして」〈洒・婦足鬜〉
3 つやがあって鮮やかなさま。
「庭の紅葉さへ—とした色がないわい」〈古今集遠鏡・五〉
【二】[名]ふかしたさつま芋。
「—買うて喰うてござるも」〈滑・膝栗毛・八〉
剥く/むく
む・く【▽剝く】
【一】[動カ五(四)]皮・殻など表面・外側をおおっている物を取り去って中身を出す。「ミカンの皮を—・く」「目を—・く」「歯を—・く」
→剝(は)がす[用法]
[可能] むける
【二】[動カ下二]「む(剝)ける」の文語形。
逆ギレ/ぎゃくぎれ
逆ギレ
読み方:ぎゃくギレ
別表記:逆ぎれ
相手に損害や迷惑を与えており、その点で責めを受けてしかるべき者が、自分が責められることに対する怒りを露わにし、あたかも自分が不当に責められている被害者であるかのように振る舞うさま。キレられる側の者が逆にキレるさま。
責められることに耐え切れずにカッとなる様子は「逆上する」とも形容できる。
がり勉/がりべん
がり‐べん【がり勉】
[名](スル)いい成績をあげようと、わき目も振らずに勉強ばかりしていること。また、その人。
[補説] 「我利勉」とも当てて書く。
遺品整理/いひんせいり
遺品整理
読み方:いひんせいり
死亡した人が残した物を何らかの方法で処分すること。資産価値のあるものを遺族に分与したり、家財道具を形見分けしたり、不要なものを廃棄したりといったことを含む。
分与/ぶんよ
ぶん‐よ【分与】
[名](スル)分けて与えること。「土地を兄弟各人に分与する」
形見分け/かたみわけ
かたみ‐わけ【形見分け】
故人の衣服や所持品などを、その親族・親友などに分配すること。
欠伸/あくび
けん‐しん【▽欠伸】
あくびをし、のびをすること。
あくび【欠=伸/▽欠】
《動詞「あく(欠)ぶ」の連用形から》
1 眠いとき、疲れたときなどに思わず口が大きく開いて息を深く吸い込み、やや短く吐き出す呼吸運動。
2 (欠)漢字の旁(つくり)の一。「欧」「歌」などの「欠」の称。吹き旁(づくり)。
川蝉/かわせみ
かわ‐せみ〔かは‐〕【翡=翠/川×蝉】
1 ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。全長17センチくらい。頭から背にかけて光沢のある青緑色、腹は栗色。くちばしは大きく、黒色で、雌は下くちばしが赤。水に飛び込んで魚を捕って食べる。ユーラシアに分布。日本では水辺にみられ、留鳥。翡翠(ひすい)。しょうびん。そにどり。《季 夏》「—や露の青空映りそむ/波郷」
2 カワセミ科の鳥の総称。ヤマセミ・アカショウビン・ワライカワセミなど、世界に約90種が分布。
持て余す/もてあます
もて‐あま・す【持て余す】
[動サ五(四)]取り扱い方や処置に困る。もちあつかう。「むずかる子を—・す」「暇で時間を—・す」「長い手足を—・す」
言いなり/いいなり
言いなり
読み方:いいなり
言われるがままであること、言われたり指示されたことに何でも服従しているような状態であること、などを意味する表現。「言い成り」と書く。
徒花/あだばな
あだ‐ばな【▽徒花】
1 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。「徒花を咲かす」「徒花に終わる」
2 季節はずれに咲く花。
3 はかなく散る桜花。あだざくら。
「風をだに待つ程もなき—は枝にかかれる春の淡雪」〈夫木・四〉
偏執症/へんしつしょう
偏執病
読み方:へんしゅうびょう・へんしつびょう
別表記:偏執症
パラノイア(Paranoia)。強度の妄想・妄執に囚われる病的状態。精神病の一種として扱われる。
遠まわし/とおまわし
とお‐まわし〔とほまはし〕【遠回し】
[名・形動]直接的な表現を避けて、それとなく言うこと。また、そのさま。「遠回しに注意する」
回りくどい/まわりくどい
まわり‐くど・い〔まはり‐〕【回りくどい】
[形][文]まはりくど・し[ク]遠回しでわずらわしい。「—・い解説」
放心状態/ほうしんじょうたい
放心状態
読み方:ほうしんじょうたい
「茫然としていること」「ぼーっとしていること」「放心している状態のこと」といった意味の言い回し。
類推/るいすい
るい‐すい【類推】
[名](スル)
1 類似の点をもとにして、他を推しはかること。「過去の事例から類推する」
2 論理学で、二つの事物の間に本質的な類似点があることを根拠にして、一方の事物がある性質をもつ場合に他方の事物もそれと同じ性質をもつであろうと推理すること。結論は蓋然的。類比推理。類比。比論。アナロジー。
3 ある語形または文法形式との関連から、本来の語形または文法形式とは別の新しい語形または文法形式を作ろうとする心理的な作用。この種の働きによって、多くの不規則な語形が規則化されていくことがある。
蓋然的/がいぜんてき
がいぜん‐てき【蓋然的】
[形動]ある事柄が起こりうると考えられるさま。ある程度確かであるさま。「蓋然的な結末」
事柄/ことがら
こと‐がら【事柄】
1 物事の内容・ようす。また、物事そのもの。「調べた事柄を発表する」「新企画に関する極秘の事柄」「重大な事柄」
2 《「こつがら(骨柄)」の音変化という》人物のありさま。体格。品格。
「つらだましひ、—、いづれも劣らず」〈平家・九〉
事物/じぶつ
じ‐ぶつ【事物】
1 さまざまな事柄や物。「事」に重点の置かれる「物事」に対して、「物」に重点が置かれる。
2 訴訟にかかわる事件とその目的物。
面子/めんつ
メンツ【面子】
《(中国語)》
1 体面。面目。「面子を立てる」「面子がつぶれる」「面子にかかわる」
2 マージャンを行うためのメンバー。転じて、会合などの顔ぶれ。「面子がそろう」
3 マージャンで、3個でひと揃いとなる牌(パイ)の組み合わせのこと。4つの面子と1つの雀頭(ジャントウ)で、上がりの形となる。
めん‐こ【面子】
円形または長方形で表面に絵や写真のあるボール紙製の玩具。二人以上で互いに自分のものを出し、地面にたたきつけ合って、風の力で他人のものを裏返すなどして勝負を競う。
誹謗中傷/ひぼうちゅうしょう
誹謗中傷
読み方:ひぼうちゅうしょう
他人を激しく罵ること。単に他人へ対する悪口だけを指す言葉ではなく、その人の名誉を毀損するようなことを言うこと、根拠の無い悪評を流す行為などを指す。具体的には、職場で、同僚の悪評を周囲に言いふらしたり、インターネットの掲示板やSNSなどにおいて、他人の地位を貶めるような嘘を書き込んだりする行為を表現する際などに用いる。
地動説/ちどうせつ
ちどう‐せつ【地動説】
太陽は宇宙の中心に静止し、地球が自転しながら他の惑星とともに太陽の周りを回っているとする考え方。アリスタルコスやコペルニクスによって唱えられた。太陽中心説。⇔天動説。
心底/しんそこ
しん‐てい【心底】
1 心の底。心の奥で思っていること。しんそこ。「心底を見抜く」「心底から憎む」
2 心臓の上部で、大血管が出入りする部分。主に左心房と右心房の一部からなる。→心尖(しんせん)
[補説] 2で、心臓は底面が上を向いた逆円錐(えんすい)状をしているため、上方にあっても心底と呼ばれる。→子宮底[補説]
しん‐そこ【心底/真底】
【一】[名]
1 心の奥底。心根(こころね)。しんてい。「—から感服する」
2 (真底)物事のいちばんの奥底。いちばん深いところ。
「その道で苦労して来た人のように—まで解る筈はない」〈里見弴・多情仏心〉
【二】[副]心から。本当に。「—ほれる」「—あきれる」
潜在意識/せんざいいしき
潜在意識
読み方:せんざいいしき
潜在意識とは、過去の経験などによって無意識のうちに蓄積された価値観、習慣、思い込みから形成された、自覚されていない意識である。
潜在意識の「潜在」とは「潜っていて見えないが存在する」といった意味合いの言葉である。潜在意識は意識全体の9割以上を占めるとされ、当人の日常行動・ひらめきや直感、思考、非常時・緊急時の対応などの決定に影響していると言われる。「潜在意識」に最初に注目したのは、オーストラリアの精神科医・フロイト(ジークムント・フロイト 1856-1939)とされている。
潜在意識が言動や思考を支配している存在であるのに対し、似た意味合いの「無意識」は、「無意識のうちに足が向く」「無意識に人を傷つけてしまった」といった用法で、意図的でない行動のほうに焦点があたる。
カウンセリングを通して、潜在意識を言語化し顕在化することができる。
口癖を改善することで潜在意識に働きかけ、思考や行動を改善する試みがある。
表面上に現れない潜在意識に比べ「顕在意識」は常に表面化している意識である。何かを「しよう」と考える意識は全て顕在意識であると言える。表に現れる顕在意識は意識全体の1割程度とされ、「全意識の9割方は潜在意識あるいは無意識である」と言われている。
着床/ちゃくしょう
ちゃく‐しょう〔‐シヤウ〕【着床】
[名](スル)
1 哺乳類で、受精卵が卵割を終えて胚(はい)となった時期に子宮内膜に達して接着し、母体との間に胎盤が形成されること。
2 ウニやサンゴの幼生や海藻類などが海底や増養殖用の構造物に定着すること。
3 海洋構造物の基礎を海底に打ち込むこと。
事前/じぜん
じ‐ぜん【事前】
事の起こる前。事を行う前。「事前に話し合う」⇔事後。
ペンキ
ペンキ
《(オランダ)pekから》ペイント。特に油ペイント。
琵琶法師/びわほうし
びわ‐ほうし〔ビハホフシ〕【×琵×琶法師】
琵琶を弾くことを職業とした盲目僧体の芸人。平安中期におこった。鎌倉時代、主として経文を唱える盲僧琵琶と、もっぱら平家物語を語る平家琵琶とに分かれた。→平曲
四声/しせい
し‐しょう〔‐シヤウ〕【四声】
⇒しせい(四声)
し‐せい【四声】
1 漢字の韻による4種の区別。音の高低と長短との複合により、平声(ひょうしょう)・上声(じょうしょう)・去声(きょしょう)・入声(にっしょう)に分類。平声以外の三声を仄声(そくしょう)といい、また、平声に属する文字を平字(ひょうじ)、仄声に属する文字を仄字という。ししょう。→平仄(ひょうそく)
2 現代中国語で、発音の4種の区別。第一声(高く平らに伸びる)・第二声(上昇する)・第三声(低く抑える)・第四声(下降する)の四つ。
成り済まし/なりすまし
なり‐すまし【成(り)済まし】
1 氏名・生年月日・住所・本籍・職歴などの個人情報を不正に手に入れ、その人の振りをして資格を取ったり、金品をだまし取ったりすること。「金融機関では—を警戒している」→過誤払い
2 他人のユーザーIDやパスワードを盗み、その人になりすましてネットワーク上で活動すること。機密データを盗んだり、身分を偽って犯罪行為に及んだりすることが多く、この行為自体、法律(不正アクセス禁止法)で罰せられる。スプーフィング。
豊胸手術/ほうきょうしゅじゅつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:19 UTC 版)
豊胸手術(ほうきょうしゅじゅつ)とは乳房を大きくする手術を指す。主に外観上の美容目的の手術にこの名称が使われる。乳がんなどの切除後に行われる手術は乳房再建術と呼ばれる。
大道芸/だいどうげい
だいどう‐げい〔ダイダウ‐〕【大道芸】
盛り場や街頭で演じて見せる芸。見物料を受けたり、物売りの人集めに行ったりする。
出社/しゅっしゃ
しゅっ‐しゃ【出社】
[名](スル)会社に出勤すること。「午前九時に—する」「—時間」⇔退社。
息の長い/いきのながい
息の長い
読み方:いきのながい
長期間にわたり廃れることなく人気や勢いを持続し続けているさまなどを意味する表現。息が長いさま。
つま先/つまさき
足の指の先。「—をそろえる」
見る影もない/みるかげもない
見る影もない
読み方:みるかげもない
別表記:見る影も無い
みすぼらしくて、見られたものではない。正視に堪えない。「過去のスターが今は見る影もないほどの凋落ぶりで・・・」などと言う場合は、変わり果てたことを意味するのではなく凋落してみすぼらしいさまを形容するもの。
爪楊枝/つまようじ
つま‐ようじ〔‐ヤウジ〕【爪×楊枝】
歯にはさまった物を取ったり、食物を刺したりするための小さい楊枝。こようじ。
一枚噛む/いちまいかむ
一枚(いちまい)噛(か)・む
一つの役をになって、ある事柄に参加する。参画する。一枚加わる。「その計画には当初から—・んでいる」
かみ合わせる/かみあわせる
かみ‐あわ・せる〔‐あはせる〕【×噛み合(わ)せる】
[動サ下一][文]かみあは・す[サ下二]
1 上下の歯を合わせてかむ。「歯を—・せる」
2 獣などを互いにかみつかせる。激しく争わせる。「土佐犬を—・せる」
3 歯車などの凹凸の部分をぴたりと合うようにする。「ギアを—・せる」
4 食い違いのないように、うまく調和をとる。「論点をなんとか—・せようと努める」
有酸素/ゆうさんそ
「有酸素」の例文・使い方・用例
水泳とエアロビクスダンスエクササイズの両方を使って有酸素トレーニングができる。
ランニングは、非常に有酸素である
有酸素でない
ブルセラ病を引き起こす有酸素グラム陰性球桿菌
真正細菌目の、多くはグラム陽性で、有酸素、非運動性の桿状バクテリアの大きな科
グラム陽性の桿菌を持つコリネバクテリウム属有酸素機動性菌の属
集中冷暖房システムに繁殖し、在郷軍人病を引き起こす可能性がある運動性有酸素の桿菌様のグラム陰性バクテリア
任(にん)天(てん)堂(どう)のゲーム機Wiiのソフト「Wii Fit」を使えば,ヨガ,筋力トレーニング,有酸素運動,バランスゲームなど40種類以上の運動を楽しめる。
むっちり
むっちり
[副](スル)「むちむち」に同じ。「—(と)したからだ」
粗品/そひん
そ‐しな【粗品】
粗末な品物。人に贈る品物や景品をへりくだっていう語。そひん。「—を進呈する」
安産/あんざん
あん‐ざん【安産】
[名](スル)あまり苦痛や危険もなく子を産むこと。軽いお産。⇔難産(なんざん)。
明白/あからさま
めい‐はく【明白】
[名・形動]《古くは「めいばく」とも》
1 あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。「—な証拠」
2 ⇒明晰(めいせき)2
[派生] めいはくさ[名]
名詞
明 白(めいはく)
証拠等がはっきりとし、疑いのない様子。
形容動詞
活用
ダ型活用
明白-だ
関連語
類義語:明瞭、明快
結託/けったく
けっ‐たく【結託】
[名](スル)互いに心を通じて事を行うこと。示し合わせてぐるになること。「業者と—して私腹をこやす」
そっか
感動詞
そっか
(口語) そうか、なるほど。そうなのか。納得した時に用いる感動詞。
そっか… 大変だね。
同音異義語
そっか
【足下】あしもと。貴殿。
【即下】すぐ下。すぐあと。
七転び八起き/ななころび‐やおき
《七度転んで八度起き上がる意から》多くの失敗にもめげず、そのたびに奮起して立ち直ること。転じて、人生には浮き沈みが多いことのたとえ。
猫の手も借りたい/ねこのてもかりたい
猫(ねこ)の手(て)も借(か)りたい
非常に忙しく手不足で、どんな手伝いでもほしいことのたとえ。
牽制/けん‐せい
[名](スル)
1 相手の注意を自分の方に引きつけて自由に行動できないようにすること。「隣国を—する談話」「一塁走者を—する」
2 作戦上、敵を自分の望む方にひきとめたり引きつけたりすること。「敵の援兵を—する」
飛び飛び/とび‐とび
[形動][文][ナリ]
1 物が散在しているさま。「民家が—にしかない」
2 連続しないで間があくさま。「ページが—になっている」
滑舌/かつぜつ
話すときの発音や言葉の調子が滑らかであるかどうか、ということ。すらすらと、流暢に、かまずに喋ることができる様子を「滑舌が良い」などと言う。「活舌」の表記は一般的に誤用とされる。
最年長/さい‐ねんちょう
その集団の中で、いちばん年上であること。「—は八〇歳」⇔最年少。
内装/ない‐そう
内側の装い。空間内部の、天井面・壁面・床面の外観(仕上げ)を指す意味で用いられることが多い。「外装」に対する語として扱われる。
「内装」の語は、家屋や部屋といった建築関連の話題で用いられることが多いが、自動車などの乗り物の内側(居住空間)のしつらえを指して用いられることもある。紙器関連でも化粧箱の内側に凝らされる要素を総称して内装と呼ぶ。
日本語の「内装」は英語でいえば interior(インテリア)が意味合い上もっとも妥当といえるが、日本語で「インテリア」というと室内向けの調度品を指す意味合いが色濃く、必ずしも「内装」と意味が一致するとは限らない。
ない‐そう〔‐サウ〕【内装】
建築物などの内部の設備や装飾。また、そのための工事。⇔外装。
雀斑/そばかす
そば‐かす【蕎=麦×滓】
1 「蕎麦殻(そばがら)」に同じ。
2 (「雀斑」とも書く)《色と形が1に似ているところから》顔面にできる茶色の細かい斑点。
挙動不審/きょどう‐ふしん
読み方:きょどうふしん
言動にあやしい感じがあり、疑わしいさま。
きょどう‐ふしん【挙動不審】
[名・形動]隠し事などがあるため、立ち居ふるまいに落ち着きがなく、あやしいところがあること。また、そのさま。
挫く/くじ・く
【一】[動カ五(四)]
1 手足の関節などに無理な力が加わって、関節やその周りを痛める。捻挫(ねんざ)する。「足を—・く」
2 勢いをそぎ、弱らせる。おさえる。「弱きを助け強きを—・く」「出鼻を—・く」
【二】[動カ下二]「くじける」の文語形。
支障/し‐しょう〔‐シヤウ
し‐しょう〔‐シヤウ〕【支障】
さしつかえ。さしさわり。「運営に—をきたす」「少々の遅れなら—はない」
個展/こてん
こ‐てん【個展】
《「個人展覧会」の略》ある個人の作品だけを集めて開く展覧会。
味醂/み‐りん
焼酎(しょうちゅう)に蒸した糯米(もちごめ)を混ぜ、米麹(こめこうじ)を加えて糖化発酵させて造り、粕(かす)をしぼりとった黄色透明の酒。甘味があり、調味料・飲料として用いる。本味醂。→味醂風調味料
手酌/て‐じゃく
自分で自分の杯に酒をつぐこと。ひとりで酌をして飲むこと。「—で一杯やる」
芯が強い/しんがつよい
外見上は頼りなげに見えても、やすやすとは外圧に屈しない意志を持っている。ちょっとやそっとのことでは音を上げない。「芯」は物事の中心部を意味し、「心」とも表現する。
風潮/かざ‐しお〔‐しほ〕
台風などの強風によって起こる高潮。
ふう‐ちょう〔‐テウ〕【風潮】
1 風と潮。また、風によって起こる潮の流れ。
2 時代の推移に伴って変わる世の中のありさま。「時代の—に逆らう」
気味/き‐び
《「きみ」の音変化。また「び」は「味」の漢音とも》気持ち。心持ち。
「—が悪くって居ても起(た)っても居られませんもの」〈漱石・琴のそら音〉
き‐み【気味】
1 ある事態や物事から受ける感じ。また、その感じた気持ち。きび。「—が悪い」
「総て—のよい、きらびやかな、うつくしい、月は」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
2 いくらかその傾向にあること。「かぜの—がある」
3 香りと味。
「喉(のど)渇き口損じて、—も皆忘れにけり」〈盛衰記・一一〉
4 物事の趣。味わい。→気味(ぎみ)
「閑居の—もまた同じ」〈方丈記〉
ぎ‐み【気味】
[接尾]名詞や動詞の連用形に付いて、そのような傾向やようすがある意を表す。「風邪—」「焦り—」「太り—」
ギャン泣き/ギャンなき
読み方:ギャンなき
別表記:ぎゃん泣き
小児に見られる発作的な激しい号泣を指す通俗的な言い方。ほとんど絶叫といえるような泣き方を延々と続けるようなさまを指すことが多い。
事変/じ‐へん【事変】
1 天変地異や突発的な騒動などの、非常の出来事。変事。
2 警察力では抑えきれず、軍隊の出動を必要とする程に拡大した騒乱。
3 宣戦布告なしに行われる国家間の戦闘行為。「満州—」
ざわざわ
[副](スル)
1 大ぜい集まった人々の話し声などが醸し出す、騒がしい音を表す語。また、そういう人々の、騒がしく落ち着かないさま。「—(と)した会場」
2 木の葉などが触れ合う音を表す語。「木々が—(と)音をたてる」
いざこざ
いざ‐こざ
もめごと。争いごと。ごたごた。「職場に—が絶えない」「—の種をまく」
異性/い‐せい【異性】
1 男女・雌雄の性が異なること。特に、男性から女性を、女性から男性をさしていう。「—との交際」⇔同性。
2 性質が違うこと。また、その性質。
3 異性体の関係にあること。
性に合う/しょうにあう
その人の性格や好みに合う。「この仕事は、僕の—・っている」
ヒソヒソ
ひそ‐ひそ
[副]
1 他人に聞こえないように小声で話すさま。「—(と)相談する」
2 物音もなく、ひっそりとしているさま。また、人に知られないように物事をするさま。
「—として姫君は見え給はず」〈伽・花世の姫〉
本尊/ほん‐ぞん
1 寺院などで、礼拝の対象として安置される、最も主要な仏・菩薩(ぼさつ)像。画像・曼荼羅(まんだら)・名号などのこともある。
2 身辺に常に持ち、その守護を祈る小形の仏・菩薩像。守り本尊。
3 (多く「御本尊」の形で)その話題や事件の中心になる人。当人。本人。からかいの気持ちをこめていう。「当の御—だけ話題の外だ」
ほ‐ぞん【▽本尊】
「ほんぞん(本尊)」に同じ。
「この誓願寺の御—は」〈仮・竹斎・上〉
器用貧乏/きようびんぼう
器用貧乏とは、器用貧乏の意味
器用貧乏とは、大抵のことはそれなりに上手くこなせる(器用である)が、なまじっか手広く器用にこなせるだけに一事に徹することができず、どれも中途半端になってしまって、何においても大成できない、という様子を指す表現。下手に何でもできるせいで、一意専心で取り組む不器用な人に(最終的には)遅れを取ること。 何事もそつなくこなすが、突出して優れたものも持たないさま。
基本的に「器用貧乏」は汚名(不名誉な評判)である。
器用貧乏の語の由来・語源
器用貧乏はの「器用」は、手先や体の動かし方が上手である・物事を要領よくこなす、といった意味合い。「貧乏」は、いわゆる「貧乏くじ」の語に見られるように、不利益を被る・損な役回りに甘んじる、といった意味に解釈できる語。
「器用貧乏」は「器用だが貧乏である」あるいは「器用であるがゆでに貧乏である」という意味合いの表現といえる。これといった語源・由来は特に見当たらない。少なくとも故事成語の類ではない。
器用貧乏の語の使い方(用法)、例文
器用貧乏な彼は誰からも頼られるが出世は遅れている
飽きっぽい性格も手伝ってすっかり器用貧乏になってしまった
器用貧乏と言うな、オールラウンダーと言ってくれ
器用貧乏の類語と使い分け方
器用貧乏の類語・類似表現としては「多芸は無芸」が挙げられる。「いろいろな芸について達者な人は、一芸に秀でることが難しく、それは無芸に等しい」ということ、すなわち「器用貧乏」と同じ含蓄の言葉である。
「器用=どんな分野でもそつなくこなせる」という部分に特に着目するならば「オールラウンダー(オールラウンドプレイヤー)」や「ゼネラリスト(ジェネラリスト)」なども類義語に挙げられる。「オールラウンダー」は大成する・しないという観点を度外視した文脈で用いられる。「ゼネラリスト」は「スペシャリスト」と対比されるが、必ずしも器用貧乏を意味するとは限らない。
器用貧乏の英語
英語には「Jack of all trades and master of none.」という諺がある。和訳すると「なんでも屋の太郎は何の大家でもない」。つまり器用貧乏・多芸は無芸ということである。
貧乏のニュアンスに着目するなら Versatility never pays.(多才多能は金にならない)も「器用貧乏」の英語訳の候補に挙げられる。
節目/ふしめ
読み方:ふしめ
多く、物事の区切り、転機などの意味で用いられる表現。特に「人生の節目」の言い回しで用いられる。マーケティングでは進学や結婚などに伴い生じる需要を「節目需要」と呼ぶ、
ふし‐め【節目】
1 木材・竹などの節のあるところ。「—の多い材木」
2 物事の区切り目。「人生の—」
せつ‐もく【節目】
1 草木などのふしめ。
2 物事のすじめ。また、規則の箇条や細目。
捻くれる/ひね‐く・れる
[動ラ下一][文]ひねく・る[ラ下二]
1 ねじれまがる。形状がゆがむ。「—・れた幹」
2 性質・考え方などがねじけて素直でなくなる。「—・れたものの言い方」
透かし/すかし
1 すきまをつくること。また、そのすきまの部分。
2 紙を明るい方に透かすと見える模様や文字。「紙幣には—が入れてある」
濃厚/のう‐こう
[形動][文][ナリ]
1 味・色・におい・成分などが濃いさま。こってりとしたさま。「—な香り」「—な牛乳」⇔淡泊。
2 ある可能性が強く予想されるさま。「嫌疑が—になる」「敗色—」
3 きわめて刺激的で情欲をそそるさま。「—なキスシーン」
[派生] のうこうさ[名]
濃厚
読み方:のうこう
〔俗〕①肉感的で妖艶な女性をいふ。②男女が喋々喃々としてその睦しさ見るに忍びざる場合、「のうこうにやつてゐる」などといふ。
⑴肉感的で妖麗な女性のこと。⑵男女の仲が至つて睦しいこと。
濃厚
読み方:のうこう
肉感的で妖艶なる女性のことをいふ。厚化粧をして濃艶であつて而かも魅惑を有つて居るからいつたもの。〔情事語〕
肉感的で妖艶なる女性のことをいふ。厚化粧をして濃艶であつて而かも魅惑を有つて居るからいつたもの。
肉感的で妖艶なる女性のことを云ふ。厚化粧をして濃艶であつて、しかも魅惑をもつてゐるからである。
分類 情事語
濃厚
読み方:のうこう
女学生間にては、同性又は異性の間に於て恋情的関係のいともこまやかなることをいふ。〔情事語〕
専ら女学生間の通語にして、シツコイ事、クドイ事、親密な事、コツテリした事等を意味してゐる。又、オメ及異性間の交情が蜜の如き甘さを示してゐる時「随分濃厚だわね」と云つて、親密な交情を云つてゐる。風釆のコツテリした化粧法に依つてゐる女を称するにも用ふ。例、「あの女は濃厚だ」の如し。
噎せる/む・せる
[動サ下一][文]む・す[サ下二]
1 飲食物や煙が気管にはいるなどして、息苦しくなったりせきこんだりする。むせぶ。「香水のかおりに—・せる」「急に水を飲んで—・せる」
2 悲しみなどのために胸がふさがる。
「言問はむよしのなければ心のみ—・せつつあるに」〈万・五四六〉
すり合わせ/すり‐あわせ【×摺り合(わ)せ】
1 精密平面を得るために、摺り合わせ定盤上に鉛丹を塗って加工面を当て動かす手仕上げ作業。鉛丹の付着した凸部分はきさげで削りとる。
2 いくつかの案や意見を、突き合わせて調整すること。「労使間の見解の—」
ギスギス
ギスギス
別表記:ぎすぎす
円滑さがなく、硬い、または堅苦しいさまなどを意味する表現。人間関係が親密でなくコミュニケーションが円滑に取れないさまなどを表す。
ぎす‐ぎす
[副](スル)
1 やせていて、やわらかみやふくらみに乏しいさま。「—したからだつき」
2 親しみにくいさま。無愛想で、冷たい感じがするさま。「—した世の中」「性格が—している」
局面/きょく‐めん
1 碁や将棋の盤面。また、勝負の形勢。
2 物事の、その時の状況・状態。「新しい—を迎える」「重大な—に立つ」
代物/だい‐ぶつ
だい‐もつ【代物】
1 かわりの品物。
2 品物の代金。代価。転じて、金銭。
「道具の—はいただきましたが」〈滑・膝栗毛・七〉
しろ‐もの【代物】
1 売買する品物。商品。
2 人や物を、価値を認めたり、あるいは卑しめたり皮肉ったりするなど、評価をまじえていう語。「めったにない—」「とんだ—をつかまされた」「あれで懲りないなんて、大した—だ」
3 《売り物になる意から》遊女。また、年ごろの美しい娘。
「ときに、ここにゃあ—はなしかの」〈滑・膝栗毛・二〉
4 売り買いしたときの代金。転じて、金銭。だいもつ。
「なに—のことか。面目ないが、懐中にはびた一銭おりない」〈黄・見徳一炊夢〉
第一声/だいいっ‐せい
だいいっ‐せい【第一声】
就任のあいさつや選挙演説など、活動の始めに公の場で最初に発せられる言葉。「立候補の—をあげる」
及び腰/およびこし
1 中腰で手を伸ばして物を取ろうとする、不安定な腰つき。へっぴり腰。
2 自信がなさそうなようす。遠慮したり恐れたりしているような中途半端な態度。「政治改革に—になる」
逸らかす/はぐらかす
人を避けるようにまたは質問を避けて
王道/おうどう
(1)中国神話で数々の王が敷いていたとされる、儒家思想に基づいた統治のこと。
(2)楽なやり方、最も適したやり方を意味する語。紀元前6世紀頃から紀元前4世紀頃まで存在していたアケメネス朝ペルシアに建設された、「王の道(Royal Road)」と呼ばれる道に由来する。また楽なやり方という意味より転じて、多くの者が選びそうなやり方を意味する語。ありがちといった意味を含むこともあり、「王道展開」などの語も存在する。
おうどう〔ワウダウ〕【王道】
《原題、(フランス)La Voie royale》マルローの小説。インドシナでのクメール王朝遺跡の調査経験をもとにして書かれた実存主義小説。1930年刊。同年、アンテラリエ賞受賞。
おう‐どう〔ワウダウ〕【王道】
1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。⇔覇道(はどう)。
2 《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に—なし」
3 物事が進むべき正当な道。「ミステリーの—を歩む作品」
[補説] 書名別項。→王道
口火/くち‐び
1 爆薬やガス器具などに点火するのに用いる火。
2 物事の起こるきっかけや原因。「事故が騒ぎの—となる」
同族嫌悪/どうぞくけんお
同じ種類や系統のものを嫌悪すること。自分と同じ趣味・性質を持つ人に対して抱く嫌悪感。漢字遣いは「同族」「同属」のどちらが適切か、については諸説ある。「同族」は系統・血筋などが同じもの。同属は同じ種類に属するもの、といった意味でほぼ同様である。
草食/そう‐しょく
[名](スル)草や植物質のものを食物とすること。
板挟み/いた‐ばさみ
《板と板との間に挟まれて身動きできない意から》対立する二者の間に立ってどちらに付くこともできず、苦しむこと。「義理と人情との—」
「板挟み」の例文・使い方・用例・文例
板挟みになる
(両方から反対の註文を受けて)板挟みになって実に困る
僕は板挟みになって実に困る
道徳的な板挟み
調査を進めるうちに,彼は仕事と家族の間で板挟みになる。
さらさら
[副]
1 (あとに打消しの語を伴って用いる)少しも。決して。「謝る気は—ない」
2 いま新たに。改めて。
「石上(いそのかみ)布留の神杉(かむすぎ)神(かむ)びにし我(あれ)や—恋にあひにける」〈万・一九二七〉
3 ますます。いっそう。
「多摩川にさらす手作り—になにそこの児のここだかなしき」〈万・三三七三〉
さら‐さら
【一】[副](スル)
1 物が軽く触れ合う音を表す語。「風が笹の葉を—(と)鳴らす」
2 浅い川の水がよどみなく軽やかに流れるさま。「小川が—(と)流れる」
3 つかえずに軽快に進むさま。「—と署名する」
4 物に湿り気や粘り気がなく、乾いた感じのするさま。「—(と)した髪」
【二】[形動]【一】4に同じ。「—な雪」
[アクセント]【一】はサラサラ、【二】はサラサラ。
喜劇/き‐げき
1 こっけいみや風刺を交えて観客を笑わせながら、人生の種々相を描こうとする演劇。⇔悲劇。
2 思わず笑いだすような、こっけいな出来事。「事件はとんだ—に終わった」⇔悲劇。
決壊/けっ‐かい〔‐クワイ〕【決壊/決潰】
[名](スル)堤防などが切れて崩れること。「ダムが—する」
拗れる/こじ・れる【×拗れる】
[動ラ下一][文]こじ・る[ラ下二]
1 物事がもつれて、うまく進まなくなる。「交渉が—・れる」
2 病気が治らなくて長引く。「風邪が—・れる」
3 ねじける。「気持ちが—・れる」
ねじ・れる〔ねぢれる〕【×捩れる/▽捻れる/×拗れる】
[動ラ下一][文]ねぢ・る[ラ下二]
1 細長いものが、くねり曲がる。ねじられた状態になる。「コードが—・れる」
2 気持ちが素直でなくなる。ひねくれる。素直なやり取りができない状態になる。「性根が—・れている」「あの一言を機に上司との関係が—・れてしまう」
3 本来の関係からずれた状態にある。うまく対応せず、ちぐはぐな関係になる。「党本部と県支部が—・れたまま選挙戦に突入」
[補説] 「腹がねじれるほどおかしい」などという表現を見かけるが、「腹の皮が捩(よじ)れる」からの誤用か。
カチンと来る/かちんと◦来(く)る
他人の言動が神経に障って、不愉快に思う。癇(かん)に障る。「無遠慮な発言に—◦来る」
突き放す/つき‐はな・す【突(き)放す】
[動サ五(四)]
1 突いたり強く押したりして離れさせる。つっぱなす。「組みついてくる相手を—・す」
2 関係を絶って相手にしない。頼ってくる相手を見捨てる。つっぱなす。「親友からも—・される」「わざと—・した態度をとる」
3 感情を入れないで扱う。「—・した目で世の中を見る」
4 競争相手を、急激に大きく引きはなす。「連続得点で対戦者を—・す」
ゴリゴリ
【一】[副](スル)
1 かたい物をかじったときの歯ごたえのあるさま。また、そのときの音を表す語。「ネズミが壁を—かじる」
2 力を入れて激しくこするさま。「鍋をたわしで—こする」
3 厚い服地などのかたくてごわごわしたさま。「—した兵児帯(へこおび)」
4 強引に事を行うさま。「—とむかっていく棋風」
【二】[形動]
1 かんだときにかたく感じるさま。「—な里芋」
2 凝り固まってかたくななさま。
「あの女は憎みたいほど冷たいクリスチャンの—です」〈阿部知二・冬の宿〉
[アクセント]【一】はゴリゴリ、【二】はゴリゴリ。
[補説] 【二】2は近年、「筋金入りの」「エネルギッシュな」などの意で、好意的に用いられることもある。「—の体育会系」「—のハードロック」
噛み殺す/かみ‐ころ・す【×噛み殺す】
[動サ五(四)]
1 かみついて殺す。
2 あくびや笑いが出るのを、歯をかみしめて無理に抑える。「あくびを—・す」
「噛み殺す」の例文・使い方・用例・文例
あくびを噛み殺す
彼はあくびを噛み殺すことができなかった
動物が相手を噛み殺すことができる
保母/ほ‐ぼ【保母/保×姆】
保育所・養護施設(現在の児童養護施設)などの児童福祉施設で、児童の保育にあたる女子職員の俗称。正式名称は男女とも保育士。
頭上/ず‐じょう〔ヅジヤウ〕【頭上】
あたまの上。あたまの上の方。「—を見上げる」「栄冠が—に輝く」
吐露/と‐ろ【吐露】
[名](スル)心に思っていることを、隠さずうちあけること。「真情を—する」
読み方:トロ(toro)
心の中に考えていることを、隠さず率直にすべて述べること
振幅/しん‐ぷく【振幅】
物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離。振動の幅の半分。振り幅(はば)。
ふり‐はば【振(り)幅】
《「振れ幅」とも》
1 物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離。振幅(しんぷく)。
2 (比喩的に)気持ちや考えの変化の幅。物事の傾向や変動の度合い。「感情の—が大きい」「—の小さい相場」
聖母/せい‐ぼ【聖母】
【一】聖人(せいじん)の母。
【二】キリスト教で、イエス=キリストの生母マリアの尊称。
噛み締める/かみ‐し・める【×噛み締める】
[動マ下一][文]かみし・む[マ下二]
1 力を入れてかむ。「無念さに唇を—・める」
2 よくかんで味わう。「するめを—・める」
3 物事の味わい、深い意味などを十分に感じ取る。「平和の尊さを—・める」
密告/みっ‐こく【密告】
[名](スル)他人の行状などをこっそりと告げ知らせること。つげぐち。特に、ひそかに関係当局などに告発すること。「匿名で—する」
節々/ふし‐ぶし【節節】
1 竹や糸などのあちこちの節。「木の—に巣がある」
2 からだのあちこちの関節。「引っ越しで—が痛い」
3 いくつかの箇所。「疑問の—をただす」
4 その時その時。それぞれの時点。
「何事にもゆゑあることの—には」〈源・桐壺〉
せつ‐せつ【節節/切切】
[副]
1 おりおり。時々。
「新聞丈は—上げましょう」〈露伴・風流仏〉
2 たびたび。しばしば。
「連歌ずきにて、—御会にまかりいでらるる故」〈咄・きのふはけふ・上〉
植栽/しょく‐さい【植栽】
[名](スル)草木を植えること。また、その草木。「街路樹として—する」
植栽 (しょくさい)
植物を人為的に植え育てること。植栽を行うことにより、遮蔽、仕切り、緑陰、防音、防風、防火、景観等の効果が得られる。
まかり通る/まかり‐とお・る〔‐とほる〕【▽罷り通る】
[動ラ五(四)]
1 「通る」「通用する」を強めていう語。わがもの顔で通る。堂々と通用する。「あんなことが—・るとは世も末だ」
2 「通る」の謙譲語。通り行く。
「二階に居るか下座敷か—・るとつっと入る」〈浄・油地獄〉
停滞/てい‐たい【停滞】
[名](スル)1か所にとどまって動かないこと。物事が順調に進まないこと。「台風が南海上に—する」「業務が—する」
(ほとんど)停滞
分野:
気圧系の発達、移動に関する用語
意味:
速度が5kt(9km/h)以下で移動方向が明らかでないこと。
備考:
「停滞」または「ほとんど停滞」として用いる。ただし、暴風域を伴っている低気圧や台風については「停滞」は用いず、「ほとんど停滞」とする。
名残/なごり【名残】
《「余波(なごり)」から》
1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。余波(よは)。「台風の—の高波」「古都の—をとどめる」
2 人と別れるときに思い切れない気持ちが残ること。また、その気持ち。「尽きない—」
3 物事の最後。終わり。「この世の—」
「一期(いちご)の—ぢゃと思うて清水へ参って」〈狂言記・武悪〉
4 亡くなった人をしのぶよすがとなるもの。忘れ形見。子孫。
「かの維時(これとき)が—は、ひたすら民となりて」〈増鏡・新島守〉
5 病後のからだに残る影響。
「いと重くわづらひ給へれど、ことなる—残らず」〈源・夕顔〉
6 残り。残余。
「弥生中の六日なれば花はいまだ—あり」〈平家・三〉
7 「名残の折」「名残の茶」などの略。
名残
読み方:ナゴリ(nagori)
そのことが終わった後に、それを思わせるものが残っていること
需要供給/じゅうようきょうきゅう
需要(じゅよう、英: demand)と供給(きょうきゅう、英: supply)すなわち、需要および供給の定義から説明すると、 需要とは、個人や企業などの経済主体が、市場において交換・販売を目的として提供されている財やサービスを購入しようとする行為であり[1]、供給とは経済主体が市場で交換・販売を目的とし自己の所有物を提供する行為である[2]。「需要と供給」は合わせて短縮して需給(じゅきゅう)とも呼ばれる。
鎮火/ちん‐か〔‐クワ〕【鎮火】
[名](スル)火事が消えること。火事を消すこと。「延焼前に—する」
[補説] 消防では、火災の勢いが弱まり延焼のおそれがなくなった状態を「鎮圧」、消火活動を終えた状態を「鎮火」という。
並行/へい‐こう〔‐カウ〕【並行/併行】
[名](スル)
1 ならんで進むこと。「線路に—して道路が走る」
2 二つ以上のものが同時に行われること。「文化祭と体育祭が—して開催される」
たりぃ
面倒くさい、めんどうなこと
殺生/せっ‐しょう〔‐シヤウ〕【殺生】
[名・形動](スル)
1 生き物を殺すこと。仏教では最も重い罪の一つとされる。「無益な—」「みだりに—してはいけない」
2 むごいこと。また、そのさま。残酷。「—な仕打ち」「そんな—なことは言うな」
3 「殺生戒」の略。
ふかふか
別表記:フカフカ
やわらかく、ふっくらしているさま。ふくよかなさま。饅頭、布団、女性などについて言う。
ふか‐ふか
【一】[副](スル)
1 柔らかくふっくらしているさま。「—(と)した布団」
2 よく考えないで物事をするさま。うかうか。
「—と御夫婦になした」〈伎・壬生大念仏〉
【二】[形動]【一】1に同じ。「—なスポンジケーキ」
[アクセント]【一】はフカフカ、【二】はフカフカ。
淀む/よど・む【×淀む/×澱む】
[動マ五(四)]
1 水や空気などが流れずにとまって動かない。「水が—・んでいる岩かげ」「空気が—・んでいる」
2 底に沈んでたまる。また、どんより濁る。「泥が底に—・んでいる」「—・んだ目をしている」
3 動作などが順調に進まない。滞って動かない。「言いにくそうに言葉が—・む」
単行本/たんこう‐ぼん〔タンカウ‐〕【単行本】
全集・叢書(そうしょ)などの中の一冊としてでなく、単独に出版される本。
狼狽/ろうばい
[名](スル)《「狼」も「狽」もオオカミの一種。「狼」は前足が長くて後ろ足が短く、「狽」はその逆。「狼」と「狽」は常にともに行き、離れると倒れるのであわてるというところから》不意の出来事などにあわててうろたえること。「株価の急落に—する」「周章—」
狼狽
読み方:ウロタエ(urotae)
あわてふためくこと
占領/せん‐りょう〔‐リヤウ〕【占領】
[名](スル)
1 一定の場所を独り占めすること。「四人分の座席を一人で—する」
2 他国の領土を武力によって自国の支配下に置くこと。「敵国の首都を—する」「—軍」
居心地/い‐ごこち〔ゐ‐〕【居心地】
ある場所・地位などにいるときの感じや気持ち。居心(いごころ)。「—のよい部屋」
埠頭/ふ‐とう【×埠頭】
港内で、船を横づけにして荷物の積み卸しや旅客の乗降などをする区域。陸から海に突き出して設けるものが多い。波止場(はとば)。
埠頭
読み方:フトウ(futou)
港湾内で船舶を横づけし、積荷や人を揚げ下ろしする所
磯臭い/いそ‐くさ・い【×磯臭い】
[形][文]いそくさ・し[ク]魚や海藻のにおいがまじって、海辺独特のにおいがするさま。「バスの窓から—・い風が流れ込む」
断然/だん‐ぜん【断然】
[ト・タル][文][形動タリ]態度のきっぱりとしているさま。また、最後まで押しきって物事をやり遂げるさま。
「政府はナゼ—たる政略を施されんのか」〈鉄腸・花間鶯〉
【二】[副]
1 きっぱりと心を決めるさま。「私は—反対だ」
2 (あとに打消しの語を伴って)決して。絶対に。「—認めない」
3 ずばぬけて。なみはずれて。「—彼がトップだ」
組み替え/くみ‐かえ〔‐かへ〕【組(み)替え/組(み)換え】
1 組みかえること。再編成すること。「メンバーの—をする」「予算の—」
2 活版印刷で、組版(くみはん)を組み直すこと。
3 生物学で、細胞の減数分裂の際に相同染色体の間で交差が生じたため、同一染色体上の遺伝子の構成が変化する現象。
壊滅的/かいめつてき
火事や地震による被害が極めて激しいさま。「壊滅的被害」などという具合に使われる。
仕打ち/し‐うち【仕打ち】
1 他人に対する行為や態度。人の扱い方。多く、悪い意味に用いる。「むごい—を受ける」
2 俳優が舞台でする演技。しぐさ。こなし。
「俳優の—と言語(せりふ)に伴い」〈逍遥・小説神髄〉
3 京阪で、芝居などの興行の出資者・興行主。
進行形/しんこう‐けい〔シンカウ‐〕【進行形】
1 《progressive form》動作が継続中であることを示す動詞形態の一。特に、英語のbe動詞と-ing形との組み合わせをさす。現在進行形。
2 事態が途中にあること。進行中であること。現在進行形。「開発計画はまだ—だ」
体育館/たいいく‐かん〔‐クワン〕【体育館】
屋内で運動競技を行うために設けられた建物。
体育会系/たいいくかいけい
部活動の運動部などで典型的に見られる気質や体制などを意味する語。気合いの精神、根性の重視、上下関係の絶対視などが挙げられる。
体育/たい‐いく【体育】
知育・徳育に対して、適切な運動の実践を通して身体の健全な発達を促し、運動能力や健康な生活を営む態度などを養うことを目的とする教育。また、その教科。
要所要所/ようしょようしょ
それぞれの要所に対して、それぞれの重要な箇所に対して、重要な場所一つ一つ一つに、などという意味の表現。
度肝/ど‐ぎも【度肝/度▽胆】
「きも」を強めていう語。きもったま。
度肝を抜く/どぎもをぬく
驚かせるさま、大いにびっくりさせるさま。吃驚仰天させるさま。肝を潰させる。「度肝を抜く」の受け身。
寸胴/ずん‐どう【▽寸胴】
[名・形動]
1 上から下まで同じように太いこと。特に、ウエストのくびれがなく、胸から腰にかけての太さが同じであること。また、そのさま。「—なからだ」
2 「寸(ずん)切り2」に同じ。
ずん‐ど【▽寸▽胴】
[名・形動]
1 「ずんどう(寸胴)1」に同じ。
「淡紅(とき)色の腰巻の下から、—の足が」〈水上・大阪の宿〉
2 「寸(ずん)切り2」に同じ。「—の花入れ」
骨抜き/ほね‐ぬき【骨抜き】
1 調理で、魚や鳥などの骨を取り除くこと。
2 意見・計画などの肝心な部分を除き去ること。「議案を—にする」
3 気骨や節操などをなくさせること。「供応を受けて—にされる」
冥福/めい‐ふく【冥福】
死後の幸福。また、死後の幸福を祈って仏事を営むこと。みょうふく。「—を祈る」
みょう‐ふく〔ミヤウ‐〕【冥福】
⇒めいふく(冥福)
謹んで/つつしん‐で【謹んで】
[副]《動詞「つつしむ」の連用形に接続助詞「て」の付いた「つつしみて」の音変化》敬意を表してうやうやしく物事をするさま。かしこまって。「—お受けいたします」「—新年の御挨拶を申し上げます」
恣意/し‐い【恣意】
自分の思うままに振る舞う心。気ままな考え。「選択は—に任せる」「—的判断」
恣意
読み方:シイ(shii)
その時々の気ままな思いつき
充員/じゅう‐いん〔‐ヰン〕【充員】
[名](スル)人員を補充すること。また、その人員。「不足の人数を—する」
礼節/れい‐せつ【礼節】
礼儀と節度。また、礼儀。「衣食足りて—を知る」「—を重んじる」
無垢/む‐く【無×垢】
[名・形動]
1 仏語。煩悩のけがれを離れて、清浄であること。
2 けがれがなく純真なこと。うぶなこと。また、そのさま。「—な少女」
3 金・銀などがまじりけのないこと。「金—」
4 和服で、表裏同色の無地の共布で仕立てた長着。白無垢は婚礼衣装に、色無垢は略礼装に用いられる。
一服/いっ‐ぷく【一服】
[名](スル)
1 茶やタバコを1回のむこと。また、その量。
2 茶やタバコをのんで、休息すること。ひと休み。「ここらで—しよう」
3 粉薬1回分。「朝夕—ずつ服用」
4 取引相場で、相場がしばらく安定した状態を保つこと。「—感」
ふんわり〔ふんはり〕
[副](スル)「ふわり」を強めていう語。「—(と)舞い落ちる雪」「—(と)焼き上がったケーキ」
混浴/こん‐よく【混浴】
[名](スル)男女が同じ浴場で入浴すること。
足湯/あし‐ゆ【足湯】
足の疲れや凝りをとるため、ひざから下を湯につけること。脚湯(きゃくとう)。足浴(そくよく)。
所持金/しょじきん
手持ちのお金、現金のこと。
負い目/おい‐め〔おひ‐〕【負(い)目】
1 恩義があったり、また自分の側に罪悪感などがあったりして、相手に頭が上がらなくなるような心の負担。「道義的に僕は彼に—がある」
2 負債。借金。
「四五十円の—の為に、頗(すこぶ)る急迫なしたりしを」〈逍遥・当世書生気質〉
反転/はん‐てん【反転】
1 ころぶこと。ひっくり返ること。また、ころがすこと。ひっくり返すこと。「マットの上でからだを—する」「明暗が—する」
2 位置・方向・順序などが反対になること。また、反対にすること。「台風が進路を—する」
3 写真で、陰画を陽画に、また陽画を陰画にすること。「ポジをネガに—する」
4 数学で、平面上に中心O、半径rの円があるとき、O以外の任意の点Pをとり、半直線OP上にあってOP・OQ=r2 となるような点QをPに対応させること。→鏡像2
肩代わり/かた‐がわり〔‐がはり〕【肩代(わ)り/肩替(わ)り】
[名](スル)《駕籠(かご)かきが担ぐのを交代する意から》人の債務などをかわって引き受けること。「借金を—する」
カツカツ
[副]
1 ある状態をかろうじて保っているさま。「—の生活をする」
2 限度いっぱいで余裕のないさま。ぎりぎり。「開演に—間に合った」
かつ‐かつ【×戛×戛】
[ト・タル][文][形動タリ]堅い物どうしが触れ合う音。また、その音を立てるさま。
「—たる馬蹄の響きが聞こえて」〈太宰・新釈諸国噺〉
会心/かい‐しん〔クワイ‐〕【会心】
1 心にかなうこと。期待どおりにいって満足すること。「—の笑みを浮かべる」
2 納得すること。会得すること。
「以上の道理を—して爰に人に就て云わんに」〈福沢・福翁百話〉
名詞
会 心(かいしん)
心にかなうこと。思いどおりにいって十分に満足すること。
会心の笑み
お通夜/おつや
葬式の前日に、故人の親戚や知人などで集まって行う儀式を意味する語。転じて、残念な出来事があり人々の間に沈鬱な空気が漂っている状態を指して俗に「お通夜」「お通夜状態」と言うこともある。
祝勝会/しゅくしょうかい
勝利を祝して開かれる会、特に宴会。祝勝のために催される集まりごと。
正攻法/せいこう‐ほう〔‐ハフ〕【正攻法】
奇計などを用いない正々堂々とした攻め方。また、定石どおりの方法。「—で勝つ」
たん【端】
1 物事の初めの部分。いとぐち。きっかけ。
「先ず我より事の—を開き」〈福沢・学問のすゝめ〉
2 ⇒たん(反)1
からっと
[副](スル)
1 空が明るく、さわやかに晴れているさま。「—晴れわたる」
2 湿り気がなく、よく乾いているさま。「—揚がった天ぷら」
3 こだわりがなく、さっぱりしているさま。「—した人柄」
砂肝/すな‐ぎも【砂肝】
鳥の砂嚢(さのう)のこと。
口説く/くど・く【口説く】
[動カ五(四)]《「くどくど」などの「くど」と同語源で、「口説く」は当て字か》
1
㋐こちらの意向を相手に承知してもらおうとして、熱心に説いたり頼んだりする。説得する。「親を—・いて費用を出させる」
㋑自分の愛情や恋心を受け入れるよう説得する。言い寄る。「言葉巧みに—・く」
2 同じことを繰り返し言う。くどくどと愚痴をこぼす。
「泣いて—・いて裟婆立つならば、己(おれ)も泣きます—・きます」〈民謡・布施谷節〉
3 しきりに意中を訴える。祈願する。
「経読み仏—・き参らせらるるほどに」〈讃岐典侍日記・上〉
[可能] くどける
こじる/抉る
物を突き刺してかき回し、中に埋まっているものをくりぬいて取り出す動作を意味する表現。心がひどく動揺し痛む、といった意味にも用いられる。読み方は複数あるが「えぐる」が一般的。
くるっと
[副]
1 軽やかに1回転するさま。「—後ろを向く」
2 丸くて愛らしいさま。「—した目」
華麗/か‐れい〔クワ‐〕【華麗】
[名・形動]はなやかで美しいこと。はでやかなこと。また、そのさま。「—な舞踏会」
[派生] かれいさ[名]
幾夜/いく‐よ【幾夜】
1 どれほどの数の夜。「あの夜から—過ぎたのだろう」
2 若干の数の夜。「眠れない夜が—かあった」
3 多くの夜。「騒音が—も続く」
かき回す/かき‐まわ・す〔‐まはす〕【×掻き回す】
[動サ五(四)]
1 手や道具をある物の中に入れて、ぐるぐるまわす。「風呂の湯を—・す」
2 中のものをいじって、乱雑にする。「机の中を—・す」
3 混乱やもめごとを生じさせる。「彼の発言が会議を—・した」
引く手/ひく‐て【引く手】
1 自分の方に来させようと誘う人。
2 舞で、手を手前に引き寄せること。⇔差す手。
堪能/かん‐のう【堪能】
[名・形動]
1 仏語。よくたえ忍ぶ能力。
2 深くその道に通じていること。また、そのような人や、そのさま。たんのう。
「和歌や能楽に—なところから」〈藤村・夜明け前〉
たん‐のう【▽堪能】
【一】[名](スル)《「た(足)んぬ」の音変化。「堪能」は当て字》
1 十分に満足すること。「おいしい料理を—する」
2 気が済むこと。納得すること。
「せめてのことに様子を語り、—させて給(た)べかし」〈浄・五枚羽子板〉
【二】[形動][文][ナリ]《【一】に「堪能」の字が当てられ「かんのう(堪能)」と混同されてできたもの》技芸・学問などにすぐれているさま。「英会話に—な社員」
若返る/わか‐がえ・る〔‐がへる〕【若返る】
[動ラ五(四)]
1 若さを取りもどす。心身が若々しい状態・気分になる。「若い人たちに囲まれて気持ちが—・る」
2 メンバーが以前より平均的に若くなる。また、古びたものが新しくなる。「新人の加入でチームが—・る」
包容力/ほうよう‐りょく〔ハウヨウ‐〕【包容力】
過ちや欠点なども含め、相手のさまざまな点を受け入れることができる心の広さ。「—の豊かな人」「—がない」
小粒/しょう‐りゅう〔セウリフ〕【小粒】
小さい粒。こつぶ。
こ‐つぶ【小粒】
[名・形動]
1 粒の小さいこと。また、そのさま。「山椒(さんしょ)は—でもぴりりと辛い」「—な(の)雨」⇔大粒。
2 からだつきの小さいこと。小柄。また、そのさま。「—ながらも力持ち」
3 度量が小さく、平凡であること。また、そのさま。「—な新人ばかりで大物がいない」
4 「小粒金」の略。
5 江戸時代、関西で豆板銀(まめいたぎん)の俗称。小玉銀。
ぎょう‐しゃ〔ゲフ‐〕【業者】
1 商工業などの事業を営んでいる人。「出入りの—」
2 同じ種類の事業や商売をしている人。同業者。「—仲間」「—間の相場」
醍醐味/だいご‐み【×醍×醐味】
1 仏語。仏陀の、最上で真実の教え。
2 物事の本当のおもしろさ。深い味わい。「読書の—を味わう」
黒子 /くろ‐ご【黒▽衣/黒子】
《「くろこ」とも》
1 歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装。くろんぼう。黒具(くろぐ)。
2 表に出ないで物事を処理する人。陰で支える人。「—に徹する」
3 大坂で、俄(にわか)が流して歩くときにかぶった黒頭巾(くろずきん)。
はは‐くろ【黒=子】
「ははくそ」に同じ。
「七つ星の—のかく候ひて」〈愚管抄・四〉
はは‐くそ【黒=子】
ほくろ。ははくろ。〈和名抄〉
ほくろ【黒=子】
皮膚にみられる黒褐色の斑で、母斑の一。周囲より隆起し、アズキ大までのものをいう。こくし。
こく‐し【黒子】
ほくろ。
蕁麻疹/じんましん
じんま‐しん【×蕁麻×疹】
急にかゆくなって平たい紅色の浮腫(ふしゅ)を生じる発疹(ほっしん)。漆(うるし)などの植物や鯖(さば)・卵などの食品、また、寒冷刺激などによって起こり、数分から数時間で消失する。
すけこまし
別表記:スケコマシ
女性をたらしこむ人、かどわかす人を指す語。元は香具師の隠語とされる。
すけ‐こまし
俗に、女をものにすること。また、それがうまい人。
くるっと
[副]
1 軽やかに1回転するさま。「—後ろを向く」
2 丸くて愛らしいさま。「—した目」
かき‐まわ・す〔‐まはす〕【×掻き回す】
[動サ五(四)]
1 手や道具をある物の中に入れて、ぐるぐるまわす。「風呂の湯を—・す」
2 中のものをいじって、乱雑にする。「机の中を—・す」
3 混乱やもめごとを生じさせる。「彼の発言が会議を—・した」
おしゃぶり
乳児に持たせてしゃぶらせる玩具。
発足/はっそく
はっ‐そく【発足】
[名](スル)⇒ほっそく(発足)
ほっ‐そく【発足】
[名](スル)
1 組織や機構などが設けられ、活動を始めること。はっそく。「米価審議会が—する」
2 出発すること。はっそく。
「力無く故土(こど)に向けて—する」〈太宰・竹青〉
一網打尽/いちもうだじん
いちもう‐だじん〔イチマウ‐〕【一網打尽】
読み方:いちもうだじん
《「宋史」范純仁伝から》一度打った網でそこにいる魚を全部捕らえること。転じて、一味の者を一度に全部捕らえること。「密輸グループを—にする」
通り越す/とおり‐こ・す〔とほり‐〕【通り越す】
読み方:とおりこす
[動サ五(四)]
1 ある地点を通り過ぎて先へ行く。通り過ぎる。「家の前を—・す」
2 ある程度や限度を越える。「怒りを—・して呆然としている」
イチャイチャ
イチャイチャ
別表記:いちゃいちゃ
男女がいちゃつくさま。身体を寄せ合ったり触れ合ったりして戯れるさま。
疼く/うず・く〔うづく〕【×疼く】
読み方:うずく
[動カ五(四)]
1 傷口などが脈打つように痛む。ずきずき痛む。「虫歯が—・く」「古傷が—・く」
2 心に強い痛みを感じる。「恋人の身を案じて胸が—・く」
→痛む[用法]
ひひ・く【×疼く】
読み方:ひひく
[動カ四]ひりひりと痛む。
「垣下に植ゑし椒(はじかみ)口—・く」〈記・中・歌謡〉
ひびら・く【×疼く】
読み方:ひびらく
[動カ四]ひりひり痛む。ずきずきする。
「切り焼くが如くうづき—・き」〈発心集〉
類推/るい‐すい【類推】
読み方:るいすい
[名](スル)
1 類似の点をもとにして、他を推しはかること。「過去の事例から—する」
2 論理学で、二つの事物の間に本質的な類似点があることを根拠にして、一方の事物がある性質をもつ場合に他方の事物もそれと同じ性質をもつであろうと推理すること。結論は蓋然的。類比推理。類比。比論。アナロジー。
3 ある語形または文法形式との関連から、本来の語形または文法形式とは別の新しい語形または文法形式を作ろうとする心理的な作用。この種の働きによって、多くの不規則な語形が規則化されていくことがある。
出社/しゅっしゃ
しゅっ‐しゃ【出社】
読み方:しゅっしゃ
[名](スル)会社に出勤すること。「午前九時に—する」「—時間」⇔退社。
やんちゃ坊主/やんちゃぼうず
やんちゃ坊主
読み方:やんちゃぼうず
元気で腕白な子供。こまったいたずらをよくする子供。わんぱく坊主。
臨月/りんげつ
りん‐げつ【臨月】
読み方:りんげつ
出産の予定の月。うみづき。
代謝/だいしゃ
たい‐しゃ【代謝】
読み方:たいしゃ
[名](スル)
1 古いものと新しいものとが次々と入れ替わること。「新陳—」
2 生体内で、物質が次々と化学的に変化して入れ替わること、また、それに伴ってエネルギーが出入りすること。
鷲掴み/わし‐づかみ【×鷲×掴み】
読み方:わしづかみ
1 ワシが獲物をつかむように、手のひらを大きく開いて荒々しくつかむこと。「札束を—にして逃げる」
2 しっかりとらえること。強く引きつけられること。「心を—にされる」「胃袋を—にするメニュー」
3 海底の貝類をとる漁具。長い柄の先にはさみ状の金具をつけたもの。
人脈/じんみゃく
じん‐みゃく【人脈】
読み方:じんみゃく
《山脈・鉱脈などになぞらえた語》ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり。「豊富な—を誇る
萎縮/いしゅく
い‐しゅく〔ヰ‐〕【萎縮】
読み方:いしゅく
[名](スル)
1 しぼんでちぢむこと。また、元気がなくなること。「寒くて手足が—する」「聴衆を前にして—してしまう」
2 正常の大きさに達した生体の器官などが、小さく変化して、機能しなくなること。
[補説] 「委縮」で代用することもある。
黄昏る/たそが・る【黄=昏る】
読み方:たそがる
[動ラ下二]「たそがれる」の文語形。
[動ラ下一][文]たそが・る[ラ下二]《名詞「たそがれ」の動詞化》
1 日が暮れて薄暗くなる。「空が—・れる」
2 盛りを過ぎて衰える。「—・れて生気のない人」
素面/しら‐ふ【素=面/白=面】
読み方:しらふ
酒に酔っていない、ふだんの状態。「—では言いにくい話」
す‐め【素▽面】
読み方:すめ
1 酒気を帯びていないこと。しらふ。
「—では内へ這入れぬから、一と口やって帰って来たが」〈伎・月梅薫朧夜〉
2 何事もないこと。無事。
「かねての方便(てだて)も手ごはき親仁め、中々—では行くまい」〈浄・彦山権現〉
す‐めん【素面】
読み方:すめん
1 剣道や能で、面をつけていないこと。
2 酒に酔っていない顔。また、酒に酔っていないこと。しらふ。
3 化粧していない顔。すがお。
「—自然の美男にして」〈浮・男色大鑑・二〉
開花/かい‐か〔‐クワ〕【開花】
読み方:かいか
[名](スル)
1 草木の花が咲くこと。「梅がいっせいに—する」
2 物事が盛んになること。また、成果が現れること。「市民芸術の—」「日ごろの努力が—する」
前科/ぜん‐か〔‐クワ〕【前科】
読み方:ぜんか
1 以前に法律による刑罰を受けていること。また、その刑。
2 過去のよくない行為のたとえ。「朝帰りの—」
常軌を逸した/じょうきをいっした
「常識から外れている」「普通ではない」といった意味の言い回し。常軌を逸する。「常軌」は「普通のやり方」「通常の方法」といった意味。
るん‐るん
[感]気分が浮き立っているときの鼻歌を表す語。副詞的にも用いる。「—気分」「—とはずむ心」
きゃぴきゃぴ
別表記:キャピキャピ
女子供が屈託なくはしゃいでいるさまを表す表現。元気で楽しげなさま。やや死語めいた表現。
ヘラヘラ
【一】[副](スル)
1 だらしなくあいまいに笑うさま。「—(と)笑っている場合ではない」「—(と)した態度にむかつく」
2 軽々しくよくしゃべるさま。「—(と)お追従を言う」
3 紙や布などが薄く腰の弱いさま。「—(と)した画用紙」
【二】[形動]【一】3に同じ。「—な下敷き」
[アクセント]【一】はヘラヘラ、【二】はヘラヘラ。
被告人/ひこく‐にん【被告人】
読み方:ひこくにん
刑事訴訟で、犯罪の嫌疑が十分であるとして公訴を提起された者。
[補説] 民事訴訟・行政事件訴訟の第一審では、訴えられた側の当事者を「被告」という。
嬲る/なぶ・る【×嬲る】
読み方:なぶる
[動ラ五(四)]
1 弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。「新入りを—・る」
2 からかってばかにする。愚弄する。「教師が生徒に—・られる」
3 手でもてあそぶ。いじりまわす。「おもちゃを—・る」
辻褄/つじ‐つま【×辻×褄】
読み方:つじつま
《「辻」は裁縫で縫い目が十文字に合う所。「褄」は着物の裾の左右が合う所》合うべきところがきちんと合う物事の道理。「話の—を考える」
囀る/さえず・る〔さへづる〕【×囀る】
読み方:さえずる
[動ラ五(四)]《「さいずる」の音変化》
1 小鳥がしきりに鳴く。「カナリアの—・る声」《季 春》「—・るも帰りがけなる小鳥かな/浪化」
2 口数多く早口でしゃべるのを軽蔑していう。ぺちゃくちゃしゃべる。「よく—・る女の子だ」
3 地方の人や外国人などが耳慣れない言葉でしゃべる。
「そこはかとなく—・るも、心の行く方(へ)は同じこと」〈源・須磨〉
[可能] さえずれる
シャキッと
[副](スル)
1 緩んだ気持ちなどが、引き締まるさま。また、姿勢や態度が引き締まっているさま。「風にあたって気分が—する」「年をとっても—している」
2 軽い歯ごたえがあり、それでいて歯切れのよいさま。「—したセロリ」
罰当たり/ばち‐あたり【罰当(た)り】
読み方:ばちあたり
[名・形動]罰が当たって当然なこと。また、そのさまや、そのような言動をした人。「—な(の)ことをする」「この—め」
お淑やか/:おしとやか
読み方:おしとやか
別表記:お淑やか
「淑やか(しとやか)」は身の振る舞いや話し方が落ち着いていて上品なさま。「御淑やか(おしとやか)」と言う風に「お」を付けて使われる場合は、特に「おしとやかな女性」といった風に、女性の立ち振る舞いや所作について形容されることが多い
清楚/せい‐そ【清×楚】
読み方:せいそ
[名・形動]飾りけがなく、清らかなこと。また、そのさま。「—な身なり」「—な婦人」
[派生] せいそさ[名]
小馬鹿にする/こばかにする
読み方:こばかにする
別表記:小ばかにする
少しだけ相手を馬鹿にしたような振る舞いをする。ちょっと馬鹿にした態度を取る。「小」は軽いあざけりの意味を含む場合のある語。
ずっしり
[副](スル)
1 きわめて重いさま。また、重そうなさま。ずしり。「—(と)した銅像」「その一言が—と胸にこたえた」
2 重厚で威厳のあるさま。どっしり。「—(と)構える」「—(と)した風貌」
3 重く感じられるほど分量の多いさま。どっさり。
「兼ねて望みの彼(か)の一物。引ったくって主人へ渡せば褒美は—」〈浄・矢口渡〉
4 重い物が落ちて響くさま。ずしん。
「—と地響がして」〈滑・浮世風呂・二〉
包容力/ほうよう‐りょく〔ハウヨウ‐〕【包容力】
読み方:ほうようりょく
過ちや欠点なども含め、相手のさまざまな点を受け入れることができる心の広さ。「—の豊かな人」「—がない」
外患罪/がいかん‐ざい〔グワイクワン‐〕【外患罪】
国家の対外的安全を害する罪。外国と連絡して日本国に対して武力を行使するに至らせる罪(外患誘致罪)と、外国からの武力行使に助力する罪(外患援助罪)とがある。刑法の第2編第3章に定められている。
がっつり
[副]十分であるさま。たくさん。たっぷり。「—食べる」「—働いた」
[補説] 北海道の方言が広まったものとも言われる。
片鱗/へん‐りん【片×鱗】
読み方:へんりん
1 1枚のうろこ。
2 多くの中のほんの少しの部分。一端。「—をうかがわせる」
爛漫/らん‐まん【×爛漫】
読み方:らんまん
[ト・タル][文][形動タリ]
1 花が咲き乱れているさま。「桜が—と咲き誇る」「春—」
2 光り輝くさま。明らかにあらわれるさま。「—たる日の光」「天真—」
天真爛漫/てんしんらんまん
読み方:てんしんらんまん
[名・形動]飾ったり気どったりせず、ありのままであること。無邪気で、ほほえましくなるようなさま。「子供のように—な人」
読み方:テンシン(tenshin)
純真で心の中が素直に表れていること
二重標準/にじゅうきじゅん
別名:二重規範、二重標準、ダブルスタンダード
英語:double standard
同一の基準・指針を適用しうる状況において、異なる基準が不公平・不平等に適用されること。場合に応じて異なる原理を使い分けること。
二重基準の例としては、同じ行為が男性によるものか女性によるものかによって、その是非をめぐる見解が異なる、といった場合を挙げることができる。
また、東日本大震災で放射性物質に汚染された農作物に関しては、2012年5月現在、政府が出荷を認可する基準値と、市場で実際に買い手のつく基準値に隔たりがあり、二重基準の様相を呈している。
くしゃくしゃ
【一】[副](スル)
1 紙・布などを丸めたりもんだりして、しわだらけにするさま。「書き損じた便箋(びんせん)を—(と)丸める」
2 いらいらして気分が晴れないさま。「雨続きで気分が—する」
3 整っていないさま。雑然としているさま。
「—した目鼻立も」〈秋声・黴〉
4 音を立てて物をかむさま。「ガムを—(と)かむ」
【二】[形動]
1 【一】1に同じ。「着物が—になる」
2 顔などがしわだらけなさま。「顔を—にして泣く」
3 形がひどく乱れているさま。「—な髪の毛」
[アクセント]【一】はクシャクシャ、【二】はクシャクシャ。
どぎつい
[形]色どりや人の言動などが強烈すぎて、不快感を与えるさま。「化粧が—・い」
写メ/しゃ‐メ【写メ】
読み方:しゃめ
[名](スル)携帯電話向けサービス「写メール」の略。また、写メールや類似のサービスを用いて、電子メールに画像を添付して送信すること。
[補説] 平成12年(2000)頃に登場したカメラ付き携帯電話とともに広まった語。近年では、送信を前提としない撮影のことにもいう。
暗に/あん‐に【暗に】
読み方:あんに
[副]はっきり口に出さずに、なんとなくにおわせるさま。それとなく。「—辞職を迫る」
くりくり
【一】[副](スル)
1 物が軽快に回転するさま。くるくる。「目を—させる」
2 まん丸く愛らしいさま。特に目の丸くはっきりしているさま。「—(と)したかわいい目」
3 丸々と肥えているさま。「—(と)肥った子」
【二】[形動]頭髪をそったりごく短く刈ったりして、頭の丸いさま。「頭を—にそる」
[アクセント]【一】はクリクリ、【二】はクリクリ。
雑炊/ぞう‐すい〔ザフ‐〕【雑炊】
読み方:ぞうすい
飯に魚貝や野菜などを加え、醤油味や味噌味の汁で粥(かゆ)状に煮たもの。おじや。《季 冬》「—に非力ながらも笑いけり/虚子」
[補説] 古くは多く「増水」と書いた。
持て成す/もてなす
別表記:もて成す、持て成す
主に「待遇する」の意味で用いられる表現。
指南/し‐なん【指南】
読み方:しなん
[名](スル)《指南車が常に一定の方位を指示したところから》武術・芸能などを教え示すこと。指導すること。また、その人。「剣道を—する」
包まる/くるま・る【▽包まる】
読み方:くるまる
[動ラ五(四)]すっぽりとつつまれる。「布団に—・って寝る」
姐御肌/あねごはだ
読み方:あねごはだ
別表記:姉御肌、あねご肌、アネゴ肌
度量、きっぷ、面倒見などが良くて頼れる感じの女性を指す表現。
告げ口/つげ‐ぐち【告げ口】
読み方:つげぐち
[名](スル)人の過失や秘密を、こっそり別の人に告げ知らせること。「先生に—する」
悪質/あく‐しつ【悪質】
読み方:あくしつ
[名・形動]
1 品物などが粗悪なこと。また、そのさま。「—な貨幣」⇔良質。
2 たちが悪いこと。また、そのさま。「—ないたずら」
余韻/よ‐いん〔‐ヰン〕【余韻/余×韵】
読み方:よいん
1 音の鳴り終わったのちに、かすかに残る響き。また、音が消えたのちも、なお耳に残る響き。余音。「鐘の音の—が耳もとを去らない」
2 事が終わったあとも残る風情や味わい。「感動の—にひたる」
3 詩文などで言葉に表されていない趣。余情。「—のある作品」
近辺/きん‐ぺん【近辺】
読み方:きんぺん
ある場所の周辺の地域。付近。
口づて/「口づて」の例文・使い方・用例・文例
昔から口づてに伝えられてきた話
金箔が剥げる/きんぱくがはげる
読み方:きんぱくがはげる
上辺だけの飾りがとれて、隠れていた実質・本性が現れる。めっきがはげる。
鉱脈/こう‐みゃく〔クワウ‐〕【鉱脈】
読み方:こうみゃく
岩石の割れ目を有用鉱物が満たしてできた板状の鉱床。多くはマグマから出た熱水溶液が鉱物を沈殿させてできる。
波乱/は‐らん【波×瀾/波乱】
読み方:はらん
1 大小の波。波濤(はとう)。
「砂の浜に下りて海の—を見る」〈鴎外・妄想〉
2 激しい変化や曲折のあること。また、そうした事態。騒ぎ・もめごとなど。「—に満ちた生涯」「政局は—含みだ」
波瀾万丈/はらん‐ばんじょう〔‐バンヂヤウ〕【波×瀾万丈】
読み方:はらんばんじょう
劇的な変化に富んでいること。「—の人生」
上辺/うわ‐べ〔うは‐〕【上辺】
読み方:うわべ
1 物の表面。おもて。外面。
2 内実とは違った見せかけのようすや事情。見かけ。外観。「—をつくろう」
かみ‐べ【上辺】
読み方:かみべ
《古くは「かみへ」》かみの方。川の上流。⇔下辺(しもべ)。
「—には千鳥しば鳴き下辺にはかはづ妻呼ぶ」〈万・九二〇〉
今一/いまいち
読み方:いまいち
別表記:イマイチ
余り良くないこと、今ひとつであること、などを幅広く意味する表現。
非の打ち所がない/ひのうちどころがない
読み方:ひのうちどころがない
少しの欠点もない。完全で、非難する所がない。「することなすこと—・い」
炸裂/さく‐れつ【×炸裂】
読み方:さくれつ
[名](スル)着弾した砲弾などがはげしく爆発すること。「榴弾(りゅうだん)が—する」
やりくり上手/やりくりじょうず
やりくり上手な客
甲斐性/かい‐しょ〔かひ‐〕【▽甲×斐▽性】
読み方:かいしょ
「かいしょう」の音変化。「—がない」
かい‐しょう〔かひシヤウ〕【▽甲×斐性】
読み方:かいしょう
物事をやり遂げようとする気力、根性。また、働きがあって頼もしい気性。多く、経済的な生活能力をいう。かいしょ。「—のある息子」
名を馳せる/なをはせる
広く名前や評判が知られるようになるさま。名前が世間に広まるさま。「勇名を馳せる」などのように言うこともある。
名(な)を馳(は)・せる
読み方:なをはせる
名を広く知られるようになる。「近隣に悪童の—・せる」
カスカス
【一】[形動]果物などが、ほとんど水分がなくなってそのものらしい味がしないさま。「—なリンゴ」
【二】[副](スル)
1 【一】に同じ。「—したナシ」
2 それが限界で、もはやゆとりのないさま。すれすれ。ぎりぎり。「門限—のところで間に合った」
[アクセント]【一】はカスカス、【二】はカスカス、またはカスカス。
穿る/ほじくる
読み方:ほじくる
[動ラ五(四)]
1 穴を掘るようにつつく。また、つつき回して中の物を出す。ほじる。「耳を—・る」「重箱の隅を—・る」
2 隠されているわずかなものを、ことさらに追及する。ほじる。「欠点を—・る」
[可能] ほじくれる
ほじ・る【×穿る】
読み方:ほじる
[動ラ五(四)]
1 つついて穴をあけたり、穴の中からかきだしたりする。ほじくる。「耳を—・る」
2 細かいことまでとりあげて追及する。ほじくる。
「聞かなくてもいい事を執(しつ)っこく—・って聞くらしい」〈三重吉・小鳥の巣〉
[可能] ほじれる
ほぜ・る【×穿る】
読み方:ほぜる
[動ラ四]「ほじる1」に同じ。
「田畑にむらがりては、麦を—・り、大根をつつき」〈鶉衣・鴉箴〉
負い目/おい‐め〔おひ‐〕【負(い)目】
読み方:おいめ
1 恩義があったり、また自分の側に罪悪感などがあったりして、相手に頭が上がらなくなるような心の負担。「道義的に僕は彼に—がある」
2 負債。借金。
「四五十円の—の為に、頗(すこぶ)る急迫なしたりしを」〈逍遥・当世書生気質〉
定期的/ていき‐てき【定期的】
読み方:ていきてき
[形動]物事が一定の期間を置いて行われるさま。「—な催し」「—に刊行する」
過呼吸/か‐こきゅう〔クワコキフ〕【過呼吸】
読み方:かこきゅう
過剰な呼吸を行うこと。体内の炭酸ガスの必要量が減り、アルカローシスの状態をきたす。過換気。
鼻につく/はなにつく
読み方:はなにつく
別表記:鼻に付く
うっとうしくていやな感じがする、どうも気に入らない、といった意味で用いられる表現。元は、においが鼻に残って離れない様子などを意味する語。
鼻(はな)に付(つ)・く
読み方:はなにつく
1 においが鼻につきまとう。「香料が—・いて食べられない」
2 飽きて嫌になる。また、人の振る舞いなどがうっとうしく感じられる。「きざな話し方が—・く」
ぶっ込む/ぶっ‐こ・む【▽打っ込む】
読み方:ぶっこむ
[動マ五(四)]「ぶちこむ」の音変化。「大砲を—・む」「鍋に大根を—・む」
時価/じ‐か【時価】
読み方:じか
その時の商品としての価格。「—数百万円の宝石」
ギクシャク
別表記:ギクシャク
ものごとが円滑でないさま。挙動や人間関係などについていうことが多い。
ぎく‐しゃく
[副](スル)話し方や動作、また、物事の関係などが円滑でないさま。「—した身のこなし」「夫婦の間が—している」
暈し/ぼかし【×暈し】
読み方:ぼかし
1 ぼかすこと。また、ぼかしたもの。「写真の—」
2 日本画で、色を濃い部分からしだいに薄くしていく技法。隈取(くまど)りの一種。
暈し
読み方:ぼかし
サ行五段活用の動詞「暈す」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
終止形
底意地/そこ‐いじ〔‐イヂ〕【底意地】
読み方:そこいじ
心の奥底に隠しもつ心根。
よかれ/【善かれ】
読み方:よかれ
《形容詞「よし」の命令形》よくあってほしい。うまくいってくれ。「—と思ってしたことだ」
善かれ悪しかれ/よかれ‐あしかれ【善かれ▽悪しかれ】
読み方:よかれあしかれ
[副]よいにしろ、悪いにしろ。善悪にかかわらず。どっちにしても。「—結果を待つしかない」
肝っ魂/きもっ‐たま【肝っ玉/肝っ▽魂】
読み方:きもったま
「きもだま」の音変化。「—のすわった男」「—かあさん」
論法/ろん‐ぽう〔‐パフ〕【論法】
読み方:ろんぽう
議論を進めていく筋道の立て方。論理の運び方。「強引な—で押す」「三段—」
鍍金/と‐きん【×鍍金】
読み方:ときん
[名](スル)「めっき(鍍金)」に同じ。
めっ‐き【鍍=金/滅▽金】
読み方:めっき
[名](スル)
1 《古代、仏像に金めっきをするのに用いた金のアマルガムを滅金と呼んだところから》金属または非金属の表面を他の金属の薄膜で覆うこと。また、そのようにしたもの。防食・装飾などのために行い、方法には電気鍍金・溶融鍍金・蒸着鍍金などがある。ときん。「金で—する」
2 うわべを飾り、よく見せかけること。
確固/かっ‐こ〔カク‐〕【確固/確×乎】
読み方:かっこ
[ト・タル][文][形動タリ]しっかりして動かないさま。確かなさま。「—たる信念」「—不動」
不動/ふ‐どう【不動】
読み方:ふどう
1 動かないこと。「—の姿勢をとる」
2 他の力によって動かされないこと。ゆるぎないこと。「—の信念」
3 「不動明王(みょうおう)」の略。
4 歌舞伎の隈取(くまど)りの一。不動明王に扮(ふん)するとき、青または赤を用いるもの。また、その時に用いる鬘(かつら)。
[アクセント]1・2はフドー、3・4はフドー。
日程/にっ‐てい【日程】
読み方:にってい
仕事や行事などの、ある一日の、あるいは毎日の予定。また、日どり。「—をたてる」
種火/たね‐び【種火】
読み方:たねび
いろりなどで、いつでも火がおこせるように残しておく少しの火。また、ガス器具などで、いつでも点火できるようにつけておく小さい火。
遠出/とお‐で〔とほ‐〕【遠出】
読み方:とおで
[名](スル)
1 遠くへ出かけること。遠あるき。「郊外まで—する」
2 芸者が自分の属する地域から離れて、客と旅行すること。
「十吉の家の花助と別の家の千代松という二人へ—の口をかけて」〈荷風・腕くらべ〉
受身/うけ‐み【受(け)身】
読み方:うけみ
1 攻撃されて、もっぱら防ぐ立場にあること。「鋭い追及にあって—に回る」
2 他から働きかけられるだけで、こちらからは積極的に出ない、消極的な態度・ようす。「—の学習は自分のためにならない」
3 柔道で、投げられたり倒されたりした際、けがをしないように腕で床を打ったりして衝撃をやわらげて倒れる方法。「—をとる」
4 文法で、主語が他からの動作・作用を受ける意を表す言い方。文語では、動詞の未然形に助動詞「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)、口語では助動詞「れる」「られる」を付けて言い表す。受動態。
微塵/び‐じん〔‐ヂン〕【微×塵】
読み方:びじん
⇒みじん(微塵)
み‐じん〔‐ヂン〕【▽微×塵】
読み方:みじん
1 非常にこまかいちり。
2 物が割れたりして、非常にこまかくなること。「茶碗が—に砕ける」「粉—」「木っ端—」
3 (下に打消しの語を伴う)量や程度がごくわずかであること。「—の敵意もない」「—も違いがない」
4 仏語。物質の最小単位である極微(ごくみ)を中心に、上下四方の六方から極微が結合したきわめて小さい単位。転じて、非常に微細なもの。
「善業は—ばかりも蓄へなし」〈平家・一〇〉
外資/がい‐し〔グワイ‐〕【外資】
読み方:がいし
1 ある国の事業に投資される外国・外国人および外国系企業の資本。外国資本。「—の進出」⇔内資。
2 「外資系企業」の略。「—に入社が決まる」
柄杓/ひさく【▽柄×杓/×杓】
ひしゃく【▽柄×杓/×杓】
読み方:ひしゃく
《「ひさご(瓠)」の音変化。漢字は当て字》湯や水などをくむ道具。竹・木・金属などで作った筒または椀(わん)状の容器に柄をつけたもの。ひさく。
ひさご/ひさご【×瓠/×匏/×瓢】
読み方:ひさご
《古くは「ひさこ」とも》
1 ユウガオ・ヒョウタンなどの総称。また、その果実。なりひさご。《季 秋》
2 ヒョウタンの果実を、内部の果肉を取り去って中空にし、乾燥させて容器としたもの。水・酒・穀物などを入れた。
3 (ふつう「柄杓」「杓」と書く)水を汲むための器具。2を縦半分に切って使ったところからいう。ひしゃく。
4 紋所の名。ヒサゴの果実にかたどったもの。
きちきち
【一】[副]
1 堅い物がこすれたり当たったりする音を表す語。
「—と材(き)の軋(きし)る音の物凄さ」〈露伴・五重塔〉
2 正確に、または規則正しく物事をするさま。きちんきちん。「部屋代を—(と)払う」
【二】[形動]空間・分量・時間などに、ゆとりがないさま。「—に詰め込む」「—な靴」「—なスケジュール」
[アクセント]【一】はキチキチ、【二】はキチキチ。
意気地なし/いくじなし
読み方:いくじなし
別表記:意気地無し
困難に挫けず立ち向かう気力がない人。意気地がない人。甲斐性なし、弱虫、腰抜け。
プンプン
[副](スル)
1 強いにおいがしきりに鼻をつくさま。比喩的にも用いる。「香水のにおいを—(と)させる」「犯罪のにおいが—(と)する」
2 ひどく怒って機嫌の悪いさま。「頼みを断られ—する」
生粋/きっすい
読み方:きっすい
《「きすい」の音変化》まじりけが全くないこと。「—の江戸っ子」
痛烈/つうれつ
つう‐れつ【痛烈】
読み方:つうれつ
[名・形動]働きかけなどが非常に激しいこと。手厳しいこと。また、そのさま。「—な打球」「—に批判する」
[派生] つうれつさ[名]
一夫多妻/いっぷたさい
いっぷ‐たさい【一夫多妻】
読み方:いっぷたさい
一人の男性が同時に二人以上の女性を妻とする婚姻形態。イスラム圏などにみられる。ポリジニー。
なごり/余波
なごり【余=波】
読み方:なごり
《「なみのこり」の音変化》
1 波が打ち寄せたあと、渚のあちこちに残っている海水や海藻など。
「難波潟(なにはがた)潮干の—よく見てむ家なる妹が待ち問はむため」〈万・九七六〉
2 強風の吹きやんだあとでもまだその影響が残っている波。なごろ。
「風しも吹けば、—しも立てれば」〈催馬楽・紀の国〉
なごろ【余=波】
読み方:なごろ
《「なごり」の音変化》「なごり(余波)2」に同じ。
「手もたゆく浦つたひしてこぐ舟は沖の—を怖づるなるべし」〈堀河百首〉
よ‐は【余波】
読み方:よは
1 波の立つ原因が去ったあとも残っている波。「台風の—」
2 ある事柄が周囲のものに影響を及ぼすこと。また、その影響。とばっちり。「列車事故の—で観光客が激減する」
計量/けい‐りょう〔‐リヤウ〕【計量】
読み方:けいりょう
[名](スル)重量や分量をはかること。「選手の体重を—する」
感謝感激雨あられ/かんしゃかんげきあめあられ
読み方:かんしゃかんげきあめあられ
別表記:感謝感激雨霰
感謝するとともに深く感動・感激したという思いを熱心に表明して相手に伝えようとし、多くの言葉を相手に浴びせるさまなどを意味する表現。感謝や感激の雨あられ。
あわよくば
よい具合に事が運べば、好機があれば、うまくいけば、できることなら、できれば、タイミングが合えば、などのような意味合いで用いられる言い回し。
「あわよくば」は、文法的には、形容詞「あわよい」の未然形に仮定条件を示す接続助詞「ば」を付けた連語である。「あわよい」は一般的には「間(あわい)よし」を語源とするものと解釈されている。
ぐじぐじ
ぐじ‐ぐじ〔ぐぢぐぢ〕
[副](スル)物言いや態度などがはっきりしないさま。「いつまでも—(と)不平を言う」
付きまとう/つき‐まと・う〔‐まとふ〕【付き×纏う】
読み方:つきまとう
[動ワ五(ハ四)]
1 離れずに、いつもそばに付き従う。「弟が—・う」「物売りに—・われる」
2 ある事情などが、ついてまわって離れない。また、ある気持ちなどが、いつも頭から離れない。「リスクが—・う仕事」「不安が—・う」
手柄顔/てがら‐がお〔‐がほ〕【手柄顔】
読み方:てがらがお
手柄を自慢する顔つき。ほこりがお。「—をする」「—に話す」
蛆虫/うじ‐むし【×蛆虫】
読み方:うじむし
1 うじ。
2 人間として扱う値打ちのないものの意で、人をののしっていう語。「この—どもめ」「—野郎」
のうのう/のう‐のう
[副](スル)心配などがなくなって、ゆったりとした気分でいるさま。「—と暮らす」
「十九の厄を免れて—した」〈魯庵・社会百面相〉
のう‐のう【×喃×喃】
読み方:のうのう
[感]
1 人に呼びかけるときにいう語。もしもし。
「—我をも舟に乗せて給はり候へ」〈謡・隅田川〉
2 軽い感動を表すときにいう語。ああ。
「—恐ろしい面や」〈虎清狂・鏡男〉
ぬるま湯/ぬるま‐ゆ【微=温湯】
読み方:ぬるまゆ
1 ぬるい湯。ぬるゆ。びおんとう。
2 刺激や緊張のない境遇や生活。「—の暮らしから抜け出す」
ぬるま湯につかる/微温湯(ぬるまゆ)につか・る
読み方:ぬるまゆにつかる
安楽な現状に甘んじて、のんきに過ごす。「長期政権のもとで—・る」
恩に着る/おんにきる
読み方:おんにきる
受けた恩をありがたく思う。
[補説] 「恩に着ります」とするのは誤りで、正しくは「恩に着ます」。
さらっと
[副](スル)
1 「さらり1」に同じ。「—した手触り」「—した味わいのスープ」
2 「さらり2」に同じ。「失敗を—忘れてやり直す」
女々しい/めめ‐し・い【女女しい】
読み方:めめしい
[形][文]めめ・し[シク]態度や気性が柔弱である。いくじがない。主に男性についていう。「—・いやつ」⇔雄雄しい。
[派生] めめしげ[形動]めめしさ[名]
「女々しい」の例文・使い方・用例・文例
女々しい振舞をする
女々しい男だ
女々しい真似をするな
女々しいテーブル
(より)女性っぽい、女々しい女性の特性または見かけをする
スパルタ人はアテネ人を女々しいと非難した
振舞/ふる‐まい〔‐まひ〕【振(る)舞(い)】
読み方:ふるまい
1 振る舞うこと。挙動。また、態度。「立派な—」「立ち居—」
2 ごちそうをすること。もてなし。供応。「大盤—」
3 物の動き。特定の条件下における物の作用や性質。「分子の—」「コンピューターウイルスの—」
堪忍/かん‐にん【堪忍】
読み方:かんにん
[名](スル)
1 怒りを抑えて、人の過ちを許すこと。勘弁。「悪かった、—してくれ」
2 肉体的な痛みや苦しい境遇などをじっとこらえること。我慢すること。忍耐。
「且(かつ)力を尽し且—して時節を待つ可きなり」〈福沢・学問のすゝめ〉
悪阻/つわり
お‐そ〔ヲ‐〕【悪阻】
読み方:おそ
つわり。
つわり〔つはり〕
《動詞「つわる」の連用形から》
1 (「悪阻」とも書く)妊娠初期にみられる消化器系を中心とした症状。吐き気・嘔吐(おうと)・食欲不振・飲食物に対する嗜好(しこう)の変化など。おそ。
2 芽ぐむこと。きざすこと。〈名義抄〉
忘れ花/わすればな
読み方:わすればな
時節を過ぎて咲く花。返り花。《季 冬》「蒲公(たんぽぽ)の—あり路の霜/蕪村」
晩成/ばんせい
読み方:ばんせい
[名](スル)普通より遅れてでき上がること。また、年をとってから成功すること。「大器は—する」
冒涜/ぼうとく
ぼう‐とく【冒×涜】
読み方:ぼうとく
[名・形動](スル)神聖なもの、清浄なものをおかし、けがすこと。「神を—する」
「附近に人が居るのを知ると、ハッとしてその—な口を緘(つぐ)んだ」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
牧羊犬/ぼくようけん
読み方:ぼくようけん
放牧中の羊の群れの番や誘導をする犬。コリー・シェパードなど。
洗練/せんれん
読み方:せんれん
[名](スル)《物を洗い、または練ってよくする意から》
1 詩歌・文章の表現を推敲して、よりよいものにすること。「—を極めた文体」
2 人柄や趣味などを、あかぬけのした優雅・高尚なものにすること。「—された着こなし」
がたつく
[動カ五(四)]
1 がたがた音を立てる。「雨戸が—・く」
2 寒さや恐れなどのため、からだが震える。「足が—・く」
3 もめごとなどが起こり、そのために人々の気持ちが乱れる。「遺産分配で一家が—・く」
4 機械や人間のからだなどが、時を経て調子が悪くなる。「この車もだいぶ—・いてきた」
お転婆/お‐てんば【▽御転婆】
お‐てんば【▽御転婆】
読み方:おてんば
[名・形動]若い女性が、恥じらいもなく、活発に行動すること。また、そのさまや、そのような娘。おきゃん。「—な少女」→転婆(てんば)
ちまちま
[副](スル)小さくまとまっているさま。ちんまり。「—(と)した考え方」「—(と)書かれた文字」
背ける/そ‐む・ける【背ける】
読み方:そむける
[動カ下一][文]そむ・く[カ下二]《「背(そ)向ける」の意》
1 後ろやわきの方へ向かせる。視線や顔をそらす。「気まずさに顔を—・ける」「目を—・ける」
2 心を離す。離反する。
「督(かみ)は、日に添へて人にも—・けられゆくに」〈増鏡・新島守〉
即効/そっ‐こう〔ソクカウ|ソクコウ〕【即効/即功】
読み方:そっこう
すぐにききめが現れること。「—を期待する」
線引き/せん‐びき【線引き】
読み方:せんびき
[名](スル)
1 線を引くこと。
2 計画・予定などを図面・グラフ上に線を引いて表すこと。「都市再開発の—が遅滞する」
3 日限・数量などを区切ること。また、物事の境界を決めて分けること。「合格者を5人までと—する」「公私の—を図る」
4 ダイスを使って線材を引き抜き、直径を細くして長さを伸ばす加工法。
5 都市計画において、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域とに区分すること。法律上は「区域区分」という。→非線引き区域
破局/は‐きょく【破局】
読み方:はきょく
事態が行き詰まって、関係・まとまりなどがこわれてしまうこと。また、その局面。悲劇的な終局。「結婚生活が—を迎える」
[補説] 書名別項。→破局
読み方:はきょく
遠野遥の小説。令和2年(2020)発表。ある大学生の生活や恋愛を描く。第163回芥川賞受賞。
心境/しん‐きょう〔‐キヤウ〕【心境】
読み方:しんきょう
その時の気持ち。心の状態。心持ち。「—を語る」「複雑な—」
心境の変化/しんきょうのへんか
考えていることや心のありようが変わること。以前とは異なる考え方を抱くといった意味で用いられることが多い。
ナマズ/鯰
読み方:なまず
斑点を生じる皮膚病。表皮が癜風(でんぷう)菌という真菌に感染して起こり、冒された皮膚の色により、白なまず・黒なまずという。
心機/しんき
読み方:しんき
心の働き。心の動き。気持ち。
「夫婦親子の間と雖も互に其—の変を測る可らず」〈福沢・文明論之概略〉
近辺/きんぺん
読み方:きんぺん
ある場所の周辺の地域。付近。
イボ/いぼ【×疣】
読み方:いぼ
1 表皮の一部が増殖して盛り上がり、角質が肥厚して表面が粗くなったもの。疣贅(ゆうぜい)。
2 物の表面に小さく突起しているもの。
予備校/よび‐こう〔‐カウ〕【予備校】
読み方:よびこう
上級の学校、特に大学への進学希望者に、入学試験準備のための教育をする各種学校。
三拍子/さん‐びょうし〔‐ビヤウシ〕【三拍子】
読み方:さんびょうし
1 音楽で、三つの拍を一つの単位とする拍子。強・弱・弱の配置をとる。
2 小鼓・大鼓・太鼓・笛など3種の楽器で拍子をとること。また、その拍子。
3 三つの重要な条件。
三拍子揃う/さんびょうしそろう
必要な要素をすべて備えている。「投・攻・守の—・った好チーム」
岸壁/がん‐ぺき【岸壁】
読み方:がんぺき
1 船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁。
2 壁のように険しく切り立った岸。
日用品/にちよう‐ひん【日用品】
読み方:にちようひん
日常生活に使用する品物。
馴染み/なじみ
読み方:なじみ
別表記:馴染
慣れ親しみ、不自然な印象がないさま。またはそのような人物。
な‐じみ【×馴染み】
読み方:なじみ
1 なれ親しんで知っていること。また、その人。「—の店」「昔の—に会う」
2 同じ遊女のもとに通いなれること。また、その客。遊女の側からもいう。
3 長年つれ添った夫、または妻。
「—に別れての当座は」〈浮・一代男・二〉
行き当たり/いき‐あたり【行(き)当(た)り】
読み方:いきあたり
⇒ゆきあたり
ゆき‐あたり【行(き)当(た)り】
読み方:ゆきあたり
行き当たること。また、その場所。いきあたり。
混浴/こんよく
読み方:こんよく
[名](スル)男女が同じ浴場で入浴すること。
脱帽/だつ‐ぼう【脱帽】
読み方:だつぼう
[名](スル)
1 敬意を表して、かぶっている帽子をぬぐこと。
2 相手に敬意を示すこと。感服すること。「彼の勇気ある行動には—した」
優男/やさ‐おとこ〔‐をとこ〕【優男】
読み方:やさおとこ
1 姿かたちが上品ですらりとしている男。また、性質のやさしい男。
2 風流・芸術を理解する男。風雅な男。みやびお。
「名歌仕って御感にあづかるほどの—に」〈平家・一〉
一軍/いちぐん
読み方:いちぐん
別表記:1軍
(1)一個の軍団。または一団となった軍団を指す語。
(2)プロ野球などのチームで公式戦出場選手として選抜・登録された選手団を指す語。
ひと‐いくさ【一戦/一▽軍】
読み方:ひといくさ
1回の戦闘。いっせん。
いち‐ぐん【一軍】
読み方:いちぐん
1 軍勢の一部。一隊。「—を率いる」
2 軍勢の全部。全軍。「—の将」
3 スポーツで、公式戦に出場する選手。また、そのチーム。→二軍
確執/かく‐しつ【確執】
読み方:かくしつ
[名](スル)互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和。かくしゅう。「兄弟の間の—」
かく‐しゅう〔‐シフ〕【確執】
読み方:かくしゅう
[名](スル)「かくしつ(確執)」に同じ。
厨房/ちゅう‐ぼう〔‐バウ〕【×厨房】
読み方:ちゅうぼう
1 食物を調理する所。台所。調理場。くりや。「—に入る」
2 インターネット掲示板などでの俗語で、中学生のこと。また、大人であっても言動が子供っぽい者への蔑称。「中学生の坊や」の略である「中坊」の表記を換えたもの。
御輿/み‐こし【▽御×輿/神=輿】
読み方:みこし
1 神幸のとき、神霊の乗り物とされる輿。形は四角形・六角形・八角形などで、屋根に鳳凰(ほうおう)・葱花(そうか)などを飾り、台には2本の担ぎ棒をつける。しんよ。おみこし。《季 夏》
2 (御輿)輿の敬称。特に、天皇の乗る輿。
「ひんがしの門は四つ足になして、それより—は入らせ給ふ」〈枕・八〉
築城/ちく‐じょう〔‐ジヤウ〕【築城】
読み方:ちくじょう
[名](スル)城を築くこと。「要害の地に—する」
築地/ついじ〔ついぢ〕【▽築地】
読み方:ついじ
《「つきひじ(築泥)」の音変化》
1 柱を立て、板を芯として両側を土で塗り固め、屋根を瓦で葺(ふ)いた塀。古くは、土だけをつき固めた土塀。築地塀。築垣(つきがき)。
2 《屋敷の周囲に築地をめぐらしたところから》公卿。堂上方。また、その邸宅。
つき‐じ〔‐ヂ〕【▽築地】
読み方:つきじ
海や沼などを埋めてつくった陸地。埋め立て地。
つきじ〔つきヂ〕【築地】
読み方:つきじ
東京都中央区の地名。明暦の大火後の埋め立て地。銀座に接する地域。明治初期には外国人居留地が置かれた。本願寺築地別院、東京劇場などがある。
しんみり
[副](スル)
1 心静かに落ち着いているさま。しみじみ。「親子水入らずで—(と)語り合う」
2 もの寂しく、湿っぽい気分になるさま。「別れのあいさつに—(と)する」
副詞
しんみり
心静かに落ち着いたさま。
しめやかに心寂しいさま。
発音(?)
し↗んみ↘り
関連語
しみじみ、しめやか、うら寂(さび)しい、物寂(ものさび)しい、心寂(こころさび)しい
動詞
活用
サ行変格活用
しんみり(と)-する
保育士/ほいく‐し【保育士】
読み方:ほいくし
保育所・養護施設などの児童福祉施設で、児童の保育に当たる職員。男女ともにいう。
潔癖/けっ‐ぺき【潔癖】
読み方:けっぺき
[名・形動]
1 不潔なものを極度に嫌う性質。また、そのさま。「—で、何度も手を洗う」
2 不正なことを極度に嫌う性質。また、そのさま。「金銭に関して—な人」
[派生] けっぺきさ[名]
有線/ゆう‐せん〔イウ‐〕【有線】
読み方:ゆうせん
1 金属線を用いること。特に、電線を使う通信方式。⇔無線。
2 「有線電信」「有線電話」「有線放送」などの略。
川獺/かわうそ
読み方:かわうそ
イタチ科の哺乳類。体長約70センチ、尾長約50センチ。川や湖の近くにすみ、体は流線形をなし、上面が暗褐色、下面が淡褐色。尾は基部が太く、指の間に水かきがある。巣穴は乾いた陸上にあるが、主に水中で活動し、魚・カニなどを捕って食べる。夜行性。北アフリカ・ヨーロッパ・アジアに分布し、ユーラシアカワウソ・コツメカワウソなどがいる。日本に生息したニホンカワウソは絶滅。かわおそ。おそ。うそ。
[補説] 書名別項。→かわうそ
愛撫/あい‐ぶ【愛×撫】
読み方:あいぶ
[名](スル)なでさすっていつくしむこと。「赤ん坊を—する」
快便/かい‐べん〔クワイ‐〕【快便】
読み方:かいべん
気持ちよく便の出ること。便通が順調であること。「快眠—」
援軍/えん‐ぐん〔ヱン‐〕【援軍】
読み方:えんぐん
1 救援の軍隊。援兵。援隊。
2 加勢の仲間。
予習/よ‐しゅう〔‐シフ〕【予習】
読み方:よしゅう
[名](スル)前もって学習すること。「次の課を—する」⇔復習。
檀尻/だん‐じり【×檀尻/車=楽】
読み方:だんじり
1 祭礼の際の練り物の一。車のついた屋根つきの屋台で、中で囃子(はやし)物をしながら引き回す。主として関西以西の語で、関東では山車(だし)という。
2 歌舞伎下座音楽の一。双盤と大太鼓ではやすもので、上方の祭礼の場面などに用いる。檀尻囃子。
観覧車/かんらん‐しゃ〔クワンラン‐〕【観覧車】
読み方:かんらんしゃ
遊園地などにある乗り物の一。巨大な水車形の、ゆっくり回転する骨組みにつるしたゴンドラに乗り、高い位置からの展望を楽しむ。
一眼/いち‐がん【一眼】
読み方:いちがん
1 一つの目。片方の目。
2 片目。独眼。隻眼(せきがん)。
3 一度見ること。ひとめ。
「風景—のうちに尽きて」〈奥の細道〉
憑依/ひょう‐い【×憑依】
読み方:ひょうい
[名](スル)
1 頼りにすること。よりどころにすること。
「われらの温かなる—の対象となる人格的の神」〈倉田・愛と認識との出発〉
2 霊などがのりうつること。「悪霊が—する」
奥手/おく‐て【奥手/晩=生/晩=稲】
読み方:おくて
1 (晩稲)比較的遅く成熟する品種の稲。中手(なかて)・早稲(わせ)に対していう。《季 秋》「刈るほどに山風のたつ—かな/蛇笏」
2 (奥手・晩生)一般に、遅く成熟すること。
㋐花や実のつくのが遅い草木の品種。
㋑成熟の遅い人。「あの子は—だ」
㋒時節より遅く咲く草花。
「咲く花もをそろ(=早熟)はいとはし—なる長き心になほしかずけり」〈万・一五四八〉
イチャイチャ
別表記:いちゃいちゃ
男女がいちゃつくさま。身体を寄せ合ったり触れ合ったりして戯れるさま。
軽率/けい‐そつ【軽率】
読み方:けいそつ
[名・形動]物事を深く考えずに軽々しく行うこと。また、そのさま。かるはずみ。「—な判断」⇔慎重。
[派生] けいそつさ[名]
五分五分/ごぶ‐ごぶ【五分五分】
読み方:ごぶごぶ
双方とも、優劣がないこと。五分。「勝負は—とみた」
直帰/ちょっ‐き〔チヨク‐〕【直帰】
読み方:ちょっき
[名](スル)出先での勤務が終わった後、職場に戻らず、そのまま家に帰ること。
断トツ/だん‐トツ【断トツ】
読み方:だんとつ
《「断然トップ」の略》2位以下とは大きな差をつけて首位にある状態をいう俗語。
う‐い【羽衣】
う‐い【羽衣】
読み方:うい
1 鳥のからだをおおう羽毛の総称。
2 仙人・天女などの衣。はごろも。
は‐ごろも【羽衣】
読み方:はごろも
1 天女が着て、自由に空中を飛行するといわれる衣。天(あま)の羽衣。
2 鳥や虫の羽。
3 半翅(はんし)目ハゴロモ科とその近縁の科の昆虫の総称。ウンカ類に似るが、前翅(まえばね)が幅広く三角形をなす。植物の汁を吸う害虫。
はごろも【羽衣】
読み方:はごろも
[一]謡曲。三番目物。羽衣伝説に取材。漁師白竜(はくりょう)が三保の松原で天人の羽衣を見つけ、これと引き替えに天人の舞を所望する。
[二]箏曲(そうきょく)。組歌。作曲者は北島検校とも牧野検校ともいう。拾遺集の羽衣の歌を第一に六つの和歌を組み合わせたもの。羽衣の曲。
[三]羽衣伝説に取材した、長唄・一中節・常磐津(ときわず)などによる舞踊曲や演奏曲。
態とらしい/わざと‐らし・い【▽態とらしい】
読み方:わざとらしい
[形][文]わざとら・し[シク]いかにも意識してしたようで不自然である。「—・く笑ってみせる」
眼差し/ま‐な‐ざし【▽眼差(し)/▽目指(し)】
読み方:まなざし
目つき。目の表情。視線。「熱い—を向ける」「疑わしい—」
地べた/じ‐べた〔ヂ‐〕【地べた】
読み方:じべた
土地の表面。地面のくだけた言い方。「—に寝ころぶ」
和解/わ‐かい【和解】
読み方:わかい
[名](スル)
1 争っていたもの、反発しあっていたものが仲直りすること。「対立する二派が—する」
2 民事上の紛争で、当事者が互いに譲歩して争いをやめること。契約によるものと、裁判所においてなされるものとがある。
3 ⇒わげ(和解)
[補説] 書名別項。→和解
わかい【和解】
読み方:わかい
志賀直哉の中編小説。大正6年(1917)10月、「黒潮」誌に発表。翌年刊行の作品集「夜の光」に収録。著者自身とその父親との、不和と和解を描いた私小説。
わ‐げ【和解】
読み方:わげ
1 「わかい(和解)1」に同じ。
「君の—を勧むるや誠に謝すべしと雖も」〈織田訳・花柳春話〉
2 外国文を日本語で解釈すること。また、その解釈。
「阿蘭陀(オランダ)の書をも—なしたらば」〈蘭学事始〉
間取り/ま‐どり【間取り】
読み方:まどり
部屋の配置。各室の位置。「—の悪い家」「—図」
照合/しょうごう
読み方:しょうごう
[名](スル)照らし合わせて確かめること。「書類を原簿と—する」
詮索/せんさく
せん‐さく【詮索】
読み方:せんさく
[名](スル)細かい点まで調べ求めること。「語源を—する」
朦朧/もう‐ろう【×朦×朧】
読み方:もうろう
[ト・タル][文][形動タリ]
1 ぼんやりとかすんで、はっきり見えないさま。「霧の中に—と人影が浮かぶ」
2 物事の内容・意味などがはっきりしないさま。「言うことが—としている」
3 意識が確かでないさま。「頭が—とする」
研鑽/けんさん
読み方:けんさん
[名](スル)学問などを深く究めること。「日夜—を積む」「自ら—して習得する」
培う/つちかう
読み方:つちかう
時間をかけて育てること。経験を積んでいくことを「経験を培う」と表現する。意味が似た言葉として「養う」と「育む」があるが「培う」が植物を培養する意味合いが強いのに対し「養う」と「育む」は動物や人間を育てるというニュアンスが強い。特に「育む」は愛情をかけて育てるという意味を含んでいる。
投函/とうかん
読み方:とうかん
[名](スル)郵便物をポストに入れること。「手紙を—する」
睦まじい/むつまじい
読み方:むつまじい
[形][文]むつま・じ[シク]《動詞「むつむ」の形容詞化。古くは「むつまし」》
1 仲がよい。親密である。特に、男女間の愛情がこまやかである。「夫婦仲も—・く暮らす」
2 事物に愛着がある。心がひかれる。
「春になる桜の枝はなにとなく花なけれども—・しきかな」〈山家集・中〉
[派生] むつまじげ[形動]むつまじさ[名]
コロコロ
ころ‐ころ
【一】[副](スル)
1 まるい物、小さい物などが軽快に転がるさま。「まりが—(と)転がる」
2 ものが容易に倒れるさま。ころりころり。「横綱が—負けては困る」
3 物事が簡単に転じていくさま。ころり。「話が—(と)変わる」
4 丸々として、かわいらしいさま。「—(と)太った赤ん坊」「—した子犬」
5 鈴の音、笑い声、カエルの鳴く声など、高く澄んだ音が響くさま。「少女達が—(と)笑い転げる」
【二】[名]ロール状の粘着テープに持ち手をつけた掃除用具。商標名。
弛む/たるむ
たる・む【×弛む】
読み方:たるむ
【一】[動マ五(四)]
1 ぴんと張っていたものがゆるむ。「ロープが—・む」「目の皮が—・む」
2 張りつめた気持ちがゆるむ。しまりがなくなる。「—・んだ気分をひきしめる」
異次元/いじげん
読み方:いじげん
1 異なる次元。また、次元の異なる世界。「—空間」
2 (比喩的に)通常とは全く異なる考え方、また、それに基づく大胆な施策。「—の金融緩和」
体幹/たいかん
読み方:たいかん
体の主要部分。胴体のこと。また、その部分にある筋肉。コア。「—を鍛える運動器具」→コアマッスル
灌漑水路/かんがいすいろ
読み方:かんがいすいろ
農業用地に水を供給するために作られた通路のこと、灌漑をするための水路を意味する語。
先陣/せんじん
読み方:せんじん
1 本陣の前方に配置した陣。さきぞなえ。⇔後陣(こうじん)。
2 一番乗り。さきがけ。物事を最初にすること。「—を切る」「—争い」
堰/い‐せき〔ゐ‐〕【×堰/井×堰】
読み方:いせき
水を他へ引いたり流量を調節したりするため、川水をせきとめる所。せき。い。
せき【×堰】
読み方:せき
《動詞「塞(せ)く」の連用形から》水を取るため、また、水深・流量の調節のため、川の途中や流出口などに設けて流水をせき止める構造物。
見栄/みえ
読み方:みえ
《動詞「みえる」の連用形から。「見栄」「見得」は当て字》
1 見た目。外観。みば。「—を飾る」
2 (見栄)見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度。「—で英字新聞を読む」
3 (見得)歌舞伎の演技・演出の一。俳優が、感情の高揚した場面で、一瞬動きを停止して、にらむようにして一定のポーズをとること。
明記/めいき
読み方:めいき
[名](スル)はっきりと書きしるすこと。「住所氏名を—する」
逸脱/いつだつ
読み方:いつだつ
[名](スル)本筋や決められた枠から外れること。「任務を—する行為」
絶賛/ぜっさん
読み方:ぜっさん
[名](スル)口をきわめてほめること。この上ない称賛。「—を博す」
水際対策/みずぎわたいさく
読み方:みずぎわたいさく
伝染病や有害生物などの上陸を阻止するために、空港や港などで行われる、検疫や検査などの対策を意味する語。非軍事的な意味での「水際作戦」とほぼ同じ意味で用いられる。
打算/ださん
[名](スル)勘定すること。利害や損得を見積もること。「—が働く」
「人間の年月と猫の星霜を同じ割合に—するのは」〈漱石・吾輩は猫である〉
図面/ず‐めん〔ヅ‐〕【図面】
読み方:ずめん
建物・機械・土木工事などの構造・工程を細かく示した図。設計図。「—を引く」
ズバズバ
[副]
1 核心に触れた事をためらわずに言うさま。「相手かまわず—(と)言う」
2 思い切りよく、続けてするさま。「速球を—(と)投げ込む」
ばしばし
失読症の人は、一言で言えばしばしば手紙を置き換える
に同意する、または承諾すること(しばしばしぶしぶ)
渇望/かつ‐ぼう〔‐バウ〕【渇望】
読み方:かつぼう
[名](スル)のどが渇いたとき水を欲するように、心から望むこと。切望。熱望。「優秀な人材を—する」
どんより
[副](スル)
1 空が曇って重苦しく感じられるさま。空気などが濁って不透明なさま。「—(と)曇った日」「—(と)よどんだ沼の水」
2 目が濁って生気が感じられないさま。「—(と)した目つき」
エロス
読み方:えろす
【一】
[一]ギリシャ神話で、愛の神。アフロディテの子。ローマ神話のクピド(キューピッド)またはアモルにあたる。恋の弓矢を持つ幼児の姿で表されることが多い。
[二]小惑星の一。直径約20キロで、周期的に地球に2300万キロまで接近するので、太陽系の距離測定の基準にされた。
【二】
1 特定の人に対する、性愛としての愛。愛欲。
2 プラトン哲学で、真善美へのあこがれという純化された衝動。
バチバチ
[副](スル)「ぱちぱち」よりも激しい感じを表す語。「張り手を—くらわす」「火花が—と散る」
冷え性/ひえ‐しょう〔‐シヤウ〕【冷え性】
読み方:ひえしょう
冷えやすい体質。特に、腰から下が冷えること。女性に多い。
追い打ち/おいうち
1 逃げていく者を追いかけて討ち取ること。追撃(ついげき)。「浮き足立つ敵に—をかける」
2 弱っているところに重ねて打撃を与え、さらに厳しい状態に追いやること。「不況に物価高の—が加わる」
ナマズ髭
読み方:なまずひげ
1 ナマズのひげに似た細長い口ひげ。また、そのような口ひげの人。
2 《多くなまずひげを生やしていたところから》明治初期に、官吏をあざけっていった語。
はきはき
[副](スル)
1 話し方・態度・性格・行動などがはっきりしているさま。「質問に—(と)答える」「—した振る舞い」
「ぱっちりとさめている母は—万端の事務をさばいて」〈蘆花・思出の記〉
2 考え方がはっきりしているさま。歴然としているさま。
「矢っ張り頭が—しません」〈三重吉・千鳥〉
照れ隠し/てれかくし
読み方:てれかくし
人前で気恥ずかしい思いをしたとき、人の注意をそらすためにとりつくろうこと。「—に笑う」
頭皮/とう‐ひ
読み方:とうひ
あたまの皮膚。頭部の顔や額以外の部分、すなわち頭の最上部、後部、および側面の耳の上や後ろの部分で、通常であれば髪の毛が生えている領域の皮膚をいう。
ごそごそ
[副](スル)質のかたい、こわばったものなどが触れ合う音を表す語。また、そういう音を立てて、しきりに物事をするさま。「押し入れの中を—(と)かき回す」「のりが効きすぎて浴衣が—(と)する」
肩書き/かた‐がき
読み方:かたがき
[名](スル)
1 名刺や印刷物などで、氏名の上部や右肩に官位・職名などを添えて書くこと。また、その官位・職名など。
「番地官名など細かに—して」〈蘆花・不如帰〉
2 その人を特徴づける社会的な地位・称号など。「—がものをいう」
3 前科。悪名。
序章/じょ‐しょう
読み方:じょしょう
小説・論文などの、本題に入る前に前置きとして置かれた文章。
形振り/なり‐ふり
読み方:なりふり
身なりと振る舞い。服装と態度。「—をかまわない人」
形振り構わず/なりふりかまわず
読み方:なりふりかまわず
別表記:なりふり構わず
服装や態度などのにとらわれずに、他人にどのように見られるのかなど気にせずに、などという意味の表現。「形振り(なりふり)」は服装や態度などのことを意味する表現。
頓珍漢/とんちんかん
読み方:とんちんかん
[名・形動]《鍛冶屋(かじや)の相槌(あいづち)の音を漢字を当てて表したもの。その打つ音がそろわないところから》
1 物事のつじつまが合わないこと。見当違いであること。また、そのさま。「—な受け答え」
2 間のぬけた言動をすること。また、そのさまや、その人。「—な奴」「この—め」
心因性反応/しんいんせいはんのう
ヒステリーという心因性反応型の神経症
信玄袋/しんげん‐ぶくろ
読み方:しんげんぶくろ
布製平底の手提げ袋で、口をひもで締めるようにしたもの。明治中期以降から流行。和服を着た女性が小物入れなどに使う。名の由来は未詳。合切袋(がっさいぶくろ)。
蝕む/むし‐ば・む
読み方:むしばむ
[動マ五(四)]
1 虫が食って形を損なう。むしくいになる。
「—・んだような格子の柱に」〈三重吉・小鳥の巣〉
2 病気などで、からだや精神を少しずつ損なう。「大気汚染が健康を—・む」「心が—・まれる」
副音声/ふく‐おんせい
読み方:ふくおんせい
テレビ放送やDVDなどの映像媒体において、主音声以外の音声。二か国語放送や、視覚障害者向けの音声ガイドなどに利用される。
鼻炎/び‐えん
読み方:びえん
鼻腔粘膜の炎症。くしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどがみられる。急性のものは風邪によることが多く、慢性では粘膜が肥厚する肥厚性鼻炎、萎縮(いしゅく)する萎縮性鼻炎、アレルギー性鼻炎などがある。鼻カタル。
境目/さかい‐め〔さかひ‐〕
読み方:さかいめ
境となる所。相接する所。分かれ目。「人道と車道の—」「及落の—にいる」
挽回/ばんかい
読み方:ばんかい
[名](スル)失ったものを取り戻して、もとの状態にすること。回復。「勢力を—する」「遅れを—する」「名誉—」
百戦錬磨/ひゃくせんれんま
読み方:ひゃくせんれんま
たびたびの戦いで鍛えられていること。また、経験が豊かで処理能力にすぐれていること。「—のつわもの」
前戯/ぜん‐ぎ【前戯】
読み方:ぜんぎ
性交の前に、性的な興奮を高めるために手や口などで行う愛撫(あいぶ)。
天性/てん‐せい
読み方:てんせい
《古くは「てんぜい」とも》天から授けられた性質。また、生まれつきそのようであること。副詞的にも用いる。天資。天質。「好奇心の強いのは—だ」「—明朗な人」
見損なう/み‐そこな・う〔‐そこなふ〕
読み方:みそこなう
[動ワ五(ハ四)]
1 見あやまる。見まちがう。「隣り合った番号と—・う」
2 評価をあやまる。「君を—・っていたよ」「—・うな」
3 見る機会をのがす。見落とす。見損じる。「話題の映画を—・う」
内見/ないけん
読み方:ないけん
物件の内部を実際に目で見ることを意味する不動産用語。「内部見学」の略語である。「内覧」と呼ばれることもある。
ない‐けん【内見】
読み方:ないけん
[名](スル)
1 内々に見ること。内覧。「委員会の報告を—する」
2 《「内部見学」の略》建物の内部を実際に見ること。多く、不動産の売買・賃貸契約の際に行うものをいう。内覧。
3 ⇒ないみ(内見)
ない‐み【内見】
読み方:ないみ
江戸時代、代官が検見(けみ)を実施する以前に、村役人があらかじめ収穫量の調査を行ったこと。ないけん。
枝垂れ/し‐だれ【▽垂れ/枝垂れ】
読み方:しだれ
枝や葉が、たれ下がること。しだり。
転覆/てん‐ぷく
読み方:てんぷく
[名](スル)
1 列車・船などがひっくり返ること。また、ひっくり返すこと。「ヨットが—する」
2 政府などの組織が倒れること。また、倒すこと。
「日本全社会の根底より—せんとて」〈福沢・福翁百話〉
通り魔/とおりま
読み方:とおりま
通りすがりの無関係の人物に襲いかかって危害を加える者のこと。元は悪魔を指したが、現在ではもっぱら犯罪者について用いられる。
軋む/きし・む【×軋む】
読み方:きしむ
[動マ五(四)]物と物とがすれ合って、きしきし、みしみしなどと音を立てる。「床が—・む」「雨戸が—・んであけにくい」
立地条件/りっち‐じょうけん
読み方:りっちじょうけん
立地に際して必要な、自然的および社会的条件。「—のいい駅前の店」
鎌鼬/かま‐いたち
読み方:かまいたち
突然皮膚が裂けて、鋭利な鎌で切ったような傷ができる現象。特に雪国地方でみられ、越後の七不思議の一つとされる。空気中に真空の部分ができたときに、それに触れて起こるといわれる。昔は、イタチのしわざと信じられていた。鎌風。《季 冬》「—萱(かや)負ふ人の倒れけり/秋桜子」
人見知り/ひと‐みしり
読み方:ひとみしり
[名](スル)子供などが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。「—して泣く子」
円満/えん‐まん〔ヱン‐〕【円満】
読み方:えんまん
[名・形動]
1 物事のようすや人柄などが、調和がとれていて穏やかなこと。また、そのさま。「—な夫婦」「話が—に収まる」
2 まるく満ちていること。特に、顔などが豊かで福々しいこと。また、そのさま。「—な相好(そうごう)」
3 完全に満ち足りていること。すべて備わっていること。また、そのさま。
「元来家に子を養うて—なりとは」〈福沢・福翁百話〉
4 功徳などが十分に満ち足りること。願いなどが十分に満たされること。
「一度参詣の輩(ともがら)は、所願成就—すと承る」〈平家・七〉
斜め上/ななめうえ
読み方:ななめうえ
斜め上とは
「斜め上」は、一般的には「おおよそ真上と真前の間」を指す語であるが、通俗的には「予想を覆す、想定し得る範囲を超越しているような状況や発想」を指す意味で用いられる表現である。誰も思いつかなかった事柄、あるいは、端的に理解不能な事柄などを形容する意味で用いられることが多い。
通俗的な用法における「斜め上」は、元々は人気マンガ作品の中で「予想の斜め上を行く」という言い回し用いられた表現である。これがインターネットスラングとして浸透・定着した。
返却/へん‐きゃく【返却】
読み方:へんきゃく
[名](スル)借りたものや預かったものを持ち主に返すこと。「借用した資料を—する」
気張る/きばる
読み方:きばる
[動ラ五(四)]
1 息をつめて力を入れる。いきむ。「—・って荷を持ち上げる」
2 気力を奮い起こす。いきごむ。「—・って仕事に取り組む」
3 格好をつけて見えをはる。また、気前よく金銭を出す。「—・って高級品を買う」「祝儀を—・る」
挙動不審/きょどうふしん
読み方:きょどうふしん
言動にあやしい感じがあり、疑わしいさま。
草食系/そうしょくけい
草食系(そうしょくけい)とは、人間のタイプを表す造語。一般的な草食動物としてイメージされている事柄が性格や行動様式に当てはまっていると思われている人々を指して用いられる。対義語は肉食系。
草食系男子/そうしょくけいだんし
読み方:そうしょくけいだんし
⇒草食男子
ちらりほらり
[副]
1 「ちらほら」に同じ。「梅の花が—(と)咲きはじめる」「友の消息が—(と)耳に入る」
2 小さな花びらなどが、ゆっくりとまばらに飛び散るさま。「桜の花びらが—(と)風に舞う」
3 すばやく動くさま。
「—と馬の先よけるふりして」〈浄・鑓の権三〉
顕示欲/けんじよく
読み方:けんじよく
何かを誇示したい、認められたい、などという欲望のこと。「自己顕示欲」などという具合に使う。
震撼/しん‐かん【震×撼】
読み方:しんかん
[名](スル)ふるい動かすこと。また、人をふるえあがらせること。「世間を―させた事件」
法に触れる/ほうにふれる
読み方:ほうにふれる
法律に抵触すること、法が定める内容に違反することなどを意味する表現。
予備軍/よび‐ぐん【予備軍】
読み方:よびぐん
1 決戦に投入するために後方に予備として備えてある軍隊。
2 予備役の兵で編制した軍隊。
3 (比喩的に)いずれその状態になる可能性の高い人々。「サラリーマンの8割はうつ病の―といわれる」「リストラ―」→予備群
ゆらりと
ゆらりと物がゆっくり動くさま
ゆらりと体をゆっくり動かすさま
引っかく/ひっかく
ひっ‐か・く【引っ×掻く】
読み方:ひっかく
[動カ五(四)]つめや先のとがったもので強くかく。「猫に―・かれる」
委ねる/ゆだねる
読み方:ゆだねる
[動ナ下一][文]ゆだ・ぬ[ナ下二]
1 処置などを人にまかせる。また、すべてをまかせる。「全権を―・ねる」「運命に身を―・ねる」
2 すべてをささげる。「政治に身を―・ねる」
自意識過剰/じいしきかじょう
読み方:じいしきかじょう
[名・形動]他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られるかを考えすぎること。また、そのさま。「―になる」「―な人」
中傷/ちゅうしょう
読み方:ちゅうしょう
[名](スル)根拠のないことを言いふらして、他人の名誉を傷つけること。「ライバルを―して蹴(け)落とす」「―記事
錦鯉/にしきごい
にしき‐ごい〔‐ごひ〕【錦×鯉】
読み方:にしきごい
コイの色変わり種をもとに日本で改良された品種。色彩・斑紋はきわめて多様。色鯉。花鯉。変わり鯉。《季 夏》
物資/ぶっし
ぶっ‐し【物資】
読み方:ぶっし
人間の生活や活動のために必要な品物・資材。また、資源。「―が不足する」「救援―」
一か八か/いちかばちか
一(いち)か八(ばち)か
読み方:いちかばちか
結果はどうなろうと、運を天に任せてやってみること。のるかそるか。「よし、―勝負してみよう」
[補説] ばくちの用語で、「一か罰か」でさいころの目に一が出るかしくじるかの意とか、「丁か半か」の「丁」「半」の字の上部を取ったものとかいう。
隻腕/せきわん
読み方:せきわん
片腕。隻手(せきしゅ)。
復縁/ふくえん
読み方:ふくえん
離縁した後、再びよりを戻すこと。婚姻や養子などの関係を再度持つこと。
腑に落ちない/ふにおちない
読み方:ふにおちない
納得ができないこと、違和感があって疑問に思うこと。
猫背/ねこぜ
ねこ‐ぜ【猫背】
読み方:ねこぜ
首をやや前に出し、背を丸めた姿勢。また、そのようなからだつき。
のさばる
のさ‐ば・る
[動ラ五(四)]
1 ほしいままに伸び広がる。「雑草が―・る」
2 わがもの顔で振る舞う。勢力を振るう。「新参者が―・る」
[可能] のさばれる
許容範囲/きょようはんい
許容範囲
読み方:きょようはんい
許容できる範囲に収まっていること。許したり認めたりすることができる水準やレベルであること。
許容範囲/きょようはんい
許容範囲
読み方:きょようはんい
許容できる範囲に収まっていること。許したり認めたりすることができる水準やレベルであること。
白け/しらけ
しらけ【白け】
読み方:しらけ
興ざめなこと。また、何事にも関心・感動をもたないこと。「―の時代」
展望/てんぼう
てん‐ぼう〔‐バウ〕【展望】
読み方:てんぼう
[名](スル)
1 遠くまで見渡すこと。また、そのながめ。見晴らし。「―がきく」「屋上から市街を―する」
2 社会の動き、人生の行く末などを見渡すこと。見通すこと。見通し。「将来に対する―がない」
[補説] 書名別項。→展望
余儀なくされる/よぎなくされる
読み方:よぎなくされる
別表記:余儀無くされる
やむをえず、そうせざるを得ないさまを意味する表現。「余儀無い」が「やむを得ない」という意味。「余儀無い」という語形で用いる場面はほとんどなく、もっぱら「余儀なくされる」という言い回しで用いられる。
私腹を肥やす/しふくをこやす
読み方:しふくをこやす
公の地位や立場を利用して、自分の財産を殖やす。「職権を濫用して―・す」
守宮/やもり
読み方:やもり
有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約670種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。《季 夏》「河岸船の簾(すだれ)にいでし―かな/蛇笏」
[補説] 書名別項。→やもり
守宮/やもり
読み方:やもり
有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約670種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。《季 夏》「河岸船の簾(すだれ)にいでし―かな/蛇笏」
[補説] 書名別項。→やもり
薄鈍/うすのろ
読み方:うすのろ
[名・形動]知能が少し劣っていて、反応や動作がにぶいこと。また、そのさま。「―な動作」
読み方:ウスノロ(usunoro)
知能が普通より少し劣り、動作や反応が遅いこと
吃音/きつおん
読み方:きつおん
別表記:吃音
言葉を発する場合に連続して音が発せられたり、一時的に無音状態になったりすること、またその症状を意味する語。