N3文型の違い! Flashcards
〜にくい
vs.
〜がたい
〜にくい→ 〜するのが難しいが、しようと思えばできる
〜がたい→ 〜しようとしてもできない
~気味
vs.
~がち
~気味→ 少し〜と感じる状態
~がち→ よく〜する(回数が多い)
~ばかりだ
vs.
~一方だ
[〜一方だ] ⭕️「いいこと」に使う ⭕️「悪いこと」に使う ⭕️名詞接続「〜の一方だ」 ⭕️形容詞接続「(い形容詞)くなる一方だ」「(な形容詞)になる一方だ」 ⭕️「忘れる」などの、「繰り返し行わない動詞」も〇 -「日本語は使わないと、忘れる ❌ばかりだ ⭕️一方だ」
[〜ばかりだ] ❌「いいこと」に使う ⭕️「悪いこと」に使う ❌名詞接続 ⭕️形容詞接続
~一方で
vs.
~反面
「~一方で」 ①(対比)A は〜、反対にBは〜 -(A)前と(B)後ろでは違う主語だ ②(並行)Aは〜をしながら(Bは)~ -(A)前と(B)後ろは同じ主語だ
①お母さんは優しい一方で、お父さんはこわい。
(優しい→お母さん こわい→お父さん)→違う主語
②お母さんはいつも優しい一方で、怒るとこわい。
(優しい→お母さん こわい→お母さん)→同じ主語
「~反面」 A〜のと反対に...B = 「~一方で」② -ある一つのことの対比的な両面を言いたいときに使う -「~一方で」②と同じ意味なので、置き換え可能 -必ず(A)前と(B)後ろは同じ主語で使われる
⭕️お母さんはいつも優しい反面、(お母さんは)怒るとこわい。
(優しい→お母さん こわい→お母さん)
❌お母さんはいつも優しい反面、お父さんはこわい。
(優しい→お母さん こわい→お父さん)
~ことだ
vs.
~ものだ
「~ことだ」
-話し手の判断に基づいた忠告やアドバイスを表します。
-「~するべき」「~しなければならない」
などと同じような意味を持ちますが、「ことだ」はこれらよりも間接的に忠告するのが特徴的です。
「~ものだ」
-本来そうで、当然であることを表します。
-社会常識や物事の真理等によって行動規範が客観的に決まっている場合に、この文法を使うことができます。
-この文法を含む文は皮肉の用法を除き、誰が見ても正しいと思うような内容でなければいけません。
~向き
vs.
~向け
「~向き」→「Xに適した~・〜にちょうど良い」
-意図したものではなく、話し手が見たり、聞いたりして、感じたことをいう時に使う表現
「~向け」→「Xのためにつくられた〜」
-特定の人を対象に意図して作られたり、書かれたりされるのに対して使われる表現
①「このアニメは大人向きだ。」
→大人向きのアニメで考えられるのは、ちょっとグロテスクなシーンがあって、子供が見るにはふさわしくないようなアニメ
→でも、アニメ製作者の意図として、大人を対象に作ったかどうかはわからない
②「このアニメは幼児向けに作られた。」
→例えば、昔話、童話など子供のために作られたアニメ
~にしたがって
vs.
~につれて
「~にしたがって」
⭕️Xに意志性の言葉
⭕️二方向変化
→今後、通勤客が増えるに従って、バスの本数を増やしていこうと思っている。
「~につれて」
❌Xに意志性の言葉
❌二方向変化 →(一方方向の変化だけに使う)
→温度が上がるにつれて、水の分子の動きが活発になってくる。
- 今後通勤客が増える ❌につれて ⭕️従って、電車の本数を増やしていこう。
~たまま
vs.
~っぱなし
①動作の後も状態や結果が残るとき ・両方OK ⭕️「~たまま」⭕️「っぱなし」 →勉強し ⭕️たまま ⭕️っぱなし、遊びに行った。 →めがねをかけ ⭕️たまま ⭕️っぱなし、寝た。 ②状態や結果が残らないとき ・⭕️「っぱなし」だけ ❌「~たまま」 →彼はずっと話し ⭕️っぱなしだ ❌たままだ。 →彼はずっと歌い ⭕️っぱなしだ ❌たままだ。
「っぱなし」は「次の動作がなされる事が期待される」ものであり、
-後件は禁止表現(しないで・てはいけない)がよく使われる
→例えば「テレビはつけたら消さなければ」というのが前提である
・テレビをつけ ◎っぱなし 〇たまま にして寝てはいけない。
「~たまま」は「動作Xに伴ってYする」という意味なので、Aのような後件がない文では「~たまま」に違和感が出る。
①警備員の仕事は立 ⭕️ちっぱなし ❓ったまま だ。
②警備員の仕事は立ったまま周囲を警戒しなければならないので、意外と大変なのだ。
③彼は息子を連れ ❌っぱなしで ⭕️たまま どこかへ行ってしまった。
③の「っぱなし」が❌なのは、「次の動作がなされる事が期待される」という「っぱなし」の用法による
→息子を連れてどこかへ行く事が期待されているとは考えにくい
〜たとたん(に)
vs.
~とすぐに
「~たとたん(に)」
-【意志的な動作】や【予定していた動作】などは使うことができません
❌帰ってきたとたん、ゲームをした。
⭕️帰ってくるとすぐに、ゲームをした。
❌彼は学校に着いたとたん、友達とサッカーをした。
⭕️彼は学校に着くとすぐに、友達とサッカーをした。
~としたら
vs.
~たら
-「~たら」には継起の用法があるが、「~としたら」にはない
①私はいつも歯を ⭕️磨いたら ❌磨くとしたら、寝る。
-「~としたら」は仮定の用法しかないので、継起とも仮定ともとれる文には不自然である
② ❓お酒を飲むとしたら、顔が赤くなる
~にしては vs. ~わりに vs. ~のに
「にしては」:幅がなく、ある特定のこと(6月・大人)に付くことが多い
-具体的な言葉につく
「わりに」:意味や程度に幅がある言葉(年齢・値段など)に付く
-プラス評価でもマイナス評価でも使える。
①値段(⭕️のわりには ❌にしては)、おいしくない。←「値段」は幅があるので「~にしては」は違和感。
→「~にしては」を使う場合は、1,000円などの具体的な言葉にする。
「のに」と同じように思えるが、違う →「のに」はYにどんな言葉でもOKだが、 →「わりに」・「にしては」は評価の言葉でないとダメ ・電気をつけたのにつかない (↑Yが単に事実を述べる文なので「わりに」・「にしては」は❌。「のに」⭕️。 「わりに」・「にしては」はYに話者の評価が来る)
~てしょうがない vs. ~てたまらない vs. ~てならない
「てたまらない」
-「てしょうがない」より強くて、一番強い感情を示す
-「非常に~だ」族で一番気持ちが強く、欲求に使えばよだれをたらし、痛覚などに使えば叫び声でもあげながら痛がる
「てしょうがない」
-族の中で、唯一『感情じゃない言葉が使える』が、無意志動詞に限る
・旅行はお金がかかって ❌なら ❌たま ⭕️しかたがない。
「てならない」 -マイナスの事によく使うが、そうとも限らない ・田中さんには一度どこかで会った気がしてならない。 ①私は合格だった。嬉しくて 🔺ならない ⭕️しか ⭕️たま(嬉しい事は🔺)。 ②今日は ⭕️暑くて ❌暖かくて ならない。
-「てならない」は「もの」に対する評価には使うことができない❌ ❌あの映画はつまらなくてならない →「つまらない」のは「映画」 →あの映画は「つまらない」という評価 ❌あの本はおもしろくてならない →「おもしろい」のは「本」 →あの本は「おもしろい」という評価 ⭕️英語の授業が嫌でならない →「嫌」なのは「私」 ⭕️試験の結果が心配でならない →「心配」なのは「私」
~を通して
vs.
~を通じて
「通して」と「通じて」
-どちらも助詞は「を」をとることができるが、
→「穴に糸を ⭕️通す ❌通ず」からもわかるとおり、「通す」は他動詞的(意志的)であり、
→「通じる」は「電話がやっと ❌通した ⭕️通じた」から自動詞的(無意志的)であることがわかる
~をめぐって
vs.
~について/~に関して
「動作主は複」数
→自分の将来 ❌をめぐって ⭕️について ❌に関して 一人部屋で悩んでいた。
(↑一人で行っているため ❌「をめぐる」。
自分の将来はすこぶる私的なので ❌「に関して」)
「巡る」の意味は「~の周りを回る」という意味である。
-「つまり議論されている事柄N(議題)の周りを囲って複数で議論する」というイメージである
-特徴は「何かに関して、周囲で何かが発生している」というように、周りで起こっていることに注目しているところです
~にわたって
vs.
~にかけて
「~にわたって」は「から」と一緒に使わない。
-することも稀にあり、その場合用法は「場所や期間の範囲を示す」
・この建物は二年間 ⭕️に渡って ❌にかけて 建設された。