N3文法エクストラ! Flashcards
~てしょうがない・~て仕方がない
て形 +しょうがない/仕方がない
“very/extremely…” ; “can’t be helped…”
「意味」「とても~で我慢できない」・「我慢できないくらい~だ」
-ある感情や体の感覚が強くて我慢できない・ある感情や体の感覚を抑えられないときに使う
-話者の感情・欲求を表すので、感情を表す言葉をよく使う(寂しい、~たい、好きだ、気がする、思える、思い出される)
-第三者の気持ちを言いたいときは、「ようだ/そうだ/らしい」を一緒に使う。 (例)田中さんは勉強が嫌でしょうがないようだ
「例文」
- 睡眠不足のせいで、眠くてしょうがない。
- ああ、試合の結果が気になってしょうがない。
- 逃げているイメージは悔しくてしかたがない。
- 可愛くてしかたがない存在。
- どう頑張ったって私の想いは伝わらないと考え出すと本当に辛くてしかたがない。
- 鼻がかゆくてしかたがない。
~てたまらない
て形 +たまらない
“unbearably…”
「意味」「我慢できないほど~ ・非常に~」 -話者の感情・欲求などを表す言葉につく -「非常に~だ」族で一番気持ちが強く、欲求に使えばよだれをたらし、痛覚などに使えば叫び声でもあげながら痛がる -自発V❌ ・死んだ友達を思うと泣けて ❌たまらない -「~てたまらない」は族で一番強い感情を示す -目標が見えている時に使う
「例文」
- 彼氏と遠距離恋愛で、3ヶ月会ってない。会いたくてたまらないよ。
- エアコンが使えないと、暑くてたまらない。
- そのドラマの続きが知りたくてたまらない。
- あと1点足りず、合格できなかった。悔しくて悔しくてたまらない。
- さっき、弟から母が入院したという連絡を受けて、心配でたまらない。
- っき薬を飲んだから、眠くてたまらないよ。
~てならない
て形 +ならない
“very/extremely…”
「意味」「とても〜だ/すごく〜だ」・「自然に〜という気持ちになる」 -『自然に』ある感情が起こり、抑えられない・感情を表す言葉と接続することが多い -マイナスの事によく使うが、そうとも限らない ・田中さんには一度どこかで会った気がしてならない。 -【感情】や【感覚】が発生し、自分ではその気持ちが抑えられない場合に使う
「例文」
- N1に合格できるかどうか心配でならない。
- 日本へ行ったのに、お寿司を食べずじまいだった…残念でならない。
- 山田くんは文句ばっかり言うから、腹が立ってならない。
- 子どもにお年玉を上げられない自分が情けなくてなりません。
- 昨日の番組を見逃したのが悔しくてならない。
- 大役を担うことが本当に嬉しくてなりません。
~わけじゃない/わけではない
普通形(Na:な・N:の/な)+わけじゃない/わけではない
“it doesn’t necessarily mean that…”
「意味」「状況から~だと想像されるだろうが、実はそうではない」 -部分的に否定する【一部否定】 -はっきりと否定的なことを言わない時に使う 【婉曲的に言っている】 -【一部否定】か【婉曲的に言っている】かは場面や状況によって決まります
「例文」
- 長い間本を借りしたままでしたが、忘れていたわけではありません。
- いつでも電話に出られるわけではありません。連絡はメールでお願いします。
- フルーツが嫌いなわけではない。
→フルーツが全部嫌いなのではなくて、好きなものもある【部分否定】
→フルーツは嫌いだ【はっきりと言わない時】 - 図書館の本を全部読んだわけではない。
→図書館の本を全部読んだのではないが、ほとんど読んだ【部分否定】
→図書館の本を全部読んだのではない
【はっきりと「全部読んでいない」と言わない時】 - テニスができないわけではない。
→テニスが全然できないのではなくて、少しはできる【部分否定】
→テニスができない
【はっきり「できない」と言わない時】 - 今日は無理なわけではないんですが…
(=今日は無理です)
→今日は「無理です」というよりもやさしい表現
~たって・~だって
Vた形 +って
い形 く +たって
Na/N +だって
「~でも/ても」の話し言葉
「例文」
- 今から走ったって間に合わない。
- いくら広くたって、駅から遠い部屋には住みたくない。
- この料理は簡単だから、子供だって作れる。
- 泣いたって許さないよ。
- 台風が来たって旅行に行きます。
- そんな漢字なんて小学生だって読めるよ。
- バスだって電車だってかかる時間は同じだ。
~上(に)
普通形 +上に
N である +上に
“on top of that…/in addition to…”
「意味」「〜し、それに〜」・「〜し、更に〜」 -「〜上に」の「に」は省略することができる ・彼女は優しい上、かわいい。 -「上に」の前が良いことの場合、「上に」の後ろも良いことが来る・逆に「上に」の前が悪いことの場合、「上に」の後ろも悪いことが来る ⭕️ここの料理はおいしい上に安い。 【おいしい・安い→いいこと】 ⭕️ここの料理はまずい上に高い。 【まずい→悪いこと 高い→悪いこと】 ❌ここの料理はおいしい上に高い。 【おいしい→いいこと 高い→悪いこと】
「例文」
- この町は、地下鉄が通った上にデパートもできて、便利になった。
- 彼女は誰にでも親切な上、頭もいい。
- 最近の携帯は使い方が機能がたくさんある上に、カメラの性能も良いからとても便利だ。
- このアニメは迫力がある上に泣けるシーンがたくさんあっておすすめだよ。
- 田中さんは頭がいい上に、おもしろいから女性にモテる。
- ユニクロは安い上に質もよく多くの人から愛されているブランドだ。
~に加えて
N +に加えて
“in addition to…”
「意味」「〜だけでなく、さらに」
-ある事柄に対して、類似する別の事柄を追加するときに使う
-少し硬い表現
「例文」
- 今学期から初級クラスに加えて、中級クラスでも教えるようになった。
- このシステムを使うには初期費用500円に加えて、月利用料として毎月1,000円がかかります。
- 来年度は、今あるシステムのバージョンアップに作業に加えて、新しいシステムの開発もスタートするので、忙しい1年になりそうです。
- 来週開催予定の製品発表会では、新しいハードウェアに加えて、ソフトウェアのバージョンアップに関する発表も期待されている。
- 土曜日は、アルバイトに加えてボランティア活動もしている。
- 彼女は看護師の資格に加え、保育士の資格も持っている。
~恐れがある
V(辞書形)+恐れがある
N の +恐れがある
“(bad/unpleasant) possibility that…”
「意味」「(悪いことが)起こる可能性がある」・「(よくないことが起こる)かもしれない」
-【悪いこと】だけに使われる
-否定形は「〜恐れはない」です
・地震による津波の恐れはないということです。
「例文」
- 大きい地震が来たら、この建物は倒れる恐れがある。
- 明日は台風の恐れがあるので、注意してください。
- 地震の後は津波の恐れがあるので注意してください。
- たばこを吸いすぎるとガンになる恐れがある。
- このまま手術せず、放置すると悪化するおそれがあると医者に言われました。
- 国外へ逃亡されるおそれがあるので、空港の警備を強化してください。
~に決まっている
普通形 +に決まっている
Na/N +に決まっている
“definitely…”
「意味」「絶対に/きっと〜だ」・「〜に違いない」 -高い確信性を持って自分の推測を言う文型 -特に根拠はなくてもよい -文句を言う時などによく使われる ・どうせあいつがやったに決まっている。 ・結婚したばかりの彼は幸せに決まっている。 (自分はまだ独身だから妬んでいる) -「~からに決まっている」の形でもよく使う ・携帯が壊れたのは不良品だったからに決まっている。
「例文」
- 彼女は大学に合格できないに決まっている。
- 今日は曇っているから、夜は雨に決まっている/雨が降るに決まっている。
- コンビニより、スーパーの方が安いに決まっている。
- 彼女が作った料理だ。おいしいに決まっている!
- 1年間毎日しっかり勉強したんだ。合格するに決まっている。
- 妹も新しいスマホを欲しがるに決まっている。
~にすぎない
普通形 +にすぎない
“no more than…/merely..”
「意味」「ただ〜だけだ」
-「~はあまり価値がない」「~は少ない」という気持ちを表す・話者が「特別じゃない・重要じゃない・少ない」と思っている
-「単に〜なだけで、重要ではない」という気持ちを込めて使われる
-程度が低い、大変なことではないと言いたい時や、軽視の気持ちなどを入れてよく使われる・程度の低さを強調するときの表現
-過去を表す場合は「子どもにすぎなかった」と後ろを変える場合と、「私は当たり前の事をしたにすぎません」の場合と、2つある
「例文」 1. 彼女は友達にすぎない。 →「彼女はただの友達で、それ以上ではない」 2. 私は少し手伝ったにすぎません。 →「私はただ手伝っただけで、重要なことはしていません」 3. 私は社員の1人にすぎませんので、わかりません。 →「私は社長や部長ではなく、ただの社員ですのでわかりません」 4. あの真面目な政治家が国民の金を使った話は噂にすぎない。 →「そんな話はただのうわさで、重要ではないよ」 5. 彼は金持ちではなく、父親が金持ちなのだ。彼は金持ちの息子にすぎない。 6. この問題の答えがわかる人は5%にすぎない。
~ものか/ものですか
普通形 +ものか/ものですか
“definitely will not…”
「意味」「絶対〜ない/決して〜ない」・「二度と〜ない」 -相手の意見を強く否定したり、強い意志を表す表現 -文句や苦情のように使われる事が多い ・あんな奴ともう二度と一緒に組むものか! -「絶対〜ない」「決して〜ない」と強い反発や拒絶の感情を強調する
「例文」 1. あいつに俺の気持ちがわかるものか。 →「あいつに俺の気持ちは決してわからない」 2. あそこのラーメンはおいしくない。二度と行くものですか! →「あそこのラーメンはおいしくない。絶対二度と行かない!」 3. あと1点で合格だったのに…この悔しさを忘れるものか。 →「あと1点で合格だったのに…この悔しさは絶対に忘れない」 4. 店員の態度は悪いし、料理は美味しくないし、こんな店二度と来るものか。 5. こんなところで、あきらめるものか。絶対にやり遂げてやる。 6. 彼が遅刻するものか。毎日授業の10分前には教室にいるのだから。
~ば(いい)と思う
「~ばいい」・「~たらいい」
「例文」
- だれかいい人と出会えればと思って、パーティーに行った。
- あんな素敵な人が恋人ならなあ。
- このかばん、欲しいけど高いなあ。もっと安ければいいのに。
〜もので・〜ものだから
普通形 +もので・ものだから
Na/N な +もので・ものだから
“because…”
「意味」「(原因・理由)〜ので/〜から」
-理由や言い訳を言うときの言い方で、「本当は〜したくなかったが、〜なので」と謝罪の意味を込めて言う時に使われる
-「予定外のことや不本意な理由があったので〜だ」と言いたい時によく使用される
-個人的な言い訳を言うときに使います。客観的な事実を表すので、「仕方がない」というニュアンスになる
「例文」
- 電車が遅れたものですから、遅刻してしまいました。
- 最近忙しいもので、連絡ができませんでした。
- 日本語がまだ下手なもので、失礼なことを言ったらすみません。
- 昔のことなもので、よく覚えていません。
- 安かったものだから、たくさん買ってしまった。
- 友達が遊びに来たものだから、勉強しないで遊んでしまった。
~を込めて
N +を込めて
+を込めた +N
「意味」「〜(という気持ち)を中に入れて…する」
-「気持ち」を表す単語(愛/心/願い)によく使われる
-【いいこと】【悪いこと】両方に使える
「例文」
- 感謝を込めて手紙を書く。
- 愛を込めて料理を作る。
- ありがとうの思いを込めて歌を歌う。
- 殺意を込めて料理に毒を入れた。
- これは、私が心を込めて育てた野菜です。
- 平和への願いを込めて、この歌を作りました。
~を通じて・~を通して
N +を通じて・を通して
“through…”
「意味」 ①「(期間)~の間ずっと」(~の範囲で) 1. この村は1年を通して雪が積もっている。 2. 田中さんは6年間を通して、一度も授業に遅刻しなかった。 3. この辺りは1年を通して、多くの人で賑わっている。
②「~を手段として / 〜を媒介として」(手段) -自分と何かの間にXを入れて新しい事を得る -[備考] 後件には「知る」や「学ぶ」といった語がよく使われる 1. インターンシップを通じて様々な人に出会えた。 2. 日本での生活を通して学んだ事は、日本はとても時間に厳しいという事だ。 3. あの二人が付き合っていることを田中さんを通して知りました。 4. 最近の若い人の中にはインターネットを通じて、彼氏、彼女を見つける人もいます。 5. 剣道や相撲などのスポーツを通して、日本の心を学びました。 6. 彼女とは、先輩を通して知り合いました。