日本語の辞典3 Flashcards
豪快/ごうかい
読み方:ごうかい
[形動][文][ナリ]規模が大きくて力強く、気持ちのよいさま。「—なホームラン」「—に笑う」
[派生] ごうかいさ[名]
海食崖/かいしょくがい
読み方:かいしょくがい
海食によってできた海岸のがけ。海崖(かいがい)。波食崖。
梯子/はしご
読み方:はしご
1 高い所へ登るための道具で、長い2本の材の間に足がかりの横棒を何本もつけたもの。立てかけたり、つるしたりして用いる。「—をかける」「縄—」
2 階段。段梯子。
3 「梯子酒」の略。転じて、いくつかの場所を続けてわたり歩くこと。「映画の—をする」
[下接語] (ばしご)裏梯子・雁木(がんぎ)梯子・救助梯子・管梯子・竹梯子・畳み梯子・段梯子・継ぎ梯子・釣り梯子・縄梯子・箱梯子・火の見梯子・船(ふな)梯子・回り梯子・槍(やり)梯子
終身雇用/しゅうしんこよう
読み方:しゅうしんこよう
企業などが、正規に採用した労働者を、特別な場合以外は解雇しないで定年まで雇用すること。年功序列型賃金などとともに日本の雇用制度の特色とされた。「—制」
落とし穴/おとしあな
読み方:おとしあな
1 歩いている人や獣が気がつかずに、そのまま落ち込むように仕掛けた穴。
2 (比喩的に)人を陥れるための策略。「うまい話には—がある」
3 (比喩的に)それと気づかずにおちいりがちな、好ましくない事柄・状態。「新しい技術にはどのような—が隠れてるかわからない」
[補説] 作品名別項。→おとし穴
鞭/むち
読み方:ぶち
「むち」に同じ。
「下女、—もて打たんとす」〈沙石集・七〉
行間を読む/ぎょうかんをよむ
読み方:ぎょうかんをよむ
文章には直接表現されていない筆者の真意をくみとる。
快く/こころよく
読み方:こころよく
気持ちよく。ビジネス文書などにおいては、相手の対応について「いやな顔ひとつせずに」というような意味合いで用いられる。
切羽詰まる/せっぱつまる
読み方:せっぱつまる
[動ラ五(四)]ある事態などが間近に迫ってどうにもならなくなる。身動きがとれなくなる。「—・って上司に泣きつく」
手ごろ/てごろ
読み方:てごろ
[形動][文][ナリ]
1 大きさ・重さなどが、手に持つのにちょうどよいさま。取り扱いに便利なさま。「—な厚さの辞書」
2 能力・経済力や望む条件などにふさわしいさま。「—な仕事」「—な値段」
[派生] てごろさ[名]
もろ肌脱ぎ/もろはだぬぎ
読み方:はだぬぎ
和服の袖(そで)から腕を抜いて上半身の肌をあらわにすること。また、その姿。「—になる」《季 夏》「這(は)ひよれる子に—の乳房あり/虚子」
川面/かわづら
読み方:かわづら
《古くは「かわつら」》
1 川の水面。かわも。「—にさざ波が立つ」
2 川のほとり。かわべ。
「大いなる—に出でて」〈宇津保・俊蔭〉
地方公務員/ちほうこうむいん
読み方:ちほうこうむいん
地方公共団体の公務に従事する職員。一般職と特別職とに分かれ、前者は地方公務員法の適用を受ける。
羨望/せんぼう
読み方:せんぼう
[名](スル)うらやむこと。「—の的となる」「他人の栄達を—する」
台詞/せりふ
読み方:せりふ
1 俳優が劇中で話す言葉。「—をとちる」
2 人に対する言葉。言いぐさ。「気のきいた—を吐く」「そんな—は聞きたくもない」
3 きまり文句。「頼み事をするときのお得意の—だ」
4 理屈や言い分を並べること。談判すること。
「これ半七、お花はこちの奉公人、親仁との—なら、どこぞ外でしたがよい」〈浄・女腹切〉
5 支払いをすること。
「今夜中に—して下さんせにゃなりませぬ」〈伎・五大力〉
苛立つ/いらだつ
読み方:いらだつ
【一】[動タ五(四)]気持ちがいらいらして、じっとしていられなくなる。じれる。「—・つ気持ちを抑える」「じらされて、心が—・つ」
【二】[動タ下二]「いらだてる」の文語形。
苛烈/かれつ
読み方:かれつ
[名・形動]厳しく激しいこと。また、そのさま。「—をきわめる戦闘」「—な生存競争」
[派生] かれつさ[名]
袈裟/けさ
読み方:けさ
《(梵)kasṣayaの音写。赤褐色の意で、染衣(せんえ)・壊色(えしき)などと訳す》
1 インドで制定された僧侶の衣服。青・黄・赤・白・黒の正色を避けて濁色の布を用いたところからの名。縫い合わせた布の数により、五条、七条、九〜二五条の3種がある。中国・日本と伝えられる間に仏教の標幟(ひょうじ)としての法衣にかわり、衣の上に左肩から右脇下にかけてまとう長方形の布となり、華美で装飾的なものとなった。宗派によって種々のものがある。功徳衣(くどくい)。福田衣。無垢衣(むくい)。
2 「袈裟懸け」の略。「—に切る」
添削/てんさく
読み方:てんさく
[名](スル)他人の詩歌・文章・答案などを、書き加えたり削ったりして、改め直すこと。「生徒の作文を—する」
そう来なくっちゃ/そうこなくっちゃ
読み方:そうこなくっちゃ
相手の提案・反応に対して歓迎の意を表す言い回し。
判決/はんけつ
読み方:はんけつ
[名](スル)
1 是非善悪などを判断して決めること。
「豈(あに)凡傭(ぼんよう)之(これ)を—すべけん哉(や)」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
2 訴訟事件に対して、裁判所が法規に基づいて下す最終的な判断。民事訴訟法では原則として口頭弁論を経て行われ、刑事訴訟法では公判手続きにおいて必ず口頭弁論を経て行われる裁判所の裁判。「—を言い渡す」
貸主/かしぬし
読み方:かしぬし
金銭や物品などを貸した当人。貸し手。⇔借り主。
賃貸借/ちんたいしゃく
読み方:ちんたいしゃく
当事者の一方が、相手方にある物の使用・収益をさせることを約束し、相手方がこれに対して賃料を支払うことを約束することによって成立する契約。賃貸借契約。
共益費/きょうえきひ
読み方:きょうえきひ
アパートなどの階段・廊下・外灯・ごみ処理などの共用部分の維持管理のために居住者が出す費用。管理費。
履行/りこう
読み方:りこう
[名](スル)
1 決めたこと、言ったことなどを実際に行うこと。実行。「約束を—する」
2 債務者が債務の内容である給付を実現すること。履行は債権の効力の面から、弁済は債権の消滅の面からとらえていう語。
堅調/けんちょう
読み方:けんちょう
[名・形動]
1 堅実な調子であること。また、そのさま。「売上げが—な足どりで伸びる」
2 相場が徐々に上昇する傾向にあること。また、そのさま。「—な繊維株」⇔軟調。
火蓋/ひぶた
読み方:ひぶた
1 火縄銃の火皿の火口をおおうふた。
2 土蔵の窓に設けた金属製の防火扉。
「窓にはあかかねの—」〈浮・桜陰比事・二〉
手分け/てわけ
読み方:てわけ
[名](スル)
1 一つの仕事を何人かで分担して行うこと。「—して探す」
2 軍勢を配置すること。
「宇治にて四方の—を定めて」〈太平記・三〉
戴冠式/たいかんしき
読み方:たいかんしき
君主が権威の象徴としての冠を授かり戴くために挙行される儀式。帝王・君主に即位する儀式。
手ぶら/てぶら
読み方:てぶら
手に何も持たないこと。また特に、土産などを持参しないこと。からて。「何も釣れずに—で帰る」「—で訪問する」
激白/げきはく
読み方:げきはく
胸の裡に秘めた事を打ち明けること。告白。吐露。衝撃的事実の告白、というような意味合いで用いられている。
憚る/はばかる
読み方:はばかる
[動ラ五(四)]
1 差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。「世間体を—・る」「他聞を—・る」「だれにも—・らず自由に生きる」
2 幅をきかす。増長する。いばる。「憎まれっ子世に—・る」
3 いっぱいに広がる。はびこる。
「一間(ひとま)に—・るほどの物の面(おもて)出で来てのぞき奉る」〈平家・五〉
揺蕩う/たゆたう
読み方:たゆたう
[動ワ五(ハ四)]
1 ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。「波間に小舟が—・う」
2 気持ちが定まらずためらう。心を決めかねる。
「強悪非道の曲物(くせもの)も女と見て少し—・う内に」〈鉄腸・花間鶯〉
沢庵/たくあん
読み方:たくあん
「沢庵漬け」の略。
蕪/かぶ
読み方:かぶ
《「かぶら(蕪)」の女房詞「おかぶ」からかという》アブラナ科の越年草。根は肥大して球形などになり、白のほか赤・黄・紫色もある。根元から出る葉はへら状。春、黄色の十字形の花を総状につける。古く中国から渡来し、野菜として栽培。多くの品種がある。かぶら。かぶな。《季 冬》「露の—抜いておどろく声洩らす/楸邨」
[補説] 一般に「根」と呼んでいる球形の部分は、発生学的には胚軸が肥大したもので、その下にのびる細長い部分が主根にあたる。
酢漬け/すづけ
読み方:すづけ
野菜や魚を酢に漬けること。また、そのようにした食品。
臨機応変/りんきおうへん
読み方:りんきおうへん
[名・形動]その時その場に応じて、適切な手段をとること。また、そのさま。「—な(の)処置」「—に行動する」
声援/せいえん
読み方:せいえん
[名](スル)声を出して、応援すること。「—を送る」「味方のチームを—する」
自浄/じじょう
読み方:じじょう
それ自体の働きだけできれいになること。
床上手/とこじょうず
読み方:とこじょうず
[名・形動]床あしらいが上手なこと。閨房の技術にたけていること。また、そのさまや、その人。「—な遊び人」
時下/じか
読み方:じか
このごろ。当節。目下(もっか)。多く手紙の冒頭のあいさつに用いる。「—春暖の候」
山百合/やまゆり
読み方:やまゆり
ユリ科の多年草。山野に自生し、高さ約1.5メートル。葉は披針形で互生。夏、白色のらっぱ状の花が横向きに開く。花の内面には赤い斑点があり、強い香りを放つ。本州の近畿地方以北に多い。鱗茎(りんけい)は食用。《季 夏》「見おぼえの—けふは風雨かな/立子」
持参/じさん
読み方:じさん
[名](スル)品物や金銭を持っていくこと。また、持ってくること。「願書は本人が—すること」
一任/いちにん
読み方:いちにん
[名](スル)
1 物事の処理・決定のすべてをまかせること。「動議の扱いを議長に—する」
2 律令制で、一人の官の限られた任期。
おたふく風邪/おたふくかぜ
読み方:おたふくかぜ
《おたふく面のような顔になるところから》流行性耳下腺炎(じかせんえん)の俗称。
梱包/こんぽう
読み方:こんぽう
[名](スル)包装し、縄などで荷造りすること。また、その荷物。「荷物を—する」
集荷/しゅうか
読み方:しゅうか
[名](スル)
1 各地からの荷物を一か所に集めること。種々の産物が市場などに集まること。また、その荷。「近郊の野菜を—する」「—場」⇔分荷。
2 運送業者が、荷主から依頼された荷物を取りに行くこと。
頭取/とうどり
読み方:とうどり
1 音頭を取る人。転じて、集団のかしら。頭領。
2 銀行などの首席の取締役。その代表者として業務執行に当たる。
3 雅楽で、合奏の際の各楽器の首席演奏者。特に、管楽器でいう。音頭(おんどう)。
4 能・歌舞伎で、「翁(おきな)」「三番叟(さんばそう)」を上演するとき、小鼓方三人のうち、中央に座る主奏者。
5 歌舞伎劇場で、楽屋のいっさいの取り締まりをする役。また、その人。古参役者から選ばれ、楽屋入り口の頭取座に詰めた。今は庶務係化している。楽屋頭取。
6 相撲で、力士をまとめ、取り締まる人。
鵜呑み/うのみ
読み方:うのみ
《ウが魚をまるのみにするところから》
1 食物をかまずにのみ込むこと。まるのみ。「飯を—にする」
2 物事の真意をよく理解せずに受け入れること。「宣伝文句を—にする」
惚気/のろけ
読み方:のろけ
のろけること。また、その話。「お—にあてられる」
受講料/じゅこうりょう
読み方:じゅこうりょう
講義を受けるために納める金。「授業料」とも言う。
口語/こうご
読み方:こうご
1 日常の談話などに用いられる言葉遣い。話し言葉。口頭語。音声言語。⇔文語。
2 明治以降の話し言葉と、それをもとにした書き言葉とを合わせていう。⇔文語。
[補説] 明治以前の言葉についても、それぞれの時代の話し言葉ならびにそれをもとにした書き言葉を口語ということがある。
火渡り/ひわたり
読み方:ひわたり
修験道の行者などが燃えている火の上を呪文(じゅもん)を唱えながらはだしで渡る術。
予後/よご
読み方:よご
1 病気・手術などの経過または終末について、医学的に予測すること。→生命予後 →機能予後
2 病気の治癒後の経過。「—を大切にする」
万全を期す/ばんぜんをきす
読み方:ばんぜんをきす
別表記:万全をきす
手落ちや抜かりなどが無いようにすること、完璧にしておくこと、などの意味の表現。「万全」は、完全、完璧、などの意味の表現。
千載一遇/せんざいいちぐう
読み方:せんざいいちぐう
《袁宏「三国名臣序賛」から》千年に一度しかめぐりあえないほどまれな機会。「—の好機」
講釈/こうしゃく
読み方:こうしゃく
[名](スル)
1 書物の内容や語句の意味などを説明すること。「論語を—する」
2 物事の道理や心得などを説いて聞かせること。また、その説明。「先輩気どりで—する」
3 江戸時代、客を集めて軍記物を読み聞かせたもの。明治以後の講談のもと。
4 「講釈師」の略。
リプ
別名:リプライ、reply
リプとは、リプの意味
リプとは、英語の reply を略したカタカナ語であり、返事や反応、応答という意味のことばである。Twitter(ツイッター)におけるリプとは返信のことであり、あるアカウントや、あるツイートに対して投稿されたツイートのことを指す。リプの仕方は、リプをするツイートの下にある吹き出しのマークをタップ、あるいはクリックして入力するか、画面の下にある「返信をツイート」の欄に入力するかの2通りがある。リプ欄とは、リプが一覧表示されるスペースのことである。
原寸大/げんすんだい
読み方:げんすんだい
別表記:実物大
実物と同じ大きさであること。
延長線上/えんちょうせんじょう
読み方:えんちょうせん
1 線分の一端から、さらに引き延ばした半直線。「線分ABの—と円周との交点」
2 基本方針をさらに先へ進めること。「趣味の—で小さな店をもつ」
3 既設の交通路線を、さらに先へ延ばすこと。また、そのようにして延ばした路線。「隣県への—が開通する」
生前/せいぜん
読み方:しょうぜん
1 「せいぜん(生前)」に同じ。
「—の面目此上や候べき」〈樗牛・滝口入道〉
2 生まれる以前。〈日葡〉
鮨/すし
読み方:すし
《形容詞「酸(す)し」の終止形から》
1 塩をふった魚介類を飯とともに漬け、自然発酵によって酸味を生じさせたもの。熟(な)れずし。生熟れ。《季 夏》
2 酢で調味した飯に、生、または塩や酢をふりかけた魚などの具を配した料理。握りずし・散らしずし・蒸しずしなど。酢は暑さに耐えるので夏の食品とされた。《季 夏》
にべも無い/にべもない
読み方:にべもない
愛想がない。取り付く島もない。「—・い態度」「—・く断られる」
仕来り/しきたり
読み方:しきたり
《動詞「しき(仕来)たる」の連用形から》昔からの習慣。ならわし。慣例。「—を守る」「—に縛られる」
弁え/わきまえ
読み方:わきまえ
1 物事の違いを見分けること。弁別。「前後の—もなく酔いつぶれる」
2 道理をよく知っていること。心得。「—のない人」
3 つぐない。弁償。
「おのれが金千両を負ひ給へり。その—してこそ出で給はめ」〈宇治拾遺・一〉
飛び飛び/とびとび
読み方:とびとび
[形動][文][ナリ]
1 物が散在しているさま。「民家が—にしかない」
2 連続しないで間があくさま。「ページが—になっている」
逆説/ぎゃくせつ
読み方:ぎゃくせつ
1 一見、真理にそむいているようにみえて、実は一面の真理を言い表している表現。「急がば回れ」など。パラドックス。
2 ある命題から正しい推論によって導き出されているようにみえながら、結論で矛盾をはらむ命題。逆理。パラドックス。
3 事実に反する結論であるにもかかわらず、それを導く論理的過程のうちに、その結論に反対する論拠を容易に示しがたい論法。ゼノンの逆説が有名。逆理。パラドックス。
林道/はやしどう
読み方:りんどう
林の中の道。特に、林産物を運ぶために山林中に通した道。
提起/ていき
読み方:ていき
[名](スル)
1 訴訟や問題・話題などを持ち出すこと。「疑問を—する」「違憲訴訟を—する」
2 持ち上げること。引き上げること。
「品行を—するの法」〈福沢・学問のすゝめ〉
家督/かとく
読み方:かとく
1 その家を継ぐべき子。あととり。嫡子。
2 相続すべきその家の財産・事業などの総体。跡目。「—を譲る」
3 民法旧規定で、戸主の身分に備わる権利と義務。戸主の地位。
4 中世、一門・一族の長。棟梁(とうりょう)。
5 江戸時代、武士が、主君から与えられた封禄。跡式。
嫡男/ちゃくなん
読み方:ちゃくなん
嫡出の長男。あととり。嫡子。
出荷/しゅっか
読み方:しゅっか
[名](スル)荷を積み出すこと。特に、商品を市場に出すこと。「全国各地へ—する」
鱗粉/りんぷん
読み方:りんぷん
チョウ・ガなどの体や翅を覆う微小な細片。剛毛の変化したもので、水をはじき、光を反射する。
一筋縄ではいかない/ひとすじなわではいかない
読み方:ひとすじなわではいかない
別表記:一筋縄ではいかない
定石どおりの普通のやり方では思い通りにならないさまなどを意味する表現。曲者であるさま。
根底/こんてい
読み方:こんてい
物事や考え方のおおもととなるところ。根本。「作品の—に流れる思想」「常識を—からくつがえす出来事」
防止/ぼうし
読み方:ぼうし
[名](スル)防ぎとめること。「少年の非行を—する」
歪/いびつ
読み方:いびつ
[名・形動]《「いいびつ(飯櫃)」の音変化》
1 《飯櫃が楕円形であったところから》
㋐物の形がゆがんでいること。また、そのさま。「箱が—になる」
㋑物事の状態が正常でないこと。また、そのさま。「—な社会」「人間関係が—になる」
2
㋐「飯櫃(いいびつ)」に同じ。〈日葡〉
㋑楕円形。小判形。いびつなり。
「—なる面桶(めんつ)にはさむ火打ち鎌/惟然」〈続猿蓑〉
㋒金貨・銀貨などの小判。いびつなり。
「五三桐九分づつ—六十目」〈洒・知恵鑑〉
お目出度い/おめでたい
[形][文]おめでた・し[ク]
1 「めでたい」の美化語。喜ばしい。
2 お人よしである。ばか正直である。また、楽観的にすぎる。「今まで何も知らなかったなんて、君も—・いね」
[補説] 「御目出度い」「御芽出度い」などと当てて書く。
若気の至り/わかげのいたり
読み方:わかげのいたり
別表記:若気のいたり
若くて無分別であるためにしでかす失敗、恥などを意味する表現。後に自ら振り返って言う場合などに用いることが多い。
目の敵にする・めのかたき
読み方:めのかたきにする
別表記:目の敵にする
見るだけで憎くて仕方がないような敵と見なすこと、見るたびごとに敵として憎悪すること、などの意味の表現。
痛快/つうかい
読み方:つうかい
[名・形動]たまらなく愉快なこと。胸がすくようで、非常に気持ちがよいこと。また、そのさま。「この上なく—な気分」「—な逆転ホームラン」
[派生] つうかいさ[名]
手短に/てみじかに
[形動][文][ナリ]簡単で短いさま。てっとりばやいさま。「用件だけを—に話す」
短絡/たんらく
読み方:たんらく
[名・形動](スル)
1 電気回路で、電位差のある二点間をきわめて抵抗の小さい導体で接続すること。また、絶縁が破れて、抵抗の小さい回路ができること。ショート。「—事故」
2 事柄の本質を考えず、またとるべき手順を踏まえずに、原因と結果、問いと答えなどを性急に結びつけてしまうこと。また、そのさま。「—な発想」「わずかな事例から—して結論に導く」
3 ⇒シャント2
教養/きょうよう
読み方:きょうよう
[名](スル)
1 教え育てること。
「君の子として之(これ)を—して呉れ給え」〈木下尚江・良人の自白〉
2
㋐学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
㋑社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。「高い—のある人」「—が深い」「—を積む」「一般—」
生い茂る/おいしげる
読み方:おいしげる
[動ラ五(四)]草木が枝葉を広げて生え重なる。繁茂する。「庭木の—・った大邸宅」
生い立ち/おいたち
読み方:おいたち
1 育ってゆくこと。成長すること。「子供の—を見守る」
2 成人するまでの過程・経歴。「—を語る」
更地/さらち
読み方:さらち
1 手入れがされていない空き地。
2 建物がなく、すぐにも建物を建てることのできる宅地や工業用地。「—にして売り出す」
水辺/みずべ
読み方:すいへん
川・池・湖などのほとり。みずぎわ。みずべ。
緑地/りょくち
読み方:りょくち
草木のおい茂っている土地。
窪地/くぼち
読み方:くぼち
くぼんでいる土地。周囲よりも低くなっている土地。
陽だまり/ひだまり
ひだまり(日溜まり、陽溜まり)とは、日当たりが良い場所のこと。 作品タイトルなどに使われた例としては、以下のとおり。
野萱草/のうかんぞう
読み方:のかんぞう
ススキノキ科の多年草。山野や川岸に生え、高さ約60センチ。葉は地下茎から2列に並んで出る。夏、黄赤色の6弁花を数個つける。花は下方から順に開き、1日でしおれる。《季 夏》
河川敷/かせんしき
読み方:かせんじき・かせんしき
「河川敷」とは、一般的には川岸と堤防の間の水面を除いた範囲に広がる平らな土地の部分のことを意味する表現。
整備/せいび
読み方:せいび
[名](スル)すぐ役立つように準備したり整えたりすること。「車両の—」「書類を—する」
束の間/つかのま
読み方:つかのま
別表記:束の間
ほんの少しばかりの時間、という意味の表現。たいてい「つかの間の休息」「喜びもつかの間」といった言い回しで用いられる。
つか(束)は日本古来の身体尺において手のひらの幅(指4本分)を目安とする長さの単位である。
団地/だんち
読み方:だんち
住宅を計画的、集団的に建てた区域。また、それに似た体裁で集団的に開発された工場・倉庫などの区域。工業団地・流通団地など。
跡地/あとち
読み方:あとち
建物・施設を取り壊したあとの土地。「—利用」
[補説] 普通は更地にした状態をいうが、大規模店舗の中に出店していた商店が閉店したあとの空間をいうこともある。
土手/どて
読み方:どて
【一】
1 風水害を防ぐために、川岸に土を積み上げて築いた堤。
2 平地より一段と高く築いた、道路・軌道用の堤。
3 城郭の土塀。土居(どい)。築地(ついじ)。
4 カツオ・マグロなどの背側の身。
5 歯の抜け落ちたあとの、歯ぐき。
6 陰阜(いんぷ)。
【二】江戸新吉原の手前の堤のこと。日本堤。吉原土手。
盤石/ばんじゃく
読み方:ばんじゃく
1 重く大きな石。いわお。
2 堅固でしっかりしていてびくともしないこと。「—の基礎を築く」「—の地位」
閑散/かんさん
読み方:かんさん
[名・形動](「と」を伴った形で副詞的にも用いる)
1 ひっそりと静まりかえっていること。また、そのさま。「平日の—とした遊園地」
2 仕事がなくて暇なこと。また、そのさま。
「—な日を送りかねて」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
3 売買・取引などが少ないこと。また、そのさま。「不景気で—な市況」
最前列/さいぜんれつ
読み方:さいぜんれつ
いくつか並んだ列の、いちばん前の列。
端っこ/はしっこ
読み方:はしっこ
《「はじっこ」とも》はし。すみ。はしっぽ。
風情/ふぜい
読み方:ふぜい
【一】[名]
1 風流・風雅の趣・味わい。情緒。「—のある庭」
2 けはい。ようす。ありさま。「どことなく哀れな—」
3 能楽で、所作。しぐさ。
4 身だしなみ。
「人の—とて朝毎に髪結はするも」〈浮・一代男・三〉
【二】[接尾]
1 人・人名・身分などを表す名詞、また、代名詞に付いて、卑しめる意やへりくだる意を表す。「私—にはとても理解することができません」
2 名詞に付いて、…のようなもの、…に似通ったもの、などの意を表す。
「箱—の物にしたため入れて」〈徒然・五四〉
陥没/かんぼつ
読み方:かんぼつ
[名](スル)落ち込むこと。沈みくぼむこと。「道路が—する」「頭蓋骨—骨折」
どっぷり
[副]
1 十分に液体をふくませるさま。また、湯などによくつかるさま。「墨を—(と)つける」「肩まで—(と)つかる」
2 ある環境にすっかりはまっているさま。「悪の道に—(と)つかる」
右往左往/うおうさおう
読み方:うおうさおう
[名](スル)《「うおうざおう」とも》うろたえてあっちへ行ったりこっちへ来たりすること。あわてふためいて混乱したさまをいう。「会場を探して—する」
定か/さだか
読み方:さだか
[形動][文][ナリ](多く打消しの語を伴って用いる)事実として、はっきりしているさま。確実。あきらか。「—な話ではないが」
自他/じた
読み方:じた
1 自分と他人。自分と自分以外の者。「—ともに認めるところだ」
2 仏語。自力と他力。
3 自動詞と他動詞。
4 これとあれ。
「和漢の礼義をととのへて—の記録に闇(くら)からず」〈保元・上〉
仕切り/しきり
読み方:しきり
1 区切ること。また、そのもの。「ついたてで—を作る」
2 商売で、帳簿または取引の締めくくりをつけること。決算。
3 「仕切り金(がね)」の略。
「日本橋へ魚の—を取りに行く男だとか」〈風葉・恋ざめ〉
4 「仕切り売買」の略。
5 相撲で、力士が土俵に上がって相対し、仕切り線を挟んで立ち合いの身構えをすること。
声帯/せいたい
読み方:せいたい
喉頭(こうとう)の中央部にある発声器官で、靭帯(じんたい)・筋肉を覆う粘膜のひだ。左右にあり、接近したところを呼気が通って振動させることにより声が出る。
与野党/よやとう
読み方:よやとう
与党および野党。政権を受け持っている政党(与党)と、そうでない政党(野党)を総称した呼び名。
無菌/むきん
読み方:むきん
細菌のない状態。「—室」
厨房/ちゅうぼう
読み方:ちゅうぼう
1 食物を調理する所。台所。調理場。くりや。「—に入る」
2 インターネット掲示板などでの俗語で、中学生のこと。また、大人であっても言動が子供っぽい者への蔑称。「中学生の坊や」の略である「中坊」の表記を換えたもの。
直面/ちょくめん
読み方:ちょくめん
[名](スル)物事に直接対すること。「思いがけない事態に—する」
妻子/さいし
読み方:さいし
1 妻と子。つまこ。「—を養う」
2 妻。妻女。
「若き—の思ひわびぬべきにより」〈源・若紫〉
豹変/ひょうへん
読み方:ひょうへん
[名](スル)《「易経」の「君子豹変す、小人は面を革(あらた)む」による語。豹の斑文がくっきりしているように、君子ははっきりと過ちを改めるという意から》人の態度や性行ががらりと変わること。本来はよいほうへ変わるのに用いたが、現在では、よくないほうへ変わる意味でいうことが多い。「相手を見て態度を—させる」
堅気/かたぎ
読み方:かたぎ
[名・形動]
1 心がしっかりしていてまじめなこと。また、そのさま。律儀。「—な人」
2 職業や生活が、まっとうで、着実なこと。また、そういう人。「—の商売」「—になる」
露天風呂/ろてんぶろ
読み方:ろてんぶろ
野外にあって、屋根や囲いを設けない風呂。野天風呂。
文化財/ぶんかざい
読み方:ぶんかざい
1 文化活動の結果として生み出されたもので、文化的価値を有するもの。
2 文化財保護法で、保護の対象とされるもの。有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・文化的景観・伝統的建造物群の6種がある。