病理学 一回目 Flashcards
自覚的異常:
痛み、食欲不振、下痢、呼吸困難、感覚異常等
客観的異常:
血液分析結果の異常、画像所見の異常、心電図筋電図の異常など。
・先天性疾患:
出生前に、既に異常の発生や原因が成立している疾患。
・後天性疾患:
出生後に、原因が発生する疾患。
・遺伝性疾患 :
先天性、遺伝子が関与した疾患。
・非遺伝性疾患:
遺伝の関与が否定されている疾患。
・全身性疾患:
血液、血管、神経などを介して全身的に病態が波及する疾患。
・局所(限局)性疾患:
病変が局所に限られた疾患。
・器質的疾患:
臓器や組織に形態的変化が認められる疾患。
・機能的疾患:
臓器や組織に形態的変化を認めず、機能的障害のみの疾患。
・原発性疾患:
関連の深い複数の病態がある場合、最初に起こったもの。
・続発性疾患:
関連の深い複数の病態がある場合、二次的に起こったもの。
・特発性疾患:
原因不明の疾患。
・急性疾患と慢性疾患:
病悩期間の長さ(急性<慢性)による分類。
・小児疾患:
4歳以下の幼児に感染する疾患。
・自覚症状:
病人が自分で感じる症候。 例:痛み、耳鳴り
・他覚症状:
検査した結果、発見しうるもの。 例:血圧、体温
・直接症状:
疾患によって直接起こる症状。例:溶血性貧血→赤血球減少
・間接症状:
疾患の結果として起こる症状。 例:胃癌→肝臓転移→黄疸
<疾患の経過>
・潜伏期→発病初期(前駆期)→進行期(侵襲期)→最盛期(極期)→消退期→回復期
<発病から回復までの経過時間の長さ>
・急性 < 亜急性 < 慢性
・予後不良な疾患:
死が予想される疾患→死亡
・予後良好な疾患:
回復が予想される疾患→治癒
・完全治癒 :
もとの健康状態にもどる。
・不完全治癒:
回復したが障害が残る。
病気の本質とは、
病気の原因と成り立ち、他の病気との鑑別、治療効果、死の原因を意味する。
・生検診断:
外科的手術、内視鏡により摘出した組織材料を組織学的に検索すること。
・細胞診断:
体外分泌物、胸水、腹水、臓器穿刺材料などを細胞学的に検索すること。
・剖検診断(病理解剖):
病死後に行われる人体解剖。死因の究明、治療効果の判定を目的とする