新用語集 Flashcards
ユーザーエクスペリエンス
ウェブサイトやアプリなど、部分的な操作画面利用者とし ての体験です。なお、UXと混同されがちな「ユーザーイ ンターフェイス(UI:User Interface)」は、ユーザーがウ ェブサイトやアプリで情報をやり取りする接触面を指しま す。
カスタマーエクスペリエンス
顧客の認知から購入や利用までの、
顧客が一連の流れの中で得るあらゆる体験です。CXを
高めることで、顧客はエンゲージメントを感じ、さらなる
利用や率先した共有・拡散へとつながります。
エンゲージメント
エンゲージメント(絆)は、企業や製品・サービスが持つ考え や主張に喜怒哀楽の感情も含め同意することやその感情を さします。ロイヤリティ(Loyalty)を近い意味で使うこともあ ります。ユーザーが持つエンゲージメントは、その企業や 製品・サービスのデザインやポリシーなどが中心になります。 どんなによい品質や機能があっても、その企業や製品・サー ビスにデザインなどの部分でユーザーが感情面でも賛同で きる部分がないと、エンゲージメントを獲得することはでき ません。
CX
「カスタマーエクスペリエンス(CX:Customer
Experience)」は、顧客の認知から購入や利用までの、
顧客が一連の流れの中で得るあらゆる体験です。CXを高めることで、顧客はエンゲージメントを感じ、さらなる利用や率先した共有・拡散へとつながります。
UX
•「ユーザーエクスペリエンス(UX:User Experience)」は ウェブサイトやアプリなど、部分的な操作画面利用者とし ての体験です。なお、UXと混同されがちな「ユーザーイ ンターフェイス(UI:User Interface)」は、ユーザーがウ ェブサイトやアプリで情報をやり取り
UX
•「ユーザーエクスペリエンス(UX:User Experience)」は ウェブサイトやアプリなど、部分的な操作画面利用者とし ての体験です。なお、UXと混同されがちな「ユーザーイ ンターフェイス(UI:User Interface)」は、ユーザーがウ ェブサイトやアプリで情報をやり取り
パーパス
企業にパーパスが求められる時代 社会において、企業がどのように貢献するかを示したものを 「パーパス(目的)」と呼びます。「ミッション」は、自分たち がしたい方向性、ビジョンが顧客と顧客の周りの環境に与え たい影響を指します。それに対しパーパスは、より広く従業 員や家族へ与えたいエクスペリエンスや率先して解決に取 り組む社会問題を示します。 単に社会問題解決を希望するメッセージを発信するだけで はなく、具体的な行動が求められます。顧客だけではなく従 業員やその家族を含む、すべてのステークホルダーに幸福を 届けること、原料の調達や製品の生産プロセスにおいてサス テナビリティや社会的な公平性を明確に打ち出すこと、潜在 的な社会課題の問題提起と解決に取り組むことなど、ビジネ スの範囲を超えて、自らインフルエンサーとして認知を広げ たり、クラウドファンディングなどで投資家とともに活動した りすることがパーパスには期待されます。 日本では、近江商人 [4] が商売の心得として「
インクルージョン
インクルージョンとは「包括、受容」のことであり、障害のあ る人も健常者と同様に学習や就職などの機会があることを 指します。健常者と障碍者の間に壁を作らず、一体となって 包括された存在として生きる、という考え方です。インクル ージョンを意識した教育をインクルーシブ教育といいます。
キャンセル・カルチャー
過去に差別 的な発言をした著名人をオンライン・オフラインで攻撃する 傾向をキャンセル・カルチャー(またはコールアウト・カルチ ャー)といい、差別的な意見をする人をコミュニティから外す (キャンセル)ことが一般化しています。
リファラー
リファラー(参照元)
リファラーは、リクエストしたページの直前に閲覧したペー
ジのURLです。
ステータスコード
ステータスコードは、リクエストに対してウェブサーバーがレ
スポンスを返した際の「レスポンスの状況」を表現する3桁
の数字からなるコードです。
200
OK リクエストは正常に受け付けられた
301
Moved Permanently リクエストされたコンテンツは恒久的に別の URLに移動した
302
Found
「Moved Temporarily」という意味で、指定されたコンテンツが一時的にほかのURLに存
在しているので、そちらを参照するように指示するもの。301と違い、リクエストされた
URLに復帰する可能性があるため、クライアント側は引き続き同じURLでリクエストする
必要があった。RFC 2616 [1]で、このステータスは「Found」に改められ、あわせて「303
(See Other)」と「307(Temporary Redirect)」が追加された
303
See Other
RFC 2616にて追加されたステータスコード。「ほかを参照せよ」という意味で、リクエス
トに対するレスポンスがほかのURLに存在するときに返される。また、POSTメソッド [2]
でリクエストされた場合でも、リダイレクト先のURLに対してGETメソッド [3]を使うべき
際に使用する
304
Not Modified リクエストされたコンテンツは更新されていない。キャッシュと同一内容である
307
Temporary Redirect
RFC 2616にて追加されたステータスコード。「一時的リダイレクト」という意味で、本来、
302の使い方として想定されていたものを改めて定義し直したもの。リクエストメソッド
を変更してはならず、GETメソッドやHEADメソッドなどではない場合、エンドユーザー
への確認なしにリダイレクトしてはならない
401
Unauthorized リクエストされたコンテンツには認証が必要である
403
Forbidden リクエストされたコンテンツへのアクセスは禁止されている
404
Not Found リクエストされたコンテンツは存在しない
500
Internal Server Error サーバー内でエラーが発生した(動的コンテンツが正常に動かない場合が多い)
ユーザーエージェント
ユーザーエージェントは、通信に利用するソフトウェアやハー ドウェアを識別するための文字列です。携帯端末の機種名 やウェブブラウザ名の情報によって、リクエストに対してユー ザーの閲覧環境に最適なレンダリングデータ(ウェブページ を表示するためのデータ)をレスポンスとして返す目的でも 使われます。ユーザーエージェントをもとに、次のような情 報を知ることができます。 • OSの種類 • ウェブブラウザの種類 • 携帯端末からのアクセスの場合、通信事業者(キャリア) なお、ユーザーエージェントは、ブラウザのプラグインやアド オンによって偽装することも可能なので、必ずしも正しい情 報であるとは限らないという点に注意してください。
クローラー
クローラーは、検索エンジンやRSSサイトが情報を収集する ために作った自動巡回プログラムのことで、「ロボット」「ボ ット」などと呼ばれることもあります。人間によるアクセスで はない「ノンヒューマンアクセス」です。クローラーがサイト を訪れた場合もページをリクエストします。クローラーから のリクエストの場合は、次のような文字列情報がユーザーエ ージェントにログとして記録されます。クローラーによる情 報には、どの検索エンジンであるかが記録されます。
グローバルIP
全端末に異なるIPアドレスを割り振ることが理想的ですが、 現在は端末の数に比べてインターネット上にあるIPアドレス が少ないため、組織やプロバイダ(接続業者)ごとに複数の 端末で1つのIPアドレスを共有しています。この全世界でユ ニークなIPアドレスを「グローバルIPアドレス」といい、組織 内のネットワークのみで利用されるIPアドレスは「プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)」といいます。
ファーストパーティーCookie
ファーストパーティー Cookieは、ユーザーがリクエストを 送ったドメインのデータしか取得できないため、複数のドメ インにまたがったウェブサイト(example.comとotherdomain.comなど)の場合、お互いのCookieの情報を参照・取 得できません。その結果、データがドメインごとに分かれて しまいます
ファーストパーティーCookie
ユーザーが閲覧リクエストを送ったドメインから直接発行さ
れるCookie。発行元ドメイン以外からはCookieの情報を参
照できない。サイト(ドメイン)ごとに発行されるため、ドメイ
ンをまたがっての付与もできない
イーコマースサイトが自社サイト
のログイン状態やカートの状態
を保持するために発行する
サードパーティーCookie
ユーザーが閲覧リクエストを送ったページとは異なるドメイン
(第三者)から発行されるCookie。サイト(ドメイン)に依存しないので、サイトをまたがってCookieを付与できる
広告配信サービス、アクセス解析
ツール、広告効果測定ツールな
ど
ジオロケーション情報
「ジオロケーション情報」とは、ユーザーの位置情報を識別す
る技術のことで、GPSやIPアドレス、Wi-Fiの電波強度など
から取得できます。
ディメンション
ディメンションは、データの項目です。日別やページ別、流 入 [1] 元別といった、データを集計するときの項目です。 Google アナリティクスで2つのディメンションを、「セカンダ リディメンション」を追加できます。 また、「会員/非会員」といった独自の項目で解析するには、 項目を作成して「カスタムディメンション」として扱うことがで きます。このように、「◯◯という項目ごとに◎◎という指標 を見たい」という場合の「◯◯という項目」がディメンション です。 Adobe Analyticsでは、指標の内訳を表示する項目をディ メンションと呼び、デフォルトで取得されている項目のほか、 「コンバージョン変数(eVar)」や「トラフィック変数(prop)」 もディメンションと呼ばれます。
メトリクス
メトリクスは、データの指標です。ページビュー数や直帰率、 滞在時間といった数値や合計、平均や割合など、状況を判 断したり評価したりするための指針となる項目です。 「◯◯という項目ごとに◎◎という指標を見たい」という場合の「◎◎という指標」がメトリクスです。ディメンションとセ ットで覚えておきましょう。
セッション数
「セッション」は、ウェブサイトにアクセスしたユーザーが、サ
イト内を閲覧しはじめ、離脱するまでの一連の行動を指しま
す。セッション数はその数をカウントしたもので、「訪問数」
「ビジット数」「訪問回数」とも呼ばれます。
新規セッション率
全セッション数のうち、初めて訪問したユーザーのセッショ
ン数の割合を指します。計測期間以前に訪問したユーザー
によるセッションは、リピーターのセッションと判断されるた
め、新規セッション率は測定する期間によって変わります。
新規セッション率(%)=新規ユーザーのセッション数÷全セッション数×100
ユニークページビュー数
同一セッション内で同一ページを複数回見ても、重複してカ ウントしないページビュー数を指します。「ページ別セッショ ン数」「ページ別訪問数」とも呼ばれます。 例えば、同一セッションで「ページA→ページB→ページA」 と見た(遷移した)場合、ページAのページビュー数は2です が、ユニークページビュー数は1です。 セッション数はサイト全体の合計と合わせるため、一般には 最初に見たページにセッション数を記録しますが、ユニーク ページビュー数はページを閲覧するごとに記録されるので、 セッション数よりも多くなります。
直帰数・直帰率
「直帰」は、サイトの入口となった1つのページ(ランディング ページ [1] )だけを見て、ほかのページへ移動せずにサイトか ら離脱(ウェブブラウザを閉じる、または、ほかのサイトに移 動)した行動を指します。英語では「Bounce」(はずむ、バ ウンドする)といわれるように、「1ページだけを見て跳ね返 った」という状態です。直帰数はそのセッション数で、直帰率 はその割合です。
サイト全体の直帰率(%)=直帰数÷セッション数×100
離脱数・離脱率
「離脱」は、ウェブサイト外への移動やウェブブラウザを閉じる など、サイトを離脱する行動やセッションが切れる行動を指 します。直帰は離脱に含まれます。 一般に、離脱数はページごとに判断し、該当ページを最後 に離脱したページビュー数を指します。離脱率は、該当ペ ージにおけるページビュー数と離脱数の割合です。ページ ビュー数単位で計算することに注意してください。
離脱率(%)=離脱したページビュー数÷ページビュー数
×100
コンバージョン率
コンバージョン率(%)=コンバージョン数÷セッション数
×100
インプレッション数
広告効果測定において、インターネット広告が表示された回 数を表します。「imp」「imps」「表示回数」とも呼ばれます。 一般に、ページビューと同じく、表示した回数で数えます。 広告が1ページに複数あればインプレッションは広告の数 だけカウントし、1つの掲載エリアで2種類の広告を掲載して いる場合は、ページビューよりも多くなります。
リーチ数
広告を表示したユーザーの数を指します。計測はユニーク
ユーザー単位となります。
CPM
CPM(Cost Per M / Cost Per Mille)は広告掲載料金の単 位の1つで、インプレッション1,000回あたりの料金を表しま す。インプレッション単価、imp単価ともいいます。 この「M」は、ローマ数字で1,000を意味する「M」、あるいは その由来となったラテン語で1,000を意味する「mille」から 来ています。
CPM(円)=(広告掲載費用÷インプレッション数)×1,000
CTR
クリック率(CTR)
ウェブページ上に広告が表示された回数のうち、広告がク
リックされた回数の割合のことです。「CTR(Click Through
Rate)」と呼ばれます。
CTR(%) =広告がクリックされた回数÷広告が表示された回数×100
=クリック数÷インプレッション数×100
CPC
クリック単価(CPC)
広告の表示によって得られるユーザーのクリック1回あたり
のコストを示す指標です。「CPC(Cost Per Click)」と呼ばれ
ます。
CPC(円)=広告掲載費用÷クリック数
CPA
顧客獲得単価(CPA) コンバージョンなど商品購入や会員登録などの利益につな がる成果を1件獲得するのに費やすコストのことです。CPA (Cost Per Acquisition / Cost Per Action)と呼ばれます。 CPAは、顧客獲得のために何らかの施策を行った際、その 施策にかかったコストを、獲得できた成果件数で割ることで 算出できます。例えば、月間50万円のコストをかけてディス プレイ広告を出稿し、そのディスプレイ広告から100件の商 品購入を獲得できた場合には、CPAは5,000円となります。
CPA(円)=広告掲載費用÷コンバージョン数
ROAS
ROAS(Return On Advertising Spend)とは、広告の費用 対効果を表す指標の1つで、広告費用に対して得られた売 上金額の割合を意味します。売上金額を出稿した広告費用 で割ることで算出できます。 「広告出稿によって、どのくらい売上が伸びたのか」を示すこ とができ、ROASが100%以下であれば、その広告キャンペ ーンにかけた広告費用は売上よりも高かったことを意味し ます。単一の商品・サービスだけを扱っている場合は、数式 上は商品・サービス単価をCPA(Cost Per Acquisition)で割 ることでROASを算出できます。100%に満たない場合は売 上が広告費用を下回っていることになります。
ROAS(%)=売上÷広告費×100
ROI
ROI(Return On Investment)とは投資利益率の略称で、企 業が広告などに投下したコスト(投資)に対して、得られる効 果(利益)の割合を指します。 広告効果測定の分野では、特に広告に費やしたコスト(費 用)が実際にどのくらいの効果(利益)につながったのかを 計測する際の効果指標として使われます。 ROIは、次の計算式で求められます。
ROI(%)= 利益÷費用×100
= (売上―費用)÷費用×100
エンゲージメント率
いいね!やクリックなど、ソーシャルメディア上でユーザーが
反応した(「アクション」ともいう)数を総じて「エンゲージメン
ト数」といいます。
エンゲージメント率は、リーチ数のうち何らかのアクションに
つながった数が占める割合です。エンゲージメント率の算
出式は、各ソーシャルメディアや効果測定ツールで異なるの
で、必ず確認するようにしてください。
DAU
「DAU」は「Daily Active Users」の略で、1日の間にそのサー
ビスを利用した人数を指します。
WAU
1週 間 のアクティブユ ー ザ ー を「WAU(Weekly Active
Users)」
MAU
月間のアクティブユーザーを「MAU(Monthly
Active Users)」
課金率
課金率(%)=課金人数÷アクティブユーザー数×100
新規課金率
新規課金率(%)=新規課金人数÷課金人数×100
ARPU
ARPUは、課金ユーザーと非課金ユーザーを合わせた全アク
ティブユーザーの平均購入額
ARPU(Average Revenue Per User:エーアールピーユー、
アープ)
ARPU(円)=収益÷全ユーザー数
ARPPU
ARPPUは、課金ユーザー
1人あたりの平均購入額です。
、ARPPU(Average Revenue Per Paid User:エーアールピーピーユー・アープ)
ARPPU(円)=収益÷課金ユーザー数
チャーン率
チャーン率(Churn Rate)
チャーン率は、サブスクリプション型のサービスにおける解
約率を指します。今月のチャーン率を今月のユーザー数と
今月のサービス利用を停止したユーザー数で表すならば、
今月のチャーン率(%)=今月のサービス利用を停止した
ユーザー数÷今月のユーザー数
×100
個人経済圏
個人が自分の専門的なスキルや製品を提供し、ビジネスを
展開することを「個人経済圏」と呼びます。
D2C
D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、メーカーが消費者 に商品を直接、販売する仕組みのことです。そのメリットは、 流通を通さず販売することだけにとどまりません。メーカー がデジタルテクノロジーを利用してユーザーと直接つなが ることにより、従来の製品にはない利便性や付加価値を提供 することが本質です。
DNVB
DNVB は「Digitally Native Vertical Brand」の略で、デジタルネイティブ世代以下の消費者に対し、ウェブを介してストーリーを伝え、商品の販売を行うブランドのことです。
メーカーが直接消費者とつながり、消費者にとっての利便性
や付加価値を提供するD2Cとの違いは、カスタマーエクスペリエンスを重視した展開にあります。
オンラインサーベイ
オンラインサーベイは現在アンケート調査の主流となってい ます。インターネットを使い、モニターを募集しアンケートを 回収します。従来の調査手法と比べて信憑性は薄くなりが ちではあるものの、回収が早く、費用的にも安価です。より 調査の精度を上げていくために、それ以外の調査方法と複 合して活用することで、オンラインサーベイに伴う問題点を 克服することができます。
ユーザビリティ 3項目
ユーザビリティは、単に「使いやすさ」を表す言葉として漠然 と理解されていることが多いのではないでしょうか。ユーザ ビリティは3つの要素から成り立っていると考えられます。 • ユーザーが目的を達成できるか、できないか(有効性) • ユーザーが目的を達成する際、スムーズに進められる か、進められないか(効率性) • ユーザーによる利用の際、心地よく肯定的な気持ちで使 えるか、そうでないか(満足度)
ヒューリスティック評価
ヒューリスティック評価とは「専門家の経験則、知見をベー スに行われる」ユーザビリティの評価手法で「エキスパートレ ビュー」という言い方をされる場合もあります。おおむね以 下の2つに分かれます。そして、ヒューリスティック原則とし て、システムステータスの可視化性や、システムと現実世界 の一致などを紹介したウェブユーザビリティの第一人者であ るヤコブ・ニールセンによるインタラクションデザインに関す る10の一般原則が有名です。
認知的ウォークスルー
専門家がユーザーになりきって1人で行うユーザビリティテ ストです。ヒューリスティック原則によるチェックが「漏れの ないチェック」を目指しているのに対し、認知的ウォークスル ーは、あるタスクや行動を完遂する上での「重大な課題を見 つけ出すこと」を主眼としています。 ヒューリスティック評価では、専門家ならではの論理立てら れた課題抽出が可能である一方、実際のユーザーでなけれ ば分からない文脈や心理面での課題を把握することが困難 であるため、ユーザー行動観察調査やユーザビリティテスト との併用が望まれます。 また、評価を依頼する専門家が1名のみだと、評価に漏れ が生じたり、その専門家独自の信念が強く反映されすぎたり するケースがあるため、一般的には複数の専門家に依頼す ることになります。
認知的ウォークスルー
専門家がユーザーになりきって1人で行うユーザビリティテ ストです。ヒューリスティック原則によるチェックが「漏れの ないチェック」を目指しているのに対し、認知的ウォークスル ーは、あるタスクや行動を完遂する上での「重大な課題を見 つけ出すこと」を主眼としています。 ヒューリスティック評価では、専門家ならではの論理立てら れた課題抽出が可能である一方、実際のユーザーでなけれ ば分からない文脈や心理面での課題を把握することが困難 であるため、ユーザー行動観察調査やユーザビリティテスト との併用が望まれます。 また、評価を依頼する専門家が1名のみだと、評価に漏れ が生じたり、その専門家独自の信念が強く反映されすぎたり するケースがあるため、一般的には複数の専門家に依頼す ることになります。
ゲイズプロット
ユーザーの視線の行動を、線(どこからどの位置を見たか)、
数(どの順番で見たか)、円の大きさ(どの程度見たか)で表
します。
AOI
Area Of Interest(AOI:興味関心領域) 任意に設定した領域に対して、視線がその領域に入った時 間と回数を算出し、興味関心のある領域がどの程度注視さ れたかを知ることができます。この画面では長く多く視線が 入ったエリアを色分けしています。色分けされた領域ごとに 上記データの数値を見て判断します。 また、上述のデータ解析に加えて事後インタビューや事後ア ンケートを設け、印象、記憶、理解など、心理的側面まで 評価することで、より深い洞察を得ようとする調査も進んで います。
ニューロマーケティング
ユーザーの脳の応答を計測するニューロマーケティングは、 従来方法では難しかった無意識の心理を定量・定性化する 最先端の調査方法です。言葉になりにくい感覚的な表現 や、何となくといった想い、記憶に残りにくい行動中の意図 や心理的な変化、ユーザー自身も気付いておらず言葉にで きないといった無意識的な気持ちを明らかにするような課 題調査に対して効果を発揮します。
エスノグラフィ調査
ビジネスにおけるエスノグラフィ調査は、生活者の隠れたニーズや課題、調査対象者自身も気づいていないインサイトを発見するために、学術調査のエスノグラフィの手法を援用して実施されます。
- コストが大きくなりやすい
- 時間がかかる
- 市場性判断が難しい
外部環境分析 2項目
外部環境そのものを分析する「PEST分析」と、外部と自社を比較しながら環境を分析する「5フォース分析」
PEST分析
PEST分析は、法規制や税制などの「政治的要因(Politics)」、
景気や為替などの「経済的要因(Economy)」、人口動
態や生活者のライフスタイルの変化などの「社会的要因(Society)」、特許や新技術開発などの「技術的要因(Technology)」の4つの項目から整理します。
5フォース分析
市
場における
「競合他社(Rivalry)」
「買い手(Buyer Power)」
「 売 り 手(Supplier Power)」「 代替品(Threat of Substitutes)」
「新規参入(Barriers to Entry)」のそれぞれの力が影響する度合いを分析します。
事業分析 1項目
3C分析