品目分類

Question 1

【１．概要】

Question 2

品目分類とは

Answer 2

関税の課税等のために、関税率表適用上の所属区分を決めること。具体的には、9桁の統計番号を決定すること。

Question 3

部、類、項、号、統計細分とは

Answer 3

・部（section）は、大分類。21ある。
・類（2桁, chapter）、項（4桁, heading）、号（6桁, sub-heading）、統計細分（9桁, national codes）のこと。

Question 4

HS条約とは

Answer 4

・体系的・統一的な分類システムとして、世界税関機構（ＷＣＯ）が1988年に作成。以後、約5年毎に更新。
・6桁のコードは世界共通。
・現在、HS2022が最新。

Question 5

【通則】

Question 6

・項の決定（４桁）
・号の決定（６桁）

Answer 6

・項の決定（４桁）
　通則１：項及び各注の規定
　通則２：項の範囲を拡大
　通則３：二以上の項に属するとみられる場合
　通則４：属する項がない場合
　通則５：収納容器、包装容器
・号の決定（６桁）
　通則６：号注のほか、部注、類注、通則１から４までを準用

Question 7

通則１前段

Answer 7

部、類及び節の表題は、単に参照上の便宜のために設けたものであり、単なる参考扱い。

Question 8

通則１後段

Answer 8

→ 項の規定及びこれに関係する部又は類の注の規定が最優先する。
→ 通則１で決まらない場合に、通則２以降を適用する。

Question 9

通則２(ａ) ：未完成、未組立、分解

Answer 9

・前段： 未完成の物品であっても、提示の際に完成した物品としての重要な特性を有するものは、完成品と同じ項に属する（部分品又は中間製品として取り扱わない）。
・後段：完成した物品で提示の際に組立ててないもの又は分解してあるものは、完成品と同一の項に属する。

Question 10

通則２ （ｂ）：ニ以上の材料又は物質を混合し又は結合した物品の所属

Answer 10

二以上の項に属するとみられる場合には、通則３の原則に従って所属を決定。

Question 11

通 則 ３：何らかの理由により二以上の項に属するとみられる場合の物品の所属の決定方法

Answer 11

通則３(a)：より特殊な限定が優先する。
通則３(b) ：重要な特性を与えている材料又は構成要素から成るものとして、その所属を決定する。
通則３(c) ：等しく考慮に値する項のうち、数字上の配列において最後となる項に属する。

Question 12

通則４：関税率表中に属するとみられる項がない場合の所属の決定方法

Answer 12

前記の原則によりその所属を決定できない物品は、当該物品に最も類似する物品が属する項に属する。

Question 13

通則５：収納容器、包装材料及び包装容器の所属の決定

Answer 13

通則５(a)： 収納容器の所属の決定（写真機用ケース、楽器用ケース、銃用ケース、製図機器用ケース、首飾り用ケースなど）
通則５(ｂ)： 包装容器及び包装材料の所属の決定（物品とともに提示し、かつ、当該物品の包装に通常使用する包
装材料および包装容器は、当該物品に含まれる）

Question 14

通則６：号の所属決定

Answer 14

いずれの号に物品が属するかは、
・号の規定及びこれに関係する号の注の規定に従い、かつ、
・前記の原則を準用して決定する。

Question 15

【事前教示】

Question 16

文書による事前教示と口頭による事前教示（メール照会含む）の違い

Answer 16

文書回答（30日以内）は税関の判断に対し、 口頭回答（即日）は担当者の意見。